“充電待ち”はたった2分!? 驚きのEVが中国で人気(2018/05/01)

NHKが、充電の待ち時間を短くする解決方法として、中国での電池のまるごと「交換」についてレポートしています。

番組の後半では、このシステムにおける日本での課題を挙げていますが、中国での使われ方を前提としないで、日本では一般的なマイカーも含んでいるかのようなあいまいな内容になっているので、誤解をうみかねないでしょう。

中国での使われ方とは、電池交換式・電気自動車を開発したCEOが述べているように、交換のターゲットとしているのは「 使われる頻度が多いタクシーやトラック、それにスマホで予約する配車サービスやカーシェアリングの車両」なのです。

2010年には、電池交換式・電気自動車が登場していましたが、3年あまりで事業を終了しています。この辺りの経緯については、ベタープレイス破綻で電気自動車の発展は遠のくのか (2013/06/05)に詳しく触れられており、交換式の課題がわかりやすくまとめられています。

また、昨年には、電気自動車のバッテリーを取り外し式にしたらいいんじゃない?(2017/03/31)でも電池交換式の難しさが書かれています。

電気自動車の最重要部品は電池ですから、その電池の善し悪しが、長く走ることも長く使うことをも左右します。電池交換は限られた分野で短い期間ではメリットがありますが、開発がこれからも進むであろう電池は、今は固定した枠に納めない方が良いようです。

冒頭の番組内で「急速充電器で80%充電するのに40分も待たなければいけない」と相変わらず定型文のように語られていますが、これはあくまでも目安であって、目的地までの距離や残りの電池の容量、充電待ちする車などいろいろな条件によって、充電は70パーセントであってもよいし、充電時間は20分間であってもよいのです。

横浜から滋賀への復路(2018/03/29)

このようなガソリン車とは違う電気自動車のノウハウは、乗って体験してみてわかることがあるので、記者の方を含め、ぜひともモニター試乗してほしいものです。

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