5月13・14日に神奈川県小田原市で行われた「次世代エコカー&エネルギーフェア2017 in ODAWARA」へ参加していた復路の記録です。
(両日とも暖房や冷房は使用していません)

滋賀から小田原への往路 (2017/05/18)

12日に前泊した足柄SA(上り)から13日(土)の早朝に会場のある小田原のダイナシティへ約30kmを移動しました。足柄SAから会場まではほぼ下りなので、電気はあまり消費しませんでした。また、14日に帰路につくまで駐車場内を移動するのみで、充電は行いませんでしたから、足柄SA(下り)が復路の最初の充電です。

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次世代エコカー&エネルギーフェア2017 in ODAWARA」の展示会場

「次世代エコカー&エネルギーフェア2017inODAWARA 2017.5.13-14」開催報告 

14日(日)の午後に約370kmを移動しました。以下の6箇所で充電をしましたが、行きと同様、帰りも一度も充電渋滞に巻き込まれることはありませんでした。充電中にそれも同じリーフが来たことが2度ありましたから、タイミングが良かっただけですが。 

小田原のダイナシティは標高10mほどですから、標高約400mの足柄SAまでは登りが続きます。
その足柄SAは、40kWの急速充電器で100Aしか出ませんが、上下線とも2基ずつありますから充電渋滞に遭う確率が低くなり、ありがたい存在です。
充電器の設置予定(2017/05/07)で書いたように「高速道路のサービスエリア」に150キロワットの急速充電器(2017/03/29)を「年内」に設置する予定だそうですから、足柄SAや岡崎SAのような複数設置の環境がいくつもできるのではないでしょうか。期待しています。

〈新東名高速道路・足柄SA下り・100A〉
足柄SA→ダイナシティ→足柄SA間:約45km
充電容量:4.7kWh
充電率:96.5%(13日朝、足柄SA上り出発時)→45%(14日昼過ぎ、足柄SA下り到着時)→84%
充電時間:10分(120円)
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84% で足柄SAを出発していますから、清水PAや静岡SAまで行くことのできる電気はあったのですが、空いていた駿河湾沼津SAでチョイ足しをしました。できるところでのチョイ足しは、電池容量の少ないMグレードでは、長距離を走る場合の重要なノウハウです。
ここでのように短時間で、充電ガンをセット、充電カードを認識させスタート、走行記録つけなどを一人ではするには、4分ではとても時間が足らないのですが、今回はありがたいことに帰りのみ同乗者がいたので、連係プレイですばやくできました。もう少し充電をしても良かったのですが、リーフが入ってきたので終了しました。

〈新東名高速道路・駿河湾沼津SA・125A〉 
足柄SA→駿河湾沼津SA間:約26km
充電容量:2.6kWh 
充電率:72%→88% 
充電時間:4分(48円)
(写真なし)


清水PAと静岡SA間は約28kmしかありませんから、清水PAをとばして静岡SAへ向かうという手もあったのですが、清水PAも空いていたので再度充電を行いました。
ここ清水PAで十分充電できれば、12km/kWh前後出ている電費からすると静岡SAを一つとばして約85km先の浜松SAまでとどくと考え、93.5パーセントまで充電しました。

〈新東名高速道路・清水PA・125A〉 
駿河湾沼津SA→清水PA間:約31km
充電容量:4.0kWh 
充電率:60.5%→93.5% 
充電時間:7分(84円)
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清水PAと浜松SA間は約85kmと今回の往復で最長区間となります。ですから、今まで通り電費をかせぐために往路と同じようにオートクルーズを使って時速80km前後で走りました。
一充電走行距離は120kmとされるアイミーブMグレード(電池容量10.5kwh)ですが、実際に走行できる距離は100kmほどですし、ましてや高速走行となるとさらに距離が短くなります。しかし、この時点での電費は12.34km/kWhでしたから、効率よく走らせることができれば、カタログ値に近い数値を出すことができます。
清水PAと浜松SA間の約85kmは、下手をすると最後は亀マークが出るかと思いましたが、着いたときには26.5パーセントと余裕をもって浜松SAに入ることができました。
ここでも終了間際にリーフが入ってきたので、早めに止めました。

〈新東名高速道路・浜松SA・125A〉 
清水PA→浜松SA間:約85km(最長区間) 
充電容量:7.1kWh 
充電率:26.5%→87% 
充電時間:15分(180円)
(写真なし)


岡崎SAでは夕食をとりましたが、何度も繰り返すようにMグレードは時間が短いので、充電終了を待って隣の空きスペースへ移動させてから施設へ入りました。食事を中断して戻ってくるのはたいへんですから。
岡崎SAに着いたときにはすでに、EVとマーキングされた一番施設に近い側にワゴンタイプのガソリン車がとまっていました。チャイルドシートが付いていましたから、他に空きスペースがあるにもかかわらず、子どものことを考えると近くて便利なところに駐めたのかもしれません。
滋賀から小田原への往路(2017/05/18)の岡崎SAのところでも書きましたが、充電スペースは少々不便なところの方がガソリン車の駐車と競合しないのかもしれません。

〈新東名高速道路・岡崎SA・102A〉 
浜松SA→岡崎SA間:約61km
充電容量:(不明)kWh 
充電率:38%→93.5% 
充電時間:14分(168円)
(写真なし)


岡崎SAで十分充電することができたので、上郷SAはパスし、尾張一宮PAで最後、復路で6回目の充電を行いました。
過去のデータでは、尾張一宮PAで80パーセント越えにしておけば、なんとか自宅に帰り着くことができていましたので、時間短縮の面からも81.5パーセントで止めたのですが、よく考えるまでもなく、それまでのデータは最近、近くにできたスマートICまでのものではなく、下道だったことを忘れていました。今回の遠征の疲れが出ていたのでしょうか。
名神高速道路を調子よく時速80キロで走っていたら、予想以上のペースで残りの走行可能距離が減っていきました。関ヶ原IC過ぎまでは上り坂が続きますから、そんなものだと思っていましたが、北陸自動車道への米原JCTあたりで、燃費マネージャーが示す残存する電池容量のパーセント(SOC)からするとギリギリと判断し速度を落としました。それでも小谷城スマートICの2キロ手前で亀マークが出ました^_^;

高速道路上での亀マークは心臓に良くありませんが、下の写真のように燃費マネージャーに出る数値でまだ走ることができるとわかっていましたから、冷静に亀マークを眺めることができました。電気自動車に残存する電池容量のパーセント表示は(SOC)必須です。

〈名神高速道路・尾張一宮PA・100A〉 
岡崎SA→尾張一宮PA間:約56km
充電容量:3.75kWh 
充電率:49.5%→81.5% 
充電時間:10分(120円)

復路経路上の充電総時間:60分
復路経路上の充電料金:720円
往復約740km走ったときの平均電費:11.97km/kWh
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ちなみにその晩、自宅で普通充電を行ったところ、翌日の朝の一充電走行可能距離表示は、「134km」でした。
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