ホンダ、EV充電時間を半減 複数車種で22年メド (2017/11/01)

ホンダは、電気自動車を2018年に中国で、続いて2019年に欧州、そして2020年に日本で発売予定ですが、2022年には「超急速充電」対応のものを複数発売するそうです。19
(画像:ホンダHPより引用)

急速充電器を使った場合、「充電には30分かかる」というフレーズがひとり歩きしていますが、これは多くの電気自動車でほぼ電気を使いきった状態から8割程度の充電までにかかる時間のことであって、ガス欠寸前のガソリン車でガソリンスタンドにいくことが少ないように、電欠寸前で充電を始める人も少ないでしょう。ですから「30分」はほぼ上限の時間と考えてよいので、目的地までの電気が蓄えられたら、充電途中の15分で終了してもよいのです。ガソリンを「満タン」に入れる感覚と「充電」の感覚は微妙に違います。(約8割以上入れようとすると電池の特性からさらに時間はかかる)

話がそれましたが、この「30分」の時間を「15分」に半減させる「電池」を「開発」すると記事にはありますが、4年や5年で独自開発できるとは思えず、文章の先には「電池メーカーと組み」とあり「電池を開発するパートナーは今後検討」するともありました。パートナーは「検討」といいながら、複数発売する年は2022年と具体的な数字を上げているのですから、意中のパートナーはすでにいるのでしょう。

それは何かと話題の多い東芝になるかもしれません。フィットEVに載せられていた電池で実績のある東芝は、今年10月に「6分で充電320キロメートル走行」できる電池の試作に成功したと発表していますし、2019年の実用化を目指しているとも書いています。6分間という超急速充電にも対応しているのですから、ホンダのいう「15分の充電で240キロメートル」という充電性能を十分満たしてくれそうです。(実用化されEVシフトが本物になれば、この電池は東芝の救世主になるかもしれません)

充電6分でEVが320km走る、東芝が次世代リチウムイオン電池を開発(2017/10/06)

150キロワットの急速充電器(2017/03/29)

この記事で始めて知ったことは、日本の急速充電規格である「チャデモ」に関する以下の2点です。
  • 20年ごろに(現行規格150キロワットが)350キロワットに引き上げられる予定
  • 欧州中心の急速充電規格である「コンボ」も、高速道路沿いに350キロワットの充電器を20年までに数千カ所に
充電時間の短縮のために規格をさらに引き上げることは理解できますが、「チャデモ」規格のものが現時点で約7,160カ所も設置されているのにもかかわらず、今さら「コンボ」規格を採用することです。考えられることは、貿易不公正にならないように外国メーカーの電気自動車も日本仕様に変更することなく日本国内で販売できるようにするためかもしれません。ただし、高速道路のSAやPAだけでなく、高速道路を降りた周辺でも充電できるように「高速道路沿い」と表現しているのかもしれませんが、「数千カ所」とは、現在の7,160カ所の更新時に両規格を接続することのできる機器に交換するという意味合いを含んでいるかのようです。