デジタル時代、消費者は商品を「所有」できない(2017/10/23)

この記事の中で目をとめたのは、「ハリケーンに備え、遠隔操作でバッテリー寿命を伸ばしたテスラ」のところです。
その中で今年9月にフロリダ州を襲ったハリケーンにかかわってテスラは、「一部のモデルのソフトを遠隔で更新し、安全な場所へ避難できるようにバッテリーの寿命を延ばした」とあります。
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(画像:テスラのHPより引用)

憶測ですが、たとえばテスラの「P100D」は、電池容量100kWhのバッテリーを積んでいるとされていますが、本当のところはもう少し「のりしろ」があるのかもしれません。もしくは、電池ですからすべてが使えるわけではありませんが、100kWhの中でも相当余裕を持った使われ方をしていて、未使用領域が多めに確保されているのかもしれません。(後に加筆・修正あり)

リチウムイオンバッテリーに限らず電池にとって「劣化」は避けて通れない現象ですが、使用者に劣化を感じさせないための工夫が隠しコマンドのようにあり、その部分を一時的に取り出すことによりフロリダのでの例のように「バッテリーの寿命」を延ばすことができたのかもしれません。

そんなことが可能なら、電欠して走らなくなってもテスラのコールセンターへ電話すると、遠隔操作により10km先まで走ることのできる電気を復活させてくれるというようなことができるのかもしれません。個人の所有物のはずが、テスラの手のひらの中で動きが把握されているようで、あまり気持ちの良いものではありませんが、それはそれで別の面でありがたい機能なのかもしれません。 

(加筆・修正)
コメントいただいたように、「60kWhモデルは実のところ75kWhモデルと中身は同じで」後で追加料金を払うと、限定されていた容量が解放されるような仕組みがあったのを思い出しました。今回の件は、その可能性が高いです。 情報ありがとうございますした。