2016/06

リンク: プレスリリース | ニュース・イベント | MITSUBISHI MOTORS.

アウトランダーPHEV以外は全国軽自動車協会連合会にの「軽四輪車通称名別新車販売確報」よる)

例年、年度当初の4月からは少し持ち直す5月ですが、燃費不正の影響が大きいようで『アウトランダーPHEV』もその台数を減らしています。しかし、それでもアイミーブとミニキャブミーブ合わせて30台売れているということは、電費の良さがわかっている人が買っているということかもしれません。

電池搭載車は、購入補助金が電池の容量に比例するように改められたため、10.5kWh以上ともともと容量の少ない三菱の電気自動車は、ますます補助金が削減され、新しいモデルが出てこないと消滅しそうです。

ミニキャブミーブ・トラックは、2016年3月に製造中止になっていますが、まだある在庫販売でか3台カウントされています。

1

2009年11月から2016年5月までの各車種国内販売総数(メーカー発表値)

アイミーブ (上の表中の青色)(2009年7月〜10月の記録なし)

ミニキャブミーブ (赤色)

アウトランダーPHEV(緑色)

ミニキャブミーブ・トラック(紫色)

  アイ・M ミニキャブ・M アウトランダーPHEV M-トラック
国内販売総数 10475 6192 34165

978

↓2016年度合計

16     29 424 6
03月
02月       

01月
12月
11月
10月
09月
08月
07月
06月
05月 10 20 174 3
04月 6 9 250 3
  アイ・M ミニキャブ・M アウトランダーPHEV M-トラック
国内販売総数 10459 6163 33741 972

↓2015年度合計

489 423 11840 126
03月 10 8 955 6
02月 39         71

1317

20
01月 31 23 801 6
12月 35 21 518 11
11月 23 27 814 8
10月 21 26 1145 4
09月 73 57 1896 15
08月 68 44 1313 9
07月 73 32 2383 9
06月 59 51 221 19
05月 38 45 289 14
04月 19 18 188 5
アイ・M ミニキャブ・M アウトランダーPHEV M-トラック

↓2014年度合計

824 781 8629 181
03月 60 44 796 22
02月 82 52 603 25
01月 84 84 830 20
12月 70 57 608 22
11月 92 76 558 22
10月 102 93 538 18
09月 97 110 1450 6
08月 51 87 457 10
07月 102 124 700 4
06月 41 17 1300 14
05月 25 12 563 10
04月 18 25 226 8
アイ・M ミニキャブ・M アウトランダーPHEV M-トラック

↓2013年度合計

1099 1006 8968 181
03月 130 124 736 30
02月 238 98 1630 16
01月 55 42 1298 17
12月 82 59 1488 9
11月 66 92 1705 9
10月 75 93 560 15
09月 95 137 772 21
08月 54 71 776 9
07月 68 93 - 14
06月 70 79 - 9
05月 62 71 - 7
04月 100 71 3 25
アイ・M ミニキャブ・M アウトランダーPHEV M-トラック

↓2012年度合計

2205 2026 4304 436
03月 358 344 1719 269
02月 377 317 2079 167
01月 79 58 506 48
12月 137 121
11月 189 133
10月 141 128
09月 212 197
08月 86 107
07月 157 200
06月 288 256
05月 142 134
04月 39 31
アイ・M ミニキャブ・M

↓2011年度合計

2552 1927 三菱自発表,2012年3月国内外の累計数:26000
03月 117 123
02月 446 590    
01月 341 467    
12月 359 747    
11月 326 MINICAB-MiEV12月販売     
10月 244      
09月 340      
08月 207      
07月 61 Mグレード販売  
06月 40    
05月 34    
04月 37    
アイ・M    

↓2010年度合計

2542    
03月 102 震災    
02月 321      
01月 219      
12月 164      
11月 172      
10月 179      
09月 277      
08月 221      
07月 383      
06月 390      
05月 53      
04月 61 個人販売    
アイ・M      

↓2009年度合計

748      
03月 101
02月 151
01月 188
12月 145
11月 163

(これより以前のデータはなし。「i-MiEV」は2009年7月23日から法人販売)

リンク: グリーンシフトリフォーム第2弾、セキスイファミエス20周年記念商品! 『V to Heim(ヴイ・トゥ・ハイム)リフォーム』を新発売.(2016/06/23)

積水化学工業は、太陽光発電システムと電気自動車及びプラグインハイブリッド車の電池とを結びつけ、コンサルティング型 HEMS「スマートハイム・ナビ」が電力連携する『V to Heim リフォーム』を発売するとしています。

太陽光発電システムと定置型リチウムイオン蓄電池を結びつけるシステムはありますが、電池容量は小さく価格も高くなっています。自動車メーカーのテスラは、家庭用蓄電池「パワーウォール(Powerwall)」で、日産はリーフの使用済みバッテリーを再活用した「xStorage」で「安さ」を武器に売り込みを図ろうとしていますが、電気自動車をそのまま使う「V2H」(Vehicle to Home)システムは、電気自動車を所有していれば、自給自足のシステムをそのままで安く手に入れることができ、電気自動車の付加価値を向上させることができます。 

再生可能エネルギー固定買取制度(FIT)適用期間の終了も視野に入れた戦略のようですが、売電よりも電気自動車に蓄えたほうが有効活用できるとなれば、その時期には電気自動車が見直されるきっかけになるかもしれません。 


今年の夏は、例年になく暑い夏になりそうだと言われていますが、原子力発電はそのほとんどが停止しているにもかかわらず、なぜか「節電」の話が聞こえてきません。不思議に思っていたところ、その答えは以下の記事にありました。

リンク: 「節電なし」初の夏が来る 窮地を救う省・再・新  :日本経済新聞.(2016/06/28)

「節電」の話が聞こえてこない理由のキーワードは「省」「再」「新」の3つだそうで、「省」は省エネルギー、「再」は再生可能エネルギー、「新」は電力の全面自由化で増えた新電力だそうです。詳しくは記事を読んでいただくとして、電気自動車は走りそのものが省エネルギーですし、上記のように再生可能エネルギーを蓄えることに役立ちますし、その蓄えた電気を逆流させる「V2H」は記事でいう新電力のようなものですから、電気自動車はまさに「節電」に役立ち、大げさかもしれませんが、日本のエネルギー問題を解決する道具と言えるかもしれません。

8) 「節電」中に「電気」を自動車に使っている(電気代がかかる)

10)EVの普及がすすめば原発が必要になる

リンク: 「EV、自動車燃料税並みの課税を」-石連、税制改正で要望(3面)-電気新聞-.(2016/06/24)

石油連盟の会長が、2017年度税制改正に対する要望の中で、ガソリン車には燃料課税されているため、電気自動車や天然ガス自動車の燃料にも自動車並みの課税を求めたと載っていました。

想定としては、街中の充電器で充電する場合、その料金に「電気自動車電気税」を上乗せするということでしょう。

しかし、現在は1分間5円で10分間なら50円というふうに充電時間によって課金されており、そこに例えば1分1円の税金分を上乗せするということは難しいことです。なぜなら、充電器によってその出力が違うからで、50kWの急速充電器と比較的多くある20kW・30kWの急速充電器とでは、倍ほども充電時間が違ってきます。同じ量の電気を充電するのに、機器によって税額が変わっては公平性に欠けるでしょう。

また、電気自動車に搭載されている電池の性能や充電時の気温によっても充電時間は変化しますし、宿泊先などでの「普通充電」なら何時間もかかる場合がありますから、課税するとなると今の時間課金から、1kWh30円というような充電量課金に移行せざるを得ないでしょう。ですから課税するとなれば、充電量に応じて、例えば1kWh1円の税金分を上乗せするということになるのではないでしょうか。

ところで、ガソリンは自宅で給油することができませんから課税しやすいでしょうが、電気自動車の場合は、自宅でも充電することができますから、その場合の課税はどうするのでしょう。

すでに電気代には「電源開発促進税」と「消費税」が課税されていますが、車検証から把握した電気自動車所有者には、そこに「電気自動車電気税」を加えるのでしょうか。

しかし、自宅で充電する場合、個別に電気自動車へ充電した電力量分を把握するためには、充電コンセントに一つひとつ電力計を付けなければならず実現は難しいでしょう。ですから、自宅での充電では「電気自動車電気税」はかからず、外での充電時にのみ「電気自動車電気税」がかかるという二種類の料金になるかもしれません。

いずれにせよ、「電気自動車電気税」がかかるまでには紆余曲折がありそうです。

ちなみに、「燃料電池車」は記事の中に書いていなかったですが、電気自動車の電気にも課税されるようになったら、いずれ水素にも課税されるでしょう。

リンク: TRY! NISSAN LEAF|日産リーフ体感キャンペーン|近畿地区日産販売会社グループ.

近畿2府4県(滋賀県・京都府・大阪府・兵庫県・奈良県・和歌山県)の日産販売グル―プは、下記の大阪・神戸会場で「リーフ 」を体感できる「TRY! NISSAN LEAF」キャンペーンを実施するとしています。

■会場
大阪会場:2016年7月2日(土)~3日(日) 10時~18時
     グランフロント大阪「うめきた広場」
     大阪市北区大深町4-1
神戸会場:2016年7月9日(土)~10日(日) 10時~18時
     マリンピア神戸「船の広場」および「P1・P2 駐車場間通路」
     神戸市垂水区海岸通12-2
参加方法:参加無料、事前申込み不要
対象者 :近畿2府4県(滋賀県・京都府・大阪府・兵庫県・奈良県・和歌山県)在住者
参加特典:記念品プレゼント(先着順。予定配布数に達し次第終了)

当日試乗記念品として、大阪らしく?ダジャレで『お試しのり(乗り)』=『お試しサイズのフエキ糊』をプレゼントされるそうです。

もう一つリーフ 関連のニュース。

リンク: 【ビデオ】日産のEV開発責任者、次期型「リーフ」の航続距離が2倍になると発言 - Autoblog 日本版.(2016/06/23)

記事によると、発売時期は不明ですが、バッテリー60kWhモデルが販売確実になったと伝えています。

これで、電気自動車の欠点といわれてしまう航続距離は問題なくなり、シボレーの「Bolt」やテスラ(Tesla Motorsモデル 3との競争は激しくなるでしょう。

また、30kWhモデルも併売されるでしょうが、少しでも長距離を無充電で走りたい人にとっては、購入時期に悩むことになるでしょう。今までなら、年々補助金が下がっていくことから、欲しいときに買うのが最善の方法でしたが、現在は、バッテリー容量に比例して補助金額が決まるために、急がないなら60kWhモデルを待ってもよいでしょう。

リンク: 日産新型リーフが凄い!次期型電気自動車は航続距離が550kmに!?.(2016/06/24)

リンク: フォルクスワーゲン、10年以内に30車種の新型電気自動車を投入 - Autoblog 日本版.(2016/06/21)

フォルクスワーゲンが10年以内(2026年までに)に30車種の電気自動車を市場投入し、2025年までに年間200~300万台の電気自動車を販売する計画についての記事です。

ディーゼル問題で失った信頼を取り戻すための構想だとしていますが、日本では「e-up!」も「e-Golf」も形になりませんでしたから、まだまだ取り戻す以前の状態です。しかし、現在は、電気自動車の選択肢が限られていますから、構想通りいって車種が増えれば喜ばしいことです。

三菱も信頼を取り戻すための一つの方法として、電気自動車やプラグインハイブリッド車に比重をかけてはどうでしょうか。

リンク: パナソニック、米テスラ向けEV電池量産を前倒し  :日本経済新聞.(2016/06/21)

パナソニックは、2017年の初めとしていたテスラへの電池生産を、2016年11月からに前倒しするという記事です。

発表後すぐに予約受注が30万台を突破したテスラ3ですから、17年の発売に十分な量を確保するためには、少しでも早くにリチウムイオン電池工場を稼働させなければならないという事情があるのでしょう。

リンク: 電気自動車ニュース: テスラ 「モデル3」発表.(2016/04/02)

リンク: 電気自動車ニュース: 航続距離の減少を抑えるエアコン.(2016/06/14)

リンク: EconomicNews(エコノミックニュース).(2016/06/18)

新型プリウスPHV公開.(2016/06/16)に「赤字覚悟で思い切った価格にしてくるかも」と書きましたが、 新型プリウスPHV最新情報|発売日は10月26日で価格と性能やデザインは?.(2016/06/16)では、予想価格を328万円~としています。

同じプラグインハイブリッドのアウトランダーPHEVは約360万円〜となっていますし、リーフ(LEAF )は約280万円〜(24kWh)、320万円〜(30kWh)ですから、競争は激しくなるかもしれません。

トヨタのやる気は、その生産計画にも現れており、日米欧向け合わせて月間4,000台から5,000台ペース(6万台/年)だそうです。ちなみに日本国内のアウトランダーPHEV2015年度に11,840台販売され、リーフは一番販売台数が多かった2014年度で14,177台となっています。また、アウトランダーPHEVは2012年1月の発売以来、日本での販売総数は33,991台、リーフは2010年12月より国内で64,978台ですから、リーフの日本国内の販売数5年分をプリウスPHVは1年で生産しようという計算です。(コメントいただいたように、トヨタの生産計画は、日本だけでなく米欧向けも含んだ数字でした。数字をそのまま比較してはおかしいので、文面を修正しています。)

20160624_73705

トヨタ環境チャレンジ2050より)

万が一、プリウスPHVが計画通りに販売されると、今のアウトランダーPHEVでもガソリンで走った方が良い場合も充電していることがあります。ですから、街中の急速充電器は大渋滞となりそうです。トヨタは、予約状況や生産計画通り進めることになりそうな場合は、いち早く営業所への急速充電器設置を進めてほしいものです。

リンク: PHV世界市場、2035年には31.7倍の665万台に拡大…富士経済予測 | レスポンス(Response.jp).(2016/06/15)

2035年には北米や欧州、中国が需要の中心となりPHVやEVの市場が拡大し、PHVは665万台(2015年比31.7倍)、EVは567万台(同16.7倍)

リンク: 電気自動車ニュース: トヨタの嫌いなEV、次期プリウスPHVが救うか.(2015/05/10)

リンク: 電気自動車ニュース: プリウス新PHV.(2016/05/01)

リンク: 電気自動車ニュース: 新プリウス PHV発表(改).(2016/04/03)

リンク: 電気自動車ニュース: 次期「プリウスPHV」への期待?.(2016/01/01)

リンク: JEVC rally2016 |.

7月16日から18日にかけて白馬〜乗鞍〜高山で日本EVクラブ主催による『JAPAN EV RALLY 2016』.が行われます。

このイベントの前後、7月16日(土)と7月18日(月)は移動にともなう各地からの電気自動車で、会場周辺の充電器だけでなく、NEXCO 中日本管内の中央自動車道・長野自動車道・東海北陸道にある急速充電器がたいへん混雑するものと予測されます。昨年も一昨年もNEXCO 中日本でもHPで注意喚起されていました。

当日、長野・岐阜方面へ旅行・移動などを予定されている方は、あらかじめ十分な余裕をもって移動されることをおすすめします。

リンク: EV急速充電スタンド | 施設・高速情報はNEXCO 中日本.

リンク: 長野県の電気自動車 充電スポット(普通・急速)|EVsmart.

リンク: 岐阜県の電気自動車 充電スポット(普通・急速)|EVsmart.

リンク: 電気自動車ニュース: NEXCO 中日本サービスエリア・急速充電サービス充電渋滞予想.(2015/09/13)

リンク: 電気自動車ニュース: 『白馬 EV・PHV ワンダーランド』での充電渋滞注意.(2014/08/20)

(以前、この件に関してコメントをいただいた時には、イベントの直前に渋滞への注意を告知するとしていましたが、連休中の旅行などを計画されるのは、その前でしょうから、1ヶ月前にもお知らせします)

リンク: 当社製車両の燃費試験における不正行為に係わる国土交通省への報告についてS.(2016/06/17)

三菱製車両の燃費試験における不正行為に関し、「過去に販売した車種に関する調査」と、再発防止策についての国交省へ追加提出した報告書の概略を発表しています。

この報告には書いてありませんが、以下の記事には、燃費を良く見せるため意図的にデータを改ざんしていた9車種に対して、燃料代の差額などを賠償するとあります。

この中にアイミーブなどは入っていません。どこかで聞いたフレーズですが、以下の9車種以外は「不適切ではあったが、違法までとはいえない」という感じでしょうか。もともと電気自動車は「燃費を良く見せる」必要はありません。

リンク: 三菱自、軽4車種に1台10万円賠償 軽以外の5車種も3万円  :日本経済新聞.(2016/06/17)

10万円・・・三菱の「eKワゴン」「eKスペース」、日産「デイズ」「デイズルークス」の4車種

3万円・・・「パジェロ」、「RVR」、「旧型アウトランダー」、「コルト」系、「ギャランフォルティス」系の5車種

同じく不正をはたらいたフォルクスワーゲンは、「2025年までに電気自動車を30モデル以上投入し、世界販売台数の25%に相当する年300万台を電気自動車が占めるようにする」という方針のようです。三菱にもこれを機に電気自動車を中心に据えた戦略を立ててほしいものです。

 独フォルクスワーゲン、全面的な戦略見直し-電気自動車などに注力へ - Bloomberg.(2016/06/16)

リンク: 新型プリウスPHVを公開 電気での走行距離が2倍に:朝日新聞デジタル.(2016/06/15)

今秋に発売予定の新型プリウスPHVを、トヨタが国内で初めて公開したと伝えています。

この車の特徴の一つとして、太陽光で充電できるパネルをオプションで屋根に載せられるようにしたとしています。この太陽光パネルの充電分だけで年に1千キロ程度走れるということですが、あの面積でそれだけの発電ができるのでしょうか。(太陽光パネルに強い方のコメントをお待ちしています。)

一番気になるのはその価格ですが、「できるだけ抑え、幅広い方に利用してもらいたい」と話しているそうですから、初代のプリウスがそうであったように赤字覚悟で思い切った価格にしてくるかもしれません。

「駐車場事業」や「モビリティ事業」を行うパーク24が行った「電気自動車」に関する以下のアンケートでも、電気自動車の普及には「航続距離」や「充電ステーション」よりも「価格」が重要としています。

リンク: 【パーク24】電気自動車の理解度アップ 普及には車体価格がカギ!?.(2016/06/09)

太陽光パネルについて少し詳しい記事がありました。

リンク: 電気自動車:ソーラー充電が可能な「プリウスPHV」、太陽光でどこまで走るか (2/2) - スマートジャパン.(2016/06/16)

リンク: 全車両電気自動車のタクシー会社が免許申請、中国BYD製 | シンガポール・マレーシアのニュース | AsiaX.(2016/06/13)

電気自動車の採用に積極的なシンガポールで、全車両、電気自動車のタクシー会社が誕生するというニュースです。

電気自動車をタクシーに使おうとすると、その走行距離が一番問題になりますが、シンガポールの国土面積は、東京23区とほぼ同じ広さであり、山と呼べる高さの山はないため、オランダ.(2016/06/08)と同じように電気自動車にとっては優しい国です。

電気自動車の導入にともなって、各種排ガスを大幅に削減できるほか、ガソリンを節約し、燃料コストを半分近くに減らすことができるのではないでしょうか。

8) 「節電」中に「電気」を自動車に使っている(電気代がかかる)
9) 電気も石油資源で作っている

リンク: パナソニック、中国でEV基幹部品 北京汽車と合弁生産  :日本経済新聞.(2016/6/12)

パナソニックが中国の北京汽車と組んで、電気自動車向けの基幹部品を現地生産し、深刻な環境問題の解決に向け電気自動車普及政策をとっている中国での事業拡大を狙っているという記事です。

注目したのは、中国での事業拡大ではなく「18年をメドに量産するのはEVなどで使うエアコンの主要部品である電動コンプレッサー。ガソリン車向けとは仕様が異なり、蓄電池の電気を使い効率的に冷暖房を制御する。高性能なほど走行距離を伸ばせる重要な部品」というところです。

ガソリン車のようにエンジンの余熱が利用できない電気自動車は、電気を熱に変換することによって暖房に利用していることから、本来走行に使うべき電気を消費し、航続距離が短くなってしまいます。

しかし、こうした高性能なエアコンの登場により、より効率的な電気の利用ができると航続距離の減少を少しでも抑えることができるでしょう。

リンク: 街灯をLEDに。余った電力をEVに:LAの新たなエネルギー施策|WIRED.jp.(2016/06/11)

ロサンゼルス市は、街灯をLEDに変えたことで生まれた余剰電力を電気自動車に充電しようとしているという記事です。

注目したのは、余剰電力の有効利用というところではなくて、「ロサンゼルス市当局は、すべての充電ステーションをクレジットカード対応にすることで、特定の企業の会員になる必要性を解消する予定」というところです。

現在日本では、日本充電サービス(NCS)等によって、日本中の充電ネットワークが利用できていますが、日本充電サービス(NCS)をとってみてもTOYOTA、NISSAN、HONDA、MITSUBISHI以外のメーカーにはハードルが高く、海外製の電気自動車オーナーが急速充電器を利用しようとすると月額3800円の会費を払い、なおかつ都度料金も1分15円と割高な料金を払わなければなりません。(急速充電器のみ利用)

エコQ電のように月額会費の不要なサービスもありますが、対応する充電器が限られていますから、急速充電を多用する人にとっては、日本充電サービス(NCS)のカードは必要不可欠です。

日本充電サービスがTOYOTA、NISSAN、HONDA、MITSUBISHI等の出資の元に拡大してきたことから、優遇されても仕方ありませんが、今後の電気自動車の普及と広がりを願うなら、ロサンゼルスのように充電ステーションでクレジットカードが使えるようにしてほしいものです。セルフのガソリンスタンドでは、クレジットカード対応になっているのですから、難しいことではないでしょう。

リンク: NEDO:2階建てEVバスシステム実証を世界に先駆け実施.(2016/06/6)

新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が、マレーシアで2階建て(ダブルデッカー)の電気自動車バスの実証実験を実施するというニュースリリースです。

イメージ図:EVバス

(画像:新エネルギー・産業技術総合開発機構

注目したのは、「長寿命かつ超急速充電可能な二次電池」と上の画像にある「超急速充電システム」です。

企業の中に「東芝」の名前がありますから、「SCiB」が使われているのかもしれません。

また、オランダの電気バス.(2016/06/08)で触れた「各バス停での停車中にバスの屋根部分に設置された接続システム及びケーブルによる接続で充電」がここでも実験されようとしているようです。非接触充電システムのように電気自動車側と地面側との両方に設備コストがかかり、規格の統一まで時間がかかるものよりも案外、早くに実用化されるかもしれません。

リンク: 平成28年度充電設備補助金公募申請 5月末日採択結果のお知らせ.(2016/06/09)

今年度「次世代自動車充電インフラ整備促進事業費補助金」5月末日の採択結果を公表しています。これによると、今回の申請で充電器への補助金が出るのは以下の3カ所のみです。

翌日に発表されている「予算の残高に関するご案内」によると補助金は「24.8億円」も残っているそうですから、もっとたくさんの所に補助が出ても良さそうですが、申請が少なかったのか、審査が厳しかったのかは不明です。

申請が少なかったかもしれないと考えられる理由は、もっとも公募申請書到着日が遅かった「エスリード千里山西 」で5月30日となっているからです。たった1日で審査を終えています。

また、「事業別充電設備と設置基数の目安」(PDF)を見ると、急速充電器はどのような場所でも1基ですが、普通充電器は、高速道路SA・PA及び道の駅以外の公共用充電設備設置事業等では、「駐車場収容台数による」制限がかけられています。例えば、「1~333台では1基、334~555台では2基」 というふうにです。

これは以前、設置メーカー等による補助金目的と言われても仕方ないような事例、商業店舗などに50台以上の普通充電器を大量に設置しながら、同時に充電可能な充電器は数台という例があまりにもたくさんあったことから、そうした行為への対策が行われたようです。

リンク: 電気自動車ニュース: ★ 情報提供のお願い ★.(2016/02/14)

リンク: 電気自動車ニュース: 普通充電器 設置数 ランキング(追加・修正)台数制限・充電不可に注意!.(2016/02/09)

この目安に基づけば、普通充電器を10基設置しようとしても、駐車スペースは2,112~2,333台分がないと認められません。このような制限に抵触した申請が多かったのかもしれません。

ただし、リンク先の文書の中には次のように書かれてもいます。「上記以外の公募申請は今回採択されておりません。これら不採択となった公募申請者への個別の通知をセンターは行いません。また、不採択理由等、審査の内容については一切お答えできません」

リンク: 日産、低価格EVの投入で巻き返し狙う - 日経テクノロジーオンライン.(2016/06/06)

日産は、「リーフ」をベースとした「Venucia e30」を中国市場に2014年9月に投入したが、中国で売れている電気自動車よりも車両価格が25%も高く、航続距離も短いために売れていない。そこで、低価格な電気自動車を投入していくと語った記事です。

これは中国市場での話ですが、こうして作られた低価格電気自動車は、やがて世界市場へ輸出されるかもしれません。というのも、たとえば2025年から段階的にガソリンとディーゼル車の販売を禁止しようとしているオランダに続いて、ノルウェーも以下のように、2025年までにガソリン車・ディーゼル車を「完全に禁止」する準備を整えていると伝えられているからです。「グリーン・エネルギーを利用した自動車にすべて切り替える方針」とも書いていますから、PHEVが生き残れるかどうか微妙ですが、「全廃」となると価格が高いPHEVやテスラの電気自動車(Tesla Motors)ばかりではなく、低価格な電気自動車の需要も十分にあるでしょう。

リンク: 「2025年までにガソリン車を全廃」ノルウェーの政党間で合意へ イーロン・マスク氏も歓迎.(2016/06/07)

リンク: 電気自動車ニュース: ノルウェーでの電気自動車普及の理由.(2014/10/29)

こうした動きは、やがて世界へ広まるかもしれませんし、そして、いずれ日本へ波及するかもしれません。

リンク: JEVC rally2016 |.

日本EVクラブでは、7月16日から18日にかけて白馬〜乗鞍〜高山で行われる『JAPAN EV RALLY 2016』の申込を受付けています。
参加クラスは以下の3つです。
  1. 「白馬パレードクラス」・・・白馬に集まりパレード
  2. 「エキスパートクラス」・・・白馬から高山へ走る
  3. 「ファミリークラス」・・・岐阜県側から乗鞍に集まる

参加費

日本EVクラブ会員:5,000円(1台) 
非会員:6,000円(1台)

参加申し込みはこちらで締切は2016年6月30日となっています。

なお、日本とヨーロッパ・アメリカのEV&PHEVに試乗することができる「最新EV・PHEVモーターショー IN 高山」が、以下の日程で同時開催されています。こちらは申込不要・入場無料です。

日時/2016年 7月18日(月・祝) 10:00〜16:00

会場/飛騨・世界生活文化センター

リンク: 電気バス完全走行プロジェクト、2025年はオランダ全土に | FUTURUS(フトゥールス).(2016/06/06)

オランダでは、2025年までに公共バスすべてが電気バスに移行するという記事です。

最初の写真が何をしているところか気になりましたが、記事を読むと「各バス停での停車中にバスの屋根部分に設置された接続システム及びケーブルによる接続で充電」とありましたから、無線のように非接触で充電できるシステムではなく、電車のようにパンタグラフ状の物を伸ばして物理的に充電器に接続する方式のようです。

この方式を普通の電気自動車に採用するとなるとコストが大幅に増えてしまいそうですが、今後電池の大容量化にあわせた充電器の高出力化や、それにともなって充電ケーブルが太くなることを考えると、このような方法も考えられるのかもしれません。また、地面に触れているケーブルを持ち上げて、素手で片づけることに抵抗のある人たちにとっても、何らかの機械化は必要になるかもしれません。

リンク: 電気自動車ニュース: 大容量化のロードマップ.(2016/06/04 )

記事では、国土が狭い(九州とほぼ同面積)から長距離運行は少ないなど、いくつか理由を挙げて、オランダでの実現の可能性の高さを示していますが、そこにはオランダの地理的な特徴も加えることができるでしょう。

電気自動車は、モーターの性質上、坂道を力強く登ることはできますが、その分電気の消費量は多くなり、走行距離は短くなります。その点、オランダは一番高いところで標高323mだそうですから、電気自動車にとっては優しい国です。

リンク: 電気自動車ニュース: ガソリンとディーゼル車を販売禁止に?.(2016/04/16)

こちらは、ヘビのような動きで充電口に自動的にセットされる充電プラグ(Tesla Motors

Charger prototype finding its way to Model S
YouTube: Charger prototype finding its way to Model S

リンク: 【EV×バス】Eバスの最新開発状況 -日本編- - GoGoEV.(2016/06/08)

コメント頂いた「あきらけい」さんから宿題をいただきましたので、調べてみたところ、つぎのような 充電式トロリーバス.が上海市で実用化されていました。10年前の2006年に導入されていますが、問題点として「急速に充電できるものの放電も早い」ということだったので、今なら東芝のリチウムイオン電池「SCiB」が最適ではないかと思います。

また、スウェーデンでは、 パンタグラフで給電するバス:日本経済新聞.(2014/9/30)が2014年にも供給を開始と出ていました。オランダのものは、この流れをくむのかもしれません。

リンク: 日産、2020年までに欧州で販売する乗用車の20%を電気自動車に - Autoblog 日本版.(2016/06/04)

ヨーロッパでの電気自動車の販売台数が「2020年までに20%」になるだろうとの見方を示した日産の人がいるという記事です。しかし、この記事では、ヨーロッパのみならず、アメリカの販売動向を見ても、あと4年でどのようにそれを実現させるつもりかと疑問を呈しています。

2020年までに強化されるEUやカリフォルニアのCO2規制をクリアするために、ベンツやBMW等の自動車メーカーは、次々とPHVを市場に投入し、電気自動車も準備していますから、案外、全メーカーを合わせれば数字的には実現の道は近いのかもしれません。ただし、日産がこの目標を達成するには、今の航続距離を伸ばし、さらに魅力的な電気自動車をそろえることができるかどうかにかかっているのかもしれません。

リンク: 電気自動車ニュース: ホンダも電動化へ.(2015/10/17)

リンク: 電気自動車ニュース: トヨタも電動化へ.(2015/10/14)

リンク: 総会 — CHAdeMO Association – Japan.

6月1日に東京都内で第6回総会を開催したCHAdeMO協議会は、電気自動車のバッテリーの大容量化に合わせて、下記のロードマップのように、今年度中に現状の3倍となる最大出力150kW級の急速充電器の仕様策定に乗り出す計画だとしています。また、2020年ごろまでに150kWを定格出力とし、それ以降は複数の台数の同時充電に対応可能な出力350kWの充電インフラを整備していく計画のようです。

20160603_215147CHAdeMO協議会会議資料・議決報告より)

出力の拡大も必要でしょうが、充電待ちの実態からは、複数の台数の同時充電に対応可能な充電インフラの整備をぜひすすめていってほしいものです。

リンク: 100%電気自動車「e-NV200」の国内希望小売価格を改定 - 日産自動車ニュースルーム.(2016/06/01)

「今回の価格改定では、より多くのお客さまにお買い求めいただけるよう価格を見直し、全グレードにおいて価格を値下げしました」とありますが、補助金は確実に昨年度から減っていますから、それ以上の値下げでなければ、支払い額は実質的に値上がりしたのではないでしょうか。

リンク: 電気自動車ニュース: 日産 「リーフ」価格値上げ.(2015/03/27)

日産は値を下げていますが、補助金はそれ以上に減っていますから、実質的には「値上げ」です。

一番安いバンのVX(2人乗り)は329.4万円ですから、国の購入補助金(クリーンエネルギー自動車導入促進対策費補助金)26.4万円を利用すれば、303万円で買うことができます。

「e-NV200」の価格を追っていなかったので、正確なことはいえませんが、以下の記事では、「約400万円のe-NV200から国の補助金を引けば、約320万円」と書いていますから、補助金は80万円ぐらい出ていたのかもしれません。

リンク: 電気自動車ニュース: 栃木県の補助金に応募ゼロの不思議.(2015/11/30)

クリーンエネルギー自動車補助金の申請受付開始.(2016/04/20)に書いたように、今年度の補助金額は、当該車種に(搭載された蓄電池容量 1kWh 当り1万1千円 )×(搭載された蓄電池容量(kWh))で算出した金額で、電気自動車の上限額は60万円です。「e-NV200」の場合、24kWhの電池を積んでいますから、26.4万円になります。

三菱アイミーブMグレードは、2011年の発売当初、約78万だったのが2015年には33万円、今年度からは11.55万円と激減しています。

こうしたことは今後も続くでしょうから、電気自動車に限ったことではないですが、「欲しいときが買い時」ではないでしょうか。あと1年待てば、さらに性能の良い物が出ると待っていては、結局電気自動車に乗って楽しむ時間は先延ばしになり、その先で財布から出て行く金は多くなるでしょう。

リンク: 急速充電設備、1年で倍増 EV普及は進まず  :日本経済新聞.(2016/06/01)

充電インフラの整備が徐々に進む中、EVという商品自体の問題が焦点になっていきそうだ。一つは価格。1台300万円以上する販売価格はガソリン車に比べて割高

先行予約数が、約37万3000件に到達した『モデル3』の好調さをみて、2018年末までに50万台へ.(2016/05/25)増産計画を前倒ししようというテスラモーターズ(Tesla Motors)ですが、すでに搭載され始めている自動運転技術が思わぬ波紋を広げているようです。

自動運転で走行中、居眠りするドライバーの姿が、米国で映像に捉えられています。

Tesla Model S driver caught sleeping at the wheel while on Autopilot - Electrek
YouTube: Tesla Model S driver caught sleeping at the wheel while on Autopilot - Electrek

単調な運転になるとハンドルを握っていても眠気が襲ってくることがありますが、自動運転になり、主体的な判断・動作を必要しなくなれば、予想されたことではありますが、居眠りしてしまっても不思議ではありません。

以下のような駐車や車庫からの呼び出しなど、未来的で便利な機能が増えてくることは楽しいことですが、安全性は気になるところです。

リンク: けいざいフラッシュ:スマホで駐車指示 テスラモーターズ - 毎日新聞.(2016/05/30)

まっすぐ前進または後進させる。センサーが障害物を検知すると止まる。狭い駐車スペースに止める際に便利だ。

以下の動画はオートパイロットの様子です。

Tesla AutoPilot: 45 Minute Commute Made EASY!!
YouTube: Tesla AutoPilot: 45 Minute Commute Made EASY!!

Tesla Motors

モデル 3

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