マジでこのまま売るのか!! 8月末発表「ホンダe」市販モデル全情報 (2020/08/06)

Honda e のスペック (2020-08-06)に続いて、ホンダeのメディア向け技術説明会のレポートです。

それによると、すでにその中で車両価格は発表されたようで、「価格や発表・発売日、販売計画はエンバーゴ(情報解禁日時の制限)付きでまだ明らかにできない」とありました。ただし、メディアの中にはおもわず「失望した」と書いているものもあったために、相当高い価格設定のようです。

ちなみに2019年9月時点での価格ですが、イギリスでのベース価格で2万6160ポンド(約347万円)と掲載されていました。現在のレートでは約362万円です。

また、日本での販売予想価格は450万円です。

何度も繰り返し書いてきましたが、日本の工場で製造し輸出した車が外国での販売価格よりも高いというのはなぜなのでしょう。輸出には輸送費など余分な経費もかかっているのにです。 

前例はいっぱいあるのですが、 なぜ売れない?(2019/11/26)に書いたホンダ クラリティPHEVも同じ構図で、アメリカの販売価格は日本のより200万円も安く価格設定をしていたそうです。

先日発表された日産アリアもご多分に漏れず、1年後の販売価格が日本では500万円からとアナウンスされていましたが、アメリカでは4万ドル(約424万円)という報道です。(情報提供いただきました)

電気自動車の認知度6割。購入しない理由「価格が高いから」7割(2019/11/20)と電気自動車が普及しない理由はハッキリとしているのですから、ライバル社に比べ少ないホンダeのバッテリー容量を車両の低価格化に生かさないホンダの方針はよくわかりません。理由があるとすれば、「売れると困る」 ( 2019/11/28)からでしょう。

10.5kWhの電気自動車アイミーブを日常使用している実感として、35.5kWhのバッテリー容量で283kmも走れば十分です。ですから、こうした一充電走行距離の設定・考え方は間違っていないと思いますが、価格設定で間違えば売れる物も売れません。

それにつけてもメーカーには長年続くこの「不当」な価格差問題に対して、日本の消費者に説明責任をしっかりと果たしてほしいものです。

ファクトチェック
(2017/02/13)


一充電走行距離については、「航続距離は欧州のWLTCモード(高速域が多い)が222km、日本のWLTCモードが283km」とあったそうです。WLTCとは「世界統一」試験サイクルのはずなのに「航続距離(の短さ)はさんざん聞かれ」たので、日本向けに発表内容をアレンジしたということのようです。

WLTCの国内導入について」には、「WTLC のうち、 ExHフェーズを採用しない・・・日本においては、国内走行実態としてExHフェーズに該当する走行パターン は、全走行の5%に過ぎず、またExHフェーズを含む速度-加速度分布は日本 の走行実態と乖離がある」とあります。

空気抵抗は速度の二乗に比例しますから高速域で電費が悪くなるのは確かですが、「5%」分で「61km」も差が出るのか疑問です。

なお、採用されたバッテリーは、パナソニック製だそうです。