完成検査における不適切な取扱いに関するリコールの実施について (2018/12/07)

日産は、またまた完成検査を正確に行わなかったため、リコールすると告知していました。

2017年11月7日から2018年10月25日までの間に、追浜工場で作られた新型リーフ(ZE1)も対象になるそうですが、その具体的な台数はまだわからないようです。(ノートなどを含めた総数は約15万台)
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記者会見の一部を見ていましたが、ゴーン氏をはじめ役員からコスト削減!コスト削減!と言われるから、古い検査機器を買い換えることもできず、現場の検査員の研修・指導もできず、その結果リコールになってしまった、と暗に言っているよう聞こえました。

コスト削減どころか、リコールでコスト増になってしまいましたが、そのコストは総責任者であるゴーン氏の90億円とも言われる未記載報酬でまかなうことができるかもしれません。また、退職後に受け取ることになっていた報酬も莫大なようですから、今となっては皮肉にも、それがリコールにそなえた保険金の役割をはたすかもしれません。

それよりも気にかかるのは、60kWhリーフの発表がさらに延期されると予想されることです。

リチウムイオン電池の容量を増やし、さらに航続距離が伸びた「リーフ」の発表は、ゴーン容疑者の逮捕を受けて延期されています。仕切り直して、発表会場を押さえたりゲストのスケジュールを調整したりしていたでしょうに残念なことです。