セブン&アイの電子マネー「nanaco」を使った充電決済については、EVトラックとnanaco(2017/07/17)で書いていますが、改めて書きとめておきます。

セブン&アイ・ホールディングスは、「イトーヨーカドー」や「Ario」、「そごう」、「西武」、「ヨークベニマル」に設置されている約3,380台の充電器を電子マネー「nanaco」で使えるようにしています。

うれしいポイントは、「nanaco」カードを持っていることが前提ですが、固定された月額基本料金(会費)が「不要」だということです。たとえば、三菱の充電サービスである「電動車両サポート」は、基本料金はプランにより月額540円から1620円(税込)となっていますし、BMW(ChargeNow)では1年目は月会費無料ですが、2年目より月に5400円(税込)もかかります。

ちなみに充電料金は以下のようになっています。
nanaco
(画像:NECのHPより引用)

普通充電の1時間120円は高いようにみえますが、1分あたりにすると2円です。三菱のベーシック・プラン会員で1.4円/分(1時間84円)ですし、このほかにベーシックでは月額540円の会費を別途支払うこともふまえると高額ではありません。普通充電ばかりだとnanacoで15時間使ってベーシックと同額になります。
また、急速充電の15分225円も1分あたりでは15円です。三菱のベーシック・プラン会員は、三菱販売店で5円/分ですが、高速のSAで12円/分ですし日産では15円/分です。また、BMWのは普通充電の利用料金は無料ですが、急速充電は2年目より同じ15円/分となっています。使用頻度にもよりますが、一ヶ月に何度も使わなければ月額会費がない分、nanacoは安くなります。

日産や三菱のようにメーカーが提供する充電カードがなく、自宅近くや通勤途中に急速充電器があるアリオなどの関連店があれば、利用する価値は十分にあります。月額会費がない分、気軽に持つこともできるでしょう。

また、「今後、セブン&アイ・ホールディングスの施設以外でNECが提供する充電サービスでも、nanacoによる決済が順次実現していく予定」とのことですから、利便性の向上に期待します。ただ、2017年9月5日以降、利用可能施設の追加がおこなわれていないのは気にかかります。

なお、充電器検索サイト・アプリのEVsmartにはnanacoに対応している旨の記載がありましたが、 GoGoEVには2017年12月10日現在、滋賀県守山市ピエリ守山や大阪府岸和田カンカンベイサイドモールなど一部で表示がありませんので関連店一覧表をご覧ください。

セブン&アイ・ホールディングスとNEC、EV・PHV充電サービスについてnanacoを用いた決済に対応(2017/07/05)

セブン&アイ・ホールディングスとNEC、国内最大規模3,380台のEV・PHV用充電インフラを導入」(2015/08/06)
0502-03
(画像:NECのHPより引用)