日産車の完成検査工程を認定された検査員が実施していなかった続報です。
日産工場の大半で書類偽装 資格者の押印、不正常態化か(2017/10/04)
最初の記事、日産車 登録手続きを一時停止(2017/10/01)が出たときに、コメント欄で『普通に考えるなら、検査のたびに書類に「検査員名」をサインするかハンコを押すでしょうから、誰が検査したのか把握できそうなものです』と書き、無資格者がわかれば対象車を絞り込み被害を最小限に抑えることは可能かもと思いましたが、そのハンコが無資格者のものではなく、その場に居ない有資格者のものであったと記事は伝えています。(ですから、121万台余りを点検へと傷口は広がったようです)
そうなると無資格者が対象の検査をすることに問題はないと思っていたという単純なミスではなく、記載内容の偽装が意図的にされていたことになります。三菱の燃費偽装は反面教師にならなかったようです。
日産は、10月27日から一般公開される第45回東京モーターショー2017で、新型「リーフ」の「LEAF NISMO Concept」を展示したり、新型「リーフ」と同じ40kWhの新型リチウムイオンバッテリーを搭載した「e-NV200」を発表したりとこれからの期待が大きかっただけに、その代償は大きなものとなりそうです。
日産工場の大半で書類偽装 資格者の押印、不正常態化か(2017/10/04)
最初の記事、日産車 登録手続きを一時停止(2017/10/01)が出たときに、コメント欄で『普通に考えるなら、検査のたびに書類に「検査員名」をサインするかハンコを押すでしょうから、誰が検査したのか把握できそうなものです』と書き、無資格者がわかれば対象車を絞り込み被害を最小限に抑えることは可能かもと思いましたが、そのハンコが無資格者のものではなく、その場に居ない有資格者のものであったと記事は伝えています。(ですから、121万台余りを点検へと傷口は広がったようです)
そうなると無資格者が対象の検査をすることに問題はないと思っていたという単純なミスではなく、記載内容の偽装が意図的にされていたことになります。三菱の燃費偽装は反面教師にならなかったようです。
日産は、10月27日から一般公開される第45回東京モーターショー2017で、新型「リーフ」の「LEAF NISMO Concept」を展示したり、新型「リーフ」と同じ40kWhの新型リチウムイオンバッテリーを搭載した「e-NV200」を発表したりとこれからの期待が大きかっただけに、その代償は大きなものとなりそうです。
コメント
コメント一覧 (8)
どこの企業にも、大なり小なりこういうことはあるものだと思ってます。
自分の勤める会社(というか職場)でもありますからね、
安全や品質に直結する部分ではないですけど。
社内システムにおいて今回のようなことが常態化してくると、その影響はいずれ製品側に現れてくるはずです。(今のところ、販売された車両に点検抜け等による不具合のことは聞こえてきません)
現場が楽をしようとしたことが要因でしょう。社員に対してコンプライアンス教育を地道に続けるしかないと思いますね。
(Webマスター:「現場が楽をしようとした」のではなく、忙しくて人手が足りず、休みをきちんと取るために仕方なくやったという報告であってほしいです^_^;)
検査員資格者に高い給料も払う必要は無いと判断し作業員に入れ替えたんでしょ
又は退職に伴い減った人を入れ替えていったか・・・
抜き打ち検査といっても事前に情報が入り各工場の資格者が対応
資格者が作業員を教育し、そして年月が経ちその最後の1人も退職しのような流れじゃない事を祈りますけれど
やってしまった事は普通の工場なら認証取り消しだろうし
日産は会社も大きいから擁護されるだろうけど
販売会社はクレーマーに何かしら言われて大変だろうし
あ~あですよ日産さん
(Webマスター:報告書が待たれます^_^;)
「日産だけ抜き打ち調査?」「新型リーフの発売直前に?」
ということで,EVの普及を遅らせるための「陰謀説」も飛び出しているようですが...(笑い)
まったく無関係でしょうね.
燃費偽装,手放し運転,誇大広告,試乗中のプロパイロットの事故などで,もともと国交省から目をつけられていたということです.
それと,もとをたどれば今回の件は2016年4月に発覚した日産・三菱グループの燃費偽装に端を発したものかもしれません.今年の2月に下記のような報道がありました.
「生産ラインから抜き取り検査を実施へ…型式指定審査での不正防止 2017年前半から」
https://response.jp/article/2017/02/17/290799.html
今年度前半から納車予定の自動車の抜き取り調査も開始するとのことですので,
日産の工場が真っ先に調査対象とされ,その過程でバレてしまったのでしょう.
NHKの報道によると,今回の不適正検査・書類偽造は資格のある従業員がすべき部分を
必要な研修すら受けていない短期契約の非正規従業員に任せていたそうです.
燃費偽装や誇大広告と根本は同じで,
他メーカーとの競争でリスクを取りすぎた結果として失敗したということです.
ただ,燃費偽装のときは直前に熊本地震が起こり,
(公表のタイミングを地震に合わせた感もありますが...)
今回の不適正検査の報道直後に衆院解散と政局のゴタゴタが発生
マスコミ報道や国民の関心が分散されました.
その点についてだけ言えば日産にはラッキーでしたね.
(Webマスター:ご意見ありがとうございます。ただ、日産に軽をOEMしていますが、燃費偽装の時点は三菱だけでしょう。合弁会社とはいえ、三菱の工場で作っていますから)
しかし,有資格者が書いた図面は現実には使えず,大工さんが色々と手直しをしながら仕事をすることになります。
現場主義の観点から見ると,お上の資格制度重視に疑問を感じる部分は残ります。
現実に則した資格制度になっていると良いのですが,また,最近はそうなりつつあるとは思いますが,昔取った自動車免許で,バイクで何台までの車を牽引できるかといったくだらない問題を思い出します。
机上で問題を作る役人が跋扈しているのでしょうかね。
ユーザー車検でも思い出しましたが,机上と現場の乖離をくぐり抜けるための色々な裏技がありました。
(Webマスター:私が大型特殊の作業免許を取りに行ったとき、講習生の3分の2は普段からパワーショベルなどを扱い慣れている人たちでした。正式な免許を取る必要が出てきて、仕方なしに講習に出てきたという感じでした^_^;
資格制度は天下りの温床ですね^_^;)
キリン堂等の薬局で登録販売員やLAN工事のデジタル1種、運行管理者などのように誰か1人居ればよかったのがある時から当人でないとダメになったのを知らなかったとか、最初から当人しかダメなのに思い込みでやってたか
だと思います。それ自体ダメなんですがね。
ハンコを他人が使ってたなんて市長のハンコなんて誰でも使えるじゃあ無いですか。
(Webマスター:そこが行政のお役所仕事たるゆえんですね^_^;)
(Webマスター:そういう面はありますね^_^;)
スカイライン(多分)が酷いとWEBでUPしたユーザーがいました
ボンネットだったかトランクだったか 左右で隙間の間隔が違うとクレームをつけていました
ディーラーの対応はまだよかったのですが、メーカーは暖簾に腕押しのような対応だったと記憶しています
最後にはメーカーもしっかりした対応をした(せざるを得ない)はずですが過去の教訓は生かされていないようです
私の記憶している範囲です
当時のサイトがまだあるかどうかは不明です
(Webマスター:搭載電池を巡る対応も似たところがありますね^_^;)
リーフの発売前の抜き打ち検査というのがどうも引っかかります。
同じ検査法でも輸出用は何の問題もない事から日産の油断の隙を狙った罠の用が気がして仕方がないのです。
FCVの開発を凍結したことが政府に目を付けられた要因ではないかと・・・考え過ぎかな?
(Webマスター:検査員のAさんは、本当はBさんだなんて初めて会う人にはわかりません。
国交省の役人がよほど優秀だったか、名探偵コナンのファンだったかのどちらかでしょう(^O^))
このブログにコメントするにはログインが必要です。
さんログアウト
この記事には許可ユーザしかコメントができません。