2010/01

時事通信

上場時期は明らかにしていない

テスラが企業として存続していく証としたいのでしょう。

日本では軽規格のイタリア車を輸入販売していたオートイーブィジャパンのホームページは繋がらなくなって長い時間がたっています。電話をして確かめたわけではありませんが,以下のサイトでは連絡が取れない,となっています。販売する企業の基盤がしっかりしていないと,購入後のメンテナンス等に期待することができません。

電気自動車のその後

国土交通省自動車交通局技術安全部技術企画課

○対策:発進時から車速20km/hまでの速度域及び後退時とする。

○対策:自動車の走行状態を想起させる音とする。
・音としての気付き易さだけでなく、社会に周知しなくとも、自動車の存在や接近してくるか離脱していくか等の挙動が、自然に、無理なくわかるか。
・生活の中に違和感のある音として、入り込んでくることはないか。
・ドライバーが長期にわたり聞き続けることに耐えられるか。発音することに気恥ずかしさ等を覚えないか。
・加齢による聴力低下も考慮した気付きやすい音であるか。

○対策:一般エンジン車と同程度となるような音量とする。

声で「電気自動車です」は不適当なようです。

視覚障害の方に危険となれば反論できませんが,20km/h以下でノロノロ走行する渋滞区間の場合は,せっかく静かな電気自動車の特性が台無しとなるのでは,と思っていたら,発表資料に以下のような記述がありました。

自動車の速度に応じ自動で発音するシステムとし、標準状態をシステムONとするが、一時発音停止スイッチの装備を可とする。ただし、発音停止状態のままにならないような方法を設定する。

車両接近通報装置、課題解決はメーカーに(レスポンス)

ダイヤモンド・オンライン

2010年秋過ぎに(日産側の表現や各種取材を総合して10月中旬から11月上旬と筆者推測)

三菱i-MiEV、富士重工プラグインステラと比べると、電動モーター音、インバーター(直流から交流への切り替え装置)音が極端に少ない

モーター音がした方が電気自動車らしいという意見もあるかもしれませんが,せっかくエンジンがないのですから静寂な方がよいと思います。安全のため無粋なニセエンジン音を鳴らすという方向には行きそうですが,それでも元々ある機械的な音はない方がよいでしょう。慣れの問題もあるかもしれませんが,毎日乗る車では高音はいずれ耳障りになると予想します。

加速感そのものを表現すれば、同二車の「倍近く速い」印象

最大トルクに違いがあるのですから当然といえば当然でしょう。

日産テストカー(=リーフ)の出来は、他車に対して圧倒的にリードしている

日本でのリーフは2010年秋過ぎ、追浜工場で年産5万台規模で製造が開始される。2010年内に、日本、北米で発売

150万円は可能?東京モーターショーで 突き止めた日産の電気自動車“噂”の真相(ダイヤモンド・オンライン)(2009.10.23)

三菱自動車

「Paul Pietsch Preis」は、「Auto Motor und Sport」誌編集部、および国際的な24の提携誌の編集長により選考される。また、同賞は、1989年から毎年、自動車分野の革新的な技術開発に対して 授与されており、受賞対象は、既に量産化されている技術であることが条件

中央日報

電気車の内装と仕上げの水準は90年代序盤の国産車モデルと似ているという評価を受けた。 旧型サンタフェとデザインが似た5ドアタクシー(モデル名ZAPタクシー)は最高時速112キロで、リチウムイオンバッテリーを一度充電すれば160キロ 走行できると会社側は説明した。 価格は3000万ウォン(約230万円)程度

ECO JAPAN

並列に20 個、直列に7個の合計140個接続した電池モジュールを、電気自動車なら14個・・・電気自動車用であれば、コストは従来の大型専用リチウムイオン電池と比べて、50%以下になる」と自信を見せる。モジュールの販売価格は5万〜10万円に抑え、将来的には5万円以下に

1モジュールが10万円として,14モジュールで140万円。コスト削減に期待したいです。

毎日新聞

全長約7メートルの低床小型バスに、携帯電話やパソコンのバッテリーにも使われるリチウムイオン電池を搭載した。電気自動車用の急速充電装置で充電する。29人乗りで、1回の充電で走行できる距離は約68キロ

路線バスですので,走行距離は短くても大丈夫なのでしょう。

路線バス初の電気自動車出展 新型充電器も EVジャパン展」朝日新聞

朝鮮日報

充電所を、公共機関や大型スーパー、駐車場、ガソリンスタンドに設置することを決定した。知識経済部の関係者は「2030年には電気自動車を240万台普及させる」と語った

政府としての方針がこのように大切なのかもしれません。

三菱自動車〜EV青色防犯パトロールカー10台を納車〜

さいたま市が進める「E-KIZUNA Project」*1を共同で推進していくことに合意するとともに、さいたま市に新世代電気自動車『i-MiEV(アイ・ミーブ)』を10台納車したと発表した・・・さいたま市の全区に「青色防犯パトロールカー」として使用される・・・
  • 小中学校でのEV教室

防犯パトロールカーの車体は赤や緑,青,ピンクなど、それぞれの「区の色」に塗り分けられていてカラフルです。小中学校でのEV教室を益子修社長は「2〜3年間に10校程度を考えている」と述べたそうですが,市内の学校数(2009年5月1日現在159校)からいっても少なすぎるのではないでしょうか。

日経ネット

電磁石を応用し、磁力を有効利用できる構造を突き止め、採用した。ハイブリッド車や電気自動車に搭載するモーターと同等の性能を引き出せる見通し。モーター価格の安定に

以前に以下のような記事もありました。

世界初! 磁石を使わないハイブリッド車用モーターを開発!—実用化されているモーターと同等以上の性能を実現—(独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)(2009.12.16)

山陽新聞

県民や県内に事業所がある法人が対象。軽自動車タイプかつ4年以上の所有が条件で、年間70台程度の利用を想定している。県内では美咲町が08年度から10万円を補助している

岡山県内の水島製作所で作られている「i-MiEV」を意識してのことですね。日産の「リーフ」は普通車ですから2010年度内に発売されても対象外です。


神奈川新聞社

2013年の量産開始時には電池サイズの標準化を目指している。
 清水社長は神奈川新聞社の取材に、こう語った。「近い将来、自動車メーカーだけでなく電機など多くのメーカーがEV生産に携わり、市場が広がることにな るだろう。自動車メーカーはシムドライブに早く加わるか、遅れて加わるかだと

先行者利益をどの企業が勝ち取るでしょうか。三菱の一般向け販売が落ち着き,日産やSIM-Driveのモデルが出そろう年末には,全体像が見えてきそうです。


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