カテゴリ: スバル

トヨタとスバル、SUVモデルのEVを共同開発へ(2019/06/06)

トヨタとSUBARUは、中・大型乗用車向け電気自動車プラットフォームとCセグメントの電気自動車SUVモデルを共同開発すると伝えていました。他のメディアによると2020年代前半に、それぞれのブランドで売り出すそうです。

また、電気自動車の要の部品となる電池は、トヨタ、中国電池最大手と提携 電動化計画5年前倒し (2019/06/07)とあるように、中国の世界最大手の中国・寧徳時代新能源科技(CATL)と提携し、トヨタの「世界販売台数の半分を電動車にする目標時期を2025年と従来から5年ほど前倒し」するともありますから、6月5日に書いていた電気自動車の電費基準の中の「2030年」基準なんて、「厳しすぎる」どころか余裕を持って達成することができそうです。(販売数が伸びたらという前提で)

うがった見方ですが、経済産業省と国土交通省の新たな燃費規制の発表が3日でしたから、官僚の面目を守るために、発表後のプレスリリースになったのかもしれません。

どんな事情があるにしろ、電気自動車の選択肢が増えることはうれしいことです。

トヨタ、「5年早い」電動化に危機感 電池で全方位外交(2019/06/07)

リンク: 富士重工業 2021年に電気自動車発売へ | NHKニュース.(2016/05/21)

NHKは、富士重工業の電気自動車への参入を伝えるニュースの中で、以下のように述べていました。

「エコカーを巡っては、トヨタ自動車とホンダが水素で発電する燃料電池車や充電できるプラグインハイブリッド車に、日産自動車が電気自動車に、それぞれ力を入れていて」

三菱も細々とながら電気自動車の販売を続けていますが、燃費不正問題があったためかニュース原稿には「三菱」の文字はありませんでした。編集権はNHKにあるのですから、どのような伝え方をするのもNHKが決めることですが、不正問題は論外としても「事実」を伝えることは重要でしょう。

2016年3月のアイミーブ販売数は10台、ミニキャブミーブ8台と三菱は、すでに電気自動車の販売に力を入れていないことは確かでしょうが。

リンク: 電気自動車ニュース: 三菱 i-MiEVなどの2016年3月度 販売実績.(2016/04/28)

リンク: 富士重、2021年に電気自動車を投入へ=吉永社長 | ロイター.(2016/05/12)

富士重工業は、2021年に電気自動車の投入を計画していると発表しています。

富士重工業といえば、2009年6月に電気自動車「スバル プラグイン ステラ」を発表しています。リチウムイオン電池9kWhを載せ、一充電距離は、当時の10・15モードで90kmでしたから、私の乗るアイミーブMグレードと大きな違いはありません。(Mグレードは、10.5kWhの電池でJC08モード120km)

また、価格は税込472万5,000円と高価でしたが、上限138万0,000円の補助金が出ましたから、それを差し引くと334万5,000円で買うことができました。(Mグレードは、約226万2000円で11万5,000円の補助金を差し引くと214万7,000円)

(加筆)

コメント(とうがらしさん)にいただいたように富士重工業には、2005年より開発されてきた「R1e」がありました。それにさかのぼること2003年、東京モーターショーに「R1e」を出品しています。

[PDF]SUBARU 「R1e」 - 富士重工業

リンク: 富士重工業株式会社 ニュースリリース.(2008/02/08)

40台が共同開発のパートナーである東京電力での業務などで使用されている。 2009年には日本にて年間100台規模で販売を開始する計画

以下の記事によると吉永社長は、「スバルらしいEVにする」ということですから、インプレッサEVのようなものかもしれません。

リンク: スバル富士重 吉永社長「今秋の インプレッサ 皮切りに毎年新車を投入」 | レスポンス(Response.jp).(2016/05/13)

12年の時を経て、どのように進化したスバル製の電気自動車が出てくるか今から楽しみです。

ちなみに2017年4月1日に「SUBARU」へ社名を変更する予定だそうです。 

リンク: スバル、2018年にPHV、2019年に新設計ダウンサイジングターボ、2021年にEV投入を予告 - Car Watch.(2016/05/12)

上記の記事には、「2020年にEV(電気自動車)の市場投入を計画」と書いてありますが、プレゼン資料には「2021」とありますから、原稿の書き間違いでしょう。また、代表取締役社長の吉永泰之氏が「EVについては両社ともゼロからのスタート。スバルらしいEVを作りたい」と述べたと書いてありますが、上で書いたように2009年にはスバル自身が電気自動車を出していますし、トヨタもiQやRAV4をベースとした電気自動車を作ってきています。

社長の認識不足なのか、記者の聞き間違いなのかは不明ですが、上に書いたように、少なくとも「ゼロからのスタート」ではなく、電気自動車に関しては先進的な企業です。

リンク: 富士重、車台の設計一本化 ガソリン車からEVまで  :日本経済新聞.

富士重工業は、プラットホーム(車台)の設計を一本化し、2025年頃までのラインナップの中に電気自動車も入ってくるだろうと報じています。

「電動化」の究極は「電気自動車」でしょう。

SUBARU:プラグイン ステラ(2009年6月4日)

リンク: 郵便局がトヨタ「コムス」で配達! 名古屋市で超小型モビリティの実験スタート | ニュース | 環境ビジネスオンライン.

名古屋市と日本郵便東海支社は、実用性・操作性・安全性などを探るため、集配作業にトヨタ車体の「コムス」4台を導入し、名古屋市内で実証実験を開始すると伝えています。

郵便局では、電気自動車の導入を今まで以下のように試行錯誤しながらすすめてきましたが、今度こそ上手くいくことを願っています。

リンク: どえりゃーかわいい郵便集配車-トヨタ車体と日本郵便、超小型EV「コムス」で実証:日刊工業新聞.(2015/06/05)

2009.11.27旧:電気自動車ニュース

郵便局、電気自動車5台を試験導入(ecool)(アイミーブ)

「東京都の葛飾郵便局や福岡市の福岡中央郵便局など計5ヶ所の郵便局に1台ずつ配備・・・営業車として使用し、経費などの検証を踏まえ、今後の配備拠点の拡大を検討」

2008.06.02旧:電気自動車ニュース

全車両を電気自動車に=温暖化防止や原油高に対応-郵便会社(時事通信- Yahoo!ニュース)

「今年度から集配などに使用する保有自動車約2万台をすべて電気自動車(EV)に切り替える方針」「8年程度かけ順次切り替え」

郵便集配は電気自動車・二輪で、郵便局の充電設備開放も(読売新聞- Yahoo!ニュース)

「全国1092の郵便局に充電設備を設ける必要がある。設備を一般に開放し、電気自動車の「電気ステーション」として利用してもらう案も」

「今年度」から順次切り替えていく、とのことですが、「車」は何にするのでしょうか?三菱自動車i MiEV富士重工業のスバル R1eは2009年発売予定ですから、現在選択肢はGirasole (オートイーブィジャパン) やREVA(タケオカ自動車工芸) など数えるほどしかありません。今年度は,シンボル的に数台導入するのが限界かもしれません。続報です。日本経済新聞の紙面によると「現在複数の自動車 メーカーに郵便の配達に適した軽貨物電機自動車の開発を求めている」とありました。「今年度から」と書くマスコミ側に無理がありそうです。ただし、 2016年までに2万台の目標ならクリアできそうです。
2010年には各メーカーが出してくるとのことですが、ガソリンの高騰もふまえ郵便事業会社のような例が増えると,発売時に品不足も心配されます。ただ,電気自動車の価格も上がって需要が見込みほど得られないかもしれませんが。
充電の面でインフラ整備が進むのは,自動車メーカーにとっては朗報でしょう。

リンク: 中日新聞:環境配慮の運転を 長浜で電気自動車試乗会:滋賀(CHUNICHI Web).

市環境保全課の呼び掛けで集まった7社の電気自動車やハイブリッド車など最新のエコカー13台が並んだ

7社というのはスズキ、スバル、ダイハツ、トヨタ、ニッサン、ホンダ、マツダだそうです。なぜ三菱はないのか^_^;

読売新聞

充電施設などの整備が不十分な点や、搭載するリチウムイオン電池が高価なことから、本格的な普及にはまだ時間がかかると判断

東京や神奈川など都市部に限っていえば,充電施設は整備されつつあるし,リチウム電池も量産効果で価格が下がってくるはずなのに,あえて「凍結」するのは,富士重がベース車となる軽自動車の生産から撤退することや価格の高さ(「プラグイン・ステラ」(472万5000円))だけではなく,2012年にEV販売を計画するトヨタを意識してのことではないでしょうか。
マツダのようにガソリンエンジンの効率アップが現実的で,これから「ハイブリッド車(HV)の開発・生産に集中する」はまずないでしょう。

NHKニュース

町は、電気自動車を無料で充電できる設備を町役場やホテルなど4か所に整備しており、今後、設備を増やしていく計画

首都圏からEVに乗っていくにはちょうど良い距離かもしれません。

読売新聞

(群馬)県は1月、新たに3台を導入して計5台を配備。群馬銀行も2月上旬、県内金融機関で初めて1台を導入・・・富士重工業の軽乗用車「プラグイン・ステラ」=写真=。太田市の同社群馬製作所本工場で生産

ダイヤモンド・オンライン

2010年秋過ぎに(日産側の表現や各種取材を総合して10月中旬から11月上旬と筆者推測)

三菱i-MiEV、富士重工プラグインステラと比べると、電動モーター音、インバーター(直流から交流への切り替え装置)音が極端に少ない

モーター音がした方が電気自動車らしいという意見もあるかもしれませんが,せっかくエンジンがないのですから静寂な方がよいと思います。安全のため無粋なニセエンジン音を鳴らすという方向には行きそうですが,それでも元々ある機械的な音はない方がよいでしょう。慣れの問題もあるかもしれませんが,毎日乗る車では高音はいずれ耳障りになると予想します。

加速感そのものを表現すれば、同二車の「倍近く速い」印象

最大トルクに違いがあるのですから当然といえば当然でしょう。

日産テストカー(=リーフ)の出来は、他車に対して圧倒的にリードしている

日本でのリーフは2010年秋過ぎ、追浜工場で年産5万台規模で製造が開始される。2010年内に、日本、北米で発売

150万円は可能?東京モーターショーで 突き止めた日産の電気自動車“噂”の真相(ダイヤモンド・オンライン)(2009.10.23)

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