ルノー日産アライアンスが、「2010年12月の日産『リーフ』発売以来」、電気自動車(EV)の世界累計販売台数が48万1151台に到達と伝えています。
自動車グループのルノー日産アライアンスには、三菱自動車も編入されていますから、「EVの販売の増加には、日産リーフの他に、欧州で最も売れているEVのルノーゾエや、三菱i-MiEVが寄与した」とも書いています。しかし、昨日の「三菱 アイミーブなどの2017年6月度 販売実績」にも書いたように、アイミーブの販売数は、日本国内だけで発売以来1万637台と世界累計の2パーセントほどでしかありませんし、最近は月産10台前後ですから、海外分をあわせても「寄与」などと言われると気恥ずかしいかもしれません。
ちなみに、アイミーブのこの合計台数には、2009年7月から当初4ヶ月分の販売台数が私の記録にないため正確な数字ではありません。また、これまでのアイミーブの台数も「ルノー日産アライアンス」の世界累計にカウントするのであれば、最初の一文は「2009年7月の三菱『アイミーブ』発売以来」としたほうが、より正確です。日産は気に入らないでしょうが。
同じ日の記事「ルノー日産、世界販売で初の首位…トヨタに14万台差 2017年上半期」には、2017年上半期(1~6月)の世界新車販売が、ルノー日産アライアンス526万8079台、フォルクスワーゲングループ515万5600台、トヨタ・グループ512万9000台でルノー日産が世界初の首位になったと伝えています。これだけ生産規模が拡大しているのですから、部品の共通化など製造コストの圧縮で、電気自動車の割高感を解消してほしいものです。