カテゴリ: 海外

【海外トピックス】スモールEV投入が欧州EV市場における次の起爆剤になる!?(2023/11/23)丸田 靖生氏
日本では、スモールEVの日産サクラや三菱ekクロスEVが売れているように、海外でも売れるかもという記事です。

記事中に「トゥィンゴEVは、100km走行あたり電力消費はわずか10kWとされ、現在の平均的コンパクトEVより50%以上電費性能が向上することに」とありますが、13年前に発売されたアイミーブはその時すでに10kWhで100km走っていました。
IMG_3892
正確には、10.5kWhの電池で100km以上走ることができるのがアイ・ミーブMグレードです。
IMG_5936

EU、エンジン車の販売2035年以降も容認へ 全面禁止の方針転換(2023/03/25)

Yahooニュースなどのコメント欄には、「日本の自動車関連産業にとって朗報」「日本車の勝ち」といった書き込みが見られますが、その多くは見出しだけを見て書いているのだろうと想像できます。 

元記事をよく読めば、今のガソリン車がそのまま認められるわけでないことはわかりますし、朝日新聞記事の「コメントプラス」にある留意点の通りです。

つまり、2035年以降も新車販売が可能になる「エンジン車」は、「再生可能エネルギー由来の水素と二酸化炭素」からつくられた合成燃料「e―Fuel(イーフューエル)」で動く車に限られるのです。しかも今あるエンジンが比較的簡単に合成燃料「e―Fuel」に変更・対応できたとしても、合成燃料の製造コストは、1リットルあたり300~700円、1000円との試算もありますから、今のガソリン価格約160円よりはるかに高く、この金額を支払うことができる者だけが、「e―Fuel」ガソリン車(高級車)に乗ることができるのです。

2035年には合成燃料の製造コストが安くなっているという人もいるかもしれませんが、合成燃料を使う車が少なく、合成燃料が大量に消費されなければ単価が安くならないのは、今の水素を使う燃料電池車を思い起こせば良いでしょう。
379b552f
 

最近、以下の日産CMが流れています。
電気自動車に加速力はあるのか、パワーがあるのかを実証するために、ジェット機と走り比べをした映像です。

2008年、発売前の三菱アイミーブ試作車に乗せてもらった時、そのモーター特有の加速力に感動しましたし、テスラに試乗した時にはさらに驚き、翼をつけたら飛びそうだと思ったものです。(三菱アイミーブは、その後市販にあわせて加速力を押さえて量産された)


今回、日産リーフのCMを初めて見た時に、どこかでこれと同じようなものを見た記憶があったので、調べてみたらありました。2017年に公開されたカンタス航空のBoeing 737とテスラModel Sの走り比べです。
 

中国の格安EVが日本市場を調査 巡回介護車などに用途(2022/10/25)

中国の格安EVで今、中国での販売台数が最も多い、宏光miniEVの記事が出ていました。

それによると、日本で型式認証の取得をめざしていて2023年春には公道で走れるとあります。さらに円安にもかかわらず、最低グレードで65万円を予定しているとのこと、ほんまかいなという記事です。

リチウムイオン・バッテリーが13.8kwh「しかなく」、航続距離が120キロ「しかない」ことを問題にする書き込みをよく見ますが、記事にあるように市内巡回など用途によっては十分です。それこそ10.5kWh「しかない」アイミーブMグレードに11年乗っていますが、遠出をしない限り困った事はありません。

このアイミーブMグレードで1日に400kmあまりを走ったことがありますが、普通は軽自動車でこのような距離を移動することは考えもしないはずです。

横浜から滋賀への復路(2018/03/29) 

また、安全性を心配する書き込みもみますが、そんなに心配ならリチウムイオン・バッテリー13.8kwhをポータブル・バッテリー代わりにすれば良いだけの話でしょう。65万円÷13.8kWh=約4万7000円/kWhという驚異的な動くポータブル・バッテリーです。
スクリーンショット 2022-10-26 19.12.35
(Amazon)
スクリーンショット 2022-10-27 6.50.35
(WULINGのHPより引用)
2020年当時と同じ画像がホームページで使われています。店舗前にある黒板に「本日の特価」と日本語で書いてありますから、当時から日本発売を意識していたのかもしれません。知らんけど。


 「23年春には公道で走れるようになる?」の検証記事です。
激安EV『宏光 MINIEV』日本導入の真相は? アパテックモーターズ社長に直撃インタビュー (2022/11/08)

中国・BYDの日本法人、ビーワイディージャパンが、日本の乗用車市場に参入すると発表していました。

BYD、乗用EVを日本市場投入…2025年末までに全国100か所超のディーラー網構築へ
(2022/07/21)

電池メーカーとしてスタートしたBYDは、安全性が高く、コストの安いリン酸鉄リチウムイオン電池を載せていますから、価格的にも日本メーカーにとっては脅威となるでしょう。

何よりもBYDジャパン社長の次の発言が、その自信を表しているようです。
これからはEVを買うか買わないかの時代ではない。これからの時代はEVをいつ買うかだ
今年5月には、新型軽EV 買うなら・・・あれこれを書きましたが、今こそ、そのタイミングです。 

中国「BYD」から日本に電撃! EV 3車種の日本発売決定を発表〜期待の価格を予想してみた(2022/07/21)

BYDのフォークリフトと蓄給電 (2017/10/21) 

アップルが「電気自動車」を出すという噂が飛び交っていますが、その全ぼうが明らかになりました。

その「電気自動車」は、レベル5の完全自動運転となるようです。また、それはカー・シェアが基本となり、電池はリチウムイオン電池「SCiB」が「基本的に」21kWh搭載されるようです。

その具体的な運用は以下のようになるようです。
アップル・カーは、専用駐車場でワイヤレス充電された状態でプールされています。iPhoneがワイヤレス充電器で充電されているのと同じと考えればわかりやすいでしょう。

それは、場所によっては郊外に広大な専用プールが設置されますが、都市部では空き家となった膨大な土地が有効活用されます。また、工場には大きな駐車場がありますから、そこも借りて運用するようです。三菱自動車の岡崎製作所には、たくさんの数の200V充電器が設置されていますから、その配線を利用すれば短期間にワイヤレス充電器に置き換えることができます。

これにより企業は、このカー・シェアを利用する従業員に対して通勤分のシェア利用料を通勤費として支給するようになるでしょう。企業にとっては、通勤費の削減につながり駐車場の利用料をアップルから得ることができるようになりそうです。
 
利用場面は次のようになるようです。

アップル・カーを呼び出すときは、アップル・ウォッチに話しかけます。
「ヘイ!Siri! 11時に東京駅まで連れていって!」
すると、AIが最新の渋滞情報をもとに東京駅までの所要時間を予想し返答します。
「10時にお迎えに上がります。」
(年配の方には「流星号」応答せよ!というフレーズが思い浮かぶかもしれません)

最寄りに駐車していたアップル・カーは、定刻に自動運転で玄関前までやってきます。もちろん、完全自動運転ですから自宅から駅に着くまで間、寝坊してできなかった歯磨きを車内ですることができますし、コーヒーを飲みながら車内のスクリーンに映し出されたでネット・ニュースをチェックすることもできます。また、iPhoneのワイヤレス充電器も常備されています。

駅で依頼主を降ろしたアップル・カーは、駅近くの空いた駐車場を捜して移動し、停車後はすぐに充電状態に入り次の依頼を待ち受けます。

このような運用になりますから、電気自動車を高額にしている電池容量は必要最低限ですみます。「基本的に」21kWhとしたのはそのためのようで、利用状況をデータ集計する中で遠距離の利用が多い地域のアップル・カーは、その容量を増やすようです。

また、リチウムイオン電池「SCiB」は電気を受け入れる時間が短く、劣化はゆっくりと進みますからシェア・サービスのような形態にはうってつけです。私の乗るアイミーブMグレードは、同じ「SCiB」10.5kWhを載せていますが、10万キロを越えた満充電後の走行可能距離表示は、新車の頃と変わらない132kmを示します。

アップル・カーは当初、都市部やその近郊での運用を目指しているようですが、将来は広域での運用も視野に入れているようです。

その運用方法は電車の乗り継ぎならぬ、車の乗り継ぎでおこなうものです。電池容量21kWhでは200km程度しか走らないでしょうが、完全自動運転の利点を活かして、電気が少なくなると予想される地点にAIが次のアップル・カーを事前に用意し、依頼主には乗りかえてもらうのです。

乗りかえるとなると面倒くさいと思われるかもしれませんが、電車やバスなどでは普通に行っていますし、高速道路走行でもトイレ休憩を入れると思えば苦にはならないでしょう。また、現在のような個人持ちの電気自動車でSAやPAでの充電に30分をかけることを考えれば、数分で乗換が完了できるのですからすぐに慣れることでしょう。むろん電池の少なくなったアップル・カーは、依頼者を降ろした後、最寄りの専用プールへ自動で向かいます。

アップル・カーは個室そのものですから、コロナ禍のような中でも感染を避けることができます。ただし、不特定多数の人が利用するカー・シェアの車内の衛生に保つことは必須です。車内を抗菌仕様にしてあることはもちろん、乗車中は換気を常に行い、下車後の車内には自動で消毒液が噴霧されるようです。

こうした様々な利点を活かしてアップル・カーは災害時の利用も想定されているようです。

災害時には自動車会社が提供する「この道は通れたよ」情報を元に避難場所へ自動運転で向かいます。そして、たとえば学校が避難場所の場合、運動場に100台単位で自動整列して停止します。

アップル・カーは個室ですから、寒い体育館で雑魚寝ということを避け、プライバシーも守ることができます。また、電気自動車は、動く発電機ですからスマホなどの電気の供給を心配することはありませんし、エンジン音のない静かな車内で、排ガスや騒音で周りに迷惑をかける心配もありません。

ガソリンは災害時に供給が止まることがありますが、学校の屋上などにソーラーパネルを設置しておけば、電気の補給は比較的簡単です。自宅に100V充電の設備を設置していますが、6m×2.5mの面積があれば少し曇っていても供給することは出来ています。ましてや災害時、電気の復旧は真っ先に行われますから電気自動車は心強い存在となることでしょう。

アップル・カーの規模が大きくなれば、スマート・グリッドへの組み込みも視野に入れているようです。

アップル・カーが10万台あるだけで2100000kWh=210万kWhの電気が市中に蓄えられていることになります。アップル・カーの全てが同時間帯に動いているわけではありませんから、これらを有効活用しない手はありません。

近い将来、再生可能エネルギーの調整弁として電気自動車の電池が利用されるようになると、それ相応の費用が電力会社からアップル・カーに支払われるでしょうから、アップル・カーの維持コストは更に下がることになります。それにともないカー・シェアの利用価格も引き下げられるという好循環になれば、もはや「自家用車」という概念はなくなるかもしれません。

そんな未来もアップルは描いているのかもしれません。情報源
applecar
©dak
(レベル5の完全自動運転では、現在の「車の姿」は過去のものとなるでしょう)

(追伸)
「電気自動車ニュース」が再開するとのニュースもありました。情報源

ルノー トゥインゴ 初のEV、航続は市街地で最大270km…欧州発売(2020/10/20)

ダチア・スプリング・エレクトリックは売れる「軽EV」(2020/10/20)で航続距離は長けりゃいいわけじゃない? ダチアのAセグEVは割り切ったスペックで新しいニーズを生み出す【週刊クルマのミライ】 (2020/10/18)「ダチア・スプリング・エレクトリック」を紹介しましたが、同じルノーの「トゥインゴZ.E.」が出ていました。ただし、この記事では触れていませんが、日本での発売は未定のようです。

「ダチア・スプリング・エレクトリック」
  • ボディサイズ:軽自動車よりひと回り大きい(軽全長3400mm、全幅1480mm、全高2000mm)
  • バッテリー容量:26.8kWh
  • 一充電航続距離:225km(WLTPモード)
  • 実質120万円前後か (補助金を引いた消費者負担額)
「トゥインゴZ.E.」
  • ボディサイズ:(トゥインゴ全長3600mm・ 全幅1655mm・全高1470mmと同じ)
  • バッテリー容量:21.4kWh
  • 一充電航続距離:270km(WLTP市街地モード)、190km(複合モード)
  • (価格を調べたが不明) 
これでも「200km走って200万円」が実現できるかもしれません。

アイミーブは「未来のクルマ像」(2020/08/19)

今月30日の発売を控えているからか、最近やたらと「ホンダe」(2020/08/28)の記事を見かけます。マツダMX-30にしてもホンダeと同じバッテリー容量35.5kWhで、街乗りではこの容量で十分だとアピールしています。

9年で9万キロ、10.5kWhのアイミーブに乗ってきた経験からも、35.5kWhもあれば十分だとの意見には賛同しますが、リーフが24kWhから40kWh・62kWhと増やしてきたように、ユーザーの要望に応えた結果多くなってきたのも現実です。

そのバッテリー容量増加に歯止めをかける理由をマツダなどはいくつも並べていますが、それはさておき、電気自動車で一番コストのかかるバッテリー容量を減らすなら、ルノーのようにそれに見合った価格にしないと発売する前から勝負は目に見えているでしょう。

日本車ではできないのか、それともやりたくないのか。
Honda e のスペック2 (2020/08/08)
 

航続距離は長けりゃいいわけじゃない? ダチアのAセグEVは割り切ったスペックで新しいニーズを生み出す【週刊クルマのミライ】 (2020/10/18)

記事では、ルノー・グループのルーマニア企業「ダチア」による電気自動車「スプリング・エレクトリック」を紹介していました。

ボディサイズは軽自動車よりひと回り大きいくらいで、バッテリー容量26.8kWh、一充電航続距離225km(WLTPモード)だということです。このページに価格は未公開とありますが、「ルノー、欧州最安EV」21年投入 実質120万円前後か ( 2020/10/16)との予測報道もあります。これは希望小売価格ではなく、補助金を引いた消費者負担額です。

電気自動車のデメリットの一つはその高い価格にありますが、何人もの方が書いて来たように「200km走って200万円」が電気自動車普及へのスタートラインだと私も思います。

アイミーブは「未来のクルマ像」(2020/08/19)

44万円の「宏光MINI EV」(2020/09/04)は極端としても、ルノーのグループ企業で来年「200km走って200万円」が実現できるのなら、日産・三菱でも可能かもしれません。


「ホンダe」10月30日発売 でも・・・(2020/08/28)

11月15日(日)に「Japan EV Meetup」 (ジャパン イーブイ ミートアップ)が開催されます。
電気自動車に乗っている人も電気自動車に興味がある方も、電気自動車が身近になるこのような機会に参加されてはいかがでしょうか。
m_1_i5UuvQ9sOtgZDa5Ls15BUQ
【日 時】:11月15日(日) 8:00(開場)ー16:00(閉会)

【場 所】:あさぎりフードパーク(静岡県富士宮市根原449-11)

【参加者】:
  1. BEVオーナーとその家族・友人
  2. EVに興味のある方
  3. その他参加者したい方
【開催目的】:日本での電気自動車(以降EV (BEV))についての認知度を拡大し、正しく愉しくEVにつ いて理解してもらい、ユーザ裾野を拡大することにより、基礎充電・経路充電・目的地充電のインフラや関連ビジネスの成長・拡大によるユーザエクスペリエンスの向上を目指す。 また、UX向上をさらに伝播させユーザ増加から更なるインフラ・関連ビジネス拡大のサイクルを形成したい。

【開催概要】
  • 新型EV情報紹介、座談会
  • 著名YouTuberとのディスカッション
  • 協賛企業様によるプレゼン
  • 車種別交流会
  • 車文字作成とその空撮等
【参加費用】:2,500円/1台

【申込方法】:「Japan EV Meetup」 から「チケットを申し込む」へお進みください。

米テスラ、260万円台EV車を「3年以内に」製造 マスクCEO表明(2020/09/23)

テスラのイーロン・マスクは、3年以内に2万5000ドル(約263万円)の電気自動車を製造する構想を発表したと報じていました。

【速報】 テスラ「バッテリー・デー」のポイントを解説(2020/09/23)でも、コスト削減の道筋を報告しています。

コスト削減は簡単にはいかないでしょうが、1000万円をゆうに超えるような電気自動車を多数販売しているテスラから出てきた「目標」ですから、他のメーカーも巻き込むことになりそうで楽しみです。

もちろんテスラですから自動運転など機能は満載でしょう。他のメーカーでは、それがオプション設定になれば価格はもっと圧縮できるかもしれません。

「宏光MINI EV」こそ普段使いのサイズ?(2020/09/04)・・・9.3kWh、航続距離120km、価格2万8800元(約44万円)

3年後というと2023年ですが、カリフォルニア州ではその12年後の2035年にはガソリン駆動の販売をゼロにする目標を定めたそうですから、2万5000ドルの価格帯なら目標達成も現実味を帯びてくるかもしれません。

米加州、ガソリン駆動の新車販売禁止へ 35年から
(2020/09/23)
 

(関連記事)
新車の5割近くが電気自動車のノルウェー
EV普及のノルウェー、業界団体幹部が語る車産業の未来(2020/09/25)

○オランダ 電気バス完全走行プロジェクト、2025年は全土に (2016/06/06)

○台湾 EV全面移行を検討 30年にも、まずバイクから(2017/11/29)
○インド 2030年までに国内の自動車の30%をEVにすべき・・・より現実的な目標設定(2018/03/12)

○フランス 40年めどガソリン車販売禁止 政府、ディーゼルも(2017/07/07) ○アイルランド 2030年までに乗用車・商用車(バン)の新車販売を全てEV化(2019/06/25)

○中国 公共交通(バス、タクシー、郵便、清掃車両など)を電気自動車に(2020/04/01)
○イギリス 英、ガソリン車販売禁止を35年に前倒し HVも対象に(2020/02/05)

○スペイン  40年までにハイブリッド車禁止 EV普及へ(2018/11/14)
  • ガソリン車、ディーゼル車、ハイブリッド車の国内での販売を禁止
  • マドリードやバルセロナなど人口5万人以上の都市では23年までに、自動車の通行制限地区を設置
  • 50年までにガソリン車など内燃機関車の走行禁止を検討
○シンガポール 2040年までにガソリン・ディーゼル車を段階的に廃止へ(2020/03/06)

EVカーシェアリングを活用した近郊へのwithコロナの旅|Nissan(2020/09/15)

日産自動車と近畿日本ツーリスト の共同企画「'E'Vacation(いい休暇)」を紹介していました。

日産のカーシェアリングサービス「NISSAN e-シェアモビ」を活用した旅行パッケージです。

「NISSAN e-シェアモビ」にはリーフを?(2017/12/12)
スクリーンショット 2020-09-16 13.25.45
(画像:NISSAN e-シェアモビのHPより引用)

冒頭の紹介ページとNISSAN e-シェアモビに載ったリーフの後ろ姿を見ていたら、それに重なる姿があったことにことに気づきました。

ゴーン被告、富裕層の避暑地に? 高級住宅には爆風の痕 (2020/09/15)に掲載されているカルロス・ゴーン被告のベイルートにある車庫には、同じ後ろ姿がありました。

リーフは、避暑地に連れて行ってもらえなかったようです。

中国の「44万円EV」が農村市場で快走する背景 上海GM五菱汽車「宏光MINI EV」低価格の衝撃 (2020/08/31)

中国の上海GM五菱汽車が開発した「宏光MINI EV」を紹介しています。
pc-home.e6852f54
(画像:上海GM五菱汽車のHPより引用)

車体は全長2917mm×全幅1493mmなので、3400mm×1480mmの軽自動車よりも全長が50センチほど短いです。トヨタiQが3000mmから3140mmでしたから、全長はiQのイメージです。

宏光MINI EVは、リチウムイオン電池容量の違いで大きく分けて2つのグレードがあります。(冷暖房の違いで3グレード)
  • 9.3kWh、航続距離120km、価格2万8800元(約44万円)
  • 9.3kWh、航続距離120km、価格3万2800元(約51万円)
  • 13.9kWh、航続距離170km、価格3万8800元(約60万円)
2011年に発売された三菱i-MiEVのMグレードで容量10.5kWh、JC08モード航続距離120km、約230万円〜でしたから、約10年の時を経て、これぞ「進化」という形です。

ちなみに車体も含めて60万円÷13.9kWhでは、リチウムイオン電池1kWhあたり約43000円というのですから驚きです。

電池の使用による劣化割合などは価格に見合ったものかもしれませんが、最新設備を抜きに割り切った価格設定の電気自動車も日本で登場してほしいものです。 

(「日本的 k car」 だそうです)

「世界一」TOYOTAを超えたTESLA、新工場の建設=韓国と日本が最有力(2020/07/16)

テスラのイーロン・マスクCEOが、中国以外のアジア地域に工場を建設する可能性があると言及したため、その国が韓国か日本かを考察した記事です。

RAV4 PHVが売れている理由は、トヨタだから?
(2020/07/18)にあるように500万円の車でも良い商品ならば売れるのですし、日産アリアも価格は500万円からですから潜在的な電気自動車需要はあると企業もみているのでしょうが、私には買えない価格帯です。
7ded46a8-s
(画像:富士スバルラインEV・FCVパレードランで 下り坂を走るテスラ車の列 2017/07/12)

7月15日(水)14時より「日産 アリア(Ariya)」の発表記者会見をオンラインで実施するとのことですから注目です。

正式な発売時期などは現時点で発表されていないため、このタイミングで発表されるのでしょう。

「アリア」オンライン発表会 特設サイト


2010年に三菱アイミーブとガソリン車とを比較試乗させてもらった時に感じましたが、電気自動車はバッテリーを床に敷いているため低重心でハンドルを左右に切っても安定しています。しかも「 アリア」はさらに4輪を制御する「e-4ORCE(イー・フォース)」を搭載していますから電気自動車の進化が楽しみなモデルです。

続々と発表!<2020 /06/29>


(加筆)
日産自動車、新型クロスオーバーEV「日産 アリア」を発表(2020 /07/15)

日産自動車 新時代の100%電気自動車「日産 アリア」を発表(2020 /07/15)
  • 一充電航続距離:最大430km(AWD 65kWh搭載モデル)〜最大610km(2WD 90kWh搭載モデル)
  • 発売:2021年中頃・・・感想;1年後とは先!
  • 実質購入価格:約500万円〜(2WD 65kWh搭載モデル)
  • モデル:65kWhと90kWhの2種類の容量と、2WDとAWDの2種類の駆動方式の組み合わせ
  • 運転支援システム:プロパイロット2.0
  • 急速充電:最大130kWに対応(150kWの急速充電器を2021年度内に設置できるよう調整中)
  • 温度調節システム:水冷式・・・感想;やっと実現!
  • 音声認識機能:「ハローニッサン」

久しぶりに「電気自動車ニュース」のアクセスカウントが900/1日を越えたので、「アリア」への注目の高さがうかがえます。

【日産 アリア】新テクノロジーにみる〇と×…EVはかくあるべきか?(2020 /07/17)

日産GHQで『アリア』の実車を満喫する突撃ガイド〜Zoomイベントも実施! (2020/07/22)

大胆で、独創的で、予想外。 Bセグメントコンパクトのあらゆる基準を上書きする NEW PEUGEOT 208 / e-208日本登場(2020/07/02)

プジョー初の電気自動車『e-208』の販売を7月2日より開始したと発表していました。

電気自動車の重要な部品であるバッテリーはCHAdeMO急速充電に対応しており「50kwh」、一充電走行距離は「340km」(WLTPモード)となっています。価格は389万9000円からです。

ちなみに日産リーフは、 「40kWh」のバッテリー・グレードで一充電走行距離は「322km」(WLTCモード)約333万円からです。

ちなみに10月発売という噂のホンダeは、「35.5kWh」のバッテリーで一充電走行距離は「200km」(WLTPモード)イギリスでのベース価格で2万6660ポンド(約358万円)、日本国内では450万円以上するのではないかと予想されていますが、価格はどう考えても見直されるでしょう。

ホンダe の価格(2019/09/12)

ホンダe の電池容量を考える(2020/04/25)
 

プジョー『e-208』がついに日本発売! 電池容量50kWhで約390万円〜(2020/07/04)

「郭氏後」の鴻海、EVに種まき (2020/06/23)

シャープを傘下におさめる受託製造サービスの世界最大手、台湾の鴻海精密工業が新たな収益のネタに電気自動車を選んだと報じています。

「iPhone」で成功した鴻海にとって、なぜ畑違いの「自動車」なのかと思いましたが、「既に米テスラに100種類以上の部品を納入」という記事の内容に、種まきはすでに行われつつあるようです。

そうした芽はあちこちで大きくなりつつあるようで、排ガスでヒマラヤが見えなかったインドでは、交通量の激減で大気が劇的に改善したそうですが、そのインドは電気自動車の生産拠点を目指して企業誘致を目論んでいるようです。

【インド】EV生産、インドが5年で拠点に―陸運・幹線道路相
(2020/0 6/23)

日本では日産や三菱が、災害に役立つ車として地道に需要を掘り起こしているようです。日産としては、今回の自治体・企業との災害連携協定が全国で40件目だそうです。三菱は6月3日発表の福岡県で50でしたから、今回で締結自治体は51かもしれません。

災害時に電動車両貸与 福井県、日産・三菱自と協定
( 2020/06/22)

「エリート集団」日産 謙虚さと共に失いかけた原点 (2020/06/26)

それにしても、自治体は非常時に借りるだけでなく、普段からも公用車として採用してほしいものです。ガソリン車に比べリース料は高いかもしれませんが、ガソリンに比べ電気代は安いですしオイル交換もいりませんから維持費は安くすみます。常時の備えが役に立つことは今回の新型コロナ対応で身にしみたはずなのですから。 

ヴァレオ:群馬大学と日本初の48V EV 4WD軽トラックを共同制作(2020/06/15)

フランスに本拠を置く自動車部品メーカーのヴァレオと群馬大学「次世代モビリティ社会実装研究センター」が、軽トラの48 ボルト四輪駆動電気自動車を共同で制作したという記事です。

「2020 モーターファン・テック・エキスポ」という企画の「新着記事」扱いとなっていますが、どこかで見たと検索したら「ヴァレオと群馬大学、48Vシステム搭載の四輪駆動EV軽トラックを共同制作 日本初(2019/12/03)」とほぼ同じでした。

だからか、ヴァレオにも「次世代モビリティ社会実装研究センター」にもプレスリリースらしきものはありません。

それはさておき、四輪駆動の電トラは魅力的です。

ミニキャブミーブ・トラックが四駆に<2018 /07/02>にも書いたように、軽トラのように四駆があればという質問は何度も受けました。

軽トラ自体は農作業などに使う人が減ってきているからか、販売台数の減少でホンダも軽トラ生産から撤退するそうです。そうした中でも、この記事にあるように軽トラなら、「パワートレインの電動化を想定しやすい。電動化すれば、各種電動工具への充電なども考慮できるはず」といったあたりは、電トラへの期待を少しは持つことができそうです。

実際にウチの電トラは、自前のソーラーで充電を行っていますからここ1ヶ月で1度しか商用電源での充電を行っていませんし、ソーラー発電の電気を蓄え、畑へ移動し、電動の草刈り機を動かしています。エネルギーの地産地消にはもってこいです。
18
 

クルードラゴン宇宙船、ロケットとの分離を確認。深夜にはISS到着(2020/05/31)

日本時間2020年5月31日午前4時22分45秒、打ち上げに成功したスペースXの新型宇宙船「Crew Dragon(クルードラゴン)」を紹介しています。

その中にNASA TV「NASA Live: Official Stream of NASA TV」がリンクされていたのですが、それを見ていたら、やはりありましたテスラ車が。

フロリダ州ケネディ宇宙センターで打ち上げられたとはいえ、イーロン・マスクにより設立された「スペースX」ですから、宇宙飛行士の移動にはテスラ車が使われていました。

宣伝効果が期待できるのはもちろんですが、セレモニー会場を音もなく走り去る姿はクールでしょう。
スクリーンショット 2020-06-02 9.07.33

『UX300e』はバッテリーを温度管理(2020/05/15) で『UX300e』のバッテリーに温度管理機能がついていることを取り上げ、欧州レクサスの電気自動車『UX300E』のバッテリーは「10年100万キロ」保証付き (2020/05/14)の記事により空冷だと書きました。

その空冷に使用しているのは、 豊田自動織機の開発した電気自動車用大型電動コンプレッサーかもしれません。

豊田織機、EV向け冷房力4割増 大型コンプレッサー開発 (2020/05/21)

記事によるとバッテリーを冷却するため、エンジン車よりも高い冷房機能を持ち、「静粛性」や「長寿命」を達成しているそうです。

レクサス初のEV『UX300e』、バッテリー保証は100万km…年内に欧州で発売(2020/05/11)
スクリーンショット 2020-05-14 17.11.02
(画像:レクサスのHPより引用) 

『UX300e』はバッテリーを温度管理」の記事でトヨタがメインバッテリーの保証を「10年間または走行100万km」としていると書きました。

レクサス初のEV『UX300e』、バッテリー保証は100万km…年内に欧州で発売
(2020/05/11)

日産リーフの保証は「8年16万km」ですから、いきなり100万kmと言われてもトヨタのはホンマかいな、と疑ってしまいますが、テスラの最新バッテリーは、それが「100万マイル」(160万km)というのですから驚きです。

テスラが長寿命低コストのバッテリーを開発中、EVの価格をガソリン車と同等に (2020/05/15)

「保証」と書いているわけではありませんが、「100万マイルの使用に耐え、低コストで生産できる」というのですから、バッテリーの劣化を心配することなく長く乗り続けることができ、中古車価格も維持されるでしょう。そして、それは「同等のガソリン車と同じかそれ以下の価格でEVを販売できることを意味」しています。
56
(画像:テスラ社HPより引用) 

え、これ買っても大丈夫? 激安10万円台続出!! 日産リーフの中古車相場と注意点 (2020/05/17)

レクサス初のEV『UX300e』、バッテリー保証は100万km…年内に欧州で発売(2020/05/11)

記事の冒頭に以下など4項目がポイントとして書かれています。
  • モーターは最大出力204ps
  • 1回の充電での航続は最大400km
  • ・・・
しかし、もっと重要なポイントはバッテリーの温度管理機能がついている点でしょう。

記事には、「低温や高温下でも正常に動作するよう」とありますが、外気温ばかりでなく、バッテリー使用による内部の温度上昇にも対応して、冷却するのではないでしょうか。

そうした管理を裏づけるようにメインバッテリーの保証は、10年間または走行100万kmとなっています。これだけあれば、バッテリー劣化による中古車価値の下落ということも避けることができるでしょう。

ちなみに日産リーフの保証は「8年160,000km」で、バッテリーの温度管理機能はついていません。
スクリーンショット 2020-05-14 17.11.02
(画像:レクサスのHPより引用) 

欧州レクサスの電気自動車『UX300E』のバッテリーは「10年100万キロ」保証付き (2020/05/14)によると空冷だそうです。

ついに乗った! 新型ホンダe これがHONDAの新兵器に!? 気になる実力と実感( 2020/05/09)

日本発売は、2020年秋頃と予想される「ホンダe」の試乗レポートです。

車特有の専門用語や細かな車両情報はさておき、一番に注目するのは「ホンダe」が売れるとみているかもう一つとみているかですが、文末の以下の文の中に答えがありそうです。
ミニSEは同じような方向性を持っているが、最高出力184ps、航続距離270kmとちょっと上手で、ベーシック価格はホンダe(約435万円)よりも55万円も安い
ホンダe の電池容量を考える (2020/04/25)

「売れると困る」 (2019/11/28)

ホンダe の価格(2019/09/12)
スクリーンショット 2019-03-09 17.19.31

中古車市場ではアウディ『A3』と『A4』がテスラ『モデル3』の33倍売られている (2020/0503)

記事によるとテスラの『モデル3』オーナーは、「赤信号や停止標識で自動的に止まれるなど、他のどの乗用車も提供できない機能」をもつ『モデル3』を手放さないと書いていますが、テスラ車の電池が劣化しにくいのも大きな要因かもしれません。

25万7千キロ走っても、テスラのバッテリー劣化は10%以下 (2018/05/12)にある通り、バッテリーそのものはもちろん、その「マネジメント技術(温度、充放電、セル間バランス調整のきめ細かな管理)」が優秀だからこそ劣化しないのでしょう。
こうした技術を電気自動車の中心部品である電池に注ぎ込むことこそが、信頼を得、ブランド価値を高め、中古車になっても値下がりしない車を生み出していると言えるかもしれません。
スクリーンショット 2020-05-04 14.38.19
(画像:テスラのHPより引用)

EV普及の好機(2020/04/16) で車の減少により大気が劇的に改善したインドの例を紹介するとともに、これをきっかけに電気自動車があらためて見直されるかもしれないと書きましたが、同じ事はアメリカでも起こるかもしれないとする記事です。

米、自動車交通量4割減 大気汚染改善、脱石油へ加速も(2020/05/04)

アメリカでは交通量が約4割減少し、ニューヨーク市やデトロイト市は最大6割超減ったそうです。

石油関連企業に推され気候変動を信じないトランプ氏は、温暖化対策の国際枠組み「パリ協定」を離脱しようとしていますが、思わぬ所から 都市部の大気汚染改善という 「脱石油依存」をした場合の成果を目の前に示され、ここでも対策の失敗が表面化しそうです。

記事にあるように、電気自動車の見直しが「加速」してほしいものです。

ロサンゼルスの空がきれいになったよ!…PM2.5が40%も減少 (2020/04/09)

新型コロナウイルスによる感染拡大により自動車生産も縮小されたり止まったりする中、トヨタの中国合弁メーカー、広汽豊田汽車は「C―HR」の電気自動車モデルを発売したと報じていました。

広汽トヨタ「C―HR」、EVモデル発売
(2020/04/27)
スクリーンショット 2020-05-03 11.54.32
(画像:トヨタのHPより引用。ハイブリッド車)
また以下では、トヨタは中国の天津市において、電気自動車などの工場を建設しようとしているようだと書いていました。

トヨタを見習え!コロナ禍下でも積極的かつ果敢な動き、中国でEV工場建設を計画
(2020/04/26)

日本国内では電気自動車に慎重なトヨタですが、中国において「電気自動車」は特に「成長分野」だと認識しているのでしょう。

実際に以下では、日本電産が請け負う電気自動車関連モーターの受注は旺盛だと伝えています。

日本電産、今期純利益6割増 EVやHDD向け拡大 コロナショック後を占う「強気」予想 (2020/04/30)

明けない夜はないので、回復後の電気自動車は、さらに注目を浴びる存在になっていてほしいものです。

新型コロナの影響も、中国でテスラEVが新記録達成(2020/04/26)

全土封鎖はEV普及の好機─電動車両協会 (2020/04/12)

インドの全土封鎖は電気自動車にとってチャンスになるかもしれないとする記事です。

インドでは、外出が禁じられ車の数も大幅に減ったことにより大気が劇的に改善したそうで、車からの排ガスが空気を汚していたことを身をもって体験することができたそうです。

あれ?ヒマラヤが見える インドの外出制限、思わぬ影響(2020/04/17)

排ガスを減らせば、エンジン車を少なくすれば空気がきれいになることは想像できていても、実際に走る車があり、削減に踏み切るとなると考えてしまうところはあるでしょう。しかし、百聞は一見にしかずというように、目の前に青空が見えたら、電気自動車を見る目も違ってくるに違いありません。

中国の大気汚染が大きく改善、主要都市「PM2.5」は94.2%減も (2020/03/24)

電気自動車のCO2排出量はトータルで見てもガソリン車より少ない (2020/03/26)

電気自動車による気候変動対策、世界の約95%のエリアで効果的、ケンブリッジ大学など発表 (2020/04/07)

「電気自動車は本当に環境にやさしいのか」との懐疑論があったが...... (2020/04/09)

ロサンゼルスの空がきれいになったよ!…PM2.5が40%も減少 (2020/04/09)

VWの新世代EV『ID.3』、同クラスの内燃エンジン搭載車よりも安価に…今夏欧州発売へ(2020/03/16)

フォルクスワーゲンは、今年の夏欧州で発売予定の『ID.3』が同じクラスのエンジン車『ゴルフ』よりも安くなると発表したと伝えていました。

電気自動車の「デメリット」として取り上げられるものの一つは、その高い「価格」です。補助金が出てもなお高い車両価格が問題とされてきました。

今さら聞けない、電気自動車のメリットとデメリット。本当にお得なの? (2020/03/15)

上の記事では、「消費者にとって一番懸念されるであろうことは、充電設備の問題」とも述べていますが、電気自動車に乗っていない人は想像以上に充電設備があることをご存じありません。また、「保管場所に充電設備が必要になる。無ければ、設備工事を行わなくてはならない」と設備費が高くつくニアンスで書いてもいますが、200V充電コンセント単体であれば約3000円ほどであることは知られていないでしょう。

ID.3での価格比較は、蓄電容量45kWhで一充電航続距離330kmのグレードのようですが、普段10.5kWhで100kmの三菱アイミーブに乗っている者からすれば、このクラスで十分です。
 


25万7千キロ走っても、テスラのバッテリー劣化は10%以下 (2018/05/12)

テスラ、世界3位の自動車市場の日本で販売低空飛行にもがく(2020/03/03)

世界で売れているテスラの電気自動車ですが、日本ではその販売が低迷しています。その原因の一つは『テスラ』というブランドの認知度が極端に低いことと分析している記事です。

その記事の中で「日経リサーチが昨年3月に実施した調査によると、テスラの企業ブランドの認知度は51%だった。一方、EV「リーフ」を手掛ける日産自動車は98%」と書いていますが、見ない日はないというくらい日産リーフのCMを流されれば、当然ながら認知度は高まるでしょう。

あの手この手を使ってリーフを売っていますが、この高い認知度に見合うだけの販売台数には届かないようです。それほど電気自動車のメリットを伝えることは難しいです。やれ、一回の充電に時間がかかるだとか、充電しても走る距離が短いだとか、その割に価格が高いという人のなんと多いことか。

電池容量10.5kWhの軽自動車アイミーブを9年前に200万円で買った私にとって、リーフe+ X 62kWh中古車が298.1万円で買えてしまうことに驚くとともに魅力を感じてしまいます。定置型蓄電池が10kWhなくて100万円前後もする中で、動く蓄電池としても魅力的です。

自治体や介護施設、病院など停電に備えておかなければならない施設で、中古車リーフは今がお買い得です。(テスラを話題にしながらリーフの話になってしまった)

“電気を売る”から“ためてつかう”へ

シトロエンが免許不要のEV「Ami」を発表、月々2400円からのレンタルサービスも(2020/02/29)

シトロエンは2人乗りの超小型電気自動車「Ami」を発表していました。

スペックも超小型です。
  • 電池容量:5.5kWh
  • 一充電航続距離:約71キロ
  • 最高速度:時速45キロ
  • 価格:6000ユーロ(約71万円)
コンセプトではなく、フランスでは3月30日から注文を受け付け、6月納車見込みと現実的です。

時速45キロでは、一般道を走る車の流れにのるのは難しいですが、一充電航続距離約71キロは、使い方によっては十分とも言えますし、何よりも71万円は目を引く価格です。日本でも実際に走るところを見られるでしょうか。

超小型電気自動車の規格(2020/02/05)

 

テスラと中国CATL、コバルトを含まないEV用電池で協議 (2020/02/19)

前のコメントにもいただきましたが、中国製の「テスラ」車へ載せる電池をコバルトを含まない「リン酸鉄リチウムイオン電池」にする協議が、大詰めを迎えていると伝えていました。

コバルトを使わないリン酸鉄リチウムイオン電池価格は「2桁台%低い」そうですから、少なくとも1割は安くなりそうです。(聞くところによると、すでに中国メーカーの電気自動車では,その多くが 「リン酸鉄リチウムイオン電池」を採用しているそうですから、価格の話は半分かもしれません) 

電気自動車にとって電池の車両価格に占める割合はとても大きいですから、電池が安くなるとその分、電気自動車の価格も大きく下がります。他のメーカーにも採用が広がれば、電気自動車のデメリットの一つである『高い価格』が解消されるかもしれません。

また、昨年には「蓄電池、テスラ解禁の賭け 国内勢の競争力向上促す」 (2019/11/03) でテスラの家庭用蓄電池「パワーウォール」が「13.5kWhで99万円」(1kWhで7.3万円)と報じていました。日本メーカー製は平均的な物が「13.5kWhで243万円」(1kWhで約18万円)ということでしたから、十分「パワーウォール」は安いですが、その「パワーウォール」の電池も「リン酸鉄リチウムイオン電池」に置き換われば、1割引きとして約89万円(1kWhで6.6万円)となります。

この価格なら爆発的に売れるでしょう。そして、電気自動車用との相乗効果でさらなるコスト低下も見込めるかもしれません。
スクリーンショット 2020-02-20 18.24.10
(画像:テスラのHPより引用) 

↑このページのトップヘ