超小型車「チョモビ」、一般道で走行可能に 速度に上限(2020/01/29)

国土交通省は、超小型電気自動車の新たな規格をつくると報じています。ようやくです。

特徴は、1)大きさはミニカーなみで、2)時速60キロを上限とし、3)乗用車並みの安全基準を設けて一般道を走ることができるところにあります。「一般道を走ることができる」というのは、車としてなら当たり前だと思いますが、6年も前の2013年から国交省が始めた実証実験制度では、運転できる地域が限られていたのです。

国交省は、2019年度内に「道路運送車両法」に新しい規格をつくるそうです。いつまで「実証実験」を続けるのかと思っていたら、ようやく6年で「実験」は終わりをつげます。

それもこれもトヨタのおかげです。公道を自由に走ることができる法律の規定がなかったにもかかわらず、トヨタは2人乗りの超小型電気自動車を2020年に発売するとしたのですから、国交省も改正に動かざるを得なかったのでしょう。もしくは、新しい規格をつくる動きを察知して,発表前に車を出してきたのかもしれませんが。

「実証実験」が終了できる日(2019/07/10)

2人乗り電気自動車のために保安基準を改正し補助金も(2019/11/23)
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(画像:トヨタの超小型EV)

超小型電気自動車の新たな規格が決まれば、トヨタに限らず様々な車が出てくるでしょう。大きさが限られていますから軽自動車のようにどれも似通った形にならざるを得ないので、気になるのは、その性能と価格です。
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(画像:FOMM ONE)

スタートアップの「水に浮くEV」、年内にも日本登場(2020/02/04)

FOMM ONEはすでにタイで作られていますから、出資しているヤマダ電機がすぐにでも販売しそうですが、手作り状態のようですから66万4千バーツ(約230万円)という価格がネックになりそうです。

70万円台で手に入るEV——3Dプリント製超小型電気自動車「YoYo」 (2020/01/20 )

上の記事ではありませんが、100キロ走って100万円あたりが超小型電気自動車の売れる価格帯ではないかと思います。

なぜ売れない?(2019/11/26)

VW up!のEV『e-up!』に改良新型、航続2倍に…欧州発売(2020/02/03)

e-up!は、超小型電気自動車ではありませんが、256km走って2万1975ユーロ(約265万円)ですから、車両価格が高くなるのは「電池が高い」からと言い訳する状況ではすでにないでしょう。

また、e-up!はリチウムイオンバッテリーの容量が32.3kWhだそうですから、35.5kWhを載せる ホンダe の価格(2019/09/12)と比べられてしまうのは必至です。