NISSAN EV blog「ぼうさいこくたい2017に出展しました。」(2017/12/01)

11月26日・27日に仙台国際センター・せんだい青葉山交流広場でおこなわれた防災を「学ぶ、体験する、考える」みんなのイベント「防災推進国民大会(ぼうさいこくたい)2017」での電力供給デモの様子をレポートされています。

そこでリーフとつないで電気を取り出す給電器に使われていたホンダの「Power Exporter 9000」は、出力端子100Vが6口、200Vが1口もあるだけでなく、高品質・良質な電力のため、非常時には医療機器にも電力供給可能だそうです。
また、「Power Exporter 9000」は、CHAdeMOに対応しているので、ホンダの燃料電池車クラリティ FUEL CELLはもちろんリーフでも動作できます。ただし、メーカー希望小売価格は、1,180,000円(税込)と製品の質が高いだけに、それなりの値段になっています。

それに比べ、先日のMitsubishi Motors Fan 2017で使った三菱の給電器MiEV power BOXは、家庭のコンセントと同じ1500W(15A)の出力ですが、100Vが1口だけですし、医療機器への使用は推奨されていません。
ただし、希望小売価格も154,080円(税込)とそれなりの価格に収まっています。
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(ドア横のイスに載っているのがMiEV power BOX・中身はnichicon製)

私は電動の草刈り機で使用したり、野外展示でPCモニタの電源として使ったりしていますが、普段使うものではないですから、いざという時のための防災用品として考えたとしても15万円は高いオプションです。(私は補助金が出ていた時期に半額で購入)

しかし、2019年を前に電気自動車の中古車が売れる?に書きましたが、太陽光発電の電気を電気自動車へと貯めることができるようにすれば、変換効率を考えるとロスが大きいものの、電気自動車から電気を取り出す道具として、日常的に使うことができるようになるかもしれません。

電気自動車から家庭へ電気を供給し、停電でも普段通りの生活ができること「Vehicle to Home」(V2H)は、理想的ですが対応する機器の設置にはそれなりのコストがかかります。しかし、電気自動車から最低限一つの部屋へ「Vehicle to Room」であれば、外と部屋の中とを結ぶコンセントをつけるだけで可能ですから、MiEV power BOXのような機器でも存在意義があるかもしれません。

高いけれど欲しいという方は、たまにオークションで半額程度で出品されていますから、中古品であればねらい目かもしれません。
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 (参加しているボランティアグループの展示で、アイミーブからの給電によりビデオを流す)