消費電力2割減の電気自動車 (2019/10/23)

今、開催されている東京モーターショー2019での注目点は、今さらながらの日本メーカーの電気自動車シフトですが、自動車メーカーとは違った面で注目したのは、消費電力を20%以上削減できるというインバーターです。

バッテリーの直流を交流に変換するには「インバーター」という機械を通さなければなりませんが、上記は半導体に窒化ガリウムを使うことにより、そこにかかる消費電力を大幅に削減できたという記事です。(加筆:とらえかたによっては「大幅」にはならないという見方もあるようです)

消費電力を減らすことができると、航続距離が伸び、暖房に使うことができる電気の割合が増えることになります。また、同じ航続距離なら電池の量を減らすことができますから、車両価格を低くすることも可能となるでしょう。新しい電気自動車へつい目が行きがちですが、電気自動車にとってこれはノーベル賞ものの技術といってもよいかもしれません。(開発した天野教授は2014年のノーベル賞受賞者)