EV充電「ゆっくり安く」も選択肢に 経産省が規制緩和へ ( 2019/08/07)

経済産業省は、充電器の課金方法を現在の時間制から従量制に移行できるよう規制を緩和すると報じていました。

これは良いニュースです。

急速充電器にしろ普通充電器にしろ現在は、1分15円というふうに時間に比例して課金される仕組みになっています。

ところが、50kWの急速充電器とコンビニなどによくある20kWの急速充電器(いわゆる中速充電器)では、おのずと入る電気量には大きな違いがあり、それにもかかわらず、同じ1分間での時間換算になっています。その結果、50kWなどの急速充電器には電気自動車が集まって充電渋滞がおきていますが、20kWの中速充電器は空いているという偏った状態がおこっています。

日産の充電カードのように月額定額であれば、時間を気にする必要はありませんが、それでも同じ容量を充電するのであれば、時間が短いのに越したことはないでしょう。

記事には、高出力の充電器ばかりが主流になってくると電力系統への負荷が高まるために分散を図るのが理由と書いていますが、今までの時間課金には上のような問題を抱えていましたから、このままの課金体系で90kWや150kWとかへの移行は無理があったのでしょう。 P1020642
(画像:名神高速の草津PA 下り線 44kW)