8月8日にi-MiEV、MINICAB-MiEVの車載充電器サービスキャンペーン4の中で書きましたが、今回のサービスキャンペーンでアイミーブの「車載充電器」を交換してもらった後、「充電時の電力量が少し下がったのではないか」という気がするので、いろいろと調べてみたところ、意外なことがわかりました。

まずは、アイミーブを100V10Aの三菱純正コードで充電した時の電力量です。(自宅の太陽光発電で2,000Wインバータに接続)
アイミーブ1
(アイミーブ)
つづいて、 比較のためにミニキャブミーブ・トラック(電トラ)に充電してみました。
電トラ1
(電トラ)
少しこちらの方が大きいですが、数字は微妙に変動するので誤差の範囲内でどちらも同じと言えるでしょう。

以前、3,000Wインバータで接続していたときには、アイミーブと電トラとの差は50Wほどありましたから、アイミーブと電トラとは違うタイプの「車載充電器」が載っていたのかもしれませんが、今回のアイミーブの「車載充電器」交換というのは、電トラに載っているものと同じ「車載充電器」に変えたということかもしれません。


以前、ヤフーオークションで手に入れられた100V14Aの中国製充電ケーブルを借りて実験したことがありました。電トラでは、1360Wほどで充電できましたが、アイミーブはケーブルを差し込むといったん反応するのですが、電流が上がりそうになるとすぐに切れてしまい、切れた後に再度反応するという繰り返しをして充電できませんでした。その時の話では、ミニキャブミーブも充電できていたとのことでしたから、アイミーブだけは高い電流値を拒否しているのだと考えていました。

今回のことで、ふと思いついたのですが、 それが「車載充電器」に由来するものだとすると、電トラと同じような「車載充電器」になったのであれば、100V14Aの充電ケーブルでもアイミーブが充電できるかもしれません。その結果がこちらです。
アイミーブ2
(↑アイミーブ)
電トラ2
(↑電トラ)
元もと電トラでは100V14Aの充電ケーブルが使えていましたが、アイミーブでも使えるようになりました。やはり2つは同じタイプの「車載充電器」のようです。
電トラ3
(電トラにつないだ中国製100V14Aの充電ケーブル本体)

840Wで充電するよりは1360Wで充電できた方が1.6倍ほど速く充電できますから便利ですが、良いことばかりではありません。

8月の猛暑でパネルの温度も上がっており、角度は太陽の方向には向いているものの、1600Wの75パーセントほどの割合でしか発電しておらず、12時前後で1200Wほどでしかありません。

1360Wの充電で足らない160W分はリチウムイオン電池から補充されますが、補充する分しだいに電圧が下がってきます。充電による電圧降下も相まって50Vになると充電スイッチを切るように設定を変えましたが、それでも時間とともに充電スイッチは切れてしまいます。

その後は猛暑の太陽の中ですから再び充電をはじめ、54Vまで電池が回復すると充電スイッチが入り・・・と短時間ではないですがオン・オフを繰り返してしまいます。

理想は、発電容量が1400W以上あって1360Wをまかなうことができれば良いのですが、思った以上に発電をしないこの時期の環境の中で、足らない分を補う電池が放電・充電を繰り返すこととなっています。これは長く使いたい電池にとって良い条件とは言えません。(バッテリーも「51.2V、40Ah」ぐらいに換えなければならない)

まだ、しばらく100V14Aの充電ケーブルを借りているので、発電量を見ながら使い分けるのが最善の方法かもしれません。