小型電気自動車の共同開発を開始する基本合意の締結について(2020/06/16)

佐川急便と電気自動車の企画、開発、製造及び販売などを行う ASFは、小型電気自動車の共同開発および実証実験を開始する基本合意をしたと告知していました。

この文書によると、小型電気自動車は、軽自動車規格のキャブバンタイプで、将来的には自動運転も視野に入れているそうです。

軽自動車規格だけであれば、日本郵便がEV導入(2019/03/27)したように三菱のミニキャブ・ミーブ でよいかもしれませんが、ドライバー不足の現状とその先を見すえた「自動運転」を考えるなら、新しく開発する必要があるということなのでしょう。

それにしても電気自動車をイチから立ち上げるとなると困難を極めると思いましたが、文書の最後の方にすでに小型電気自動車を開発しているFOMM より技術協力を得るとあったので、「2021 年に量産車の開発設計を計画」も難しくないだろうと思いました。

2020年秋頃発売と予想される「ホンダe」やマツダなど電気自動車の車種は増える方向にあり、小型電気自動車も日産「IMk」(三菱からも同型で)やトヨタなどようやく姿が見えつつあります。そうした中で佐川急便のような街でよく見かける車が電気自動車になることは、電気自動車の良い宣伝になりそうです。
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(画像:発表資料より引用。車両イメージは開発予定の車両とは異なるそうです)

ヤマト運輸のEVトラック<2019/11/21>