【速報】トヨタとマツダ、業務資本提携に関する合意書を締結(2017/08/04)

トヨタとマツダは、業務・資本提携で合意したと報じています。中には、「電気自動車の共同開発」というものも含まれています。

マツダは「デミオEV」を2012年からリースながらも販売してきた実績がありますし、最近ではロータリーエンジンを搭載したレンジエクステンダーEVの開発をすすめているようですから、トヨタの狙いはその技術をトヨタの電気自動車開発に生かすことなのかもしれません。

トヨタとマツダが資本提携で最終調整 電気自動車開発など強化(2017/08/04)4:44

トヨタとマツダが資本提携 電気自動車を共同開発へ(2017/08/04)18:00

NHKニュースで気になるところがありました。4時台のニュースには、「トヨタは開発を進めている電気自動車や燃料電池車といったエコカーの技術などをマツダに提供」と燃料電池車について触れていますし、18時台の長めの原稿では、トヨタは「水素を燃料とする燃料電池車や自動運転技術など多くの最先端技術の開発を進め」と触れていますが、18時台のものを短くまとめた19時のニュースではその中に「燃」もありませんでした。しかも、トヨタの「最先端技術」は燃料電池車であるにもかかわらず、「世界の自動車メーカーの販売競争は、今後、電気自動車や自動運転など、最先端技術の開発が勝敗のカギを握る」と締めくくられる始末です。

合意の詳細はトヨタやマツダのHPにはなくわかりませんでしたが、合意内容に「燃料電池車」の単語がないのか、NHKの原稿ではなくなってしまっていました。19時のニュースの出だしから、「次世代のエコカーとして今、需要の拡大が見込まれているのが、こちら電気自動車です」と断定的でしたから。

もうひとつ18時のニュースで注目したのは、世耕経産大臣が述べた次のような言葉です。「電気自動車、プラグインハイブリッド車、燃料電池車という次世代の車がバランスよく普及するよう、政府として技術開発への支援や購入の際の補助金などを通じて後押ししたい」

プラグインハイブリッド車や燃料電池車も応援したいのですが、言葉のように「バランス」が大切なので、「購入の際の補助金」も今年度のようなプラグインハイブリッド車偏重ではなく、公平にお願いしたいものです。

補助金受付は5月29日(月)頃から(2017/05/12)