テスラモデルS3年、10万km走行達成、バッテリー劣化は?(2018/01/26)

電気自動車ニュースは、EVオーナーズクラブにブログ記事を提供していますから、そのEVオーナーズクラブのホームページ内にあるブログを紹介するのも変ですが、有益な情報ですからご紹介します。

電気自動車に乗っていて聞かれることの一つに、バッテリーの寿命があります。携帯電話などバッテリーを使用する機器は、何年か使うと電池が長くもたなくなり、最後にはバッテリーの交換をしなければならなくなります。そのことが念頭にあるのでしょう。電気自動車のような大きなものに積まれた大きなバッテリーなら、なおさら次第に使えなくなるだろうと考えるようです。

しかし、先のブログによるとテスラ・モデルSは、10万km走行後でもバッテリーほとんど劣化していなかったそうです。
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(モデルS画像:テスラのHPより引用)

電気自動車に搭載されているバッテリーは、その組成などを工夫し、携帯などのように劣化が急速に進まないように作られていますが、使用時の管理には難しさが伴うようです。

私の乗るアイミーブMグレードも電池が秀逸なために、6万キロを超えても劣化していませんが、価格を下げるためにか温度管理システムはなく、夏場のように気温が高いときに高速道路を走り続けると電気の受け入れが悪くなり、充電量が増えない・時間ばかりがかかるという状態になります。

このような環境での使用を続けるとバッテリーに負荷がかかり、物によっては劣化のスピードをはやめる結果へとつながります。ですから、本来ならば初期投資はかかってもバッテリーの温度管理システムを備えておくことは必要で、それにより長い目で見れば高価なバッテリーの交換を避けることができるのです。

その点、モデルSは、水冷によりバッテリーの温度管理を厳密に行っているそうで、その結果は10万キロ走ってもほとんど劣化していないという事実に表れています。

リンク先のブログにあるように、劣化しにくいバッテリーのおかげで、オランダではモデルSのタクシーたくさん走っているそうです。購入価格は高くつきますが、タクシーのように長い距離を走る車であれば、モデルSは最適かもしれません。