再生可能エネルギーをワイヤレス充電 千葉県館山市でMaaS事業の実証第二弾を開始( 2020/05/21)

出光興産(出光昭和シェル)は、千葉県館山市で超小型EVを活用したカーシェアリング事業「オートシェア」の実証実験を開始ししたと告知していました。

使用されている超小型EVは、タジマモーターコーポレーションの「ジャイアン」(税込1,749,000円)です。

特徴的なことは二つあり、一つは車両を充電するカーポートにソーラーフロンティアの軽量CIS太陽電池を設置し、それで生み出された電気で充電を行うことにあります。

もう一つはワイヤレス充電です。カーポートにダイヘンが開発した非接触充電設備を利用しているそうです。
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(画像:出光興産のHPより引用)

ダイヘンの超小型EV向けワイヤレス充電システムは送電電力が700Wだそうですから、100Vで安定的に充電しようとすると1000Wぐらい出力する太陽光パネルが必要ですが、このワイヤレス充電システムは200Vですし、カーポートの屋根の大きさからすると全量をまかなうには少し難しいかもしれません。

充電していないときには蓄電し、そこから補うのでしょうが、蓄電のための電池を大きくするとコストがかかってしまうので、どのくらいが適量なのかを知る意味もこの実証実験にはあるのかもしれません。

太陽光発電の100Vで充電 その2 書き直し(2020/01/17)

 
(2019年8月より岐阜県飛騨市・高山市で行われている第1弾の実験例)