エネルギーのベストミックスを探り、電力制御システムを実証実験。 --金沢工業大学のエネルギーマネジメントプロジェクトが、地域特性を活かした再生可能エネルギーの地産地消モデルを構築へ --(2018/10/17)
金沢工業大学は、再生可能エネルギーや蓄電池・EV(電気自動車)・水素・熱活用などを組み合わせた電力制御システムを構築する「エネルギーマネジメントプロジェクト」を2018年春より開始していると広報していました。
このプロジェクトでの注目点は、再生可能エネルギーを軸にした地域エネルギーの地産地消ですが、なかでもEVへのエネルギー貯蔵であり、それをDC(直流)で結んで効率化しているところです。
電気自動車のニュースを追いかけていると、電気自動車を動かすエネルギーの元の電気はどうせ石油由来、と書かれたものに出会うことがあります。
電力自由化後、再生可能エネルギーの発電を中心に参入した電力会社からも電気契約できるようになっていますから電気は石油由来ばかりではありませんが、遠くから送電された電気は『損失』の宿命からは逃れることが出来ません。
一番の効率化は近くで発電することであり、たとえば自宅に設置したソーラーパネルの直流の電気を交流に変換することなく、直流のまま電気自動車に充電することで可能となります。
金沢工業大学のプロジェクトでは、地域エネルギー資源のベストミックスを探るために、分散型制御の電力システムは大がかりなものとなっているようですが、たとえば個人住宅に応じて一部分の「直流給電システムとEVのエネルギーマネジメント」システムだけを切り離しても機能するような、コンパクトでコストの安いものも期待できるかもしれません。
現在、住宅用太陽光発電の10 年間の固定価格買取制度(FIT制度)が終わり始める2019年に向けて、メーカーがDCーDCシステムの販売を始めていますが、まだコストが安いとは言えない状況ですから。
(画像:金沢工業大学のHPより引用)
金沢工業大学は、再生可能エネルギーや蓄電池・EV(電気自動車)・水素・熱活用などを組み合わせた電力制御システムを構築する「エネルギーマネジメントプロジェクト」を2018年春より開始していると広報していました。
このプロジェクトでの注目点は、再生可能エネルギーを軸にした地域エネルギーの地産地消ですが、なかでもEVへのエネルギー貯蔵であり、それをDC(直流)で結んで効率化しているところです。
電気自動車のニュースを追いかけていると、電気自動車を動かすエネルギーの元の電気はどうせ石油由来、と書かれたものに出会うことがあります。
電力自由化後、再生可能エネルギーの発電を中心に参入した電力会社からも電気契約できるようになっていますから電気は石油由来ばかりではありませんが、遠くから送電された電気は『損失』の宿命からは逃れることが出来ません。
一番の効率化は近くで発電することであり、たとえば自宅に設置したソーラーパネルの直流の電気を交流に変換することなく、直流のまま電気自動車に充電することで可能となります。
金沢工業大学のプロジェクトでは、地域エネルギー資源のベストミックスを探るために、分散型制御の電力システムは大がかりなものとなっているようですが、たとえば個人住宅に応じて一部分の「直流給電システムとEVのエネルギーマネジメント」システムだけを切り離しても機能するような、コンパクトでコストの安いものも期待できるかもしれません。
現在、住宅用太陽光発電の10 年間の固定価格買取制度(FIT制度)が終わり始める2019年に向けて、メーカーがDCーDCシステムの販売を始めていますが、まだコストが安いとは言えない状況ですから。
(画像:金沢工業大学のHPより引用)
コメント
コメント一覧 (4)
(Webマスター:元を取れるかというと無理ですが、160Wのソーラーパネル10枚1.6kWで20万円の時代ですから、100V10AのAC充電なら家産・家消はすぐにでも可能です。
DC-DCはできませんが、うちではDC-ACで準備を進めています(^O^))
まずは(EV、家電製品など)負荷側電源端子の交直両用化だと感じます。 (最後に残るのは扇風機、換気扇などの送風機器?)
逆に、高効率の交直変換が手軽になってしまっていますので、無理に変える必要もない? 結局「適材適所」ですか?
車載の充電器が複電圧、複周波数に対応しているので
充電器そのものの制御は車載バッテリーですし(ケーブル途中にあるコントローラーはACから給電)90vから240vの直流でも対応とれるはずで、電流も15Aや7Aなどという一定の電流が必要なわけではありません
ただ、普通充電の規格があってそれを外れること自体が難しいです
(国際規格IEC:61851-1)
太陽光パネルと新規の充電器を使えば電圧や電流が低下しても、電圧側を規定の充電用電圧にすれば、急速充電側を使ってDCのまま日射が大きい時は大電流で、陰ったときは細々とバッテリーに直接流し込むことも可能です
でも火災が怖いのと補償の問題で自作品は使えませんね
私も系統連系と独立系の両方をやっていますが、遠距離に行くとき以外は自己消費分の電力は自宅で発電可能ですね
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