トヨタ RAV4 PHV が注文を一時停止、バッテリー生産能力を大幅に上回る人気で(2020/06/29)

記事によると、『RAV4 PHV』の「年度内の生産分が終了し、現在注文を一時停止している」と書いていました。月販300台の計画だったそうですから、「年度内の生産分」つまり6月から10ヶ月後の2021年3月分までの注文数は3000台だったのでしょうか。

予測通り3000台だったとして、その分しか生産計画がない「バッテリー」というのは不思議です。

(加筆)
なぜ人気SUVを提供? トヨタ「RAV4」とスズキ「アクロス」は何が違う? 両社の関係性とは(2020/07/03)

スズキが2020年秋にヨーロッパで発売する「アクロス」は、トヨタ「RAV4 PHV」のOEMで、それに年間3000台程度を供給するそうですし、トヨタ自身が2020年夏以降にヨーロッパや北米で「RAV4 PHV」の発売を控えていることから、電池の確保ができないということのようです。

何はともあれ三菱自動車 2020年5月 生産・販売・輸出実績<2020/06/30>に書いたように5月のアウトランダーPHEVの販売数は77台、2019年度内でも総数796台ですからトヨタ・ブランドは不動です。

RAV4 PHVに急速充電機能はなし(2020/06/07)でも書いたようにコストパフォーマンスも電費もアウトランダーPHEVより優れているのですから売れて当然かもしれません。

しかし、やっかみにしか聞こえないでしょうが、ガソリン走行と電気走行とを合わせて「1300km以上」という航続距離がいるのかという疑問はあります。また、ガソリン版などとの価格差は必要でしょうが、500万円という価格の車があっという間に予約で埋まる現実に驚かされます。
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 (画像:トヨタのHPより引用 ※写真は北米仕様のプロトタイプ)

トヨタ『RAV4 PHV』に試乗〜気になる電池生産状況などを確認してきました (2020/07/10)