新型リーフの発表で、日産『大転換』の境目の日となるかもしれません。


新型 日産リーフ ワールドプレミアで語られたこと
  • 一充電航続距離:400km(JC08モード)
  • プロパイロット(自動運転技術)
  • プロパイロット・パーキング(駐車自動制御)
  • イー・ペダル(アクセルのみでも操作可能なワン・ペダル)
  • アクセルとブレーキの踏み間違い事故防止システム
  • 電池容量は40kWh
  • オプションの6kw充電器を使用すると今までと同じ充電時間
  • 日本では10月2日発売
  • これまでのリーフと同価格帯
  • 2018年に電池容量を増やしたグレード発表(映像画面で「Longer Range」と表現)
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全世界で35億キロを走ってきたリーフのデータから電池の劣化問題は十分把握しているだろうに、バッテリーの温度管理についての発言はありませんでした。そこがどうなっているか、今後のイベント等で確認してみたいものです。

もう一つ確認したいことは、劣化問題に関わるであろう電池の製造元です。電池によって性能が違ってくるために、この点も重要です。
(加筆:初期型と同じオートモーティブエナジーサプライ製だそうです。来年出す「Longer Range」で他社製に変更するのかもしれません)

これらの点について、「価格・距離・充電設備 EV普及占う新型リーフ」には、日産は「新型リーフは電池の寿命を大幅に改善したと説明」とあります。また、 「焦点:日産が新型リーフで攻勢、テスラの脅威も」には、「初期型に比べると飛躍的に上がった。容量減少、性能低下は半分以下に減ってきている」とありました。 しかし、上記の点について例えば温度管理のシステムを組み込んだといった具体的な改善情報が、日産からはもちろん、マスコミからも流れてこないことが気にかかります。

(加筆:Webカタログに「バッテリー容量低下の抑制や耐久性の向上などにより、バッテリーの高寿命化を実現」とありました。また、以下のような注意書きがありました)
「40kWh駆動用バッテリー搭載車」の場合。正常な使用条件下において新車登録から8年間または160,000kmまでのどちらか早い方において、アドバンスドドライブアシストディスプレイのリチウムイオンバッテリー容量計が9セグメントを割り込んだ(=8セグメントになった)場合に、修理や部品交換を行い9セグメント以上へ復帰することを保証しています。

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(画像:日産HPより引用)
以下、ニュースリリースより引用。10時30分現在、商品WEBサイトは新型に更新されていません。
  • Sグレード:3,150,360円
  • Xグレード:3,513,240円
  • Gグレード:3,990,600円
  • 充電時間:16時間(3kW)/ 8時間(6kW)
  • 急速充電:40分
国の補助金は30kWhで280km28万円でしたが、新型リーフは一充電走行距離が400kmに伸びたため、12万円増えて今年度上限の40万円です。(補助金交付額一覧表:9月6日付けで更新)「JC08 モード値の一充電走行距離(km)×1,000円」

来年度の予算要求では増額されていますが、年々補助金は減っていますし、新型リーフの売れ行きによっては今年度予算枠を使い切ることもあり得ますので、新型リーフをお買い求めになる方は、早めの注文がよいでしょう。

2018年には、さらに電池容量を増やし距離を伸ばしたリーフの「Longer Range」を出すそうですが、今年度の補助金規定では上限が40万円になっていますから、規定が変わらない限り、今年度より多くの補助金を望むことはできません。

SIMPLY AMAZING. 新型「日産リーフ」の展示イベントを開催
  • 日時:2017年9月6日(水)~2017年11月12日(日)
  • 場所:日産グローバル本社ギャラリー



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