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実質150kmはイケる!? バッテリー保護装置もお見事なEV版N-VAN!! 先駆者のミニキャブミーブとの違いはなんだ!?(2023 /11/18)高根英幸氏

「ホンダN-VAN e:」と「三菱ミニキャブ・ミーブ」とを比較した記事です。いくつか筆者に誤認があるので、勝手に修正・加筆しておきます。
今でこそ日産サクラや三菱eKクロスEVが軽EVとして人気を博しているが、三菱アイ・ミーブが2021年はじめに販売を終了したときには、軽EVが一度完全に途絶えた。
正確に書くと軽規格のアイ・ミーブは2018年3月に生産を終了しており、販売は2018年3月まで行われていました。その後は安全性に適合させるため、普通車規格にしたアイ・ミーブを販売していました。
その後も軽バンで軽EVのミニキャブ・ミーブは販売されていましたが、2021年3月末に一旦生産を終了し一部法人向けとして販売を続けていました。そのため記事中の「2021年はじめに販売を終了」はミニキャブ・ミーブのことでしょう。

ちなみにミニキャブ・ミーブは、2019年に日本郵便から1200台受注しており、2020年9月には160台販売しています。
であればミニキャブ・ミーブでは急速充電をなるべく利用せず、普通充電をメインに利用する方がいい。
 実際、オーナーの中には新車時よりもバッテリーの活性が上がったのかSOCで100%を超える数字(マージン分が貢献していると思われる)を叩き出しているケースも見受けられる。
ここも正確に書くと、「ミニキャブ・ミーブ10.5はSOCで100%を超え』となります。当時販売されていたミニキャブ・ミーブには、電池の種類が製造メーカーとその組成の違いにより10.5kWhと16kWhの2つがありました。現在販売されているものは16kWhだけです。

記事中の「SOCで100%を超え」のものは「10.5kWh」版のことで、東芝のリチウムイオン電池「SCiB」を載せていました。購入後12年がたち11万キロを超えた私のアイミーブMグレード(同じSCiB電池)でも、上手く運用すれば最大105%を表示します。一方の16kWh版は劣化が避けられないので、中古車を求める場合、容量は少なくても劣化しにくい10.5kWhを選ぶか、少々劣化していても元の容量が多い16kWhを選ぶか慎重な判断が必要です。

新型軽商用EVを2024年春に発売~「N-VAN」の特徴を生かし、商用から個人ユースまで対応する軽バンEV~(2022/12/07)

Hondaは、軽バン「N-VAN」をベースとした、新型軽商用EVを2024年春に発売すると発表していました。
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[画像:HondaのHPより引用「N-VAN」ベースの軽商用EV(プロトタイプ)]

それによると、2030年までにグローバルで30種類のEV展開を予定しているHondaは、まず日本市場において「軽商用EV」から始めるとしています。

その理由は、「人びとの生活を支え暮らしに欠かせない」のは軽自動車であり、「環境負荷低減の観点で企業の電動化に対するニーズが非常に高い」のは商用車だからだそうです。

また、そのベースに「N-VAN」を選んだのは、「大容量の荷室空間」「荷室空間の使い勝手の良さ」「アレンジ力の高さ」「仕事も趣味も・・・に対応」するクルマだからだそうです。 さらに新型軽商用EVは、「高い静粛性」「力強い加速」を実現し、「ラストワンマイル配送などの商用利用」「日常使い」にも対応するんだそうです。

プレス発表をここまで読んで、「今さら何だかなあ」と思いました。それは以下にあるように2018年当時の軽EV(2009年発売の三菱アイミーブ)でも、「高い静粛性」「力強い加速」をすでに実現しており、当サイトが指摘していたからです。

N-VANが発売になった時に書いたページ:ホンダのEV(2018/07/21)
N-VANの「ロー側は発進時の駆動力をしっかり確保できるレンジ」としていますが、EVはモーターですから最初から強力なトルクがあります。また、「燃費と静粛性の向上」ともありますが、エンジン車以上に「電費」は良いですし、高速でも普通に会話できる「静粛性」がEVには備わっています。「CVTで無段階に変速しスムーズな走りを提供」とありますが、モーターは最初から「無段階」で「スムーズ」です。
4年も前、すでにわかっていたことを今さら強調されても、と思ってしまったわけです。

では何が変わったのか。当時は実現しなかったけれど期待できることは、200万円で200kmの軽EVです。

三菱『eKクロス EV』は約240万円からで180kmですが、N-VANは目標とはいえ100万円台200kmです。(ちなみに「ガソリン車と同等」とあり、「N-VAN」の高いグレードは約176万円からです。199万円でも100万円台ですから、200万円とみるのが妥当な線でしょう)

ただし、1年と少し先の話ですから期待外れに終わるかもしれません。どうせなら、100万円で100kmの軽EVをめざしてほしいものです。

Hondaニュースリリースの最後にあるように「商用利用」「日々の買い物」「通勤・通学」「趣味活用」であれば、一充電の航続距離は100kmでも十分実用的です。EVというとすぐにその「短い」航続距離が問題とされますが、11年間アイミーブMグレード(電池容量10.5kWh)に乗り続けてきてわかった事実です。
また、100kmと想定すれば、電池容量も少なくてすみ、100万円「台」などというまやかしの言葉を使うのではなく、本当の意味での100万円を実現することも不可能ではないでしょう。EVは高価だという前提もなくなります。

ホンダは、なぜSCiBを載せないのか(2022/05/02)
軽商用車に「SCiB」を20kWh載せ200km近く走れば、1日の仕事移動には十分でしょう。それでも追加充電したいときには、以下のように「SCiB」の「急速充電性能」の高さが生かされます。10.5kWhの容量ですが、30分の半分の時間で充電できてしまうほど、電気を受け入れる性能が優れています。こうした短時間充電は、商用車にこそ求められるものでしょう。
急速充電はMグレードの利点? (2011/08/28)・・・約17分間95%充電で114kmを表示

また、私のアイミーブMグレードは走行距離10万5千キロを超えましたが、ほとんど劣化していません。この「長寿命」も商用車にこそ必要な要素でしょう。
リチウムイオン電池「SCiB」については、約11年間に渡る走行データがあり、その「長寿命」性から中古車市場でも需要があるにもかかわらず、それでも選ばれないのは、価格が高く、自動車メーカーにとって利幅が薄いからぐらいしか思い当たる理由が見あたりません。
(知らんけど) 

ホンダが仕掛ける電池戦略の「必然」と「死角」( 2022/05/02)

ホンダOBの佐藤 登氏が、30年に渡るホンダの電池開発歴史を語っています。

その中で注目して読み進めたのは、フィットEVに触れるくだりです。私の乗るアイミーブMグレードに搭載されているのと同じ電池、東芝のリチウムイオン電池「SCiB」 を20kWh積んでいたからです。しかし、以下のように簡単に触れられただけでした。
2012年にホンダが発売したフィットEVは、搭載する電池を東芝から調達していた。だが、同車は市場での発展普及に至らず2016年に生産が停止されるとともに、東芝との関係性も絶たれてしまった。
原文を補足すると、2012年8月31日に出た「フィットEV」は自治体や企業に向けへのリース販売のみで、個人で買うことはできませんでした。「発展普及に至らず」とさらりと書いていますが、そこを深掘りして、「価格が高かったから」とか「ホンダ・ディーラーにおける充電器の設置が進まなかったから」といった何かしらの理由を書いてほしかったものです。
(ホンダのえらいところは、フィットEVのようなホームページ・データも削除せずに残しているところ)

ホンダは2024年に軽商用車の電気自動車を発売する計画で、これにはエンビジョンAESCジャパンのLIBを搭載すると公表されています。

軽のそれも商用車から出してくるところの意図は不明?ですが、軽ならば少量の電池容量ですむことや、商用車なら電池の劣化度合い情報を追いかけやすいと考えているのかもしれません。

もしもそうであるならば、この軽商用車EVになぜ東芝SCiBを載せないのかと思います。記事中この電池の説明部分では「作動電位が2.5ボルトと低く、本格的なEVには搭載しにくい」と述べています。 確かに電圧は低いですし容量を多くしようとすると重くもなります。しかし、軽ならば少量の電池容量ですみます。そもそも「軽商用車」は速さを求める?ような「本格的なEV」でもないでしょう。

「SCiB」は、10.5kWhの電池を積む三菱アイミーブMグレードなどで証明されているように「急速充電性能」に優れた電池であり、「長寿命」です。

軽商用車に「SCiB」を20kWh載せ200km近く走れば、1日の仕事移動には十分でしょう。それでも追加充電したいときには、以下のように「SCiB」の「急速充電性能」の高さが生かされます。10.5kWhの容量ですが、30分の半分の時間で充電できてしまうほど、電気を受け入れる性能が優れています。こうした短時間充電は、商用車にこそ求められるものでしょう。
急速充電はMグレードの利点?(2011/08/28)・・・約17分間95%充電で114kmを表示

また、私のアイミーブMグレードは走行距離10万5千キロを超えましたが、ほとんど劣化していません。この「長寿命」も商用車にこそ必要な要素でしょう。

それでも「SCiB」は選ばれないのですから、いろいろな会社「都合」があるのでしょう。
「知らんけど。」

電池容量残存率105パーセント<2018 /07/25>
2011年8月18日にアイミーブ Mグレードが来て.(2011/08/20)から約6年11ヶ月で走行距離が8万2500キロを越えました。この間、約1640回(急速充電307回、自宅外での普通充電28回、自宅200V充電1303回)充電を繰り返してきましたが、「105」という数字が示すように電池の劣化は感じられません。

東芝のリチウムイオン電池「SCiB」は、 充放電20,000回以上の長寿命特性があるそうですから、このまま充電を繰り返すと85年以上もちそうで、すでに7年たちましたから残りは78年です。孫の代までこの電池は使えそうです。
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『Honda e』を『EveryGo』で予約GET〜急速充電もやってみた試乗速報( 2020/09/06)

『Honda e』の試乗、90kWの急速充電などのレポートです。

デメリットを書きにくい雑誌系の記事と違ってありのままを、大画面モニターが直感的に操作できにくいことや90kWの急速充電に対応していないことなどが書かれています。

個人的には、50kW急速充電でも最大電流値が120Aしか出ないことに驚きました。「急速充電時の充電性能というのは今回の新型バッテリーでは優れ、充電警告灯が点いてから30分の充電で202km走ることができます」と発表されていましたが、電池の劣化を考えてか電流値は高くないようです。アイミーブMグレードでは125A流れます。

「AC100V出力は必須の装備だという思いを強く」したと書いていましたが、標準グレードにはなく、アドバンスにのみ装備されています。450万円の電気自動車ならばぜひ標準装備してほしいと思います。
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ホンダ初の電気自動車「ホンダe」、10月に国内投入(2020/08/27)

27日の本サイトのアクセス・カウントが延びていますが、これは「ホンダe」の価格と発売日が発表解禁となったためでしょう。

その最新性能は専門サイトに譲るとして、やはりというかその販売希望価格(451万円〜)は予想通りでした。ホンダeの価格予想(2019/08/16)で「日本国内」では「間違いなく450万円以上するのではないか」と書いていました。

年間販売計画は1000台だそうですから月平均にすると約83台です。約450万円もする車ですが、ホンダの軽スポーツカーで200万円以上する趣味性の強い「特殊」な車S660でも、2020年7月には262台売れていますから、その希少性も相まって計画台数ぐらいは売れるでしょう。

ただし、この高い車では日本で普及どころか販売台数が増えるはずもなく、そのことをよくわかっているのでしょう、ホンダの販売責任者のコメントにはそのことが良く現れています。(最上部の会員記事の最後)「(都市部の)富裕層に近いお客様が2台目で購入するイメージ」

それにつけても、これだけネットが発達して情報が氾濫しているのに、海外との価格差をどうしてそういうメディアは報じないのでしょうか。そんなことをしたらメーカーから試乗会などでの情報を得ることができなくなるのか、専門誌での仕事がなくなるのか。

何度も書いているので、以下はHonda e のスペック2(2020/08/08)のコピーを貼り付けておきます。
日本の埼玉寄居工場で製造し輸出した車が外国での販売価格よりも高いというのはなぜなのでしょう。輸出には輸送費など余分な経費もかかっているのにです。

前例はいっぱいあるのですが、なぜ売れない?(2019/11/26)に書いたホンダ クラリティPHEVも同じ構図で、アメリカの販売価格は日本のより「200万円」も安く価格設定をしていたそうです。

先日発表された日産アリアもご多分に漏れず、1年後の販売価格が日本では500万円からとアナウンスされていましたが、アメリカでは4万ドル(約424万円)という 報道です。(情報提供いただきました)

電気自動車の認知度6割。購入しない理由「価格が高いから」7割 (2019/11/20)と電気自動車が普及しない理由はハッキリとしているのですから、ライバル社に比べ少ないホンダeのバッテリー容量を車両の低価格化に生かさないホンダの方針はよくわかりません。理由があるとすれば、 「売れると困る」( 2019/11/28)からでしょう。(加筆:CO2の規制があるヨーロッパでさえ売れれば良い) 

10.5kWhの電気自動車アイミーブを日常使用している私の実感として、35.5kWhのバッテリー容量で283kmも走れば十分です。ですから、こうした一充電走行距離の設定・考え方は間違っていないと思いますが、価格設定で間違えば売れる物も売れません。

それにつけてもメーカーには長年続くこの「不当」な価格差問題に対して、日本の消費者に説明責任をしっかりと果たしてほしいものです。
ファクトチェック(2017/02/13)
ホンダe の価格(2019/09/12)

このままでは、「ホンダe」を買おうと思っていた方には申し訳ないので、私ならという選択を示しておきます。

もし都市部でなく、富裕層でもない私が宝くじに当たって3台目の電気自動車を買ってもよいとなれば、現状の日本ではまだ入ってきていませんが、プジョーの『e-208』を買います。標準装備などは書いていませんが、シンプルに比較すれば以下の通りです。 プジョーの e-208(2020/07/04)

ましてやe-208には、補助金が40万円出ますが、ホンダeは標準仕様車で23万6千円ですから、その価格差はますます広がります。より遠くへ走ることができて、約77万円も安いとあっては、売る前に勝負ありです。

プジョーe-208(Allure)、電池:50kwh、距離:340km、価格:389万9000円(約350万円)

日産リーフ、電池:40kWh、距離:322km、価格:約333万円

ホンダe、電池:35.5kWh、距離:283km、価格:約451万円(約427万円)
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Honda e はほしい車だけれど買えない価格(予想)なので、重箱の隅をつついて愚痴っていますが、今回は手抜きでYoutubeで見つけた走行編と内装編を転載します。写真をたくさん並べて紹介してあるページはありますが、やはり動画の方がイメージしやすいです。

「E-Car Collection」より 「Honda e ホンダの電気自動車 やっと乗れた 走行編!」と「Honda e ホンダの電気自動車 やっと乗れました!内装&外装編」です。 

「Honda e ホンダの電気自動車 やっと乗れました!内装&外装編」

フロントのボンネットを開けた映像はなかったので、そこにエンジンがない分ラゲッジスペースがあるのかないのかはわかりませんでした。

マジでこのまま売るのか!! 8月末発表「ホンダe」市販モデル全情報 (2020/08/06)

Honda e のスペック (2020-08-06)に続いて、ホンダeのメディア向け技術説明会のレポートです。

それによると、すでにその中で車両価格は発表されたようで、「価格や発表・発売日、販売計画はエンバーゴ(情報解禁日時の制限)付きでまだ明らかにできない」とありました。ただし、メディアの中にはおもわず「失望した」と書いているものもあったために、相当高い価格設定のようです。

ちなみに2019年9月時点での価格ですが、イギリスでのベース価格で2万6160ポンド(約347万円)と掲載されていました。現在のレートでは約362万円です。

また、日本での販売予想価格は450万円です。

何度も繰り返し書いてきましたが、日本の工場で製造し輸出した車が外国での販売価格よりも高いというのはなぜなのでしょう。輸出には輸送費など余分な経費もかかっているのにです。 

前例はいっぱいあるのですが、 なぜ売れない?(2019/11/26)に書いたホンダ クラリティPHEVも同じ構図で、アメリカの販売価格は日本のより200万円も安く価格設定をしていたそうです。

先日発表された日産アリアもご多分に漏れず、1年後の販売価格が日本では500万円からとアナウンスされていましたが、アメリカでは4万ドル(約424万円)という報道です。(情報提供いただきました)

電気自動車の認知度6割。購入しない理由「価格が高いから」7割(2019/11/20)と電気自動車が普及しない理由はハッキリとしているのですから、ライバル社に比べ少ないホンダeのバッテリー容量を車両の低価格化に生かさないホンダの方針はよくわかりません。理由があるとすれば、「売れると困る」 ( 2019/11/28)からでしょう。

10.5kWhの電気自動車アイミーブを日常使用している実感として、35.5kWhのバッテリー容量で283kmも走れば十分です。ですから、こうした一充電走行距離の設定・考え方は間違っていないと思いますが、価格設定で間違えば売れる物も売れません。

それにつけてもメーカーには長年続くこの「不当」な価格差問題に対して、日本の消費者に説明責任をしっかりと果たしてほしいものです。

ファクトチェック
(2017/02/13)


一充電走行距離については、「航続距離は欧州のWLTCモード(高速域が多い)が222km、日本のWLTCモードが283km」とあったそうです。WLTCとは「世界統一」試験サイクルのはずなのに「航続距離(の短さ)はさんざん聞かれ」たので、日本向けに発表内容をアレンジしたということのようです。

WLTCの国内導入について」には、「WTLC のうち、 ExHフェーズを採用しない・・・日本においては、国内走行実態としてExHフェーズに該当する走行パターン は、全走行の5%に過ぎず、またExHフェーズを含む速度-加速度分布は日本 の走行実態と乖離がある」とあります。

空気抵抗は速度の二乗に比例しますから高速域で電費が悪くなるのは確かですが、「5%」分で「61km」も差が出るのか疑問です。

なお、採用されたバッテリーは、パナソニック製だそうです。

【ホンダe】概要発表…従来EVがタブレットならこれはスマホ、コンパクトボディに最新技術を集約(2020/08/05)

ホンダは「Honda e」の公開を前に商品概要の説明会を行い、その時のメディア向け資料を元に各メディアがスペックを一斉に報道していました。

特に気になったところはWLTCで、今までの報道とヨーロッパでの発表と大きく違っていました。 どうしてこんなに違ったのか、質疑応答の時間はなかったのか、この点について突っ込んだ事を書いているところはないようでした。

(事前情報)220km・・・(今回)283km (2グレードあるうちのベースグレードだと思われる)
  • Honda e 35.5kWh、283km(WLTCモード修正済み)、予想価格450万円
  • 日産リーフXグレード 40kWh、322km(WLTCモード)、約382万円
  • プジョーe-208 50kWh、340km(WLTPモード)、約390万円
  • 日産アリア(2WD) 65kWh、450km(WLTCモード)、予想価格500万円(発売は2021年中頃)
Honda eの販売は2020年後半だそうですから、早くて10月ぐらいかもしれません。なぜなら、全国のホンダ正規ディーラーにHonda eの試乗車が配備されるのが、10月以降だということだからです。しかし、その台数は約140台だそうで、全国のホンダ正規ディーラーは約2150店のようですから、10店舗に1台あるかないかということになります。以前小耳にはさんだ各県一桁の台数しか割り当てがないというのは、このことを差していたのかもしれません。  

一番の関心事は今後発表されるその価格ですが、ヨーロッパでの価格から予想される450万円を「戦略的価格設定」で、Honda eよりも航続距離が長く価格が安いプジョーe-208以下にすれば、多いに注目されるでしょう。航続距離では大きく予想を上回ったのですから、価格も予想を裏切ってほしいものです。

航続可能距離に関して、「(283km)これ以上走るとなると急速充電が必要になり、その急速充電時の充電性能というのは今回の新型バッテリーでは優れ、充電警告灯が点いてから30分の充電で202km走ることができます」と語ったそうですが、アイミーブMグレードなどに搭載されている東芝のリチウムイオン電池「SCiB」は、約10年も前から同等の性能を発揮していました。(新型バッテリーの体積は小さくなっているでしょう)

急速充電はMグレードの利点?(2011/08/28)には、バッテリー残量計0目盛、「航続可能距離表示」10kmから急速充電を始め、85パーセントになるまでに約14分だったと書いています。アイミーブMグレードの10.5kWhのバッテリー85パーセントで、100km近く走ると思いますから、「新型」で「優れた」35.5kWhのバッテリーに約10年前のバッテリーでも十分に対抗できそうです。

嫌みったらしく書きましたが、東芝のリチウムイオン電池「SCiB」の性能を知っている者にとっては、航続可能距離に関して苦しい「言い訳」をしているようにしか聞こえませんでした。

良い点では、電気自動車ならばぜひほしいと思っている「AC100V」が装備されていました。

最小回転半径が4.3mとはいえ全幅は3ナンバークラスだそうですから、航続可能距離を筆頭にやはり軽EVの出番はありそうです。

ホンダe の価格(2019/09/12)

「売れると困る」( 2019/11/28)

ホンダe の電池容量を考える(2020/04/25)

ホンダのバッテリー(2020/07/16)

Honda e ホームページ公開(2020/08/03)

Honda e ホームページ

Honda e ホームページ(Coming Soon)

ホンダはHonda eの「ボディカラー」や「LEDヘッドライト」、「ワイドビジョンインストルメントパネル」などを紹介したホームページを公開していました。

その中で、 「Honda eとつながるWeek」と題して、Honda e体感イベントを実施すると告知していました。この中で発売日が発表されるのかもしれません。
  • 期間: 2020/8/29(土)~2020/9/13(日) 時間:10:00~18:00 予定
  • 場所: 代官山T-SITE GARDEN GALLERY
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(画像:Honda eのホームページより引用)

それにつけても、ガソリン車はホンダに乗っている身としてはその売れ行きが心配です。「走りがスポーティで素晴らしい」とか「ワイドビジョンのパネルが近未来的」とか言われても、それは電気自動車がいろいろ発売されていて、その中から好みに合ったものを選ぶときに気にする点であって、電気自動車の選択肢が少ないときにはバッテリー容量の違いによる一充電走行距離と車両価格に目がいきがちです。

以下のような似通った選択肢の中で選ぶとすれば、私なら価格と装備から「プジョーe-208」を、お金があって一充電走行距離が長いのが良ければ日産アリア(2WD)65kWhでしょう。

Honda eに50万円足せば、バッテリー容量が30kWhに増え走行距離も2倍になるのですから、日産アリア(2WD)65kWhを選ばないてはないでしょう。Honda eの販売価格が予想通りなら、苦戦するのは目に見えています。

もっともHonda eはヨーロッパの規制に合わせて出すのでしょうから、日本での販売台数に躍起になるわけではなく、ホンダのバッテリー(2020/07/16)で書いたように、県によっては販売割り当て台数が一桁という話ですから、そこそこ売れれば良いのかもしれません。 ホンダe の価格(2019/09/12)

「売れると困る」( 2019/11/28)

ホンダe の電池容量を考える(2020/04/25)

バッテリー容量35.5kWhとはかったようにHonda eと同じマツダ「MX-30」は、2020年秋にまず、ハイブリッド車のモデルから発売するそうですし、電気自動車モデルは、2020年度中にリース販売から開始する予定だそうです。 Honda eのようにバッテリー容量の割に車両価格が高ければ、現状ではこのようにせざるを得ないのかもしれません。

CATLとHonda、新エネルギー⾞⽤バッテリーに関する包括的戦略アライアンス契約を締結(2020/07/10)

Honda は 、寧德時代新能源科技股份有限公司 (以下、CATL)と新エネルギー⾞⽤バッテリーに関する包括的なアライアンス契約を締結し、電動⾞普及加速に向けた戦略パートナーシップを強化すると発表していました。バッテリーの共同開発、安定供給、リサイクルとリユースの幅広い領域が契約の対象となるそうです。
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(画像:HONDAのニュースリリースHPより引用)

ホンダといえば将来的な動向よりも気になるのは、秋に発売予定という「ホンダe」ですが、ウワサによるとバッテリーが足りずに予約停止に陥った『RAV4 PHV』の3000台よりも更に少ない数しか確保できないようで、県によっては販売割り当て台数が一桁という話です。

レアものとして人気が出ても、喜んで良いものかどうか。 

ホンダe は売れる?(2020/05/12) 

ホンダは目を覚ましたのか?〜中国CATLと電気自動車用バッテリーに関する包括的戦略アライアンス契約を締結(2020/07/17)

九州地方・岐阜県の「道路通行実績情報マップ」

HONDAでは、Hondaのインターナビ交通情報を活かし、九州地方・岐阜県・長野県で通ることができる道路、通行止め情報、渋滞情報をまとめた「道路通行実績情報マップ」を公開していました。

HONDAの会員専用アプリですが、今必要なものとして九州などのデータだけ限定で、HP上で誰もが見ることができます。
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(画像:九州地方のキャプチャ)

日産、新型クロスオーバーSUV型EV「アリア」の市販モデルを7月に発表すると予告(2020/06/26)

アメリカの日産が、「Ariya(アリア)」を7月に公開するとした予告を発表していたと報じていました。

日産 アリア、7月15日デビューが決定…新型EVクロスオーバー(2020/06/29)

電気自動車なのに内田 誠 社長の「・・・最新のe-POWERを搭載したアリア」という部分が不明ですが。
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(日産のHPより引用)

コンセプトは、前後に1基ずつのモーターを搭載した4輪駆動だったので、あれが実現すれば雪が降る地方では待望の電気自動車となるでしょう。また噂によれば、アリアには、液冷で温度管理されたバッテリーを採用すると言われているので、その点も注目です。

日本のホンダeは、こちらも噂によると、8月に発表し10月発売というスケジュールのようです。
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ついに乗った! 新型ホンダe これがHONDAの新兵器に!? 気になる実力と実感( 2020/05/09)

日本発売は、2020年秋頃と予想される「ホンダe」の試乗レポートです。

車特有の専門用語や細かな車両情報はさておき、一番に注目するのは「ホンダe」が売れるとみているかもう一つとみているかですが、文末の以下の文の中に答えがありそうです。
ミニSEは同じような方向性を持っているが、最高出力184ps、航続距離270kmとちょっと上手で、ベーシック価格はホンダe(約435万円)よりも55万円も安い
ホンダe の電池容量を考える (2020/04/25)

「売れると困る」 (2019/11/28)

ホンダe の価格(2019/09/12)
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充電側の都合からEVの適性電池容量を考えてみた——安藤眞の『テクノロジーのすべて』第50弾(2020/04/23 )

充電するときの電気の容量から、電気自動車に載せる電池の容量を考えた記事です。

今年中に発売されるという「ホンダe」の電池容量は35.5kWhと、現在主流となっている電気自動車の電池容量としては少ないですが、筆者は、家庭に来ている200V15A(3kW)で8時間かけて充電する、つまり充電することができる容量が24kWhとなることを考えたら、「妥当な容量と言えるのではないか」と述べています。

記事中には触れていませんが、この「24kWh」というのは由緒ある数字で、初代日産リーフの電池容量が「24kWh」だったのはここから来ているのであって、知る人ぞ知る有名な話です。

当時考えられた電池容量は、自宅の安い深夜電力で8時間充電するとすれば、現在の一般的な家庭には食洗機やクーラー用に200V15Aが来ていますから、それらを掛け合わせて「24kWh」にしたというものです。

しかしながら発売以降、リーフに求められたものは残念ながら容量の大幅な増強であったことは、周知の事実です。

ですから今さら、「インフラの都合で電力供給量の上限は決まってしまうから、EVにガソリン車同等の航続距離を求め続けるのはナンセンス」と言われても、電気自動車をこれから買おうとする人にとっては特に説得するだけの力はないでしょう。「ホンダe」の35.5kWhを認めたいがための方便にしか聞こえないかもしれません。

しかしながら、最後に筆者が書いているように、電池の少量化は「低価格化に充てる」のが後発メーカーの戦略であってほしいもので、日本で予想される価格が「450万円以上」なら、いくら良い車であっても売ることは難しいでしょう。

私の乗る三菱アイミーブMグレードは10.5kWhしか電池容量がありませんが、普段使いであればこれで十分であり、「35.5kWh」は夢のような数字です。この電池容量の「少なさを」メリットに変えて、車両価格を抑えたホンダらしい電気自動車をぜひ販売してほしいものです。

「売れると困る」(2019/11/28)
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ホンダ、新型電気自動車とオートバイが世界的な権威のデザイン賞を受賞!(2020/04/05)

「Honda e」の「ホクロ」(2019/03/12)などに書いてきたように、個人的には「Honda e」のキュートなデザインを台無しにしてしまっていると思うボンネットに「ホクロ」(充電口)ですが、記事には「レッド・ドット」デザイン賞で、プロダクトデザイン賞(自動車)の最高賞である「ベスト・オブ・ザ・ベスト賞」を受賞したとありました。

レッド・ドットとは、「世界的に最も権威あるデザインに関する賞の一つ」だそうですから、私が『「あばたもえくぼ」的に鼻の下にある大きなホクロが、素敵に見えるときもありますが、「Honda e」の「ホクロ」は「ここに充電口があります」と主張しているとしか思えませんし、ガソリン車との違いを表面的に出しているとしか見えません。 』とデザイン的にはどうかと書いたのは好みの問題であり、センスがなかったのは私の方だったようです。

私の色のイチオシは、「ホクロ」の「黒」がボディカラーに溶け込んで、その存在を見えにくくしている「クリスタルブラックパール」です。
予算的に買えませんが。

ホンダ新型「フィット」はココがスゴい!一新された心臓部と走り込みで素直な走りを実現(2020/03/16)

私が電気自動車らしきものに興味を持ったのは、1998年にトヨタ・プリウスに乗ったときでした。

アクセルを踏むとモーターで音もなく動き出し、その状態はエンジンがかかる時速まで続きました。エンジンが唸るような車にしか乗っていなかった当時、それは新鮮な感覚で、このままエンジンがかからずどこまでも走り続ければ楽しいのにと思ったものです。

それから8年後、仕事関係で電気自動車のことを本格的に調べるようになり、資料のメモ代わりにこのブログを2007年に書き始めたのですから、ハイブリッド車のプリウスが「電気自動車ニュース」の原点と言っても良いかもしれません。

ホンダの新型フィットのうち、“e:HEV”と名づけられたハイブリッド仕様は、1.5リッターガソリンエンジンにモーターを組み合わせたものです。
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(画像:ホンダのHPより引用)
まだ試乗していませんので記事でしかわかりませんが、『「EVドライブモード」で走っている時のフィーリングは、電気自動車と同じである』は、プリウスの時代から変わらぬ姿です。また、初代のプリウスではエンジンがかかったのが明確にわかりましたが、新型フィットでは「同乗者と会話を楽しんでいたり、音楽を聴いていたりしたら、エンジンが始動したことに気づかないかもしれない」、高速走行などでは「クラッチをつないで通常のガソリンエンジン車と同じように走る。しかし体感上は、その切り替えが全く分からない」そうですからハイブリッドは進化をとげているようです。

こうした進化による「電気自動車と同じ」感覚を体験することは、「電気自動車体験者」のすそ野を広げ、電気自動車へのアレルギーをなくし、電気自動車という未知の「壁」を低くするかもしれませんし、私がプリウスで感じた電気自動車へ続く道をひらくかもしれません。

新型ホンダ・フィットe:HEV e:HEVと日産e-POWER、エンジン回転数とバッテリーの様子から分析する バッテリーとEV走行に注目!(2020/03/23)

上の記事の最後には、そんな思いが透けて見えました。
「もっとバッテリー容量があれば、それに比例して楽しさも増すのに」

ホンダとマツダ、万が一にも売れると困るEV(2019/11/25)

2020年にヨーロッパで発売される予定の「ホンダ e」・マツダ「MX-30」は、ともに電池容量35.5kWhで1充電航続距離約200km(WLTPモード)とされています。これは、今の主流の電気自動車に比べると見劣りする性能ですから、記事にあるように私も売れないと思いますが、開発したのはなぜかを考察する記事です。 車メーカーとの利害関係のない日経の記者だからこそ書くことできる内容でしょう。
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秋にノルウェーで行われたマツダ「MX-30」の試乗会レポートは、どれを見てもはかったかのように電池容量35.5kWhが適切なことを強調していましたが、電気自動車に乗り慣れている人・特性を知っている人にはそれが納得できても、乗ったことがない人にとって200kmは「不安」要素でしかなく、それは日産リーフが電池を増やしていった経過からもわかります。

「売れると困る」のは なぜ売れない? (2019/11/26)に書いたホンダ クラリティPHEVも同じ構図で、だからこそアメリカの販売価格よりも200万円も高く価格設定をしているのではないでしょうか。 「ホンダ e」・マツダ「MX-30」も日産リーフと比べれば、電池容量の割には高めの設定になるのではと想像されれます。

記事には、『電池が高価で、ホンダの技術者は「(eは)全く儲からない」』とありますが、テスラが11月21日に初公開した電動ピックアップの『サイバートラック』は、2021年後半に生産を開始し、 シングルモーター+リアホイールドライブ仕様で、1充電航続距離402km以上・3万9900ドル(約435万円)というのですから、2年後にはこの距離と価格でも採算が合うという計算なのでしょう。ホンダの技術者が言う「電池が高価」というのは、言い訳にしか聞こえないのは私だけではないでしょう。
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(画像:テスラ社のツイートより引用)

話はそれますが、『サイバートラック』を日本でも予約した方がいらっしゃるようですが、全長は231.7インチ(約5.9m)・全幅79.8インチ(約2.0m)・全高75.0インチ(約1.9m)はいかにもアメリカンサイズです。ちなみに日産リーフ(40kWh)は、全長 約4.5m・ 全幅 約1.8m ・全高 約1.5mです。

ホンダe の量産モデル公開、価格も発表…フランクフルトモーターショー2019(2019/09/10)

買うことはできないけれど気にはなっていたホンダeの価格が、イギリスでのベース価格で2万6160ポンド(約347万円)と掲載されていました。また、すでに書いてきたようにバッテリー容量は35.5kWhですが、1回の充電での航続距離は200km(WLTPモード)とされていたのもが最大220kmと延びていました。 

Honda e と他車との比較(2019/07/25)では、予想350万円(イギリスでは3万ポンド(約435万円))と紹介していましたから、EVsmart Bogの予想は大当たりです。ただし、EU離脱に揺れるイギリスですから、今後はさらにポンド安に振れるかもしれません。

ホンダeの価格予想
(2019/08/16)では、日本国内では「間違いなく450万円以上するのではないか」と思うと書きました。これはホンダに限ったことではありませんが、日本国内で製造され海外へ輸出されるにもかかわらず、以前から海外よりも国内価格の方が高い不思議な現象{車の価格設定(2011/07/21)}があったことからの予想です。

フォルクスワーゲンの『ID.3』も詳しい内容が発表されており、3種類のバッテリーから選べるうち、最も少ない45kWhで航続距離330km(WLTPモード)、ドイツでの価格は3万ユーロ(9月11日時点約355万円)以下とのことです。
ちなみに、リーフ40kWhの日本での価格は約325万円です。

フォルクスワーゲン肝いりの電気自動車「ID.3」は、EV時代の「ゴルフ」になりうるか?(2019/09/30)

価格

電池容量

1充電航続距離

ホンダe

2万6160ポンド
(約347万円)

2万9470ユーロ
(約349万円)

35.5kWh

220km(WLTP)

ID.3

3万ユーロ
(約355万円)

45kWh

330km(WLTP)

リーフ

約325万円

40kWh

322km(WLTC)

MiniCooperSE

約386万円

32.6kwh

270km

 e-up!

2万1975ユーロ
(約263万円)

32.3kWh

260km


フォルクスワーゲン『ID.3 1ST』発表〜電気自動車が大衆車になる時代の先駆けか(2019/09/11)
それにしてもホンダe は選ばれるのに苦労?しそうです。

ホンダe の「スポーツカー」としての性能や充放電できるという機能をとるのか、同じような価格であるならば100kmほど長い航続距離を走る『ID.3』をとるのか。ホンダe の予約の行方が気がかりです。
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【可愛い!! …でも高くない…??】ホンダ初の量産EV「ホンダe」の価格と実力 (2019/08/13)

記事では、2020年春に日本で発売されるとウワサされる「ホンダe」の情報を明らかにしています。

Honda e と他車との比較<2019 /07/25>で「国内では下のリーフと競合する(比べられる)のでしょうから、1充電走行距離がリーフよりも短いことを考えると、いくら装備が充実していても電気自動車のキモはバッテリーの容量です。その容量でどれくらい走るか、その点だけで買うか買わないかを決めてしまいがちですから、322km走るリーフよりもせめて安くしないと200kmで予想350万円、ましてやイギリスの435万円では売れないと思います」と書きましたが、価格が高いのではという質問に対して、「安くありませんよ。でも本当に気に入っていただけるお客様に乗っていただければいいと思っています。 ・・・“スポーツカー”ですから」という返答でした。

ホンダの軽スポーツカーというとS660ですが、200万円以上するこの車も2019年6月には260台ほど売れています。このような趣味性の強い車でも少しは売れているのですから、ホンダ・ファンをターゲットに売り込もうというのかもしれません。ちなみに、三菱アイミーブでもMグレードも発売になった2011年度には、440台を越えて売れた月もありました。

この記事では価格の予想を「430万円前後」としていますが、私は間違いなく450万円以上するのではないかと思います。

埼玉寄居工場で生産されるそうですから、イギリス仕様にして輸出コストも入れて435万円のホンダeが、国内で輸出コストがかからないにもかかわらずそれ以上すると予想する理由は、過去の例からうかがえます。

データは古いですが、 トヨタの「iQ」は、2011年にアメリカで「1万5265ドル(当時のレートで約120万円)、同時期の日本では、ベース価格で約160万円でした。
ファクトチェック(2017/02/13)

2012年の欧州でのアイミーブのベース価格は、2万9390ユーロ(約280万円)に対して、日本でのアイミーブは380万円でした。これを企業では「戦略的価格設定」というそうです。
三菱i-MiEVのプジョー版、iOn…商用バージョン (2012/07/24)

ヨーロッパでの予約は好調なようですから、日本でも最初は物珍しさから多少は売れるでしょうし、電気自動車に乗ったことがない人にモーターの加速感を体験してもらうにはうってつけでしょうが、電気自動車の普及には役立たないかもしれません。

車の価格設定(2011/07/21)

(加筆)
【テスラ モデル3 新型試乗】短距離試乗では欠点を見出せないほど「刺激的」だった(2019/08/19)

ホンダeの「“スポーツカー”ですから」 という言葉からすれば、競合車種はテスラの「モデル3」あたりになるかもしれません。「スタンダードレンジプラス」で 511万円だそうですから、装備と走りによっては比較されることでしょう。(私にはとうてい買うことはできませんが)

Honda eの全ぼうが明らかになりつつあります。
ほしいけれど買えないので、その比較だけしてみます。
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Honda eの仕様は、以下の通りとなっています。
  • リチウムイオンバッテリー:35.5kWh
  • バッテリーの温度管理:水冷式
  • 1充電走行距離:200km(WLTPモード)
  • サイズ:全長 4,000 mm以下(詳細は未公表)
  • 保証:(未公表)
  • 価格:(未公表)予想350万円(イギリスでは3万ポンド(約435万円))
国内では下のリーフと競合するのでしょうから、1充電走行距離がリーフよりも短いことを考えると、いくら装備が充実していても電気自動車のキモはバッテリーの容量です。その容量でどれくらい走るか、その点だけで買うか買わないかを決めてしまいがちですから、322km走るリーフよりもせめて安くしないと200kmで予想350万円、ましてやイギリスの435万円では売れないと思います。

電気自動車の電費基準(2019/06/05)
電気自動車を購入するときに越えなければならない壁の一つは、その価格の高さですから、単純に『1回の充電で走行可能な距離が短い車種は「電費」が悪いとみなし、燃費の改善の計算で不利にする』というようなことが行われれば、高性能で容量の多い高価な電池を載せなければならず、結果的に車両価格が下がらなくなるという負のスパイラルにおちいりかねません。
比較の対象に以下の電気自動車を取り上げました。

日産リーフ S
  • リチウムイオンバッテリー:40kWh
  • バッテリーの温度管理:バッテリー温度管理システム(TMS)
  • 1充電走行距離:322km(WLTCモード「WLTPとほぼ同義」)
  • サイズ:全長 4,480 mm x 全幅 1,790 mm x 全高 1,540 mm
  • 保証:8年または16万kmで8セグメントになった場合
  • 価格:約324万円(補助金40万円を適用した価格。約284万円)
フォルクスワーゲンの「ID.3
  • リチウムイオンバッテリー:45kWh(予想。その他にも58kWhと77kWhのグレードが有)
  • バッテリーの温度管理:?
  • 1充電走行距離:330km
  • サイズ:全長 4,100 mm x 全幅 1,800 mm x 全高 1,530 mm
  • 保証:8年または16万kmで70%
  • 価格:367万円
MINI『クーパーS E』 (英国市場向け名「ミニ・エレクトリック」
  • リチウムイオンバッテリー:32.6kWh
  • バッテリーの温度管理:?
  • 1充電走行距離:200km~231km(WLTPモード)最大270km
  • サイズ:?
  • 保証:?
  • 価格:377万円(英国政府の補助金3,500ポンド「日本円で約47万円」を適用した価格。330万円)
フィアット500e テスト車 ホンダe/ミニに照準 アバルト版も検討
  • リチウムイオンバッテリー:?kWh
  • バッテリーの温度管理:?
  • 1充電走行距離:?km(WLTPモード)(400kmの日産リーフよりも1充電走行距離は短く)
  • サイズ:?
  • 保証:?
  • 価格:?万円
ホンダの新型EV『ホンダe』、5画面のフルワイドデジタルコクピット搭載(2019/07/26)

普及を妨げる最大の障壁は?ニッポンのEVと、EV事業のこれからを考える(2019/06/24)

「最大のネックは“値段が高い”こと」など、読み応えのある記事です。

2019年後半、正式発表される予定の「ホンダe」は、35.5kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載するそうですから、間違いなく「高価」です。「ホンダe」は、日産リーフと比較される対象にはなるでしょうが、トヨタのいう「普及」には貢献しえないでしょう。

記事では、トヨタが2020年に市販すると発表した2人乗りの超小型EVについて、リチウムイオンバッテリーは10kWhまでではないかとその期待仕様を具体的に書いています。

ただし、軽自動車よりも小さい新たなカテゴリーの規格が経産省から発表されていない中で、トヨタが正式に2020年市販を公表した背景などを掘り下げてほしかったです。トヨタだからこそできるワザといってしまえばそれまでですが。
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(2020年に市販予定の2人乗り超小型EV:トヨタのHPより引用)

トヨタの前倒しにも増して、BMWは前のめりになっているようです。

独BMW、電動車投入計画を2年前倒し2023年までにEV・PHVを25車種( 2019/6/26)

ホンダの新型EV『ホンダe』、ボディカラーは全5色(2019/5/23)

5月21日、イギリス、ドイツ、フランス、ノルウェーでまずホンダeの予約を開始し、順次、ヨーロッパで拡大受付するそうです。

そのイメージ画像も公開されていますが、以前「Honda e」の「ホクロ」(2019/03/12)に 書いた姿そのままで発売されるようです。

個人的な好みの問題ですが、ボンネットにある巨大な「ホクロ」によって「私の充電口はココ」とあえて主張する必要がどこにあるのか、はなはだ疑問です。「私は電気自動車」と言いたげでもありますが、そのデザインにどのような議論があったのか知りたいところです。

エンジン車のようにエンジンを冷やすための空気を取り入れる必要のない電気自動車では、車の顔となるフロントグリルが変化のないものになりがちですが、それこそ「電気自動車」を示すサインになるのではないかと思います。あえてアクセント?に色を変えた意味を計りかねます。

フロントの充電口は前向き駐車を誘導するものとして、意味あるものだとは思いますが。

救いなのは、その「ホクロ」がどれも「黒」であるために「クリスタルブラックパール」だけがボディカラーに溶け込んでいることです。私は予算的に買えないでしょうが、私の色のイチオシは「クリスタルブラックパール」です。
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ホンダ関連の話題が続きます。

米ホンダ、フィット EV の使用済みバッテリーを再利用へ…電力網に組み込む(2019/05/17)

フィットEVは、東芝のリチウムイオン電池「SCiB」を20kWh載せていました。この「SCiB」は、10.5kWhの電池を積む三菱アイミーブMグレードなどで証明されているように「長寿命」「急速充電」「高入出力」に優れた電池です。

電池容量残存率105パーセント<2018 /07/25>
2011年8月18日にアイミーブ Mグレードが来て.(2011/08/20)から約6年11ヶ月で走行距離が8万2500キロを越えました。この間、約1640回(急速充電307回、自宅外での普通充電28回、自宅200V充電1303回)充電を繰り返してきましたが、「105」という数字が示すように電池の劣化は感じられません。

東芝のリチウムイオン電池「SCiB」は、 充放電20,000回以上の長寿命特性があるそうですから、このまま充電を繰り返すと85年以上もちそうで、すでに7年たちましたから残りは78年です。孫の代までこの電池は使えそうです。

アメリカのフィットEVは、2012年夏からリース販売していたそうですから、私のアイミーブと大差なく、リースで長く乗っていたとしても「SCiB」ですから、それほど劣化はしていないのではないでしょうか。ですから、「使用済み」とすることには違和感がありますが、「再利用」は当然のことと受け止めます。

「SCiB」の「長寿命」を考えれば、「蓄電装置」としての再利用ではなく、電気自動車への載せ替えとして利用できそうですし、「SCiB」のこれまでのデータを生かして、本来の使い方、電気自動車への採用が広まってほしいものです。昨日、電気自動車に興味を持つ人が私のアイミーブを見ての第一声が「電池は何キロぐらいで載せ換えるのか」でしたから。
 

充電インフラの整備は重要(2019/05/17)でホンダのディーラーに急速充電器が設置されつつあると、地図を示しながら書きましたが、その後聞いた話では、2020年の夏までには全店に設置する計画のようです。

ホンダは、受注を2019年初頭から開始 (2018/03/09)するアーバンEVを2019年後半に欧州で発売する予定ですし、2020年に日本で発売 (2017/10/25)する計画ですから、それにあわせたインフラ整備ということであれば話があいます。

電気自動車を販売する責任として、きちんと事前に基盤整備もおこなうのだとすれば、単純に考えて 日本でのアーバンEVの発売日は、急速充電器の整備が終わる2020年夏から秋にかけてかもしれません。
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GoGoEVの地図データによるホンダディーラーのCHAdeMO設置場所)(2019/05/15現在)

フィアット『チェントヴェンティ』、小型EVはカスタマイズ自在…ジュネーブモーターショー2019(2019/03/14)

フィアットがジュネーブモーターショー2019において初公開した『コンセプト・チェントヴェンティ』を紹介していました。

「コンセプト」ですから市販との違いはありますが、 「Honda e」の「ホクロ」(2019/03/12)に書いたような充電口の跡が見つかりません。掲載されている写真を見ると右側にある想定になっていますが、確かめることはできませんでした。

2017年に公開されたホンダのコンセプトモデル「Honda Urban EV Concept」には、その段階ですでに大きなホクロがあるのとは大違いです。せめて、車の色を選ぶなかで、「ホクロ」なしもあると良いかなと。(経済的に私が買う可能性は低いですが)

(2017/10/22 )

インフィニティのデザイン責任者Q&A 「EVはブランド再生のチャンス」(2019/03/14)

「Honda e」プロトタイプを2019年ジュネーブモーターショーで世界初公開(2019/02/27)

今回公開されたものは、新型電気自動車「Honda e(ホンダ イー)」のプロトタイプモデルですから、そのまま販売されるわけではないでしょうが、どうもボンネットの中央にある充電口が隠れている黒い部分の大きな「ホクロ」が個人的には気になります。ここに触れた記事がなかったので、書いておきます。
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解説に「新たに採用したポップアップ式のドアハンドルや従来のサイドミラーの役割を持つ「サイドカメラミラーシステム」といった先進機能を取り入れることで、シームレスなボディーデザイン」とあるのに、そのキュートなデザインを台無しにしてしまう「ホクロ」だと思うのは、個人的な好みの問題でしょうか。

「あばたもえくぼ」的に鼻の下にある大きなホクロが、素敵に見えるときもありますが、「Honda e」の「ホクロ」は「ここに充電口があります」と主張しているとしか思えませんし、ガソリン車との違いを表面的に出しているとしか見えません。

キュートな新型EVは実用性も高いぞ!──ジュネーブ国際自動車ショー2019リポート【第3弾:ホンダ】 (2019/03/08)

同時に発表されたHonda and IED TOMOにも「ホクロ」はありますから、そのままの塗装なのかもしれません。

デザイン的にはどうかと個人的には思ってしまいますが、ボンネットの充電口には、良いこともあるでしょう。

先日行ったドラッグストアは、隣に住宅があるため排気ガスを考慮してか境目のフェンスに「前向き駐車で」と書かれていました。ところが、そこに止まっていた7台すべてがその看板には気づかなかったのでしょう、後ろ向きに止めていました。

日本では圧倒的に後ろ向き駐車が主流ですからこういうことになってしまうのでしょうが、電気自動車が普及し始めた際に、そこに普通充電器を設置し充電サービスを提供することで、前向き駐車へ誘導することができるかもしれません。


なお、以下の記事では、2020年に日本でも発売されることを「スクープ」のように書いていますが、 2019年に欧州市場に投入するUrban EVを2020年に日本で発売 (2017/10/25)にあるようにホンダが日本で発売することは既出です。

なんと日本でも販売決定!! ホンダ「e」 驚愕の後輪駆動で2020年に日本発売!!!(2019/03/07)

ホンダ「N-BOX」が今、日本で最も多く売れている納得の理由…安く買うためのコツ(2018.11.07)

ちょっと古い記事ですが、今もっとも売れている「N-BOX」が人気を得ている理由を載せていました。

その中で「居住空間の広さとシートの座り心地」や「荷物の積みやすさとシートアレンジ」など 人気を得た理由を、8つのポイントととともにまとめていますが、その中で比較的評価が低かった点は、 重量に比べて小さい660ccノーマルエンジンでのパワー不足、カーブを回るときが不安定なことでした。

ですからこの点を補えば、「N-BOX」の一人勝ちはまだまだ続くと言えそうです。

たとえば、走り始めから力強いパワーが出る動力に替えるとか、ふらつくことがないように低重心にする、低重心にするには床の下に重い物を敷き詰めるとかです。そうすることで弱点を補うことができそうです。

これらを満たす2つの物を、私は知っています。
それを採用し搭載した車は、軽自動車とは思えない加速力と、ハンドルを左右にきってもふらつかない安定性を兼ね備えています。

問題は、これを採用すると今でも割高な「N-BOX」のコストが上がることです。弱点があっても売れているからヨシとするか、ホンダのプライドから高みをめざすのか。
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(画像:2018年ジュネーブモーターショー発表内容より引用)

「Honda e」プロトタイプを2019年ジュネーブモーターショーで世界初公開(2019/02/27)

7月20日のクラリティ PHEV発売に合わせたかのように、ホンダ販売店の急速充電器設置が全国で増えていることをホンダのEV(2018/07/21)やホンダに充電器ぞくぞく(2018/08/01) 、ホンダに充電器ぞくぞく2(2018/11/27)で書きましたが、実際に「滋賀県」に唯一設置された急速充電器を見てきました。

Honda Cars滋賀南 草津北店(草津市駒井沢町1-1)
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店舗と向かって左側にあるガソリンスタンドとの間を奥に進むと急速充電のスタンドがありました。
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ホンダ・ディーラーの素晴らしいところは、どれもが50kWで最大電流125Aが出る急速充電器だということです。中に充電池が入っているタイプです。
今回は、残量35パーセントから89.5パーセントまで入れて、14分間で210円でした。
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「駐車禁止」の看板もあり充電車両に配慮されていました。ただし、設置業者が不慣れだったのか、充電ガンのコードが巻かれている機器の右側をあまりあけなかったため、フェンスに囲まれたところにあるガンを、取り出すのにも片づけるのにも少し苦労しました。

以前書いたように、滋賀県内の別会社のホンダ系列店でも急速充電器設置の話は来ているそうですが、今日このディーラーで聞いたところ、Honda Cars滋賀南の他店舗のことまではわからないそうでした。現在はクラリティ PHEVだけですが、将来ホンダでも電動車を増やすとの話をされていましたから、他でも増えるのではというような感触でした。

ホンダは、 中国専用の理念『VE-1』(2018/11/16)を発表していますし、来年2019年後半には アーバンEVを欧州市場で発売する予定で、欧州での受注を2019年初頭から開始(2018/03/09)ともいわれていますから、日本にもやってくる日は案外近いかもしれません。

【スクープ】ホンダの新型EV、発表は2019年3月か…ネオレトロデザインに、デジタルミラー装備(2018/11/26)
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7月20日のクラリティ PHEV発売に合わせたかのように、ホンダ販売店の急速充電器設置が増えていることをホンダのEV(2018/07/21)やホンダに充電器ぞくぞく(2018/08/01) で書きましたが、その時点では、協力会社の取組の差があるのか片寄りがあり、例えば「京都府」や「奈良県」「滋賀県」にはないとも書きました。しかし、あらためて調べてみたところ、 「京都府」と「滋賀県」には以下のように2カ所だけではありますが、設置されていました。

Honda Cars京都 山科西店(京都市山科区北花山大林町55-1)

Honda Cars滋賀南 草津北店(草津市駒井沢町1-1)

ホンダ・ディーラーの素晴らしいところは、その急速充電器がどれもが50kWで最大電流125Aが出るものだということです。

以前書いたように、滋賀県内の別会社の系列店でも急速充電器設置の話は来ているそうですから、日産のようにホンダの全国ディーラーに急速充電器が設置されるのも案外近いかもしれません。

また、ホンダは、 中国専用ではありますが理念『VE-1』(2018/11/16)を発表していますし、来年2019年後半には アーバンEVを欧州市場で発売する予定で欧州での受注を2019年初頭から開始(2018/03/09)ともいわれていますから、その波が日本にもやってくる日も近いかもしれません。

【スクープ】ホンダの新型EV、発表は2019年3月か…ネオレトロデザインに、デジタルミラー装備(2018/11/26)

GoGoEV新着充電スタンド一覧 (閲覧にはメンバー登録が必要)
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(画像:充電ステーションマップ GoGoEVよりHONDAディーラーのみを表示)

Hondaがクルーズ・GMと無人ライドシェアサービス用車両の開発で協業(2018/10/03)

ホンダは、GMクルーズホールディングスLLCとゼネラルモーターズとで、自動運転技術を活用した無人ライドシェアサービス専用車の共同開発を行うと発表していました。

ホンダのニュースリリース中には、「電気自動車」の文字はありませんが、クルーズのカイル・ヴォグト CEOのコメントには、「electric vehicle platform」とあり、専用車には「電気自動車」を想定しているのでしょう。
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(画像:クルーズのHPより引用)

ちなみに、先日、トヨタ自動車と次世代の移動サービス分野で提携したソフトバンクは、GMクルーズへもすでに投資しています。

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