みらいの島 共同プロジェクト本格始動(2017/04/12)

住友商事、日産自動車および、鹿児島県薩摩川内市は、上甑島(かみこしきしま)に「e-NV200」40台を導入し、「みらいの島」共同プロジェクトを始動したことを発表しています。

また、同時に電気自動車の使用済み蓄電池を用いた「リユース蓄電池共同実証事業」も行うそうです。電気自動車は、“走る蓄電池”としても活用されます。

島のように輸送によりガソリンが割高になる地域には、電気自動車は有用です。何よりも、島内でまかなうことができる太陽光や風力発電といった再生可能エネルギーを、電気自動車の充電にそのまま使うことができるので、資源の有効活用をすることができます。それはエネルギー面で自立することができるということです。

このプロジェクトが上手く展開すれば、同じ仕組みは「日本」でも広げることができるのではないでしょうか。「日本」も「島」ですから、日本も「みらいの島」になり得るはずです。
石油は、遠い産油国から船で運ばれてきますから、自国で石油が出る国に比べると割高になっています。いうまでもなく、エネルギー消費にかけたお金は、すべて産油国へ流れて行っています。
北国の冬は難しいですが、太平洋側は冬も太陽光発電が活用されています。また、渡り鳥の衝突問題は避けなければなりませんが、風力発電の適地は、周りを海に囲まれた日本では全国に多数存在するでしょう。さらに、地震国「日本」には、地熱発電に適したところもたくさんありますし、間伐時期を迎えたスギやヒノキは大量にありますが、切り捨てられて放置されているものも大量にありますから、それらを利用したバイオマス発電もできます。そのような再生可能エネルギーを有効活用して車に使うことができれば、安全保障もからんだ日本が抱える資源問題の一つは解決するでしょう。

なお、島内には、約400台の乗用車が走っているそうですから、今後はその一割が電気自動車ということになります。
日本国内をみると、2016年時点で二輪車も含めて約8090万台の自動車があるそうですから、その一割が電気自動車となると809万台となりますが、2016年には6万4千台ほどです。ほど遠い数字に思えますが、現在の外国メーカーの電気自動車重視の傾向や日本の人口が減り続けていくことを考えると、案外一割普及という数字は速くくるかもしれません。
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(「e-NV200」画像:日産のHPより引用) 

(加筆)
離島に電気自動車40台導入 鹿児島、住民が活用法発信(2017/04/12)

日産のページには書いていなかったのですが、上の記事によると3年間の期限付きだそうです。日産がすすめている無償貸与事業の一環でしょうから仕方ないのでしょうが、3年では根付くかどうか微妙かもしれません。