5月13・14日に神奈川県小田原市で行われた「次世代エコカー&エネルギーフェア2017 in ODAWARA」で、高級車や外国メーカー、日本の電気自動車が数多く並ぶ中、クルマに興味がなさそうな人の注目も集めていた、三輪の電気自動車「エレクトライク」に今回、唯一試乗しました。

写真のような外観・小ささですから、人の目をひきます。私が「エレクトライク」に試乗後、とめた車をさっそく親子連れがのぞき込んでいました。

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この三輪EVを開発・製造する「日本エレクトライク」は、2年前の2015年6月8日、国土交通省から型式認定を受け、16番目の国産自動車メーカーが誕生したと当時話題になったことから、電気自動車 関連 リンク集にも「日本エレクトライク」とリンクしていましたが、実車を見るのは初めてで、この機会に試乗させてもらいました。

車種は「側車付き軽自動車二輪」で、ハンドルは二輪そのものです。久しぶりに二輪(実際には三輪)に乗ったので、ハンドルの回し加減がわからなかったり、手動の方向指示を戻し忘れたりとあたふたしましたが、乗っていて楽しい車で、乗用車との違いはすぐに慣れることでしょう。

三輪車はカーブが不安定だという知識はありましたが、安定して回っていました。なんでも、「左右駆動輪にそれぞれ取り付けられたモーターを個別に 制御(アクティブホイールコントロール)することで、三輪車最大の欠点である転倒への不安を解消し、 安定したコーナリングを実現」しているんだそうです。

当日は日曜日で試乗コースが混雑していたため、距離を短縮して走りましたが、その途中でも視線を感じました。最初に述べたように注目される外観ですから、その特長を生かし路地裏までのきめ細やかな配達業務をこなしながら広告塔として活用するのも一つの方法かなと思いました。

実際に移動書店として活用されている本屋もあるようです。


モーター制御により安全性が増しているといっても「二輪」扱いです。しかし、二輪といってもヘルメットの着用義務はありません。しかも乗用車のようでありながら、二輪ですからシートベルトもありません。気軽に乗りこなすことのできる車ですが、最高速度は時速49kmだそうです。ドアがないからか体感速度は速く感じましたから、安全面からはシートベルトがついてもよいのかもしれません。

また、価格について過去の記事を探していたら、7.8kwhのバッテリーは160万円、3.9kwhが130万円とあり、2015年当時、3.9kwhで30万円の補助金が出ていたようです。ところが今年度発表された補助金交付額一覧(2017/05/10)には、「エレクトライク」の文字がありません。今後申請・追加されるのでしょうが、今年度の基準  「一充電走行距離(km)×1,000円」で計算すると、それぞれ約60kmと30kmですから、補助額は約6万円と3万円と大きく減額され、実際の購入価格は2年前よりもかなり上がってしまいます。
生産部品と生産体制の見直しを関係者の方はおっしゃっていましたから、中小の業者・高齢者が手の届く手頃な価格を実現してほしいものです。

ちなみに、インドのマヒンドラ・アンド・マヒンドラ社は、「オートリキシャ」と呼ばれる三輪のEVも近く発売すると伝えています。国によっては、このカテゴリ一も競争が激しくなるのかもしれません。

印マヒンドラ、EV生産能力2倍に 最大月1000台
(2017/05/24)

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