6月28日に「i-MiEV、MINICAB-MiEVの車載充電器について」というサービスキャンペーン情報を取り上げましたが、7月12日に「ご愛用車の注意喚起(サービスキャンペーン)のご連絡」文書が送られてきました。
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これによると、27日の不具合内容発表にあったように、車載充電器の内部ショートが原因で、「パワーユニット警告灯」、「補機用バッテリー充電警告灯」の両方が点灯したら、まずは点検し、車載充電器の内部ショートが原因であれば、無償で部品交換を実施するということです。

(※6月28日の i-MiEV、MINICAB-MiEVの車載充電器サービスキャンペーンで書いた「点灯する前でも交換は可能」は間違いでした。お詫びして訂正します)

「まず点検」というのは、その結果、別の原因で点灯したと結論づけられる場合も予想されるからだそうです。

しかし、この対応はどうなのでしょう。

走行に直接影響のでない故障ならこのような対処でもかまわないでしょうが、連絡文書には「警告灯が点灯した場合、ただちに安全な場所に停車」とありますし、「点灯した状態で走行を続けた場合・・・走行不能にいたる可能性」を認めているのです。認めているからこその「無償交換」なのですから。

前回ブログで「コンデンサの劣化はいつ表面化するかわかりません」と書いたように、総走行距離が目安になるわけでなく、連続走行が引き金になるかどうかもわかりません。予測不能な現象ではありますが、いつかはおこる可能性が高く、その原因が特定されているにもかかわらず、「注意喚起」止まりです。

他のサイトでも見かけましたが、距離を走り遠出をしていたときや夜中、高速道路を走行中に点灯した場合は想像するまでもなく途方に暮れることでしょう。連絡文書には、最寄りの「三菱自動車 販売店」に持ち込むとありますが、見知らぬ土地で深夜にレッカー移動してもらい、営業開始となるまで待つのが前提のようです。最悪、その日が休業日でないことを祈るのみです。

私のように日々、生活範囲内の移動ばかりの者にとっては、点灯を待てば良いだけですが、仕事で使っている人や上のような条件で乗ることがある人にとっては死活問題となります。

ただし書きにあるように「リコールや改善対策に該当しない」からの対応でしょうが、安全を提供する会社であれば、点灯前でも希望者には交換できように、柔軟な対応に変えていただきたいものです。
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(画像:三菱のHPより引用)