2015/12

いつも電気自動車ニュースを読んでいただき、ありがとうございます。

2015年は、このニュースを始めた2007年と比べると大量に電気自動車のニュースが流れてきました。

充電環境は日々確実に整備され、身近なところでの電欠の恐れはなくなりましたが、電気自動車の増加とともに場所によっては充電渋滞が起きています。それは、電気自動車が少ないながらも増えてきたからですから、順番を待っている間は長く感じますが、喜ばしい時間でもあります。

毎年毎年、電気自動車はブレイクすると言われながら広がりは限定されたものでしたが、今後は一充電の航続距離が300kmを越す電池の登場が期待されることから、「ブレイク」する時期も近いのかもしれません。その時まで、ニュースを伝えていきますので、今後とも、どうぞよろしくお願いします。

みなさん、よいお年をお迎えください。

リンク: 電気自動車のスタンド 充電器増設が課題 NHKニュース.

急速充電スタンド数は、この1年間で倍増したが、ほとんどのスタンドでは充電ガンが1つしかなく、1カ所で複数設置ができるかが今後の課題だと、NHKニュースでは伝えていました。

充電渋滞の実状を伝え、今後、どこまで同じ場所での充電器を複数にできるかが電気自動車の普及に向けた新たな課題となっていることを、タイムリーに伝えています。

その多くが日本充電サービス(NCS)のシステム上で使用頻度を把握されているのですから、東名高速の海老名や足柄のように必要な場所へ複数配置する計画を立てることは難しくないでしょう。「高速道路利用実態調査」をふまえ、新年度の予算獲得を狙って流されたニュースかもしれません。

ただ、一部は映像にありませんがWeb上の文章には、あいかわらずあまり意味のない「短所」を取り上げています。

それでも平均で500キロ近く走行できるガソリン車には及ばず、手軽に、短時間で充電できる急速充電スタンドが欠かせません。自宅などに設置する普通充電の場合、200ボルトで5時間から11時間ほどかかります。これに対して急速充電だと30分程度で電池容量の80%まで充電することができます。

電気自動車を使ったことない人は、家には「200ボルト」なんて来てないぞ、「5時間から11時間ほど」もかかるのか!と思わず引いてしまうことを書いていますが、現在の家には、クーラーや食洗機も使うことができるように「200ボルト」は来ていますし、帰宅してから家を出るまで車は駐車場に8時間以上止まっていることが多いとすぐに気づく人は少ないでしょう。

また、車種や電池によりますが、以下のように電池残量が37パーセントから82パーセント(私が乗るアイミーブMグレードの電池容量の約半分の5.4kWh)入れるのに、9分しかかかっていません。継ぎ足し充電をすれば、「30分」は必要がない場合も多々あります。

電気自動車ニュース: 名神高速道路 菩提寺PA 急速充電器稼働.(2015/12/25)

気になる料金ですが、・・・高速道路のサービスエリアなどにある多くの急速充電スタンドでは1回当たり500円から1500円ぐらいの料金がかかります

月会費がかかりますが、三菱の電動車両サポート・プレミアム会員なら、先の9分間では、1分あたり8円で72円を支払っています。日産の場合は、3000円の月会費のみでその都度の料金はかかりません。

三菱の充電会員の場合、30分かけたとしても240円なのですから、1回あたりの最低料金も正確に伝えてほしいものです。(映像では250円からと表示されていた。ベーシック会員の場合は、1分あたり12円)

リンク: 電気自動車普及の決め手は「陸上フェリー」? (2ページ目):日経ビジネスオンライン.(2015/12/28)

電気自動車の「短所」と言われる一充電における航続距離を延ばす方法として、取り上げられることの多いバッテリーの交換について触れた記事です。

筆者は1999年頃、この方法を考えついたそうですが、その頃の鉛蓄電池は、電圧が12Vおよび24Vに統一されていて、サイズも似通っていたからこそ可能性もありました。しかし、今のリチウムイオン電池は、電圧もサイズもバラバラですから難しいでしょう。

また、 電気自動車ニュース: ごみ焼却電力と電気自動車.(2015/02/11)に書いたように、バッテリー性能の進化と自動運転やデザインなど電気自動車の進化が同期できるかに課題があるでしょう。また、『ゴミ収集車』や『バス』等のように電気自動車化する車種が1つで車体構造に大きな変化がなければ、そのハードルは低いかもしれません。

リンク: 【ホンダ・ヤマハ 二輪トップ対談 後編】EVバイク、日本での普及へ「バッテリーに乾電池のような規格を」 | レスポンス.(2015/12/29)

これは、自動車での話ではないですが、テスラが採用している汎用性のある円筒形電池の例のように、規格を統一した着脱可能なバッテリーを作って電池の製造コストを下げ、電気バイクを普及させようという話です。

しかし、以下のブログにあるようにバッテリー規格の統一は、様々な問題を抱えています。

リンク: 電気自動車のバッテリー | EVsmartブログ.(2015/12/29)

  1. バッテリーの重さ(交換手順が複雑に)
  2. 保管時の充電容量(100パーセントで渡すようにするとバッテリー寿命低下)
  3. バッテリーの統一=同じ性能(メーカーによる性能差がなくなる)

その他にも以前に以下のようなニュースがありました。

ベタープレイス バッテリー交換式EVの研究開発プロジェクトを結成(2011/03/10)

バッテリー交換方式のEV破綻を考察(2013/06/05)

テスラのバッテリー交換システム(2013/06/22)

テスラ(Tesla Motors)がカリフォルニア州にある工場で、「Model X」と「Model S」 を製造している様子をカナダの自動車メディア『The Car Guide』が公開しています。

Exclusive! - Fremont Tesla factory visit
YouTube: Exclusive! - Fremont Tesla factory visit

リンク: 【ビデオ】意外と普通!? テスラ「モデルX」と「モデルS」の製造工場 - Autoblog 日本版.

以下はBMW i3の動画シリーズです。

BMW i3 Production - Part 1
YouTube: BMW i3 Production - Part 1

BMW i3 Production - Part 2
YouTube: BMW i3 Production - Part 2

BMW i3 Production - Part 3
YouTube: BMW i3 Production - Part 3

BMW i3 Production - Part 4
YouTube: BMW i3 Production - Part 4

リンク: “噴飯もの”OPEC願望予測にビックリ 科学技術や温暖化防止など考慮せず (1/4ページ) - SankeiBiz(サンケイビズ).(2015/12/27)

石油輸出国機構(OPEC)が発表した2015年版の「世界石油見通し」では、2040年でもガソリンで動く自動車が世界中で94%のシェアを占めると予測していると書いています。

石油を輸出し、それで利益を得る側ですから、希望的将来予測でしかありませんが、電気自動車ニュースとして注目した点は、現在1バレル30ドル台にまで下落している原油価格が5年後の2020年に1バレル=70ドル、2040年には95ドルになると予測しているところです。これも、あくまでもOPECの側の希望でしかありませんが、現在の価格水準では、OPEC各国の国家予算はいずれ行き詰まるでしょうから、否が応でも減産し価格を上げざるを得ない時期がやってくることでしょう。

やがて来るであろう電気自動車の需要に備えて、充電環境を整えることが地味だけれど今は、必要だと思います。

で、滋賀県内で充電器を多数準備している「ピエリ守山」(守山市今浜町2620-5)へ進捗状況を問い合わせてみました。ここは普通充電器・63基を計画しています。返答によると、現在は工事中で2016年中に稼働予定だそうです。しかし、何月になるかはまだわからないとのことでした。

今後、電気自動車の普及が進むとみているところは、普通充電器の設置が来場者の利便性向上につながるとして、計画を進めています。

リンク: 森ビル、「ヒルズ」にEV向け充電器 3施設で394基  :日本経済新聞.(2015/12/28)

リンク: プレスリリース | ニュース・イベント | MITSUBISHI MOTORS.

アウトランダーPHEV以外は全国軽自動車協会連合会にの「軽四輪車通称名別新車販売確報」よる)

アイミーブなど、わずかずつでも売れている状況は続いていますが、気になるのは、アウトランダーPHEVの販売台数の減少(1145台から814台へ)です。

引き続きガソリン価格が低下しているからか、ガソリン車のアウトランダーは販売台数こそアウトランダーPHEVには及びませんが、前年同月比では大幅に増えています。(10月441台:前年比479.3%、11月282台:前年比366.2%)

1

2009年11月から2015年11月までの各車種国内販売総数(メーカー発表値)

i-MiEV (表中の青色)(2009年7月〜10月の記録なし)

MINICAB-MiEV (表中の赤色

アウトランダーPHEV表中の緑色

MINICAB-MiEV TRUCK表中の紫色

  アイ・M ミニキャブ・M アウトランダーPHEV M-トラック
国内販売総数 10344 6040 30150 929

↓2015年度合計

374 300 8249 83
03月
02月
01月
12月
11月 23 27 814 8
10月 21 26 1145 4
09月 73 57 1896 15
08月 68 44 1313 9
07月 73 32 2383 9
06月 59 51 221 19
05月 38 45 289 14
04月 19 18 188 5
アイ・M ミニキャブ・M アウトランダーPHEV M-トラック

↓2014年度合計

824 781 8629 181
03月 60 44 796 22
02月 82 52 603 25
01月 84 84 830 20
12月 70 57 608 22
11月 92 76 558 22
10月 102 93 538 18
09月 97 110 1450 6
08月 51 87 457 10
07月 102 124 700 4
06月 41 17 1300 14
05月 25 12 563 10
04月 18 25 226 8
アイ・M ミニキャブ・M アウトランダーPHEV M-トラック

↓2013年度合計

1099 1006 8968 181
03月 130 124 736 30
02月 238 98 1630 16
01月 55 42 1298 17
12月 82 59 1488 9
11月 66 92 1705 9
10月 75 93 560 15
09月 95 137 772 21
08月 54 71 776 9
07月 68 93 - 14
06月 70 79 - 9
05月 62 71 - 7
04月 100 71 3 25
アイ・M ミニキャブ・M アウトランダーPHEV M-トラック

↓2012年度合計

2205 2026 4304 436
03月 358 344 1719 269
02月 377 317 2079 167
01月 79 58 506 48
12月 137 121
11月 189 133
10月 141 128
09月 212 197
08月 86 107
07月 157 200
06月 288 256
05月 142 134
04月 39 31
アイ・M ミニキャブ・M

↓2011年度合計

2552 1927 三菱自発表,2012年3月国内外の累計数:26000
03月 117 123
02月 446 590    
01月 341 467    
12月 359 747    
11月 326 MINICAB-MiEV12月販売     
10月 244      
09月 340      
08月 207      
07月 61 Mグレード販売  
06月 40    
05月 34    
04月 37    
アイ・M    

↓2010年度合計

2542    
03月 102 震災    
02月 321      
01月 219      
12月 164      
11月 172      
10月 179      
09月 277      
08月 221      
07月 383      
06月 390      
05月 53      
04月 61 個人販売    
アイ・M      

↓2009年度合計

748      
03月 101
02月 151
01月 188
12月 145
11月 163

(これより以前のデータはなし。「i-MiEV」は2009年7月23日から法人販売)

電気自動車ニュース: NEXCO 西日本 新たに16箇所の急速充電器を設置.(2015/12/22)に書いたように、NEXCO西日本管内の6カ所のSA・PA、12基の急速充電器が本日より稼働しました。

電気自動車ニュースとしては、その様子を見に名神高速道路 菩提寺PAへ行ってきました。

先の案内では、サービス開始は15時ということでしたが、菩提寺PA(下り)に30分ほど前に着いたときには、すでに準備が完了しており、すぐに充電を始めることができました。菩提寺PAでの使用車第1号でしょう。

駐車スペースは縦長に広く取ってあり、充電を待つ車も余裕を持ってとめることができます。

2枚目の写真にあるように125A流れますから、37パーセントから82パーセント(5.4kWh)入れるのに、9分しかかかりませんでした。

P1100234

P1100232

この後、栗東ICで折り返し、菩提寺PA(上り)でも15時前から充電できることを確かめました。(5分で2.4kWh)

これまでこの間には、多賀SAと草津PAしかありませんでしたから、それぞれの場所で充電渋滞を起こすことがありましたが、菩提寺PAにできたことにより、電気自動車が分散し、渋滞も減るのではないかと思います。

P1100235

保守用コンセント盤は隣にありました。急速充電器が故障していた場合、電話をするとカギの番号を教えてくれて、開錠し、中の200Vコンセントを使うことができるようでした。ただし、中に接続コードがあるとはかぎらないので、移動する場合には普通充電のコードを携帯していた方が良いかもしれません。

リンク: EV急速充電スタンド | 施設・サービス案内 | サービスエリア・お買物 | 高速道路・高速情報はNEXCO 中日本.

NEXCO中日本によると、伊勢自動車道 多気PA(上・下)の急速充電器は、本日2015年12月25日12:00運用開始予定と表示されていました。

また、中央自動車道 八ヶ岳PA(上・下)は、2016年1月末までに運用開始予定と情報が更新されていました。ここは、双葉SAから諏訪湖SAまでの下り線で急な登り坂が続くところですから、電池容量の少ないタイプの電気自動車(アイミーブMグレード等)にとっては、うれしいニュースです。

以下のように年末を控え、次々と充電インフラが整備されていきます。

電気自動車ニュース: NEXCO 西日本 新たに16箇所の急速充電器を設置.(2015/12/22)

20151225_95327

(画像:NEXCO中日本のPDFより引用)

リンク: <重要>「高速道路利用実態調査」アンケート最終締切の延長について.

次世代自動車振興センターは、「高速道路利用実態調査」についてのアンケートやマイページへの問合せが多いため、アンケートの最終締切日を1月15日まで延期すると告知しています。

アンケートへの回答は調査協力費支払の必須条件となっているので、期限内に回答をお済ませください。詳しくは、電気自動車等、高速道路利用実態調査プロジェクト.のページをご覧ください。

アンケートに答えたかどうかの確認は、電気自動車等、高速道路利用実態調査プロジェクト.からマイページへログインし、「お知らせ」欄に「アンケートのご回答ありがとうございます。」とあればできています。

リンク: EV急速充電スタンド | 施設・サービス案内 | サービスエリア・お買物 | 高速道路・高速情報はNEXCO 中日本.

NEXCO中日本のスタンド設置予定のSA・PA欄には、伊勢自動車道 多気PA(上り・下り)が2015年12月末までに運用開始予定となっていました。12月もあと1週間ほどですから、 電気自動車ニュース: NEXCO 西日本 新たに16箇所の急速充電器を設置.(2015/12/22)のように近々こちらも稼働するのではないでしょうか。

リンク: 保証期間延長等のその他のお知らせ | リコール等の重要なお知らせ | ユーザーサポート/カーライフ | MITSUBISHI MOTORS JAPAN.(2015/12/17)

アイミーブに接続して使用する電源供給装置 MiEV power BOXの給電コネクター(給電ガン)に「不適切な」ヒューズボックスを組付けしたものがあるため、給電コネクターを正規品に交換すると告知しています。

自主改善対象製品の製造番号の範囲及は以下の164台ですが、私のは見事に当選していました。(製作期間:2014年《平成26年》4月4日~2015年《平成27年》5月18日)

00338、00807、01006、01378、01393、01470、
01674 ~ 01742、01744 ~ 01746、01752、
01754、01756、01759 ~ 01812、01814 ~ 01823、
01825 ~ 01832、01834 ~ 01836、01838、01840、
01843、01850 ~ 01854

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(続編)

購入したディーラーへこの件について問い合わせたところ、自主改善対象製品であっても、点検の結果、問題がなければ交換にならないそうです。

また、その点検をするためには、チェックする部分を特殊な工具で開ける必要があるらしく、その工具がnichiconにしかないために、それを取り寄せるために準備に時間がかかりそうだとのことでした。

各地に散らばった164台を開けるために、全国のディーラーへいちいち工具を送ったり返送したりしていたら、全部点検し終わるのに、多くの時間を費やすことになりそうです。

ですから、164台全部を順次回収してnichiconに持ち込み、点検・交換を一括しておこなえば特殊工具の問題は解消するのでしょうが、リコールではなく「自主改善対象製品」であるために、そこまでコストをかけてできないということでしょう。

店頭にPHEVの電気を家へと取り込む給電器「PHEV to HOME」の紹介パンフレットが置いてありますが、興味があって問い合わせても、それの製造元であるnichicon三菱電機への取り次ぎは、ディーラーでおこなっていない、行えないという話を聞きます。関連企業との連携が上手くいっていないと、今回のような場合にユーザーもディーラーも困ることになります。連携をしっかりとおこなってほしいものです。

今の時期うちでは、落ち葉の処理にブロワバキュームを使うことが多いので、MiEV power BOXは給電器として大いに役立っています。

(続々編)

すぐにディーラーへ連絡したために特殊工具の確保が比較的早くできたようで、22日にMiEV power BOXは引き取られていきました。まずは不具合部品が使われているかどうかの点検をするそうです。

(完結編)

ディーラーで不具合部品(導電性樹脂を使用したヒューズボックス)が使われているかの点検をした結果、私のMiEV power BOXには使用されていなかったとの連絡を受けました。対象範囲内でも交換の必要がない場合もありました。

リンク: 高速道路設置急速充電器の混雑状況(8/12~8/16実績)とIC周辺に設置されている急速充電器.

日本充電サービス(NCS)が、2015年のお盆の頃(8/12~8/16実績)におきた高速道路とインターチェンジ周辺に設置されている急速充電器の混雑状況をまとめているので転載します。年末年始に高速道路を走る場合の参考にしてください。

東名高速道路のEXPASA足柄など2基設置されたところの充電渋滞は、緩和されているようです。

また、このデータを活用して、中央自動車道の恵那峡SAのように充電待ちが多く発生したところは、NEXCO 中日本 に2016年3月末までに運用開始の計画のある内津峠PA阿智PAの設置を優先して進めてほしいものです。

リンク: 日産 | 年末年始休暇期間中の日産 充電スタンド(急速充電)の稼働状況についてのご案内.(2015年12月16日時点)

日産から年末年始休暇期間中の稼働状況が発表されています。

リンク先から各地域のPDFをダウンロードして、ご確認ください。ただし、充電器情報を検索できるアプリ開発の関係者から聞いた話によると、稼働していると掲載されていても当日止まっていたこともあったそうですから、その時には別の充電器へたどり着くことができる余力を残して、充電ポイントへ向かわれることをお薦めします。

また、2015年の年始にはあったのですが、積雪時は営業所が除雪されていないため、充電器に近寄れない場合がありました。お気をつけださい。

三菱自動車 充電ポイント検索

リンク: 新たに16箇所で電気自動車急速充電設備のサービスを開始します|NEXCO 西日本.

NEXCO西日本とジャパンチャージネットワークは、12月25日15時より12カ所、1月29日15時より4カ所、合計16箇所新たにサービスエリアやパーキングエリアで急速充電器を稼働させると告知しています。

私の利用したところでは、名神の草津PA・中国自動車の西宮名塩SAで充電渋滞にあうことが多かったですから、菩提寺PAのようにそれらの近くに設置されることにより、利用が分散して充電が重なることは少なくなるでしょう。これから渋滞することの多い年末年始までに、先行して12カ所が稼働するのはありがたいことです。

追加場所は以下の通りです。

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(画像:NEXCO西日本のページより引用)

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(画像:NEXCO西日本のページより引用)

リンク: 新東名高速道路(浜松いなさJCT-豊田東JCT)の進捗状況|高速道路・高速情報は【NEXCO 中日本】.

新東名高速道路の浜松いなさJCT-豊田東JCT間55kmは、 2016年2月13日(土)に開通予定のようです。

この間にある岡崎SAには、上り・下りそれぞれに2基ずつ急速充電器が設置される予定です。近くには、東名高速道路の上郷SAがありますから、そちらが混んでいたら岡崎SAに回るといった選択も可能になります。

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(画像:NEXCO 中日本サイトより引用)

リンク: 電気自動車ニュース: 新東名、浜松JCT―豊田東JCTが16年2月に開通.(2015/11/19)

リンク: 日産からレンジ・エクステンダーEVが2016年に登場 - Autoblog 日本版.

2016年に日産から、発電専用のエンジンを備えた電気自動車が発売されると記事では伝えています。ただし、この車は「リーフ」から派生したものではないそうですで。

BMWの電気自動車 i3には、エンジンを積んだレンジ・エクステンダーEVのグレードも用意されています。三菱アウトランダーやトヨタ・プリウスのPHEVなどとともに、このような電気自動車に近い車が次々と発売され、ユーザーが増えてくると、電気自動車に対する見方もおのずと変わってくるでしょう。乗ってみて、その良さがよくわかるのが電気自動車ですから。

リンク: 参加者募集! 最新 EV・PHEV 試乗&セミナー | Japan EV Club.

日本EVクラブでは、以下の予定で「地球温暖化を防止しよう!」という最新 EV・PHEV 試乗&セミナーを開催するそうです。

日時:2016年1月30日(土)10:00~16:30

場所:日本科学未来館(東京都江東区)

プログラム:

①地球温暖化とEV・PHEV講座
②三菱のEV、PHEVについて
③日産のEVについて
④EV試乗会:三菱i-MiEV・アウトランダーPHEV、日産リーフ・e-NV200、BMW i3・X5 xDrive40e(PHEV)、VW Golf-GTEなどを予定
⑤電気自動車何でもQ&A

リンク: 超小型電気自動車「COMS(コムス)」の試乗会を開催します | 愛知県.

愛知県では、トヨタ車体の超小型電気自動車「コムス」の試乗会を以下の予定で開催すると告知いています。なお、参加費は無料で30人、当日会場にて先着順で受付を行うそうです。

(1)2016年1月24日(日) 午前10時〜午後1時

  茶屋坂自動車学校(名古屋市千種区香流橋一丁目2番3号)

(2)2016年1月31日(日) 午後1時〜午後4時

  クラウン自動車学校(東海市浅山三丁目61番地)

コムス」にドアはありませんから、寒い時期用の幌状のカバーを付けるのでしょうが、サイトには服装の説明がありません。ダウンや手袋持参の方が乗車体験するにはよりよいでしょう。

体験乗車するにはあまりよい季節ではないのではないかと、日程設定に疑問が残ります。

Sany8002

リンク: 電気自動車ニュース: コムス発見.(2012/09/17)

リンク: 東京新聞:福袋に純金茶道具、電気自動車も 大阪の主要百貨店:経済(TOKYO Web).

大丸梅田店は、Tesla Motorsの電気自動車と10万円分の商品券などをセットにしたものを売り出すと伝えています。

どのモデルかや価格は書いていませんでしたが、Model Sの85Dは補助金などを引かずに1000万円を越えていますから、商品券を添えて、1000万円で福袋とするのかもしれません。

リンク: 電気自動車専用急速充電器用に設置されている受電設備から併設する普通充電器への給電を可能とする規制緩和を行います(METI/経済産業省).

経済産業省は、「電気自動車専用急速充電器用に設置されている設備から普通充電器への給電も可能とする規制緩和を行う」と発表しています。最初、何のことかわかりませんでしたが、以下のようなことのようです。

現行の規則では、急速充電器へ電気をおくる設備と普通充電器へ電気をおくる設備とは分ける必要があり、普通充電器のコンセントが急速充電器のすぐ近くにあっても以下の左の図のように別々のコードを用意する必要がありました。

20151215003

(経済産業省のサイトより)

今回の規制緩和により、上記の右の図のように急速充電器に併設する普通充電器には、急速充電器の受電設備からそのまま給電が可能となります。

これにより普通充電器がより設置しやすくなるため、経路充電のためだからと急速充電器のみしか設置していない高速道路のSAでも普通充電器が増えるかもしれません。なぜなら、経路の途中とはいえ、食事をしたり買い物をしたりして30分以上過ごすことも可能な多彩なSAが増えているからで、そのような場所では、普通充電器でも有効に活用することができます。

リンク: 給電スタンド 電気自動車急速充電設備 | NEXCO 西日本.

下記のように松山自動車道(愛媛県西条市)「石鎚山SA」ハイウェイオアシスの急速充電器は、12月の運用開始予定でしたが、1月に変更になったようです。延期になった理由の記載はありません。

リンク: 電気自動車ニュース: NEXCO 西日本 松山自動車道 石鎚山SAに充電器設置.(2015/11/27)

リンク: EV急速充電スタンド | 施設・サービス案内 | サービスエリア・お買物 | 高速道路・高速情報はNEXCO 中日本.

定期点検などのため、以下のSA・PAで利用できない日時があります。ご注意ください。(その都度更新しています)

その他にもNEXCO西日本・東日本の以下の所で一時休止情報があります。

リンク: ホーム|ジャパンチャージネットワーク.

(12/15)

  • 東名高速道路、EXPASA富士川(上)、9:00~17:00
  • 東名高速道路、富士川SA(下)、9:00~17:00

(12/16)

  • 新東名高速道路、EXPASA浜松(上・下)、9:00~17:00
  • 東名阪自動車道、EXPASA御在所(下)、6:00~18:00
  • 中央自動車道、駒ヶ岳SA(上)、13:30~15:30
  • 中央自動車道、駒ヶ岳SA(下)、10:00~12:00

(12/17)

  • 名神高速道路、多賀SA(上・下)、4:00~12/18の10:00

(12/18)

  • 東名高速道路、港北PA(下)、9:00~17:00
  • 東名高速道路、EXPASA海老名(上)2基とも、9:00~17:00
  • 長野自動車道、梓川SA(上)、13:00~15:00
  • 長野自動車道、梓川SA(下)、10:00~12:00

(12/24)

  • 中央自動車道、双葉SA(上)、11:00~12:00
  • 中央自動車道、双葉SA(下)、10:00~11:00

リンク: 【エコプロダクツ15】エコカー乗車体験、一番人気はやはり MIRAI | レスポンス.

12月10日から12日にかけて東京ビッグサイトで開催された「エコプロダクツ2015」でエコカーの乗車体験がおこなわれ、トヨタ・MIRAI(ミライ)の人気が抜きんでていたという記事ですが、新しい車に乗ってみたくなるのはあたりまえと言えばあたりまえの話で、それよりも、この記事で気になったことは、6台用意されたエコカーの中にホンダの『フィットEV』が含まれていたことです。

その6台とは、トヨタ自動車の『MIRAI(ミライ)』、スバルの『インプレッサ スポーツ ハイブリッド』、ホンダの『フィットEV』、マツダの『CX-3』と『デミオ』、三菱自動車の『アウトランダーPHEV』です。

ホンダは、『フィットEV』も「アコードPHV」も現在は生産を終了していますから、出すとしたらハイブリッド車だったのでしょうが、なぜか『フィットEV』となっていました。

乗車体験後に「この車が気に入ったので買いたいのですが」という会話があったとしても「作っていません」という返事しかできないという何ともおかしな設定ですが、2020年 ホンダ 電気自動車を発売(2015/12/04)に向けての市場調査の一環としての提供だったのかもしれません。

Présentation Citroën E-Mehari
YouTube: Présentation Citroën E-Mehari

フランスのシトロエンが12月7日に発表した『E-メアリ』です。

『E-メアリ』は、4名乗りの電気自動車で、最高速110km、容量30kWhのリチウムメタルポリマーバッテリー、1充電走行距離200kmで2016年春にフランスで発売される予定だそうです。

リンク: シトロエン、新型EV 「E-メアリ」発表…脱着ルーフ採用 | レスポンス.(2015/12/08)

これは、以前紹介したシトロエンの「Bluesummer」とデザインも似ていますし、1充電走行距離や最高速度も一緒ですから、同じものなのでしょう。

リンク: 電気自動車ニュース: プジョーシトロエン「Bluesummer」.(2015/07/18)

リンク: 大気汚染に悩むパリ…電気自動車しか走らせない? : ボンジュール!パリからの健康便り : yomiDr./ヨミドクター(読売新聞).

パリ在住の著者が当地の大気汚染に触れる記事の中で、「数年後にはパリ市内には電気自動車しか走らせないようにすることも検討しているよう」だと書いています。

また、以下では、最近よく報道されている北京市での大気汚染に関わって、北京市は、パリ市と同じようにガソリン車やハイブリッド車をナンバーの末尾が偶数か奇数かによって1日おきに制限するなどの措置を打ち出していますが、その制限を受けない電気自動車は問い合わせが増加しているとの声を伝えています。

リンク: アングル:中国で深刻化する大気汚染、電気自動車の好機に | Reuters.(2015/12/11)

大気汚染という問題の解決のためにではありますが、電気自動車が注目されています。

日本では、2020年の東京オリンピック時に、都心に入ることができる車は電気自動車か燃料電池車のみという制限ができても面白いのではないかと思います。

リンク: 長く走るだけのEVは、もういらない - 電動化 - 日経テクノロジーオンライン.

今後の電池開発は、電気自動車を長く走らせるためのリチウムイオン電池から、超急速充電や長期に渡って充放電する場合の信頼性の確保といった用途に応じた電池へと変わっていくとした記事です。

日産「リーフ」は、30kWhモデルで航続距離280km(JC08モード)を記録していますし、以下のように次世代電池の開発は各社進んでいるようです。一つのメドである300kmを越えることは確実視されています。

リンク: 蓄電・発電機器:性能はリチウムイオンの3倍、硫黄とシリコンで作る次世代電池の実用化に前進 - スマートジャパン.(2015/11/10)

4年あまり電気自動車に乗っていてわかったことは、航続「距離」問題は工夫次第で解決できるということです。

電気自動車の充電の基本は自宅などの車庫でですから、そこを中心に半径40km圏内であれば普段使いに支障はありません。10.5kWhと電池容量の少ない私の三菱アイミーブMグレードでも、暖房を使う冬を除く季節であれば、往復100kmは走ることができます。

それよりも遠いところへは、急速充電器でさえ全国に6000基以上整備された充電環境を利用すれば、電欠の心配なく移動することが可能になっています。

「リーフ」の30kWhモデルは、24kWhモデルと同様の約30分でバッテリーの80%までの充電が可能のようですが、今後バッテリーの容量が更に増えてくれば、急速充電の充電時間を短縮するための改善が必要になってくるでしょう。

また、以下のように動く発電機として電気自動車を使うばかりでなく、大容量の電池を固定して使う用途にも今後は利用範囲が広がり、需要が増えるのでしょう。

リンク: 電気自動車ニュース: 災害時、電気自動車の電気を利用する試み.(2015/12/06)

リンク: 日産|「日産リーフ」 、販売開始5周年.

日産は、「リーフ」が、2010年12月の販売開始から5周年を迎え、累計販売台数が1月に20万台を達成する見込みと発表しています。

フランス・パリで開かれている気候変動枠組条約第21回締約国会議(COP21)にふさわしく、リーフ5年間で削減されたと推測されるCO2の排出量は、約328,482トン以上だそうです。

当初、国の補助金を受けた場合の車両保持期間は6年でしたから、その時期が2016年に来るタイミングで、モデルチェンジしたリーフを出してくるあたり、日産はしたたかです。(車両保持期間が間違っていたので訂正しています。2013年4月よりリーフは4年に変更されています。三菱アイミーブも4年です)

それに比べ対象車の形が全く見あたらない三菱には、最初の量産型軽電気自動車を市販したメーカーとして、もっとがんばってほしいものです。

NMKV(日産と三菱の合弁会社)

以下では、モデルチェンジし 2015年12月24日より販売を開始する30kWhバッテリーモデルについて、開発主管の門田英稔氏が語っています。

リンク: 日産|電気自動車(EV)総合情報サイト |開発者インタビュー.

 

以下は「”やっちゃった” NISSAN」

リンク: 【検証】電気自動車でお湯を沸かして露天風呂をやってみたらこうなった | ロケットニュース24.(2015/12/08)

日産リーフの5年(2015/12/03)

リンク: 社会/ニュース/ニュース/KBS World Radio.

電気自動車の普及に向けて、マンションやアパートなどを建築する際に電気自動車専用の駐車スペースや充電設備を設けることが義務化されたと伝えています。

これは日本ではなく韓国の話ですが、2020年までに電気自動車を100万台以上普及させる計画のために、購入や充電設備の設置に補助金を支給し、充電設備設置を義務化するそうです。

記事では、「電気自動車専用の駐車スペースや充電設備を設けることを義務付ける」となっていますが、「駐車スペース」だけでは自宅での充電が基本の電気自動車のメリットを生かすことができないので、「充電設備のある電気自動車専用の駐車スペースを設けことを義務付ける」ということなのでしょう。

リンク: 2015年の中国電気自動車販売、米国抜きトップに=業界団体 | Reuters.

2015年の中国の電気自動車販売数が、米国のそれを追い抜いたと伝えています。

中国の電気自動車販売は急速に拡大しているようですが、慢性的な交通渋滞でも環境により良い数に達するまでには、まだまだ時間がかかるかもしれません。

以下のように大気汚染で警報が発令され、北京市内を走る車は、ナンバー末尾の番号が偶数か奇数かによって通行制限が行われているようですが、電気自動車は数字に関係なく走ることができるという動機付けを与えたら、爆発的に売れるかもしれません。(すでにそうなっているかもしれませんが)

リンク: 北京大気汚染 | 原因抑え込みに 初の「最悪」警報発令で - 毎日新聞.(2015/12/08)

『自動車用普通充電器』設置に関するお知らせ

ニトリは、全国ほとんどの店舗204 店へ『普通充電器』を設置したと告知しています。

充電器は、本田技研工業の 「Honda高機能普通充電器 HEH55 UEDJ」と新電元工業の 「普通充電スタンド PM-CS04-U-H1」 

課金は、日本充電サービス(NCS)で、「三菱自動車 電動車両サポート」の充電カードの場合は、1.4円 / 分(1時間84円)〜1.2円 / 分 (1時間72円)です。日産ゼロ・エミッションサポートプログラムの場合は、スタンダード会員1.5円/1分、NCS会員2.5円で利用することができます。(最初記述が間違っていました。訂正します)

気になったところは、お知らせに載っていた車種がホンダのアコードPHVだったことです。電気自動車としてもっとも一般的な日産リーフや三菱アイミーブではなく、CMをよく流していたトヨタのプリウスPHVでもなく、アコードPHVだったことです。

お知らせに写っている充電器は、新電元工業のものですが、ホンダの充電器も上記のように採用されていますから、アコードPHVになったのでしょう。しかし、ガソリン車と見分けが付きにくいアイミーブのように、アコードPHVでは充電しているという絵になりにくかったのではないかと思います。

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