全固体電池に関する話題を3題
トヨタと織機、EV電池提携 グループで開発加速(2017/12/24)
トヨタと豊田自動織機は、リチウムイオン電池の性能向上や、「全固体電池」の実用化に向けた共同開発などを検討していると報じています。
戦略2018(4)アップル特需 次はテスラ?(2017/12/23)
村田製作所社長がインタビューの中で、ソニーの電池事業を買収したことに関連して「全固体電池」の開発に触れています。
ホンダ、日産も次世代電池開発へ EV長距離走行「勝ち技の可能性」(2017/12/22)
ホンダと日産が、「全固体電池」をそれぞれ開発していると報じています。ただし、日産はリチウムイオン電池の事業をおこなっていた「オートモーティブエナジーサプライ(AESC)」をすでに譲渡していますから、研究は続けていてもおかしくはないですが、事業化に結びつくような本格的な開発となると、その報道には疑問が残ります。
最初に記事にもありますが、EVシフトがすすむとエンジンに限らず関連産業が縮小するかもしれないので、そのときの保険を様々な会社が模索しているのでしょう。しかし、出るぞ・出すぞと話題は打ち上がりますが、なかなか具体化しない・実用化しないのが「全固体電池」の現実です。
トヨタと織機、EV電池提携 グループで開発加速(2017/12/24)
トヨタと豊田自動織機は、リチウムイオン電池の性能向上や、「全固体電池」の実用化に向けた共同開発などを検討していると報じています。
戦略2018(4)アップル特需 次はテスラ?(2017/12/23)
村田製作所社長がインタビューの中で、ソニーの電池事業を買収したことに関連して「全固体電池」の開発に触れています。
ホンダ、日産も次世代電池開発へ EV長距離走行「勝ち技の可能性」(2017/12/22)
ホンダと日産が、「全固体電池」をそれぞれ開発していると報じています。ただし、日産はリチウムイオン電池の事業をおこなっていた「オートモーティブエナジーサプライ(AESC)」をすでに譲渡していますから、研究は続けていてもおかしくはないですが、事業化に結びつくような本格的な開発となると、その報道には疑問が残ります。
最初に記事にもありますが、EVシフトがすすむとエンジンに限らず関連産業が縮小するかもしれないので、そのときの保険を様々な会社が模索しているのでしょう。しかし、出るぞ・出すぞと話題は打ち上がりますが、なかなか具体化しない・実用化しないのが「全固体電池」の現実です。
コメント
コメント一覧 (11)
(Webマスター:EVシフトといわれる中で、何かというと『全固体電池』が話題に上りますから、関連会社はお書きのように時間稼ぎをねらっているのでしょうね^_^;)
奢る平家は云々、と言いますが、何故このようになってしまったのかと、悔やんでいるのでしょうね。
とーしろの私ですら、この道しかないんじゃないかと、10年前に思っていました。
ズータイがでかいと、なかなか、舵が取れないんでしょうか。
トヨタ社長さんの気苦労が手に取るように分かるので、いつでもぶっ倒れてしまうのか、心配です。
それと、関連企業の皆さん。
社長さんも皆さんも、倒れずに頑張ってください!
水素話はもういいんじゃないですか、と思うけど。
(Webマスター:経産省によると以下のように「水素基本戦略」を決定していますから、後には引けないようです^_^;共倒れにならなければ良いのですが。
http://www.meti.go.jp/press/2017/12/20171226002/20171226002.html
)
弁証法でいうところの「量(ガソリン車)から質(EV)への転換」というやつですよね。
世の中、マルクス、エンゲルスの指摘通りで、びっくりしています。
(Webマスター:世の中、思うように行かないのが常ですから、「質」が勝っていても選ばれるとは限りません^_^;)
同時に『全固体』さえ実用化出来ればEVの一気に主導権を握れると考えているのだと思うけどそう簡単では無いように感じる。
それと長年HVを作ってきたからトヨタは明日にでもEVを作れるとかいう意見があるけれど日産の技術者が言う様にEVはそう簡単な物でも無いですし、世界的な市場を考えた時にトヨタが魅力的な車両をすぐに作れるとは思えませんね。
日本を代表する自動車メーカーとして充電設備のインフラ整備も含めもう少し主体的で段階的なアクションが欲しいものです。
(Webマスター:「全固体」が水戸のご老公の印籠に見えます^_^;若い人には通じない話ですが。
リチウムイオン電池も様々なニュースに触れていると、まだ改良の余地は大きそうです。「全固体電池」をトヨタが実用化したときに、リチウムイオン電池が高性能化し、低価格化していたら、「全固体電池」がその差を埋めるだけの性能や価格でないと、追いつけないかもしれません。
陰謀論は好きではありませんが、トヨタはそのあたりを心配していて、さかんに情報を「ジャーナリスト」にリークして、「全固体電池」の先進性をアピールしているのではないかと疑ってしまいます。
充電器に関しても、トヨタの営業所すべてに急速充電器を設置することを明らかにすると、トヨタもいよいよEVシフトかと大騒ぎになるので、ガソリン車部品を作っている下請けなどのことも考えて、慎重になっているのかもしれません)
ビス一本でも減らして1グラムでも軽量化したいはずなのに、なぜクソ重い鉛蓄電池を軽量のリチウムイオン電池に替えないのか。プリウスとかリーフは大容量のニッケル水素やリチウムイオンから12V鉛に補充電してるが、12vセルモータでエンジン起動する訳でもない。
アクセサリー電源なら駆動用バッテリーからインバータで降圧すればコストも重量も減らせるのに、不思議です。
(Webマスター:なるほど、鉛バッテリーですね。
信頼性があり安いからなんでしょうが、それも時間の問題でしょうね。
スマホの外部バッテリーもどんどん小型高性能化していますから、そんなのに取って代わられる日も近いかも。)
北海道で長いこと試験走行したのに、インバータエアコンもシートヒータもなしの電熱線タイプヒータ。当初は走行可能距離しか表示しないメータ。いまだに電池の残容量も表示しないまま、セグメント欠けを起こし、やもうえず下取りに日産に渡すと、中古で販売する前にセグメント戻し。
急速充電の定額制がなかったらリーフは、新型どころか絶滅が必至です。
(Webマスター:セグメント戻しなんていう方法があるのですか!
日産にはがんばってほしいのですが^_^;)
電気という着眼点がすごい!
電気はもの。水素もものかも知れないですが、少しニュアンスが違う。電気を盗めば窃盗罪が成立するが、水素は危険だから誰も盗まない。だから、水素に窃盗罪はありません。
強いて言うなら、水素のボンベの窃盗罪であり、水素でなく、ボンベですね。
電気と違い、水素自体が物だけど、それ自体が物と扱われていません。
よく分かりませんが、電気と水素とは似て非なるもののようです。
逸れました❗
とにもかくにも、19年は遅すぎます。
来年の18年に、電解質の容器?を代えるだけで、一足飛びの200が2000、2000 が20000になるはずです。以下、続く。
以上、水素を素人の考え方でした。
(Webマスター:思惑があってのことでしょうが、2019年まで出すぞ出すぞと引っぱる感じですね^_^;)
だから、
意外と早く性能UPです。
現にその前触れを思わせるような、東大実験です。
質に対する内容の進化、というか深化はあっという間だと思いますから、←甚だ勝手な思い込みでありますが、これまでの人類の挑戦というか物事に対する探究は、研究者をして満足感を得るために飛躍的に高まり、18 年には軽EVが発売されるに違いない、と妄想しています。
(Webマスター:三菱は従で、あくまでも日産主体のようですから、日産が言う19年なのかもしれません^_^;
少しでも早くとは期待していますが。)
テスラが大きな問題を出さずに済んでるのは、パナの円筒形リチウムなのでディーラのサービステスターにかければどのセクターのどのセルに問題があるか瞬時に判定でき、そこだけ交換すればいい。
日産は、その配慮がないどころかユーザに自分のリーフの劣化具合を走行可能距離とセグメント欠けでしか伝えない。
日産はEVを取り扱う方法論をまったく認識していない。多分トヨタも日産ほどではないだろうがうまくEVを取り扱えないと予想する。
EVはやはり中国と米国のベンチャーが主導していくしかない。
(Webマスター:なるほど。
せっかく三菱と今までのデータを共有できるようになったのだから、上手くコラボしてほしいものです)
私はEVの普及はクルマ屋ではなく電力会社がリードすべきだという持論です。
クルマ屋だと、需要(運輸という需要)のある所にしか売れません。
その需要は内燃機関車がだいぶ満たしております。
ところが電力会社だと運輸でない、停車している時間・場所においても需要が見込める(バーチャルパワープラント等)
ことから、内燃機関車と競合しない場所の需要も狙えるのです。
国民の車離れにより、休日ドライバーが車を手放しだしました。
ところが上記の新需要だと、乗らない時の方が所有価値を高めます(VtoH関係)。
もっといえば、所有からシェアの時代に行ったとて、電力会社がシェアカーを主導すればいいのです。
収益面から見れば、それすらもシェアEVを媒介とした電気販売であるのだから。
トヨタは下請けピラミッドたちを守るために時間を稼いでると性善説で擁護する方もおられますが、忖度にすぎると思います。
親分電力が立ち上がる!と宣言すれば下請けのいくつかも、親分トヨタ一家から出ると腹をくくるでしょう。
電力会社にだって電柱を作る会社も電線を作る会社も食わしていける甲斐性はあるわけですから、電力の新型インフラにクラスチェンジするのも、部品会社にはアリなんではないかと。
私も以前に書きましたが、電気自動車を電気を蓄える大きな電池だと考えれば、アイミーブ10.5kWhの小さなのだけでも、10万台あれば大きな発電所分の100万kWhを貯めることができます。10万台というと売れていないアイミーブにとってハードルは高そうですが、アウトランダーPHEVやミニキャブミーブなどを合わせれば、現在でも全部で8万台近く売れています。
電気が余っている時間帯に電気を貯める揚水発電所を作ろうとすると、現地の環境調査を事前にしなければなりませんし、何よりも莫大な費用がかかりますが、EVをみんなに買ってもらえれば、現在は国から補助金は出るし、今は個人所有ですからみんながお金を払ってくれるます。電力会社の持ち出しはありませんからありがたい話です。
EVを増やして、お書きのようにバーチャルパワープラントが実現すれば、発電がより効率的になります。また、再生可能エネルギーによる発電所を増やしても貯めておくところ、電気自動車というものが市中にいっぱいあるのですから、発電所を増やす必要もなくなります。何よりも発電所の設備は、夏の暑い日の午後にくるピークを考えて作られているのですから、その時間帯は太陽光発電にとって一番得意なところです。
「全固体電池の「点火」に挑む日特、EV時代生き残り図る部品各社 (1/3)」
http://www.itmedia.co.jp/business/articles/1712/29/news011.html
にもあるように、すでに各社は動き出しています。外野が心配しなくても、なんとかするのでしょう^_^;
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