新型軽EV生産に向けて、水島製作所で大型設備投資を実施(2020/07/28)

三菱自動車工業は、水島製作所(岡山県倉敷市)において、新型の軽電気自動車を生産するための設備投資を2020年8月より開始すると告知していました。

日産からの発表はありませんが、むろん軽の生産は日産との合弁会社NMKVが担っていますから、兄弟車である日産ディズと三菱eKのようにデザインなどは違っても日産からも同様の軽EVは出てくるでしょう。実際にリリースの中に「 日産にも投資額の一部を負担 」とあります。

軽EVの形がより具体的にスケジュールにのってきました。

軽EVは水島製作所で(2020/07/28)

ニュースリリースによると今回の投資では、主に以下の3点を新設・増設するそうです。
  1. 新たに採用する駆動用バッテリーの組立設備および検査設備の新設
  2. 駆動用バッテリーケースの内製化に伴うプレス・溶接組立・塗装設備の増設
  3. EVプラットフォーム製造に対応するためのライン増設
この中で気になるのは、「新たに採用する駆動用バッテリー」というくだりですが、 電池容量残存率105パーセント(2020/07/24)に書いたように、長期の使用にも耐えうる劣化しにくいバッテリーが採用されていることを願うばかりです。 軽サイズで軽の販売価格では、1年後発売予定のアリアに搭載される冷却システムの採用は難しいでしょう。であるならば、走行中などにバッテリーの温度管理をしなくてもアイミーブ10.5kWhに採用された 東芝のリチウムイオン電池「SCiB」のような劣化しにくいバッテリーが望まれます。

(加筆) 「設備投資」から量産までの準備期間がどれくらいかかるものなのかの知識はありませんが、素人考えでは、2020年8月に投資を始めて実際に作り始めるまでに、1年も2年もかかっていたのでは損失が大きいのではないかと思います。

リリースに「EVプラットフォーム製造に対応するためのライン増設」とあるように、一からラインを「新設」するのではなく、既存の製造ラインにあくまでも「増設」するのですから、案外早くに生産の発表があるかもしれません。
(加筆ここまで)

三菱自 加藤CEO「2021年度にかけて エクリプスクロスPHEV や アウトランダー 次期型を投入」
(2020/07/27)
この記事の中で加藤CEOは、電動車に関わって『エクリプスクロス』PHEVと新型アウトランダーPHEVの投入について述べたということですし、 「日産自動車と軽自動車のEVを共同開発する検討を開始」と語ったともありました。

軽EVについては既報がいくつもあるので今さらの感じはありますが、公式に語ったということで着実に前に進んでいるのだとの印象を受けました。これは、上の28日発表の伏線だったのかもしれません。