中国の「44万円EV」が農村市場で快走する背景 上海GM五菱汽車「宏光MINI EV」低価格の衝撃 (2020/08/31)

中国の上海GM五菱汽車が開発した「宏光MINI EV」を紹介しています。
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(画像:上海GM五菱汽車のHPより引用)

車体は全長2917mm×全幅1493mmなので、3400mm×1480mmの軽自動車よりも全長が50センチほど短いです。トヨタiQが3000mmから3140mmでしたから、全長はiQのイメージです。

宏光MINI EVは、リチウムイオン電池容量の違いで大きく分けて2つのグレードがあります。(冷暖房の違いで3グレード)
  • 9.3kWh、航続距離120km、価格2万8800元(約44万円)
  • 9.3kWh、航続距離120km、価格3万2800元(約51万円)
  • 13.9kWh、航続距離170km、価格3万8800元(約60万円)
2011年に発売された三菱i-MiEVのMグレードで容量10.5kWh、JC08モード航続距離120km、約230万円〜でしたから、約10年の時を経て、これぞ「進化」という形です。

ちなみに車体も含めて60万円÷13.9kWhでは、リチウムイオン電池1kWhあたり約43000円というのですから驚きです。

電池の使用による劣化割合などは価格に見合ったものかもしれませんが、最新設備を抜きに割り切った価格設定の電気自動車も日本で登場してほしいものです。 

(「日本的 k car」 だそうです)