VWが移動式の充電ロボット開発、完全自動でEVなどを充電(2020/01/06)

フォルクスワーゲンの開発した「移動式充電ロボット」を紹介していました。

田舎でもリーフの台数が増え、電気自動車の存在が知られるようになってきましたが、それでも「EV」が充電するスペースに知ってか知らずにか止めているガソリン車を見かけるときがあります。

急速などの充電器が固定されて置かれているから、充電するにはその特定の場所が必要になるわけで、充電器の方から電気自動車へ寄って来てくれたら、電気自動車をどこに止めてもそうした問題は起こらないという考え方の元に造られた製品のようです。

日本のように狭い駐車場が多いところでは、充電ポートが前か後ろにある電気自動車でしか充電できないのではと最初は思いましたが、アームが自在に伸びるイメージ図を見る限り横にポートがあっても対応できそうです。さすがに、ミニキャブミーブやミニキャブミーブ・トラックのように横の真ん中にポートがあれば難しいでしょうが。

無線を使って充電する方式も研究されているようですが、やはり埋込の装置がある所定の場所でしか充電できませんから、今の充電渋滞を、また将来台数が増えたときの充電待ちを解消するには、同時に充電できる充電器数をたくさん確保しなければなりません。かといって日本特有でしょうが、帰省の時期の必要数に合わせて急速充電器を設置すれば、その他の期間には充電器が遊んでいるということになりかねません。

移動式の充電ロボットは、帰省の時期に増やしたりイベントがある場所へ移動させたりと、時期や場所に応じた必要台数に柔軟に対応できるので、そういう意味でも面白い発想の製品かもしれません。また、蓄電式の移動充電ロボットですから、自らの電池に電気を貯めるとき、高圧でする必要がありませんから、電力会社に支払う料金が安くなるメリットもあるでしょう。