カテゴリ: Eliica・SIM-Drive

リンク:【第1回】 伝説の電気自動車“Eliica”生みの親に聞く、電気自動車の真実と未来 | FUTURUS(フトゥールス).

【第2回】 「電気自動車×自動運転」と太陽エネルギーがもたらすユートピア

【第3回】あの「最速ポルシェ」を超えた加速力を体験!? 最新世代の電気自動車を試乗! 

【第4回】 “長生き”を実現するクルマ社会を目指して

慶応義塾大学環境情報学部教授を2013年に退任され、現在は株式会社e-Gle代表取締役社長の清水浩氏へのインタビュー記事です。「日本の電気自動車開発の草分け的存在である清水浩氏は、現在も究極の電気自動車を追い求め続けている」そうです。

SIMドライブ.(2016/05/30)にも書きましたが、この「電気自動車ニュース」を始めた2007年より前の2005年に、日本未来館に展示されていた慶應義塾大学 電気自動車研究室の「KAZ」に興味を持ったのが、電気自動車との付き合いの始まりです。仕事の関係で電気自動車について調べる機会があり、ひょんなこときっかけで発売前のアイミーブ試乗車に乗せてもらい、今では2台の電気自動車に乗っている私ですが、SIM-Drive後の清水浩氏の動向が伝えられないので気になっていました。

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(「KAZ」2005/08/08、日本未来館で撮影)

インホイールモーターは、FOMM水に浮く”超小型電気自動車に挑む日本ベンチャーの開発者魂【前編】.)(2016/08/09)に受け継がれているようですから、量産車への搭載も近いでしょう。

「性能面に問題はないので、あとはお金と時間の問題をクリアすれば」だそうですから、車への参入のうわさのあるAppleと「Shimizu In wheel Motor」とが組めば、「死の谷」を超えて、デザインの自由さから新しい車が現実ものとなるのではと思うのは私だけでしょうか。

リンク: 超小型EVリモノが“しくじらない”ための3つの条件|エコカー大戦争!|ダイヤモンド・オンライン.(2016/05/27)

小型電気自動車「rimOnO(リモノ) プロトタイプ 01」の記者会見をつたえ、「疑問」や「提言」などをまとめた記事です。

この中で一番興味を持ったところは、『「SIMドライブ」になるな』というところです。SIMドライブは、慶応発のベンチャー企業ですが、「量産化の目途が立たず、主要なパトロンのベネッセグループ総師・福武總一郎氏が手を引いたことで、あえなく消え去った」とあったからです。

SIM-Drive2015/09/25以来、HPは更新されていません

(修正)2016/06/01に以下の記事が出ていました。 AUTOSPORT web.に同様の記事が出ていましたが、「SIMドライブ」という言葉は出ていませんでした。

TEAM APEV with MONSTER SPORT 2016 パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム100周年記念大会に挑戦(2016/06/01)

この「電気自動車ニュース」を始めた2007年より前の2005年に、日本未来館に展示されていた慶應義塾大学 電気自動車研究室の「KAZ」に興味を持ち、仕事の関係で電気自動車について調べる機会があって、今では電気自動車に乗っている私の原点の一つが「SIMドライブ」にあったからです。

慶應義塾大学 電気自動車研究室(2012/08/09以来、HPは更新されていません)

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(「KAZ」2005/08/08、日本未来館で撮影)

電気自動車研究室の一連の電気自動車(Eliica)の特徴であった「インホイールモーター」は以下のように今も改良されているようですから、日の目を見ることに期待しています。

リンク: NTN、既存のサスペンション使えるインホイールモーター - 日経テクノロジーオンライン.(2016/05/26)

リンク: アップルの電気自動車、アップルカーのコンセプトデザイン - iPhone Mania.

噂されるアップルの電気自動車が本当になったら、ということでFreelancer.comが勝手にコンセプトデザインを考えるコンテストを行った結果を公表しています。

日本の記事には5年後にはアップルCarが登場するかもしれないと書いていますが、SIM-Driveのような既存の技術をもちいれば、案外早く見ることができるようになるかもしれません。

リンク: Designers Imagine Fanciful Concepts for What an Apple Car Might Look Like - Mac Rumors.(2015/04/07)

リンク: SIM-Drive.(2015/03/16)

SIM-Driveは、新たな電気自動車開発拠点として静岡県袋井市に「SIM-Drive Fukuroi R&D センター」(「タジマ袋井国際次世代自動車センター」内)を開設したと告知しています。

アップルの電気自動車産業への参入は、衝突安全基準のクリアやコンピュータとは違う材料購入など、あまりにも障害要素は多いとされていますが、案外インホイールモーターを使った電気自動車フレーム製造のノウハウを持つSIM-Driveと組めば、アップルらしいデザインの電気自動車がうまれるかもしれません。

リンク: SIM-Drive.

SIM-Driveでは、「ガソリンエンジン車を上回るEVを開発するプロジェクト」として、2014年6月29日三菱自動車の『MiEV Evolution III』が、電気自動車改造クラスでクラス優勝した「パイクスピークインターナショナルヒルクライム」に参加すると発表しています。
SIM-Driveでは、このプロジェクトへの参加企業とエンジニアを以下のように募集しています。
参加企業募集» プレスリリース PDF 156KB

モータ開発
バッテリー&BMSの開発
インバーター開発
四輪独立制御開発
ビークルコントローラ(VCU)の開発
インストゥルメントの開発
ワイヤーハーネスの開発
競技用タイヤホイールの開発
アクティブサスペンションの開発
ABSの開発
トラクションコントロールの開発
電動パワーステアリングの開発
ヨーコントロールの開発
軽量シャーシ&車体の開発
CFRPコンポジットの開発
ポリカーボウインドウの開発
エアロダイナミクスの開発
擬似音の開発
GPSを使ったナビシステムの開発
コミュニケーションシステムの開発
ロジスティック関係
ホスピタリティ関係
チームウエア関係
電動工具関係
発電機
急速充電器

エンジニア募集» プレスリリース PDF 162KB

SIM-Drive

リンク: SIM-Drive.

SIM-Driveは、3月31日、先行開発車事業 第4号車発表会を開催し、「SIM-HAL」を発表しています。

35.1kWhのリチウムイオン電池を積み、一充電航続距離(JC08モード)は計算上404.1kmになるそうです。ただし、CHAdeMOの急速充電器で充電しても80%までに1時間かかるというのは、35.1kWhのリチウムイオン電池だから仕方ないのかもしれません。

プレスリリース PDF

リンク: シムドライブ、東大でEV披露-フル充電で400km走行:日刊工業新聞.(2014/4/2)

SIM-Drive

リンク: ベンチャー企業、世界最小クラス4人乗り超小型電気自動車を開発 FFインホイールモーター搭載『FOMMコンセプトOne』 3月開催のバンコク国際モーターショーに出品|株式会社FOMMのプレスリリース.

リンク: RESEARCH | 株式会社FOMM.

FOMMは、大同工業、日本特殊陶業と開発を進めてきたインホイールモーター搭載の超小型EV『FOMMコンセプトOne』を開発したと発表しています。また、タイで製造・販売は2015年10月から日本円で100万円以下を目指しているそうです。

タイでの販売を目指していますから、超小型EVにありがちなドアがなくオープンということはなく、雨の日も安心して走ることができますし、オプションではありますが簡易クーラーがついているそうです。また、カセット式バッテリーによる家庭給電を基本としているために急速充電には対応していません。

将来、日本での発売もあるかもしれません。

リンク: 新モビリティ いきなり海外挑戦:ワールドビジネスサテライト:テレビ東京.

リンク: EVベンチャーFOMM、FFインホイールモーター搭載「コンセプトOne」発表 | レスポンス.(2014/02/19)

超小型電気自動車共同開発のお知らせ (2014/02/19)大同工業

株式会社FOMMとの超小型電気自動車共同開発についてのご報告 [PDF 198KB](2014/02/19)日本特殊陶業

YouTube:内外装

リンク: 【インタビュー】FOMM鶴巻代表「水害と渋滞緩和に新たな方向性アピール」…超小型EV、タイで発売へ | レスポンス.(2014/02/24)

100万円を切るのは、電池を切り離してリースにするからとのことです。

リンク: SIM-Drive - News.

SIM-Drive は,完成先行開発車第3号“SIM-CEL”を発表しています。

突き抜ける加速感 0→100㎞/h加速4.2秒を実現

車両重量は1580kgです。ちなみに,i-MiEV Gグレードは1110kg(16kWh),リーフ Gグレードは1460kg(24kWh)(車両総重量1735kg)です。リチウムイオン電池(リチウムエナジージャパン製)を29.6kWh積んでも,カーボン繊維などで軽量化しているようす。

定員は2名です。(“SIM-CEL”は「完成先行開発車」)

一充電航続距離は324kmです。電池を29.6kWhも積んでいますし,軽量化のおかげで300kmを越えてきました。ただ,その29.6kWhとひきかえに急速充電(80パーセント)でも充電には1時間かかるようです。200Vなら満充電までに10時間弱でしょうか。

リンク: 電気自動車:シムドライブの第3号EV「SIM-CEL」、「突き抜ける加速感」で自動車の魅力を追求 (1/2) - MONOist(モノイスト).(2013年03月28日

試作EV第1号車のSIM-LEIでは、高い充放電速度や長いサイクル寿命を特徴とする東芝の「SCiB」を採用していましたが,試作EV第2号車のSIM-WILでは,電池の総容量を増やすためにパナソニック製のリチウムイオン電池パックでした。今回の試作EV第3号車のSIM-CELでは,リチウムエナジージャパン製へと変遷していますが,この違いが気になるところです。

リンク: LEI、WILに続くはCEL: ザッカー編集部スタッフのリレーコラム.(2013年03月28日

蛇足ですが,インフォイールモーターを採用しているので,タイヤの交換は簡単にできるものではないかもしれません。寒冷地ではスタッドレスタイヤに履き替えるのも,自動車屋へ持っていくしか方法がないかもしれません。

リンク: SIM Drive、マレーシアでEV量産化へ | レスポンス.(2013年3月27日)

今後3年以内にEVの量産化をするそうですから,その輸入車が日本を走るのも,そう遠い話ではなさそうです。

リンク: 電気自動車は本当に普及しないのだろうか : アゴラ - ライブドアブログ.

EVは売れていないといわれますが,2009年の法人向け販売から3年たった販売実績は,初期のHV車とほぼ同じであると,著者はグラフを示しながら説明しています。

そのグラフを見ると1997年12月発売以来,6年間は年間1万5千台前後を推移しており,2003年になってようやく2万台になっています。HVの例からいうとEVは,このままの販売数があと3年続いても,普及期までの助走期間だといいわけできなくもありません。

「電池の劣化」については,i-MiEV Mグレードやホンダ フィットEVに採用されている東芝の「SCiB電池」について触れてています。コメントにもあるように東芝の発表するデータを鵜呑みするわけにもいきませんが,実際にMグレードを毎日使っている実感からすると,1年半ではほとんど「劣化」しているとは感じません。

掲載のグラフを見ると1000回のフル放充電で元の容量の96〜97パーセントということですから,1年半(2013年3月16日現在)約17000キロ走行した段階で数回行った急速充電も入れて,355回しか充電を繰り返していませんから,発表データと照らし合わせるまでもなく,ほとんど「劣化」していないのは当然といえば当然なのかもしれません。このままの使用方法では,元の90パーセントとなる充電3000回までに約8年半もかかることになります。

「絶対」ということはありませんが,もし10年乗り続けた時点で車としての価値はなくなっていたとしても,元の85パーセントぐらいの容量が残っていたとすれば,電池としての価値は,現在設定されているEVの「残価」よりも大きなものとなるかもしれません。(捕らぬ狸の皮算用ですが)すくなくとも10年後には,車載電池用リチウムの回収は確立しているでしょうから,充電6000回を越えた時点でも金属回収という点でわずかでも値段はつくかもしれません。

「残価」設定ローンでいうところの数年後の車の価値については,指摘を受けるまで考えたこともありませんでした。ローン終了時点で人気車種とあきらかに差が生じていれば,EVの総コストは高いものにならざるをえないと半ばあきらめていたのですが,その差を縮める奥の手(禁じ手?)がありました。一部の人にしか使えませんが,「通勤手当」という代物です。

私の仕事場では,車種に関係なく距離に応じて通勤手当が支払われています。軽自動車であろうと大型ワゴン車であろうと,HVであってもEVであっても同じ額になっており,その額は私の場合,月に○千円です。当然ながら私の電気代はガソリン代の比ではありませんから,実際にかかった電気代を差し引いてもおつりがきます。その額をざっくりと計算したところ(逆算してください^_^;)5年間で35万円ほどになりました。この額を考慮するなら「残価」の壁をすぐに越えられなくても,HVの後ろ姿は見えてきそうです。

EVは普及しない2(2013/03/11)

EVで「元を取る」ためにそこまで考える必要はないかもしれませんが,「EVは高い」と言われると,そんなこともなさそうだよとコストをはじいてみたくなります。いずれにせよ今,一番EVの売り上げを妨げているのは,EVに対する「思い込み」であると私は考えています。

リンク: 電気自動車ビジネスにベンチャーが次々参戦 | 産業・業界 | 東洋経済オンライン | 新世代リーダーのためのビジネスサイト.

EVは,「電池やモーター、インバーターといった汎用部品を組み合わせれば、比較的容易に製造できる」ので,さまざまなベンチャー企業が名乗りを上げていると伝えています。(週刊東洋経済2013年2月16日号

実際には,それぞれの部品の微妙な制御が必要なために「製造」はできても「製品」としての完成度は違ってくるようです。

SIM-Drive

ナノオプトニクス・エナジー

GLM グリーンロードモータース

トミーカイラZZ

OZ MOTORS 株式会社 オズコーポレーション

リンク: シムドライブ・シムウィル EVよ、次はスマホを目指せ! - トレンド - 日経トレンディネット.

「今までのEVが弁当箱サイズの昔のショルダーホンだとしたら、『シムウィル』は今の薄型携帯。本当の革命はここから始まるんです」

これは,SIM-Drive社社長の清水浩先生の言葉ですが,言葉通りのことを期待しています。

話題のシムウィルにテストコースでチョイ乗りすることになったのだ。    「ジャーナリストではおそらく小沢さんが初めてですよ」とシムドライブの広報

この部分を読んで,「ジャーナリスト」はいいなあとうらやましく思ったのですが,「初めて」というところに引っかかりました。SIM-Drive社の目的は、 「自ら電気自動車製造をするのではなく、最高の電気自動車技術とその情報を最小の費用で電気自動車に関連するすべての企業、機関に提供すること」だそうですから,視線が企業に向いていることは仕方ないとしても,SIM-Drive社のビジョンの中に「環境にやさしい自動車の開発・提供を通じて、子どもと家族の生きていく未来の世界を良くしていきます」というのもあるのだから,EVの可能性を知らせるためにももっと個人に向かって広報することも大切ではないかと思います。

リンク: SIM-Drive - News.

SIM-Driveは,2012年9月19日(水)~21日(金)にかけて東京ビッグサイトで開催される 電気自動車開発技術展(EVEX・イーベックス)2012に出展するそうです。

出展内容

SIM-Drive先行開発車事業1号車「SIM-LEI」
SIM-Drive先行開発車事業2号車「SIM-WIL」
インホイールモーター
可搬型充電器

リンク: 電気自動車(EV)がクリアすべきハードルは高く、発想を変えたほうがよさそう

「高い」「重い」「走行距離が短い」「充電に時間がかかる」といった問題をクリアできない

著者のプロファイルを見ると「自称「マーケティングの棟梁」」となっていますが,EVについての調査不足というか,先入観?にとらわれているというような記事になっていますので,補足?しておきたいと思います。

(電池が)「高い」問題

販売価格に対する電池の値段の割合は公表されていませんが,リーフやi-MiEV発売初期には車両価格の半分ほどと言われていました。(i-MiEV Mグレードは2011年発売)

ところが2012年7月にアメリカで発売されるHondaのフィットEVは,291万円(3万6625ドル)と発表されています。フィットEVと同じ東芝の電池SCiBを約半分の10.5kWh積む三菱i-MiEV Mグレードが265万円ですから,単純に10.5kWhの電池代をMグレード価格の半分(約132万円)とするならば,HondaのフィットEVは,423万円といわれてもおかしくありません。それなのに291万円ですから,電池の価格はずいぶん安くなっていると考えられます。おそらく,現在は132万円と言われた額の半分以下ではないでしょうか。(アメリカ価格は日本価格と基準が違います

(電池が)「重い」問題

EV用リチウム電池より軽いパソコン用の汎用電池18650タイプを使っているマツダ デミオEVは比較的車重も軽いそうです。デミオEVは1180kgでデミオ13-SKYACTIVは,1020kgですから160kg増です。i-MiEV Mグレードは1070kgで三菱のアイは900kgですから170kg増です。これだけの重さがあっても加速に違和感はなく,かえってスタート時にはEVの力強さを感じます。(床に敷き詰められているのでその重さが安定した走行につながっています)

電池が軽ければ軽いほど電費はよくなりますから電池の重さはクリアすべき課題ではありますが,その問題は大きくないでしょう。

(EVは)「走行距離が短い」問題

現状のリチウムイオン電池24kWhを積むリーフで航続距離は,約200kmです。これを短いと考えるかどうかは使い方にもよります。私は実質走行距離が100kmのi-MiEV Mグレードに乗っていますが,毎日の通勤と休日の街乗りで不便を感じたことはありません。

新しいところでは,2013年中に量産開始する予定のSIM-WILは351kmを記録しています。これでもガソリン車より短いという人が出てくるに決まっていますが,普通に乗る車としては十分ではないかと思います。

(電池の)「充電に時間がかかる」問題

「いまは急速充電でも40分」と記事には書かれていますが,「今」発売中の日産リーフで,警告ランプがついてから80パーセント充電にまでにかかる時間は約30分です。(急速充電は負荷が大きいために日産ではこのパーセンテージ以上の充電をすすめていません)また,三菱i-MiEVのGグレードでも約30分,電池容量がリーフの半分以下のMグレードに至っては約15分です。もっといえば,一般的にガソリン車でも警告ランプがついてからガソリンスタンドに行くようなことはまれで,普通は残りが少なくなってくればスタンドへ行くでしょう。同じようにEVも残り数目盛というところで充電すれば,上記の時間よりも充電時間はもっと短くなります。

私のMグレードでは,バッテリー残量計0目盛から85%で約14分,95%充電で約17分となっています。

ちなみに2012年10月発売のデミオEVの急速充電にかかる時間は40分となっています。

リンク: 慶大ベンチャーが挑むEV普及、開発に「オープンソース」手法  :日本経済新聞.(YouTubeの公開日に合わせてある)

1号車を13年中に量産開始し、販売価格を200万円後半におさえるという目標を掲げる

1充電で300km以上走り,200万円後半であれば,購入後の維持コストの少なさを考えれば需要は確実にあるでしょう。発売が楽しみです。


YouTube: SIM-Drive 先行開発車事業第2号 発表会

SIM-Drive

インホイールモータ(2012年06月24日)エコカーアジア

リンク: 朝日新聞デジタル:「買いたい」EV開発-ベンチャー、新しい発想で業界を刺激 - 日刊工業新聞ニュース - デジタル.

女性向けのデザインの1―2人乗り小型EVを試作する。最高時速は60キロメートル、販売価格は75万―100万円を想定

ナノオプトニクス・エナジーは高級路線でニッチな市場をめざしていくのかと思っていたら小型車で100万円を切る価格帯のものを試作しているそうです。 2012年夏にはその詳細が公表されるようで,年2500台以上の量産体制を目指すそうですからこれは楽しみです。

SIM-Drive

リンク: 「電気自動車 フル充電で351キロ、技術積み重ねで達成」:イザ!.

シムレイでは東芝製の電池を使用したが、今回はパナソニック製の電池を使用

パナソニック製はソーラーカーレース「2011ワールド・ソーラー・チャレンジ(2011WSC)」(10月16日~23日)で優勝した東海大学のに使われていた以外あまり知りませんでしたが,「ニッケル系正極を採用した業界最高レベルのエネルギー密度を持ち高容量・高耐久・軽量のため、長い駆動時間と電池パックの軽量化につながるなどの特長」があるそうです。

リンク: 【SIMドライブ第2号】SIM-WIL 公開…航続距離351km | レスポンス (エコカー、EVのニュース).

清水社長は「航続距離に対して次の時代がやってきたことを報告できるものに仕上がった」

この技術を元にEVが2014年ごろ量産化されれば,EVは航続距離が短いと言う人はなくなるでしょう。(351kmでもガソリン車よりも短いという人が出てくるに決まっていますが^_^;)航続距離を延ばした大きな理由は,軽量化(1580kg)とリチウムイオン電池の容量(35.1kWh)増だそうです。(日産リーフは24kWh)

ただ,量が増えた分充電時間は長くなって,急速充電(CHAdeMO)で3時間!200Vで12時間と公表されています。標準の家庭で1時間にできる充電量が3kWhですから,35.1kWh÷3kWh=12ということで「12時間」はわかりますが,急速充電するリーフの80%充電で30分なのに,それの2倍もない容量で6倍も時間がかかるとはどういうことなのかわかりかねます。(80%ではなく満充電なのかもしれまんせん)

動画:電気自動車の普及に取り組む「SIM-Drive」、航続距離を351kmに伸ばした試作車を公開(フジニュースネットワーク)

【SIMドライブ第2号】清水社長、もっとも完成度高い(レスポンス)

【SIMドライブ第2号】3号車開発には26社が参画(レスポンス)

プレスリリース日本語版 PDF 632KB(SIM-Drive)

リンク: NIDays 2011 開催リポート:基幹技術が出そろった電気自動車、その近未来像 - EE Times Japan.

電気自動車には数多くのメリットがあるが、エネルギーという視点から見ると、ガソリン車よりも効率がいい点が挙げられる。化石燃料から実際に自動車を走らせるまでの効率を見ると、ガソリン車は8.6%にすぎないが、電気自動車は実に35%に

トヨタやホンダは,エンジンを併用する「電気自動車」に傾斜していますが,清水教授は充電池を使う「電気自動車」のみが生き残る技術だと述べています。

2011年12月1日、「NIDays」でのSIM-Drive社長 兼 慶應義塾大学環境情報学部教授の清水浩氏の基調講演「21世紀社会のエネルギーと電気自動車」から

リンク: 日本では電気自動車に厳しい目 「購入しない」が多数 - 47NEWS(よんななニュース).

日本の消費者は今後の技術革新で、もっと高性能の車が開発されると考えており、現状の性能には厳しい目を向けているようだ。 日本は「購入を検討しない」との回答が52%。「すぐにでも買いたい」と「購入を検討する」を合わせた48%を上回った

この記事は私のブログで9月22日(レスポンスの記事を引用)にすでに報じているものと同じと思われます。(元レポートは下を参照,9月21日発表)

EV普及の課題は航続距離、充電時間、コスト…デロイト(2011年9月22日)

なぜレポートの発表後三ヶ月もたった今,「共同通信」が配信したのか疑問に思います。年末EVに関する情報が乏しいからか,12月20日からエコカー補助金が復活したからか,それとも2012年からPHVが発売されるのを意識してでしょうか。

もともと先のレポートは私のブログでも書いたように「消費者は電気自動車(EV)に対して、より長い航続可能距離、より短い充電時間、より安い価格を希望している」といった調査するまでもなく,わかりきったことなどをまとめたものです。私だって「長い航続可能距離、短い充電時間、安い価格を希望」していましたが,現時点で全部の希望を満たすことはできないので,「より短い充電時間、より安い価格」のi-MiEV Mグレードを選んだわけです。

それをあえて今頃取り上げ,元レポートの1次情報も吟味しない「共同通信」のような記事が出ることによって,EVにマイナスイメージを抱く人が出てくるかもしれません。(twitterで12月27日現在,100人以上がツイートしています)

また,記事にあった「購入を検討しない」52%と「すぐにでも買いたい」と「購入を検討する」を合わせた48%との差4%にどれくらいの違いがあるのでしょうか。確かに1%でも多ければそれは多数でしょうが,『「購入しない」が多数』というタイトルをつけるほどのものなのかタイトルをつけた人の感覚を疑いたくなります。

「購入しない」かもしれない「共同通信」の記者の方も実際にEVに乗ってみると,個人的には「すぐにでも買いたい」に気が変わることでしょう。どこぞでヘンな圧力がからなければ,記事の内容やタイトルも変わるかもしれません(^O^)

デロイト・トウシュ・トーマツ・リミテッド

リンク: 世界最速の電気自動車Elicaを応用したバスが実証走行開始 #人間会議 | AdverTimes(アドタイ).

走行するのは慶應義塾大学で開発された電気自動車Eliicaをバスに応用したもので、8個のタイヤ一つひとつにモーターがついている。バッテリーやインバーターは床下に格納されるため、車内に広いスペースを確保できる点が特徴

試乗を希望する場合は募集ホームページから申し込むそうです。

ボイスプラス 清水 浩(慶應義塾大学教授)

換算すると、「SIM-LEI」はリッター当たりおよそ70km走れる

電気料金のことは書いていませんが,一般的な昼間の電気代「従量電灯A24円21銭/kWh」(関西電力)で計算したものでしょう。i-MiEV Mグレードでも深夜料金で換算すればリッター100kmを越えます。関西電力オール電化住宅の「はぴeタイム」ナイトタイム料金を適用すれば一般的な換算距離を約3倍に伸ばす計算です。

もはや電気自動車は性能的には十分以上の段階にまで達しているのだから、魅力的な製品が投入され、「電気自動車でなければ」という付加価値が認められるようになれば、人びとがこぞって電気自動車を求めるようになる状況が、これから3~4年後にきても、おかしくはないと思う

このブログが,EVの付加価値を高めるための「情報」を少しでも提供できたらと考えています(^O^)

「夢をかなえるもの」こそが、需要の爆発を引き起こす。そして、電気自動車は間違いなく、そのポテンシャルを秘めている

清水浩先生はAppleのCM(後半の大学の授業風景)に登場?されています。


YouTube: Apple - iPad 2 TV CM - Now 日本語

プレスリリース PDF(0912_release.pdf) 176KB

SIM-Drive 先行開発車事業に参加する各協力企業の担当者は、遠隔地にいながらにして、データへのアク セスや、開発への参加、進捗状況の確認が可能となります。さらに、開発者同士で設計図面を見ながらの コミュニケーションを図れるため、より迅速、かつ効率的に開発事業を進めることができます

ダッソー・システムスは自動車業界における3DCADソフトウエアを提供するそうです。
SIM-Drive

SIM-Drive

改造電気自動車の需要拡大を見据え、SIM-Drive製駆動装置を使った改造型電気自動車の開発、製造、販売、およびそれに関連する知的財産権の管理に関する事業展開を

「(株)stEVe」で製作する車両は、SIM-Drive製インホイールモーターを使って上物を再利用するという形か,エンジンのあった位置にモーターを設置する両方の方式に対応するようです。

プレスリリース全文    (0804steve.pdf)

株式会社stEVe(スティーヴ) 

東京アールアンドデー

IT MONOist

SIM-LEIのシャーシの設計について触れ、走行距離を伸ばしながら、どのように快適性などの課題を解決したのかを解説

インホイールモーターのばね下が重いと乗り心地が悪くなると言われていましたが、正しくない場合があるそうです。SIM-Driveには,量産車が早く出てくることを期待しています。

冷たいモーターが333km走行のカギ(2011年07月14日)

空気抵抗をどうしても減らせない(2011年06月17日)

2.7兆円分の石油を節約できる電気自動車「SIM-LEI」の秘密(2011年05月20日)

1回充電で333km走行可能、SIM-Driveが先行開発車を完成(2011年03月30日)

レスポンス

同社関係者によると最近、台湾企業との間でインホイールモーターに関する技術供与の協議が始まったという

「事業化へ動き出す企業が出てこなければ」という筆者の危惧に「ナノオプトニクス・エナジー」は2年後をめどに計画を進めているようです。

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