金属シリコン電極開発によるリチウムイオン電池の高エネルギー密度化技術の改良に成功(2018/03/06)

GSユアサは、リチウムイオン電池を従来の約3倍となる技術改良に成功し、2025年頃の実用化を目指すとしています。

なお、この電極技術は全固体電池へも適用可能なものだそうですが、自称「事情通」な者からすると、全固体電池への期待が高まるなか、リチウムイオン電池でも改良すれば、期待されるより長い一充電走行距離が実現可能なことを示すために発表したのではないかとも考えられます。

従来の発表では、2020年にも1回の充電で走れる距離を2倍に延ばす新型リチウムイオン電池の量産を開始するとの報道がなされていました。それをさらに延ばすのですから、LEJ製リチウムイオン電池を搭載する三菱の軽EV「アイ・ミーブ」のJC08モード約170キロメートルが、単純計算で約510キロメートルにもなるということです。

EV電池 走行距離2倍 ガソリン車並みに(2017/08/08)

ちなみに、「ジュネーブモーターショー 2018」で、フォルクスワーゲンが公開したコンセプトセダン「I.D. VISION」は、バッテリー容量が111kWhもあっても走行距離最大665kmだそうです。また、ジャガーの電気自動車市販モデル「I-PACE(アイペース)」 は、バッテリー容量が90kWhで走行距離最大480kmだそうです。

このような技術が実用化できれば、電気自動車がガソリン車と遜色のない距離を走ることができるようになるばかりか、リチウムイオン電池のサイズも小さくてすみますから、レアメタルの使用量も減り電池価格も大幅に下がることでしょう。
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(画像:GSユアサのHPより引用)