太陽光発電で走る時代へ(2018/03/05)で紹介した「トライブリッド蓄電システム」の商品説明会が、3月13日にnichicon(ニチコン)の京都本社で行われたので聞きに行ってきました。

説明では、2019年を前に電気自動車の中古車が売れる?(2017/11/09)に書いたように、FIT(固定価格買取制度)による太陽光発電(PV)の買取期間が終了し始める「2019年」特需はもちろんですが、日本でのEVシフト、ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH、ZEHプラス)の普及・拡大を見越して「トライブリッド蓄電システム」を発売するとのことでした。
IMG_3007
(向かって左から電気自動車への給電設備である「V2Hスタンド」「トライブリットパワコン」「蓄電池システム」)

このシステムを使い蓄電池と太陽光発電、電気自動車の3つを互いに組み合わせて、エネルギーの自給自足をめざしているようです。もちろん、名前は「トライブリット」とはなっていますが、電気自動車があれば3点のうちパワコンとV2Hスタンドだけの2点からのV2Hでも始めることができるそうです。

あらかじめ質問を考えていったのですが、質問する前に話されたことも含めて以下にまとめました。
 
1.太陽光発電で発電した電気を直流(DC)のまま電気自動車に直接充電している。(P2V)曇った場合などの出力変動には、トライブリットパワコンで自動制御している。この場合、蓄電池システムは必要不可欠ではない。
42
(画像:ニチコンのHPより引用)

2.蓄電池システムの電池メーカーは非公開。電池は円筒形の1850型であるが、テスラ車に採用されているものではないということだったので、以下のものではない。蓄電池は10年保証。電池は室内設置。
00
(画像:パナソニックのHPより引用)

3.V2Hスタンドの奥行き22センチ。ケーブル7.5m標準装備。10年保証。倍速充電 
4.パワコンは15年保証 
5.プリウスPHVは現在のところ対応していない。車の側でソフトウェアを更新する必要がある。

電気自動車も含めてゼロ・エネルギー・ハウスを実現するシステムとして、可能性を秘めたものだと感じました。たとえば、うちには電気自動車が2台ありますから、1台を運転利用していても、もう1台に直接太陽光発電の電気を蓄えることができ、車のエネルギーコストをゼロにすることができます。

私個人としては、将来的に電気を電力会社の系統から買わないオフグリッドを理想としていますから、DCーDCでロスの少ないこのようなシステムについては大いに興味があります。しかし、太陽光発電もまだのせられていない中で、一からの設備投資を考えると、私の手の届く価格とはいいがたいものがありました。配付資料によると2017年度の補助金は、全国205の自治体でおこなわれており、太陽光発電と蓄電池合計で上限100万円も出るところがあるために、そのようなことも考慮に入れた価格設定なのでしょう。

トライブリッド蓄電システムページのガソリン車と電気自動車とのエネルギーコスト比較計算では、電気自動車のエネルギーコストは年間20,400円となっていましたが、うちでは関西電力のはぴeタイム・ナイトタイム料金9.94円/kWhで充電していますから、同じ条件では11,928円とそのコストは半分くらいです。

それがこのシステムによりゼロになっても「蓄電池システム」の希望小売価格90万円、「V2Hスタンド」110万円、「パワコン」100〜110万円を支払って、採算がとれる頃にはシステムの保証期間がとうに終わっています。そんな計算以上にエネルギーの「自給自足」は、日本にとって非常に重要であり、個人的にもとても魅力的なのですが・・・。