カテゴリ: モーター・タイヤ

EVはタイヤ交換地獄? ユーザーリポートから見えてきた単純明快な真実、北米計算では「2か月に1回」の可能性も(2024/03/03)中島 高広氏

EVには「タイヤの寿命が短い」という特有の欠点があるとする記事です。

ところが、11万3千キロを超えた三菱アイミーブMグレードに13年近く乗ってきた私は、時期は忘れましたが、今までに1回しかタイヤを交換していません。今年1月に点検をしてもらった点検簿には、タイヤの溝はすべて6.7mm残っていると記載されていました。
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EVはタイヤ交換地獄? と筆者はタイトルをつけていますが、上のように「交換地獄」におちいっていませんし、交換時期は不明ですが単純計算で約6年に1回です。(正確には、1年のうち12月から翌年3月まではスタッドレス・タイヤにはきかえているので、1年のうち8ヶ月使用です。6年に換算すると通算で48ヶ月)間違っても「2か月に1回」なんてことはありません。(興味を引くためにこのようなタイトルにしたのでしょう)

海外の例は、70とか80kWhものバッテリーを積む大型のSUVなのかもしれません。

単純明快な真実とも述べていますが、「単純」にしがちな論理は「真実」を見誤ることが多いのではないでしょうか。事実、私の乗るEVに限っては筆者の言う「真実」には当てはまらないのですから。
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アイミーブの車両重量は1070kg、アイミーブの元となったガソリン車アイの車両重量は900kgですから、190kg重いです。軽EVだからかもしれませんが、私の「真実」からするとタイヤへの負担はそう大きくなさそうです。

他に考えられるタイヤへの負担を筆者は、2つ挙げています。
・優れた加速性能
・回生ブレーキ
その理由として、「多くのドライバーは自分ではそう意識していなくても急加速してしまう傾向がある。その結果、減速時に回生ブレーキを多用することになり、内燃機関車での急加速/急減速に相当する操作を行っている」としていますが、私から言わせると「急加速」はEVに乗り慣れていない人がする操作であって、しばらく乗ればアクセルの踏み加減はわかるものです。私も最初は面白がってアクセルをベタ踏みすることがありましたが、今「急加速」するのは本線へ合流するような場合だけです。EVのこの「急加速」性能は、「安心」して合流する利点をもたらしてくれています。

また、筆者は「回生ブレーキ」を誤解しています。回生ブレーキは、車が前へ進む運動エネルギーを電気エネルギーに変換してバッテリーに充電したり消費したりすることで制動する電気ブレーキの手法です。ですから、回生ブレーキの設定にもよりますが、急減速・急ブレーキがかかるわけではありません。もし「回生ブレーキ」によりタイヤがすり減るような急減速ブレーキがかかるなら、多くの後続車が追突していることでしょう。

最後に筆者は、「今後もEVに関するユーザーサイドからの報告を注視していきたい」としていますが、少なくとも肩書きにある「モータージャーナリスト」ならば、実際にEVに長年乗り、そこから得たデータを元にEVの利点や欠点を書いていただきたいものです。それであれば説得力もありますが、ネット上のユーザーが記事ネタというのでは、「他人のフンドシで相撲をとる」のと何ら変わらないでしょう。(コタツ記事というらしい。知らんけど)

ダイソン、「デジタルモーター」を商標登録…新型EVに関連か(2018/08/23)

掃除機などで有名な「ダイソン」が、電気自動車に関連しそうな「デジタルモーター」を商標登録していたと伝えています。

以前から下にあるように、ダイソンが電気自動車を開発しているのでは、という話題はつきませんから、それを結びつけたい気持ちはわからなくはありませんが、申請書に「自動車」の文字が含まれているとは言え、「デジタルモーター」の名前がすぐに電気自動車に結び付くとも思えません。

ダイソンにとってモーターは得意だとしても、問題は「電池」にあるでしょうから、そこをどのように解決してくるのか楽しみではありますし、消費者にとって選択肢が増えることは好ましいことですから、ダイソンのEVにも期待は膨らみます。
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(画像:ダイソンのHPよりロボット掃除機の画像を引用)

◯ダイソン 他社とは「根本的に異なる」EV製造へ-2020年までに(2017/09/27)
  • コードレス掃除機などで培った蓄電池やモーターの技術を生かし、すべて独自での開発
  • 2020年代の初めまでに全固体電池を採用し、「スポーツカーではなく、非常に安い車でもない」EVを発売
  • 「初代モデルを2020年までに市場投入する目標で、開発を進めている」「日本が最初の発売国になる可能性がある」 ダイソンがEV開発で自動車メーカーを凌駕しそうな理由(2018/03/23)
◯ダイソン EV事業化を託されたダイソン新CEOの素顔
  • 2022年までにEVも電池もフル生産に(2018/01/15)

電動化で浮上する“静かなタイヤ” 外資メーカーの投入相次ぐ(2018/08/15)

以前に東洋ゴムの静かなタイヤ(2018/08/03)を紹介しましたが、上記では、コンチネンタルタイヤ、ミシュランタイヤ、グッドイヤーの3社の製品や研究開発の状況を紹介しています。

電気自動車のような今までのガソリン車と比べられるような新しい製品が出て、それまでの市場を大きく塗り替える可能性が出てくると、「出る杭は打たれる」ではありませんが、必ずデメリットな所をことさら大きく取り上げ、後ろ向きな声が大きくなることはよくあることです。

特に今までの産業構造さえも替えてしまうとなると、もの作りの現場からは危機感の裏返しとして、批判めいた声が上がってくることもあるでしょう。上のタイヤメーカーのように新たなビジネスチャンスを生かす方法があるにもかかわらず。

例えば、次の記事はACEA(欧州自動車工業会)のレポート?を引用する形で、EVシフトに疑問を投げかけるものです。

「EV普及は非現実的」のアナウンスが欧州市場に投げかけた波紋(2018/08/13)

記事のタイトルは、興味関心を引くために極端な表現をされることがありますが、「EV普及は非現実的」はまさしく、そのパターンでしょう。

記事にあるように「現在EU域内に10万ヵ所の充電設備」しかないのに、EUの目標達成のためにはあと12年間で毎年「70万基」ずつ充電設備を作り続けなければならないと書かれると、それは「非現実的」だと思ってしまいます。

その前に私は、日本の急速充電器はおよそ7448ヶ所ですから、それでも結構普及したもんだと思っていますが、ヨーロッパ全体では二桁も違うんだと、そっちの方をまず驚きました。しかし、よく調べてみると、「10万ヵ所」というのは、普通充電器も含んだ数のようです。

【EV・PHEV】データで見る、世界の電気自動車・プラグインハイブリッド車の普及状況 (2018/05/28)

日本の普通充電器は、およそ14885ヶ所ですから、急速充電器と合わせた数は約2万2千カ所です。それならヨーロッパで「10万ヵ所」という数字は理解できます。

ダイヤモンド・オンラインの記事は、その辺りを誤解して書いているような気がします。

たとえば、「充電設備を新設するのにふさわしい場所を探し、充電器の設置、配電工事、充電設備の存在を知らせる看板などもろもろの手続きが、毎日700ヵ所以上で行えるとは思えない」とありますが、これは急速充電器を新設する前提ならわかる文章です。しかし、前に示したように数字が普通充電器も含んだものであれば、不可能ではないでしょう。

先日、近くのホームセンターへ行きましたが、屋外に設置する「防水コンセント」の棚の隣に「EV用普通充電コンセント」が置いてありました。日本の話ではありますが、電気工事士でしか取り付けることが出来ない特殊な部品にもかかわらず、需要があるのか「普通」に陳列されているのです。どの国でも需要が高まれば、普通充電器の設置は難しくないでしょう。(補足:充電に課金するとなると工事や手続きは煩雑になりますが、200Vの普通充電コンセントをつけるだけなら難しくはありません。どこにでも200Vはきているのですから)

EVシフトをふまえて「静かなタイヤ」のように次の商機をねらうのか、心地良い後ろ向きな話にうなずいている間にチャンスを逃すのか、そういう時期なのかもしれません。

迫るEVシフト、「昭和の」トヨタ系部品メーカーも社運賭けた勝負に(2018/08/20)

タイヤ空洞共鳴音を効果的に低減する独自デバイスを開発(2018/06/29)

電気自動車はエンジン音がしないためガソリン車よりも静かで、高速道路でも声を大きくすることなく、普通のトーンで会話することができます。そうした静かな中にいると気になるのは、タイヤと道路面との間でおこる「ロードノイズ」です。

このロードノイズを抑える技術を開発したと東洋ゴム工業が発表していました。

同社は、タイヤ内部の空気の流れを制御することでノイズを大幅に軽減しており、別の記事によると従来品と比べて75%ノイズ削減ができたようです。
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(画像:東洋ゴム工業HPより引用)

電気自動車は静かすぎて通行人に気づかれにくいと、低速時は擬似的に接近音を作ってまで「音」を流していますが、車内は静かなことに越したことがありませんから、これからはこのような『静かなタイヤ』が主流になるのではないでしょうか。

EVは音が違う…帝人グループ、内装材事業強化に向けて独ジーグラーを買収(2018/07/30)
  • 音を制御して快適空間を生み出す制音機能(吸音、遮音、静音)をコアとした製品 

4月にYouTube登録された「プリウスPHV」の「加速ビューン篇」です。

電気自動車ももちろん、元もと「加速ビューン」なので、「試して、PHV!」のセリフを、「試して、EV!」にそのまま替えて使えるCMです。プラグインハイブリッド車が電気自動車の入門車になってほしいものです。

 

電動車両用モーター事業の合弁会社設立に関する基本合意書締結 {日立オートモティブシステムズ}
電動車両用モーター事業の合弁会社設立に関する基本合意書締結{ホンダ}(2017/02/07)
ホンダと日立製作所グループの日立オートモティブシステムズは、電気自動車などに使うモーター事業で提携すると発表しています。
今回の提携では、「モーターの開発、製造および販売」を事業とするとしていますが、日立オートモティブシステムズは、ハイブリッド用のモーターや電気自動車用インバーター、リチウムイオン電池をも作っていますから、これから電気自動車分野に本格的に進出しようというホンダにとって、格好の提携企業です。ですから、今後は事業内容も広げていくかもしれません。
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(日立オートモティブシステムズHPより引用)
自動車関連ビジネスの拡大に積極的で「テスラ」と組んだ「パナソニック」の例もすでにありますし、「日立」もこの分野へ出ていますから、白もの家電の中に「電気自動車」も入るかもしれません。電気自動車が、生活の中に深く関係する家電製品になるという意味で。
2030年までに1充電で東京―大阪間(約500キロメートル)を走ることが出来るようにする新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)のプロジェクトの委託先

トヨタ自動車、豊田中央研究所、京都大学、産業技術総合研究所、茨城大学、神奈川大学、関西大学、九州大学、高エネルギー加速器研究機構、神戸大学、東京大学、東京工業大学、東京農工大学、東北大学、名古屋工業大学、兵庫県立大学、ファインセラミックスセンター、北海道大学、三重大学、理化学研究所、立命館大学 総合科学技術研究機構、早稲田大学、ソニー、日産自動車、パナソニック、日立化成、日立製作所、日立マクセル、本田技術研究所、三菱自動車工業

リンク: 日産自動車、100%モーター駆動の新しい電動パワートレイン「e-POWER」を「NOTE」に初搭載 - 日産自動車ニュースルーム.(2016/11/02)

日産は、ガソリンエンジンで発電した電気でモーターを動かす「e-POWER」を搭載したコンパクトカー「NOTE e-POWER」を発売したと告知しています。ガソリンエンジンは発電のみに特化したもので、「シリーズ式ハイブリット」といわれるものです。

この件に関して、登録者に配信された日産メールマガジンには、「電気自動車の全く新しいカタチ」と題して、「ガソリンエンジン車の感覚で、電気自動車を楽しめます」「電気自動車だから得られる、モーターの走り」とありましたが、「NOTE e-POWER」を「電気自動車」と断言されると、「電気自動車ニュース」としては違和感があります。

「新しいクルマのカタチ」には違いありませんが、トップのリンク先Webページの方には、「NOTE e-POWER」を「電気自動車」とは書いていません。(EVとはありますが)「NOTE e-POWER」を「100%モーター駆動」と表現し、「日産リーフ」は「100%電気自動車」と明確に区別し、「100%電気自動車『同様』の走りの楽しさを実感いただけます」と書いてあるあたりが当を得ているでしょう。

「モーターで走るからとても静か」ともありますが、ガソリンエンジンは排気量1.198Lのものを載せていますから、当然ながらエンジン音はするはずで、最適な回転数に制御されることにより、どれくらい低音化され遮音されているか興味がわくところです。

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(引用:日産サイト

普段このブログは、1日平均約900カウント増える(来訪者)のですが、11月2日は1500カウント近くになりました。「NOTE e-POWER」の発売によって、「電気自動車」を検索されたのかもしれません。何はともかく電動車の裾野が広がることは、うれしいことです。

「ノート:諸元表」(PDF:80KB)

リチウムイオン電池容量:1.47kWh(※修正

《e-POWER S》
燃費:37.2km/L
計算上走行距離:1302km(タンク容量:35L)
希望小売価格:1,772,280円

《e-POWER X、MEDALIST》 
燃費:34.0km/L
計算上走行距離:1394km(タンク容量:41L)

リンク: 電気自動車ニュース: 日産、ハイブリッド車?を発売.(2016/09/05)

リンク: 日産グローバル本社ギャラリーで、100%モーター駆動の新しい電動パワートレイン「NOTE e-POWER」の展示イベントを開催 - 日産自動車ニュースルーム.(2016/11/02)

リンク: 「ノート」に新電動パワートレイン「e-POWER」を追加 あわせて一部仕様向上を実施 - 日産自動車ニュースルーム.(2016/11/02)

リンク: 日産の電動化戦略は「EV」、e-POWERは手段に過ぎない - 日経テクノロジーオンライン.(2016/11/02)

「e-POWERで、EVの静粛性や発進加速の楽しさを体験してもらい、次にEVに乗り換えてもらう」

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(引用:日産サイト

リンク: 廃熱を暖房に活用 ボッシュ、EV航続距離25%向上へ  :日本経済新聞.(2016/10/06)

電気自動車の欠点の一つに暖房を使用したとき、走ることのできる距離が短くなってしまうことがあります。これは、一般的な車のように熱くなるエンジン熱を利用できないためで、走行に使用するはずの電気を熱に換えて、暖房に利用するためです。

そこで、ボッシュは、今まで利用されていなかった駆動用モーターやインバーター、車載充電器といったパワートレーン側の廃熱もヒートポンプシステムに取り入れて暖房に活用し、航続距離を延ばそうとしているという記事です。

私の乗るアイミーブMグレードでは、電池に冷却装置が付いていないことから、高速道路などで電池に負荷をかけると、電池の温度が上がってしまい、次の充電時に電気の受け入れが悪くなり、いつもより充電に時間がかかってしまうということがあります。

ボッシュのようなシステムを入れるとこのようなことも軽減され、暖房の効率化と充電時間の短縮という両方を得ることができる一石二鳥なのでしょうが、そのコストがどれだけ下げられるかも大きな問題となるのでしょう。

大容量の電池が普通になれば、このようなシステムはあまり評価されなくなるかもしれませんが・・・。

リンク: 日産、小型車で最高燃費 1リットル40キロに迫る  :日本経済新聞.(2016/09/04)

日産は、11月に「ノート」の「ハイブリッド車」を発売すると報じています。

しかし、エンジンは発電のみに使われ、その電気はモーターを回すために使うとも書いていますから、この車は「ハイブリッド車」というよりも、「レンジ・エクステンダー」装備車「シリーズ式ハイブリット」といわれるもので、電気自動車に近いものでしょう。以前、 日産 エンジンを備えたEVを発売.(2015/12/20)と書いています。(コメントいただいて修正しています。「シリーズ式ハイブリット」と「レンジ・エクステンダー」との明確な分類基準はないようですが、ここでは、レンジ・エクステンダーは、大容量バッテリーが搭載され、発電専用の小型エンジンが搭載されているものとします)

エンジンで発電分、電池容量を減らして価格を下げているのでしょう。価格は「ガソリン車並みの200万円前後」と書いていますから、どのような仕様か気になるところです。BMWの電気自動車 i3にあるレンジ・エクステンダーのグレードとの比較も面白いでしょう。

リンク: 日産ノート新型モデルチェンジ情報|レンジエクステンダーEVで登場!.(2016/07/16)

リンク: 現行販売車9車種についての新燃費値申請とお客様への損害賠償について.

(2016/08/30)

リンク: 現行販売車種の一部年式・型式の新燃費値の申請に伴う損害賠償の詳細.(2016/08/30)

国土交通省による確認試験の結果、三菱が現在生産・販売を行っている『アウトランダーPHEV』、『ミラージュ』、『デリカD:5』、『パジェロ(ガソリン車)』、『RVR』、『i-MiEV(Xグレード)』、『ミニキャブ・ミーブ トラック』は、届出燃費値を下回っていたので、、新燃費値を国土交通省へ申請するとともに、損害賠償金を支払うとしています。また、これにともなって、これらの車の販売を約2週間停止するそうです。

ちなみに『アウトランダーPHEV』、『i-MiEV(Xグレード)』、『ミニキャブ・ミーブ トラック』は、賠償金3万円だそうですが、過去保有の使用者は、使用年数毎に賠償「賠償金÷10年×使用年数」を行うなど金額の算出は難しくなりそうです。

リンク: 『eKワゴン/eKカスタム』 『eKスペース』 お支払い金の申請 専用ウェブサイト.

なお、今回の現行販売車9車種より過去に販売した車種、たとえば『i-MiEV(Gグレード)』については、「新車状態での正しい燃費測定が事実上不可能であるため、今後、関係各省庁ともご相談し、誠実に対応を検討」となっています。ですから、Gグレードでも賠償されるかもしれません。

リンク: 三菱自、不正の検証作業でまた「不正」:日経ビジネスオンライン.(2016/08/31)

リンク: 東京新聞:モーター生産加速 ホンダがHV販売戦略:経済(TOKYO Web).(2016/08/24)

ホンダは、ハイブリッド車(HV)用モーターの生産体制を強化した浜松市と三重県鈴鹿市の両工場を報道関係者に公開したという記事です。気になったカ所は以下です。

HV、プラグインハイブリッド車(PHV)、電気自動車(EV)などモーターを使った車の世界販売台数に占める割合を、昨年の5%から、二〇三〇年には三分の二まで増やす計画

HV用モーター設備を増強するが、将来PHV、EVのモーター製造にも転用できる

リンク: ホンダ、電気モーター生産能力を3倍に 電動車両拡充へ:朝日新聞デジタル.(2016/08/23)

プラグインハイブリッド車(PHV)や電気自動車(EV)、燃料電池車(FCV)向けのモーターの生産増強も今後、必要になる

フィットEVアコードPHVもすでに生産を終了していますが、将来に向けての布石を打っていると思い期待しています。

リンク: 電気自動車ニュース: オデッセイハイブリッドってEV?.(2016/04/09)

リンク: 当社製車両の燃費試験における不正行為に係わる国土交通省への報告についてS.(2016/06/17)

三菱製車両の燃費試験における不正行為に関し、「過去に販売した車種に関する調査」と、再発防止策についての国交省へ追加提出した報告書の概略を発表しています。

この報告には書いてありませんが、以下の記事には、燃費を良く見せるため意図的にデータを改ざんしていた9車種に対して、燃料代の差額などを賠償するとあります。

この中にアイミーブなどは入っていません。どこかで聞いたフレーズですが、以下の9車種以外は「不適切ではあったが、違法までとはいえない」という感じでしょうか。もともと電気自動車は「燃費を良く見せる」必要はありません。

リンク: 三菱自、軽4車種に1台10万円賠償 軽以外の5車種も3万円  :日本経済新聞.(2016/06/17)

10万円・・・三菱の「eKワゴン」「eKスペース」、日産「デイズ」「デイズルークス」の4車種

3万円・・・「パジェロ」、「RVR」、「旧型アウトランダー」、「コルト」系、「ギャランフォルティス」系の5車種

同じく不正をはたらいたフォルクスワーゲンは、「2025年までに電気自動車を30モデル以上投入し、世界販売台数の25%に相当する年300万台を電気自動車が占めるようにする」という方針のようです。三菱にもこれを機に電気自動車を中心に据えた戦略を立ててほしいものです。

 独フォルクスワーゲン、全面的な戦略見直し-電気自動車などに注力へ - Bloomberg.(2016/06/16)

リンク: 高出力モーターで走りを一新、「オデッセイ」の2モーターハイブリッド - クルマ - 日経テクノロジーオンライン.

ホンダ「オデッセイ」のハイブリッド車の紹介記事です。ハイブリッドシステムは、「アコード」で採用されている2モーター方式だそうですが、下のようにモーターだけで走る「EVモード」も備えてありますから、リチウムイオン電池の容量は1.3kWとわずかながらももう少しで電気自動車です。

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(画像:ホンダサイトより)

リンク: プレスリリース | ニュース・イベント | MITSUBISHI MOTORS.

アウトランダーPHEV以外は全国軽自動車協会連合会にの「軽四輪車通称名別新車販売確報」よる)

他のメーカーや三菱でもガソリン車の販売数は、前月比で持ち直してきているにもかかわらず、『アウトランダーPHEV』以外は変わりありません。

MINICAB-MiEV TRUCKは、3月で製造中止となりますが、残すところ2ヶ月で2015年度に100台を達成しました。今までの販売総数は、946台ですから、この分では大台の1000台を越えることは難しいかもしれません。MINICAB-MiEV TRUCKは、4輪駆動ではないけれども、モーターの力強さと電池の重量から3輪駆動ぐらいではありましたから、メンテナンスコストが安い「良い車」の製造中止は残念なことです。

また、ガソリン安を反映して、ガソリン車の『アウトランダー』が12月の233台から1月には365台へと増えていますし、前年度比では12月に324パーセント、1月には348パーセントと大きく数字を延ばしています。

ガソリン車の『アウトランダー』Gグレードは約252万円からですが、『アウトランダーPHEV』はMグレードでも約360万円からと108万円もの差がありますです。『アウトランダーPHEV』には、クリーンエネルギー補助金が29万円(上限)でたり、取得税が免税になるなどエコカー減税の恩恵があったりして、その差が約38万円縮まるとしても約70万円の差は、購入者にとって魅力的ですし、ガソリンが1Lで100円近くになってきた現在は、電気代との差額でうめることは難しいかもしれません。

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2009年11月から2015年12月までの各車種国内販売総数(メーカー発表値)

i-MiEV (上の表中の青色)(2009年7月〜10月の記録なし)

MINICAB-MiEV (赤色)

アウトランダーPHEV(緑色)

MINICAB-MiEV TRUCK(紫色)

  アイ・M ミニキャブ・M アウトランダーPHEV M-トラック
国内販売総数 10410 6084 31469 946

↓2015年度合計

440 344 9568 100
03月
02月
01月 31 23 801 6
12月 35 21 518 11
11月 23 27 814 8
10月 21 26 1145 4
09月 73 57 1896 15
08月 68 44 1313 9
07月 73 32 2383 9
06月 59 51 221 19
05月 38 45 289 14
04月 19 18 188 5
アイ・M ミニキャブ・M アウトランダーPHEV M-トラック

↓2014年度合計

824 781 8629 181
03月 60 44 796 22
02月 82 52 603 25
01月 84 84 830 20
12月 70 57 608 22
11月 92 76 558 22
10月 102 93 538 18
09月 97 110 1450 6
08月 51 87 457 10
07月 102 124 700 4
06月 41 17 1300 14
05月 25 12 563 10
04月 18 25 226 8
アイ・M ミニキャブ・M アウトランダーPHEV M-トラック

↓2013年度合計

1099 1006 8968 181
03月 130 124 736 30
02月 238 98 1630 16
01月 55 42 1298 17
12月 82 59 1488 9
11月 66 92 1705 9
10月 75 93 560 15
09月 95 137 772 21
08月 54 71 776 9
07月 68 93 - 14
06月 70 79 - 9
05月 62 71 - 7
04月 100 71 3 25
アイ・M ミニキャブ・M アウトランダーPHEV M-トラック

↓2012年度合計

2205 2026 4304 436
03月 358 344 1719 269
02月 377 317 2079 167
01月 79 58 506 48
12月 137 121
11月 189 133
10月 141 128
09月 212 197
08月 86 107
07月 157 200
06月 288 256
05月 142 134
04月 39 31
アイ・M ミニキャブ・M

↓2011年度合計

2552 1927 三菱自発表,2012年3月国内外の累計数:26000
03月 117 123
02月 446 590    
01月 341 467    
12月 359 747    
11月 326 MINICAB-MiEV12月販売     
10月 244      
09月 340      
08月 207      
07月 61 Mグレード販売  
06月 40    
05月 34    
04月 37    
アイ・M    

↓2010年度合計

2542    
03月 102 震災    
02月 321      
01月 219      
12月 164      
11月 172      
10月 179      
09月 277      
08月 221      
07月 383      
06月 390      
05月 53      
04月 61 個人販売    
アイ・M      

↓2009年度合計

748      
03月 101
02月 151
01月 188
12月 145
11月 163

(これより以前のデータはなし。「i-MiEV」は2009年7月23日から法人販売)

リンク: 鴻海テリー・ゴウが描くシャープの「使い道」 (3ページ目):日経ビジネスオンライン.

シャープ買収に動く鴻海は、同社がiPhoneを作っているようにテスラの電気自動車を作る日が来るかもしれないという記事です。

以前に自動車メーカー パナソニック?.(2013/12/30)を書いたことがありましたが、「自動車メーカー・シャープ」も近い将来に現実のものとなるかもしれません。

また、ホンダも以下のように2030年をめどに販売数の3分の2をPHVとHV、FCV、電気自動車などの電動車へシフトすると宣言していますが、案外ガソリン車という外堀は早くに埋まり、日経に書いているように電動化の波はもっと早くやってくるかもしれません。

リンク: ホンダ、2030年メドに電動車を3分の2に:日経ビジネスオンライン.(2016/02/25)

リンク: 未来のクルマ、電気自動車に軍配 元GM幹部  :日本経済新聞.(2016/02/25)

「2025年以降は軽量の自動車を設計する際、電気自動車や燃料電池車が最善の方法となるだろう」

リンク: ダイムラーのディーター・ツェッチェCEO、「水素燃料電池自動車よりも電気自動車の方が有望」と語る - Autoblog 日本版.(2016/02/25)

リンク: 「テスラと過ごした180日間」 米国人記者の実感 | Forbes JAPAN(フォーブス ジャパン).

モデルSの特徴であるセンターコンソールに搭載された大型タッチスクリーンを評価するする人もいれば、その照度を落とすことはできても真っ暗にはできないために、夜間の運転でその光が気になる人もいると書いています。

また、アメリカの消費者団体専門誌「コンシューマー・レポート」の買い推奨リストから外れた理由は、「ドライブトレイン、動力源、充電機器、iPadのような巨大なタッチスクリーン、車体・サンルーフのきしみやガタガタ音、水漏れなど」があったからだとしています。

リンク: Model S デザインスタジオ | テスラモーターズジャパン.

Tesla Motorsは、期間限定で、月額6万6839円でModel Sを運転することができるローンを提供しているそうです。(ガソリン車からの乗り換えの場合、燃料の節約を考慮すると、これは月額5万8939円に相当するそうです)

 

リンク: 【木暮祐一のモバイルウォッチ】第91回 ついに“自動運転”が国内でも承認! テスラ・モデルS「P85D」を一般道で試乗(1/3) | RBB TODAY.(2016/02/03)

もはやこれは自動車ではなく“ハンドルとタイヤが付いたタブレット”

一般道で行った「オートステアリング」の様子をレポートしています。前の車が赤信号で停止すればテスラも止まり、前の車が発進するとテスラも自動で進みだすといのはすごいことです。

リンク: テスラで手放し運転の誘惑に駆られる:日経ビジネスオンライン.(2016/02/02)

モデルSに搭載された自動運転機能の詳細、実際の操作、問題点などについて書かれています。

リンク: 【テスラ・モデルS】ガヤルドを超える加速とベンツSクラスの快適性を持つEV|GOIN[ゴーイン].(2016/01/29)

加速性に優れ快適な高級EVであるTesla MotorsModel S」のレポートです。

リンク: 寒冷地EV、北海道内チームが試作車 札幌モーターショー出展 | どうしんウェブ/電子版(経済).

寒冷地仕様の電気自動車開発に取り組む北海道内の共同チームによる試作車(本体はトヨタ車体のコムス)が完成し、札幌市内での試験走行の様子を伝えています。

寒冷地では、蓄電池の性能低下、雪道での不安定走行、車内暖房の非効率等が問題となりますが、それらへの対策を施した積雪寒冷地対応電気自動車となったそうです。

リンク: 電気自動車ニュース: EVのデメリット.(2013/06/29)

電気自動車のデメリットの一つである「暖房」への取組を、今後開発されるであろう電気自動車へ生かしてほしいものです。

ただし、撮影用のカットなのかもしれませんが、掲載写真にはオープンな「コムス」に備え付けられる雨よけの「キャンバスドア」がありませんから、「屋根にまで断熱材を入れて暖房効率を高めた」といっても、運転手はスキーをするような姿です。

6月14日に「朝霧高原もちや」で開かれた「i-Meeting2015」での復路での充電報告です。

私のアイはほぼノーマルですから、このようなMeetingにきても台数を増やすだけしかできませんが、みなさんの車を見せていただいて、タイヤやナビなど多くの部分が大いに参考になりました。

なお、6月26日発売の「CARトップ」にこの時の取材が掲載されるそうです。

P1070854

今回の「i-Meeting2015」は、ガソリン車のアイも含めた24台ですから、電気自動車ばかりではありませんが、帰りの充電スタンドが重なった場合に充電渋滞をおこすことも考えられます。ですから前日の夕方に充電したので残量には余裕がありましたが、朝霧高原へ上っていく当日の朝、ファミリーマート白糸の滝店で追加充電をしました。

充電率:59.5パーセントから82.5パーセントへ
充電容量:2.7kWh
充電時間:12分間
電流値:50A

P1070853ファミリーマート白糸の滝店↑)

i-Meeting2015」終了後、充電渋滞を避けるために先に出発しました。

朝霧高原もちや」からは、延々と下りですから、新東名の静岡SAへ直接行くこともできたかもしれませんが、念のためにファミリーマート白糸の滝店で再度追加充電をしました。

充電率:71.5パーセントから91.5パーセントへ
充電容量:2.4kWh
充電時間:10分間
電流値:50A

ここでは今回初めて、先客のリーフがいました。この往復では全部で11回充電をしましたが、後にも先にも充電待ちをしたのはここだけの1回でした。静岡SAでは、ちょうどリーフが出ていくところでしたから、充電器の利用はそれなりにあるのでしょうが、「高速道路利用実態調査」をされているにもかかわらず、あまりサンプル数は多くでないかもしれません。足柄や海老名など特定の充電ポイントでは多いところもあるでしょう。

新東名にのってからは、いつものように時速80〜85kmを目安にクルーズコントロールを使用して走行しました。

以下を前回のデータと比べるとよいのですが、前回は新東名に入る前に道を間違えたので、次の静岡SAと浜松SA間で比べてみます。

静岡SA
充電率:52.5パーセントから94.5パーセントへ
充電容量:5.2kWh
充電時間:10分間
電流値:125A

浜松SAでは以下のようになりました。(静岡SAから約57.2km)
充電率:48パーセントから98パーセントへ
充電容量:6.1kWh
充電時間:15分間
電流値:125A

これを前回のデータと比べると静岡SAと浜松SAの間では以下のようになりました。今回の方が減少割合が少ないことから、2度目ということもありより効率よく走ることができたのかもしれません。

前回充電率の減少割合:90.5パーセントから37.5パーセントへ53パーセント消費
今回充電率の減少割合:94.5パーセントから48パーセントへ46.5パーセント消費

上郷SAでのデータは以下の通りです。上りの上郷では125A出ていましたから、ゆっくり走ってきたつもりでも充電への制限がかかってしまったようです。

上郷SA(静岡SAから約72.1km)
充電率:41.5パーセントから92.5パーセントへ
充電容量:6.2kWh
充電時間:13分間
電流値:101A

これを前回のデータと比べると浜松SAと上郷SAの間では以下のようになりました。ここでも今回の方が減少割合が少なくなりました。

前回充電率の減少割合:91.5パーセントから29.5パーセントへ62パーセント消費
今回充電率の減少割合:98パーセントから41.5パーセントへ56.5パーセント消費

このあと前回では、尾張一宮PAをパスして養老SAで充電しましたが、養老SAへ向かう坂道で予想以上に電気を消費しヒヤヒヤしましたから、今回は養老SAの手前にある尾張一宮PAで充電をおこないました。電流値が81Aまで下がって時間はかかりましたが、家にたどり着く分は10分と少しあれば充電することができました。

尾張一宮PA
充電率:55パーセントから89.5パーセントへ
充電容量:4.2kWh
充電時間:11分間
電流値:81A

今回、充電は11回おこないましたが、その充電平均時間は約13分間でした。毎回念のために90パーセントを越えるところまで充電していましたが、90以下で止めれば更に充電時間は短縮されます。

三菱Mグレードに限ったことかもしれませんが、充電に30分かかるということは決してありません。

今回、自宅から朝霧高原までの往復走行距離は約655km、平均電費は11.72km/kWhでした。(アイミーブMグレード)

復路の総充電容量:26.8kWh
復路の総充電時間:71分間

往復合計の充電容量:55kWh
往復合計の充電時間:139分間

往復の充電料金:139分間×8円/分=1112円(自宅での充電料金を除く=120円ほど

P1070864

i-Meeting2015参加報告(往路編)(2015/06/13)

リンク: 2015年6月7日:次回の放送|TBSテレビ:夢の扉+.(放送後はURLがかわります

6月7日、TBSテレビの「夢の扉+」は、水に浮く電気自動車「FOMM」の放送です。

FOMMは、大同工業、日本特殊陶業と開発を進めてきたインホイールモーター搭載の超小型EVで、以前、以下のように紹介したものです。

FOMMコンセプトOne発表(2014/02/19)

予告ページによると「フル充電すれば最高時速85kmで100km走る」とのことですが、株式会社FOMM.によると「市街地走行モード」で「航続距離約100km」とあります。このサイズでの走行距離の長さは、インホイールモーターの効率化と小型化による軽量化からきているのかもしれません。

リンク: RESEARCH | 株式会社FOMM.

リンク: 【トレたま】未来の電気自動車:ワールドビジネスサテライト:テレビ東京.

テレビ東京のWBS「トレンドたまご」で東京大学のワイヤレスインホイールモーターが紹介されていました。以前に以下のように紹介したものです。

リンク: 東大、世界初となる「ワイヤレスインホイールモーター」搭載EVの走行に成功 - Car Watch.(2015/05/20)

リンク: 将来のEVは道路から電力を得る?:日経ビジネスオンライン.(2015/06/09)

リンク: おかやま次世代自動車技術研究開発センター | 自動車技術展「人とくるまのテクノロジー展2015」に出展中です。.

おかやま次世代自動車技術研究開発センターは、5月20日~22日にパシフィコ横浜で開催中の「人とくるまのテクノロジー展2015」に インホイールモーターを搭載する改造電気自動車「OVEC-TWO」を出展中だそうです。

OVEC-TWO」は、三菱 i-MiEVにインホイールモータ(後輪駆動)を組み込み、軽量化、高性能化、低コスト化などを実現しているそうです。ホームページには、開発目標値しか記載されていませんが、元にしたGグレードの車両重量と変わらないものができたのかもしれません。

リンク: i-MiEV(X)運用開始後1年間で聞かれたことをまとめてみました|EVオーナーズクラブ.

三菱の電気自動車に乗っていらっしゃる方が、「声を掛けられて(電気自動車について)聞かれたこと」を上記でまとめておられます。

内容は、『「EVってどうなん?」と言う素朴な疑問に答えた実績に基づいた』ものですし、公開後の反響も大きかったとのことですので、著者の了解を得て紹介させていただきます。

声を掛けられて聞かれたことはおおよそ下記に集約されます。

1.電気自動車(以下EVと表記)のメリット、デメリット?
2.実際のところ、1回充電して何km走るの?
3.EVでどこまで遠くに行ったことがあるの?
4.家の電気代はどれ位増えたの?
5.今月(2015年4月)から有料になった充電スポットが増えたって聞いたけど?
6.1年使って駆動用バッテリーの劣化はあった?
7.どういう使い方ならEVを購入した方が良い?

私のブログには、データが古くなりましたが以下のものがありますので、参考までに合わせてお読みください。

EVのデメリット(2013/06/29)

上記の中の充電環境など、ここ2年で大きく前進した項目もありますので、近々私のデータを更新したいと考えています。

リンク: Japan EV Festival2015 開催要項 | Japan EV Club.

日本EVクラブが主催する「Japan EV Festival2015(第21回日本EVフェスティバル)」が5月3日(日)に筑波サーキット・コース1000で開かれます。

開催地住所:〒304-0824 茨城県下妻市村岡乙159
開催時間:8:45~16:30
入場料:会員・非会員当日2,000円

リンク: プレスリリース | ニュース・イベント | MITSUBISHI MOTORS.

アイミーブ を含め三菱の電気自動車販売数は、ほぼ横ばいか少し減少している中、ミニキャブミーブトラックが20台ほどとはいえコンスタントに売れているところに興味を引かれます。

i-MiEV の販売数は、次回発表時には1万台を超えそうです。

1

2015年2月までの各車種国内販売総数(メーカー発表値による)

i-MiEV (表中の青色): 9910台(2009年7月〜10月の記録なし)

MINICAB-MiEV (表中の赤色): 5696台

アウトランダーPHEV(表中の緑色): 21105台

MINICAB-MiEV TRUCK(表中の紫色): 776台

ミニキャブミーブトラックは,全国軽自動車協会連合会のホームページによる)

(以下,MINICAB-MiEV はMINICAB-MアウトランダーPHEV はPHEVに,MINICAB-MiEV TRUCKM-TRUCKに略)

↓2014年度合計(i-MiEV 764台,MINICAB-M 737台,PHEV 7833台,M-TRUCK 159台)

2月:i-MiEV 82,MINICAB-M 52,PHEV 603,M-TRUCK 25
1月:i-MiEV 84,MINICAB-M 84,PHEV 830,M-TRUCK 20
12月:i-MiEV 70,MINICAB-M 57,PHEV 608,M-TRUCK 22
11月:i-MiEV 92,MINICAB-M 76,PHEV 558,M-TRUCK 22
10月:i-MiEV 102,MINICAB-M 93,PHEV 538,M-TRUCK 18
09月:i-MiEV 97,MINICAB-M 110,PHEV 1450,M-TRUCK 6
08月:i-MiEV 51,MINICAB-M 87,PHEV 457,M-TRUCK 10
07月:i-MiEV 102,MINICAB-M 124,PHEV 700,M-TRUCK 4
06月:i-MiEV 41,MINICAB-M 17,PHEV 1300,M-TRUCK 14
05月:i-MiEV 25,MINICAB-M 12,PHEV 563,M-TRUCK 10
04月:i-MiEV 18,MINICAB-M 25,PHEV 226,M-TRUCK 8

↓2013年度合計(i-MiEV 1099台,MINICAB-M 1006台,PHEV 8968台,M-TRUCK 181台)

03月:i-MiEV 130,MINICAB-M 124,PHEV 736,M-TRUCK 30
02月:i-MiEV 238,MINICAB-M 98,PHEV 1630,M-TRUCK 16
01月:i-MiEV 55,MINICAB-M 42,PHEV 1298,M-TRUCK 17
12月:i-MiEV 82,MINICAB-M 59,PHEV 1488,M-TRUCK 9
11月:i-MiEV 66,MINICAB-M 92,PHEV 1705,M-TRUCK 9
10月:i-MiEV 75,MINICAB-M 93,PHEV 560,M-TRUCK 15
09月:i-MiEV 95,MINICAB-M 137,PHEV 772,M-TRUCK 21
08月:i-MiEV 54,MINICAB-M 71,PHEV 776,M-TRUCK 9
07月:i-MiEV 68,MINICAB-M 93,PHEV 0,M-TRUCK 14
06月:i-MiEV 70,MINICAB-M 79,PHEV 0,M-TRUCK 9
05月:i-MiEV 62,MINICAB-M 71,PHEV 0,M-TRUCK 7
04月:i-MiEV 100,MINICAB-M 71,PHEV 3,M-TRUCK 25

↓2012年度合計(i-MiEV 2205台,MINICAB-M 2026台,PHEV 4304台,M-TRUCK 436台)

03月:i-MiEV 358,MINICAB-M 344,PHEV 1719,M-TRUCK 269
02月:i-MiEV 377,MINICAB-M 317,PHEV 2079,M-TRUCK 167
01月:i-MiEV 79,MINICAB-M 58,PHEV 506,M-TRUCK 48
12月:i-MiEV 137,MINICAB-M 121
11月:i-MiEV 189,MINICAB-M 133
10月:i-MiEV 141,MINICAB-M 128
09月:i-MiEV 212,MINICAB-M 197
08月:i-MiEV  86,MINICAB-M 107
07月:i-MiEV 157,MINICAB-M 200
06月:i-MiEV 288,MINICAB-M 256
05月:i-MiEV 142,MINICAB-M 134
04月:i-MiEV  39,MINICAB-M 31

↓2011年度合計(i-MiEV 2552台,MINICAB-MiEV 1927台)
(三菱自動車発表,2012年3月末国内「外」の累計:26000台)

03月:i-MiEV 117,MINICAB-M 123
02月:i-MiEV 446,MINICAB-M 590
01月:i-MiEV 341,MINICAB-M 467
12月:i-MiEV 359,MINICAB-M 747
(「MINICAB-MiEV」は2011年12月8日発売)
11月:326
10月:244
09月:340
08月:207
07月:61
06月:40
05月:34
04月:37

↓2010年度合計(「i-MiEV」2542台)

03月:102
02月:321
01月:219
12月:164
11月:172
10月:179
09月:277
08月:221
07月:383
06月:390
05月:53
04月:61

↓2009年度合計(「i-MiEV」748台)

03月:101
02月:151
01月:188
12月:145
11月:163
(これより以前のデータはなし。「i-MiEV」は2009年7月23日発売)

リンク: テスラから再充電なし640km超走行の「Roadster 3.0」EVが誕生へ : ギズモード・ジャパン.

アメリカのテスラモーターズがロードスター」をアップグレードし、1充電航続距離400マイル(約640km)の「Roadster 3.0」を2015年に発売する予定と伝えています。

テスラモーターズは距離を延ばすために、バッテリセルの改良やタイヤ、車体デザインの向上などを行ったとしていますが、同じ事は他の電気自動車でも可能であると考えられるために、今後のリーフやアイミーブの改良にも期待が持てます。

Tesla Mortors

日産、2016年にEV2車種発売!(2015/01/03)

リンク: プレスリリース | ニュース・イベント | MITSUBISHI MOTORS.

三菱自動車は、12月11日(木)~12日(金)にポートメッセ名古屋で開催される「人とくるまのテクノロジー展」に出展すると告知しています。
 
また、日産自動車も、ゼロ・エミッション、および、交通事故による死亡重傷者数ゼロの実現に向けた最新の『電動化』、『知能化』の取り組みを紹介しているそうです。

リンク: 日産|日産自動車、「人とくるまのテクノロジー展 2014名古屋」出展概要を発表.

なお、電動車両の試乗体験コーナーに『アウトランダーPHEV』と『i-MiEV』、二人乗り超小型電動車両『NISSAN New Mobility CONCEPT』、『日産リーフ』があるそうです。

リンク: 三菱自「パリ・ダカ」の増岡氏、電気自動車に挑む  :日本経済新聞.[日経産業新聞2014年11月28日]

記事では、「パリ・ダカールラリー」のドライバーとして有名な増岡浩さんを紹介しています。最近では、「パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム」のEV部門で優勝し、レースで得たデータを「究極の」EV開発に生かしているそうです。

気になったところは以下の点です。

「アイ・ミーブをはじめとする電動車両の軽量・小型化や、走行可能距離を伸ばすことに生かしていく」

アイ・ミーブの次世代車として日産と共同開発?されている「軽EV」に期待が膨らみます。

リンク: 「三菱自動車の"顔"をもう一度構築する」 | インタビュー | 東洋経済オンライン | 新世代リーダーのためのビジネスサイト.

三菱の相川社長は、アウトランダーPHEVを購入した顧客には以下の3タイプがあったと述べています。

  1. ガソリンを使わずに走れるということに価値を見いだす人
  2. 加速がすごいのに静かで乗り味が未来的と感じる人
  3. 給電機能に注目する人

以上のような点は、i-MiEVでも同じ事が今でも十分にできています。にもかかわらず、PHEVは売れていて軽EVが売れていないということは、航続距離に漠然とした不安を持っているということでしょう。しかし、EV乗りならわかっていることですが、普段乗りでは自宅での充電がほとんどで、日々の運転で航続距離は問題になりません。何かというとインフラが整っていないと言われる急速充電器を使うことはまれです。

以前にも書きましたが、航続距離については、日本EVクラブ代表の舘内端さんの言葉、「EVを使ってみた側には航続距離はあまり問題にならない。これから使おうという人には大きな障壁になる」が当を得ています。軽EVの販売不振は、不安・情報不足が招いているとも言えます。

アウトランダーPHEVの「Let's PHEV! 1泊2日無料レンタルキャンペーン」のような無料レンタルを軽EVでも行ったり、走行距離に問題がなければ車検などの代車には軽EVを率先して貸し出したりするなどの仕掛けを、今からでもすることが重要ではないかと思います。

日産と三菱との合弁会社NMKVが作る次期軽EVのためにも、今からタネを蒔いておくことは必要ではないかと思います。

アウトランダーPHEVがきた!(2014/07/24)

リンク: EV・PHVを試乗体験、全国24の教習所でイベント開催 | レスポンス.(2014/08/15)

日本EVクラブでは、「夏休み親子教室」と「白馬 EV・PHV ワンダーランド2014」への参加者を募集しているそうです。

リンク: JAF Mate EV入門塾「夏休み親子教室」:参加者募集! 7/27(日)開催 | Japan EV Club.

JAF Mate EV入門塾2014 これで納得! EV&プラグインハイブリッド講座

日時:2014年7月27日(日) 10:00〜16:30
場所:日本科学未来館 東京都江東区青海2-3-6(TEL:03-3570-9151)
参加費:一人2500円(日本EVクラブ会員1500円)(当日支払い)
親子参加は、大人1名+子供(中学生以下)1名で2,500円(会員1,500円)
大人1名でも参加可
定員:50名(申込先着順)※定員になり次第締め切り 申し込みフォーム

三菱のEV、PHEVについてEV開発担当者による解説があるそうですから、5月に25台しか売れていないi-MiEV」の未来像をぜひ伺いたいです。

リンク: 「白馬 EV・PHV ワンダーランド2014」開催! | Japan EV Club.

開催日:2014年9月6日(土)〜7日(日)
会場:長野県白馬村 Hakuba47 & ウイング21

【イベント内容(予定)】
●EVラリー ゴール
●EV夜会(ウェルカム・パーティ)
●レーシングEV デモ走行
●ERK(EVレーシングカート)パシュート
●EVパレード
●Hakuba47各種アトラクション
● 次世代車ワークショップ
●EV・PHV試乗会
共催:白馬村/白馬EV推進協議会

EV参加台数で、ギネス世界記録500台をめざすそうなので、参加したいところですが、仕事の関係で無理そうです。

EV関係者が計画しているので抜かりはないのでしょうが、心配なことは500台分の充電環境をどのように確保し、充電順番をどのように整理するかです。参加された方のレポートをお待ちしています。

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