2015/01

リンク: 第1回 燃料電池車はEVよりも何が優位か? - 設計力向上 - 日経テクノロジーオンライン.(2015/01/28)

トヨタ「MIRAI」の開発責任者、田中義和氏が、インタビューの中で燃料電池車が電気自動車よりも優れている点を以下のように述べています。

・(電気自動車は)現時点では、航続距離に制限がある(燃料電池車は航続距離が長い)

「現時点では」と述べている辺りは、将来の不確定さを表しているのでしょう。

北米国際自動車ショー2015でお披露目されたシボレー「ボルトEV コンセプト」は、航続距離200マイル(約322km)を目指していますから、シボレーはそれだけの電池性能の向上を見越しているのでしょう。

・クルマとしての使い勝手(がよい)

・MIRAIはガソリン車並みの約3分で水素をフル充填できる

「フル充填に3分」は燃料電池車の紹介によく出てくるフレーズですが、電気自動車の「急速充電設備を使えば30分程度で充電できますが、前に2台いたら1時間半」かかると同じような問題は、燃料電池車でも本当のところはかかえているようです。

水素の充填に関する問題点は、舘内端氏の「トヨタの危機」(P251)に詳しくありますが、「3分」というのは、あらかじめ大量の水素を作っておいて、それを何本もの水素ボンベに蓄えて置いた場合にのみ可能です。

燃料電池車の水素充填量は約5キログラムだそうです。(122.4リットル)3分で5キログラムの充填を連続して行うには、単純計算で30分で50キログラム(10台分)、1時間で100キログラム(20台分)の水素が必要ですが、水素ステーションがオフサイト型の場合は、この備蓄分がなくなれば配送されるのを待つしかありません。

(オフサイト型 :ほかの場所で製造した水素をステーションまで運んできて水素タンクに貯蔵しておき、そこから直接燃料電池車に充填するシステム)

昭和シェル・岩谷産業の有明水素ステーションは、液体水素を10000L貯めることができるそうで、1台には10分以内に充填できると一番下の資料にあります。(液体水素で130台、圧縮水素で200台分)

(ガソリンスタンドは30KLが基本貯蓄容量だそうで、40Lのタンク容量のガソリン車なら750台に給油可能)

水素ステーションには、都市ガスなどの燃料から水素を製造する方式「オンサイト方式」もありますが、こちらはもっと連続充填が難しくなります。

ホンダが「さいたま市東部環境センター」に設置した水素ステーションの水素製造能力は1日24時間で1.5kg、パッケージ内には約18kgの水素を貯蔵することができるそうですが、5キログラム充填が可能な燃料電池車は3台まで、その後の車は水素が製造されるまで満充填に1日以上待たなくてはなりません。

ホンダのこの水素ステーションは、コンパクトなタイプなので例外としても、メタノール水を改質する川崎水素ステーションは、2000Lの水素ガスを蓄えることができるそうですが、乗用車には連続5台までしか、供給能力がないとありますし、ましてや製造能力は1時間に4.5キログラムですから、6台目は充填に1時間近く待たされることになります。

このあたりは、田中氏が「現状では水素の供給インフラが未整備なので使い勝手に制限があります」と述べている点に相当するのだと思います。

これに対して電気自動車は、何台来ようがほとんどの車が30分で80パーセント充電することができます。(車種や外気温などの条件によって充電時間や充電量は左右される)

上記の2点、燃料電池車の優位性を語りながらもインタビューの冒頭では以下のように述べていますから、トヨタから「i-ROAD」や「コムス」以外の電気自動車が将来出てきてもおかしくありません。

我々はEVを否定するつもりは全くありません。特に近距離のコミューターとして使うには最適だと思います。明日使う電気を夜寝ている間に家で充電できますから。電気は家まで来ているので、こうした使い方ならインフラの問題もありません

また、「トヨタ自動車も電池研究部という組織をつくって全固体電池などの研究を進めて」いるとしていますから、電気へと流れが変わった場合の保険は十分にかけているようです。

リンク: 水素ステーション.indd - station.pdf.

リンク: NCS_ChargerList.pdf.

日本充電サービス(NCS)の充電スポット一覧表が毎日更新されています。設置されたもののネットワークにつながっていなかったものが、ようやく動き始めたようです。

高速道路のSA/PA、コンビニエンスストア、道の駅、宿泊施設等に設置された全国の急速充電器および普通充電器リストです。(三菱販売店や日産販売店は除かれています)

  • 2015/01/30更新 670基(普通164)
  • 2015/01/27更新 570基(普通162)
  • 2015/01/20更新 425基(普通157)
  • 2014/12/18更新 198基(普通30)
  • 2014/12/09更新 160基(普通16)
  • 2014/11/26更新 125基

ご利用の際は、事前に店舗へ電話で問い合わせるなどして充電器が動いていることをご確認ください。

滋賀県内5箇所のみと地域的にはまだ片寄りがありますが、急速充電器が整備されながら日本充電サービス(NCS)のネットワークに接続されていないところも見うけられるので、今後も数は増え続けていくことでしょう。

リンク: 日本製EV米国販売、日産 リーフ が首位…前年比33.6%増の3万台超え 2014年 | レスポンス.

2014年の米国販売実績を報告しています。

日産『リーフ』、過去最高の3万0200台(前年比33.6%増)

三菱『i-MiEV』、196台(前年比81%減)

ホンダ『フィットEV』、407台(前年比28.4%減)

トヨタ『RAV4 EV』、1184台(前年比8%増

リンク: プレスリリース | ニュース・イベント | MITSUBISHI MOTORS.

アイミーブ を含め三菱の電気自動車は、発売後6年たっても、今月も細々とほぼ前月と同じ国内販売数になっています。

ガソリン価格は低下の傾向にありますし、日産と共同開発している次期、軽EVが出てこないことには販売は上向かないでしょう。

アウトランダーPHEVは一定の売り上げを保っています。

1

2014年12月までの各車種国内販売総数(メーカー発表値による)

i-MiEV (表中の青色): 9744台(2009年7月〜10月の記録なし)

MINICAB-MiEV (表中の赤色): 5560台

アウトランダーPHEV(表中の緑色): 19672台

MINICAB-MiEV TRUCK(表中の紫色): 731台

(ミニキャブミーブトラックは,全国軽自動車協会連合会のホームページによる)

(以下,MINICAB-MiEV はMINICAB-MアウトランダーPHEV はPHEVに,MINICAB-MiEV TRUCKM-TRUCKに略)

↓2014年度合計(i-MiEV 598台,MINICAB-M 601台,PHEV 6400台,M-TRUCK 114台)

12月:i-MiEV 70,MINICAB-M 57,PHEV 608,M-TRUCK 22
11月:i-MiEV 92,MINICAB-M 76,PHEV 558,M-TRUCK 22
10月:i-MiEV 102,MINICAB-M 93,PHEV 538,M-TRUCK 18
09月:i-MiEV 97,MINICAB-M 110,PHEV 1450,M-TRUCK 6
08月:i-MiEV 51,MINICAB-M 87,PHEV 457,M-TRUCK 10
07月:i-MiEV 102,MINICAB-M 124,PHEV 700,M-TRUCK 4
06月:i-MiEV 41,MINICAB-M 17,PHEV 1300,M-TRUCK 14
05月:i-MiEV 25,MINICAB-M 12,PHEV 563,M-TRUCK 10
04月:i-MiEV 18,MINICAB-M 25,PHEV 226,M-TRUCK 8

↓2013年度合計(i-MiEV 1099台,MINICAB-M 1006台,PHEV 8968台,M-TRUCK 181台)

03月:i-MiEV 130,MINICAB-M 124,PHEV 736,M-TRUCK 30
02月:i-MiEV 238,MINICAB-M 98,PHEV 1630,M-TRUCK 16
01月:i-MiEV 55,MINICAB-M 42,PHEV 1298,M-TRUCK 17
12月:i-MiEV 82,MINICAB-M 59,PHEV 1488,M-TRUCK 9
11月:i-MiEV 66,MINICAB-M 92,PHEV 1705,M-TRUCK 9
10月:i-MiEV 75,MINICAB-M 93,PHEV 560,M-TRUCK 15
09月:i-MiEV 95,MINICAB-M 137,PHEV 772,M-TRUCK 21
08月:i-MiEV 54,MINICAB-M 71,PHEV 776,M-TRUCK 9
07月:i-MiEV 68,MINICAB-M 93,PHEV 0,M-TRUCK 14
06月:i-MiEV 70,MINICAB-M 79,PHEV 0,M-TRUCK 9
05月:i-MiEV 62,MINICAB-M 71,PHEV 0,M-TRUCK 7
04月:i-MiEV 100,MINICAB-M 71,PHEV 3,M-TRUCK 25

↓2012年度合計(i-MiEV 2205台,MINICAB-M 2026台,PHEV 4304台,M-TRUCK 436台)

03月:i-MiEV 358,MINICAB-M 344,PHEV 1719,M-TRUCK 269
02月:i-MiEV 377,MINICAB-M 317,PHEV 2079,M-TRUCK 167
01月:i-MiEV 79,MINICAB-M 58,PHEV 506,M-TRUCK 48
12月:i-MiEV 137,MINICAB-M 121
11月:i-MiEV 189,MINICAB-M 133
10月:i-MiEV 141,MINICAB-M 128
09月:i-MiEV 212,MINICAB-M 197
08月:i-MiEV  86,MINICAB-M 107
07月:i-MiEV 157,MINICAB-M 200
06月:i-MiEV 288,MINICAB-M 256
05月:i-MiEV 142,MINICAB-M 134
04月:i-MiEV  39,MINICAB-M 31

↓2011年度合計(i-MiEV 2552台,MINICAB-MiEV 1927台)
(三菱自動車発表,2012年3月末国内「外」の累計:26000台)

03月:i-MiEV 117,MINICAB-M 123
02月:i-MiEV 446,MINICAB-M 590
01月:i-MiEV 341,MINICAB-M 467
12月:i-MiEV 359,MINICAB-M 747
(「MINICAB-MiEV」は2011年12月8日発売)
11月:326
10月:244
09月:340
08月:207
07月:61
06月:40
05月:34
04月:37

↓2010年度合計(「i-MiEV」2542台)

03月:102
02月:321
01月:219
12月:164
11月:172
10月:179
09月:277
08月:221
07月:383
06月:390
05月:53
04月:61

↓2009年度合計(「i-MiEV」748台)

03月:101
02月:151
01月:188
12月:145
11月:163
(これより以前のデータはなし。「i-MiEV」は2009年7月23日発売)

リンク: NCS_ChargerList.pdf.

日本充電サービス(NCS)の充電スポット一覧表が更新されていました。ここのところ毎日のように更新されています。設置されたもののネットワークにつながっていなかったものが、ようやく動き始めたようです。(2015/01/23の更新数はカウントミスがあったため削除しました)

高速道路のSA/PA、コンビニエンスストア、道の駅、宿泊施設等に設置された全国の急速充電器および普通充電器リストです。中央高速道路の談合坂SA上りは、2基が1月27日から稼働しています。(開始予定日が27日以降のところも含まれています。また、三菱販売店や日産販売店は除かれています)

  • 2015/01/27更新 570基(普通162)
  • 2015/01/20更新 425基(普通157)
  • 2014/12/18更新 198基(普通30)
  • 2014/12/09更新 160基(普通16)
  • 2014/11/26更新 125基

ご利用の際は、事前に店舗へ電話で問い合わせるなどして動いていることをご確認ください。

滋賀県内は名神の多賀SAのみなど地域的にはまだ片寄りがありますが、滋賀県内4店舗のファミリーマートに急速充電器が整備されながら日本充電サービス(NCS)のネットワークに接続されていませんので、今後も数は増え続けていくことでしょう。

リンク: NCS_ChargerList.pdf.(2015/01/23)

日本充電サービス(NCS)の充電スポット一覧表が更新されていました。

高速道路のSA/PA、コンビニエンスストア、道の駅、宿泊施設等に設置された全国の急速充電器および普通充電器リストです。(開始予定日が23日以降のところも含まれています。また、三菱販売店や日産販売店は除かれています)

  • 2015/01/23更新 533基(普通163)
  • 2015/01/20更新 425基(普通157)
  • 2014/12/18更新 198基(普通30)
  • 2014/12/09更新 160基(普通16)
  • 2014/11/26更新 125基

一覧表には載っていますが、急速基数も普通もゼロと表示されている場合がいくつも見うけられます。たとえば、富山県の「ファミリーマート滑川中川原店」です。他の店舗からすると実際には急速充電器でしょうからそちらにカウントしています。ご利用の際は、事前に電話で問い合わせるなどしてご確認ください。

滋賀県内は名神の多賀SAのみなど地域的にはまだ片寄りがありますが、滋賀県内の一部のファミリーマートに急速充電器が整備されながら日本充電サービス(NCS)のネットワークに接続されていないところも見うけられますので、今後も増え続けていくことでしょう。

滋賀県長浜市にあるロイヤルホテルの急速充電器が1月下旬から稼動予定との話を聞いたので、見に行ってきました。下のように急速充電器1基と普通充電器2基です。これで長浜ロイヤルホテルは、急速充電器1基、普通充電器3基態勢になるので、電気自動車ユーザーには便利なホテルになりそうです。

P1060397急速充電器はニチコン製ですが、形式を記録し忘れたので出力は不明です。ホテルから少し離れた第2駐車場の隅にあります。

P1060400 普通充電器は内外電機製で、ホテル建物の近くにあります。普通充電器はすぐにでも稼動しそうでしたが、電源が入っていませんでした。

認証は、両方ともエコQ電になっていましたが、象のマークは貼っていなかったため、日本充電サービスに入っていないようです。

P1060387

以前からあった下の普通充電器のように宿泊者のみが使えるのか、エコQ電で登録すれば宿泊者以外も利用できるのかは不明です。

P1060401

リンク: 日産|日産自動車、「エマージェンシーブレーキ」(自動ブレーキ)の搭載車種を拡大.

日産は、安全に減速できなかった場合、自動的に緊急ブレーキを作動させる「エマージェンシーブレーキ」を2015年度中に、リーフを含むほぼ全てのカテゴリーに搭載すると発表しています。

ですからリーフの「マイナーチェンジ」は、2015年度中に行われるようですが、「ボルト EV コンセプト」は航続距離300kmを目指しているそうですから、この際に2016年としている「フルモデルチェンジ」の前倒しを日産には期待したいものです。

シボレー「ボルト EV コンセプト」航続距離は322km?(2014/12/22)

日産、2016年にEV2車種発売!(2015/1/3)

リンク: 日産片桐副社長「15年度の国内は基盤固めの年」 | レスポンス.(2015/1/23)

日産は16年度からは量販型の新モデル投入や主力車の改良、EVのモデル刷新などに取り組んでいく方針

充電サービス停止情報を転載します。

(以下引用)

東名高速道路/富士川SA(上下)は定期点検の為、以下の日時において急速充電サービスを停止致します。

点検中は、急速充電サービスをご利用頂く事ができません。
あらかじめご了承ください。
※コンセントボックスもご利用いただけません。
※開始・終了時間は多少前後する可能性がございます。

■東名高速道路/富士川SA(下)
サービス停止日時:1月27日(火)9:00~13:00

■東名高速道路/富士川SA(上)
サービス停止日時:1月27日(火)13:00~17:00

以上

リンク: NCS_ChargerList.pdf.

日本充電サービス(NCS)の充電スポット一覧表が更新されていました。

高速道路のSA/PA、コンビニエンスストア、道の駅、宿泊施設等に設置された全国の急速充電器および普通充電器リストです。(開始予定日がこれからの『2015/2/10』等となっているところも含まれています。また、三菱販売店や日産販売店は除かれています)

  • 2015/01/20更新 425基(普通157)
  • 2014/12/18更新 198基(普通30)
  • 2014/12/09更新 160基(普通16)
  • 2014/11/26更新 125基

一覧表では、利用可能となっていても利用開始予定日が変更されている場合があります。たとえば、ファミリーマート 熱田桜田町店は、2014年12月26日利用開始となっていますが、実際には2015年1月21日だそうです。ご利用の際は、事前に電話で問い合わせるなどしてご確認ください。

地域的にはまだ片寄りがありますが、急速充電器が整備されながら日本充電サービス(NCS)のネットワークに接続されていないところも見うけられますので、今後も増え続けていくことでしょう。

NCSネットワークの充電器一覧(2014/12/22)

リンク: 給電スタンド 電気自動車急速充電設備 | NEXCO 西日本.

NEXCO西日本は、管内にある急速充電器の運用開始予定情報を更新しています。

1月23日からは、高松自動車道の豊浜SA(上り線)・豊浜SA(下り線)のものが使用できます。

1月23日、27日、30日 15時00分 運用開始予定

電気自動車の普及につなげようと、自治体が充電器の整備計画を見直したり自治体自らが急速充電器設置を行ったりしています。

リンク: EV充電 150基設置へ : 地域 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE).

新潟県は、急速充電器について、2020年度末までの県内設置数を従来の目標の約3倍となる150基とするとの行動計画をまとめたと伝えています。

リンク: 新潟県:新潟県次世代自動車充電インフラ整備ビジョン(2015.1.17更新).

新潟県内には2013年度末で709台の電気自動車があるそうで、それを2020年度末の目標普及台数35000台へ向けて環境整備したいようです。新潟県は経産省のEV・PHVタウンに指定されているそうですから、こうした取組に熱心なのでしょう。

リンク: 電気自動車の普及へ/丸亀市が急速充電器設置 | 香川のニュース | 四国新聞社.

香川県丸亀市は市生涯学習センター駐車場に、急速充電器を設置し運用を始めたと伝えています。

充電器は、開館日の午前9時から午後9時まで利用可能で、料金は、日本充電サービスが発行する充電カードを利用した場合、「1分15円」だそうです。

生涯学習センターの休館日

・年末年始(12月29日から1月3日)

・設備の保守点検等を行う日(年間6日程度)

リンク: プレスリリース 本社|プレスルーム|NEXCO 東日本.

NEXCO東日本とジャパンチャージネットワークは、NEXCO東日本管内のサービスエリア・パーキングエリアにおける充電サービス開始を告知しています。なお、今まで無料であった急速充電器は、1月30日から有料サービスに切り替わります。

NEXCO東日本の急速充電設備リストは以下になります。

急速充電器設置個所毎のサービス開始予定時期

また、下記のように全国の高速道路に急速充電器網が広がりますから、電気自動車での移動がより安心してできるようになります。

電気自動車ニュース: NEXCO中日本 電気自動車用急速充電サービス拡大(2014/12/24)

電気自動車急速充電設備のサービス開始について|NEXCO 西日本(2014/12/22)

NEXCO東日本ウェブサイト

リンク: 【北米国際自動車ショー2015】価格は350万円で航続距離は322km! シボレー「Bolt EV コンセプト」 - Autoblog 日本版.

北米国際自動車ショー2015でお披露目された、価格3万ドル(約350万円)で、航続距離200マイル(約322km)のシボレー「ボルトEV コンセプト」の紹介をしています。

訂正:最初は322kmと断定的に書きましたが、以下のページには、「200マイル(約322km)超を目指す」とあります。322kmはまだ目標値にすぎないようです。

リンク: GM、もう1つの「ボルト」でEVの世界市場を狙う - 電動化 - 日経テクノロジーオンライン.

日本で初めて市販された電気自動車アイミーブの車両本体価格が約400万円、160kmだったことを考えると、電池がいかに安くなり性能が大きく向上したのかがよくわかります。

アメリカの景気回復とガソリン安の中で大型車が注目される中、電気自動車ニュースでは、こうした電気自動車がどのように拡がってゆくかを注目していきたいです。

リンク: 体液と同類成分の安全な蓄電装置 壊れても有害物質出ず 信州大教授ら開発 - 各地から - アピタル(医療・健康).

信州大学繊維学部の杉本渉教授らが、メリットの大きいスーパーキャパシタの開発に成功したと報じています。

もともとは体内に埋め込む「除細動器」などのために開発されたようですが、電解液に有機溶媒等を使用していないために廃棄コストが低く、充放電時に化学反応を伴わないため、充電時間が短く放電出力が大きいという特徴を生かして、将来は電気自動車への応用も期待できそうです。

電気自動車における充電時間の長さは、燃料電池車やガソリン車とよく比較される点ですが、こうした電池の開発により、比較が無意味になる日も近いかもしれません。

リンク: エネルギーと食料の自給自足を見据える「あわじ環境未来島構想」 | FUTURUS(フトゥールス).

兵庫県では、『あわじ環境未来島構想』の中でエネルギーや食料の自給率を高めながら、環境に配慮した持続可能な島づくりを進めており、その一つとして「電気自動車」の導入を推進しているとしています。(EV導入モデル地域『EVアイランドあわじ』)

記事によると、2014年11月末時点で、電気自動車の購入補助実績は180台以上、目標は2020年度までに島内の新車販売台数の20%=700台を電気自動車とすることだそうです。

同じページの中に農家の人たちが野菜を満載した軽トラと写った写真がありますが、それが電気自動車でない点は残念です。(MINICAB-MiEV トラック)

これに関連して、淡路花博15周年記念事業として「淡路花博2015  EVアイランドあわじ札所巡り」と題したイベントが計画されており、その中で3月21日(土)~5月31日(日)の間は「EVアイランドあわじ札所巡りスタンプラリー」、5月17日(日)は「EVアイランドあわじ巡礼祭」が行われるそうです。

リンク: 電気自動車普及へ 急速充電器の設置加速 NHKニュース.

NHKニュースは、メーカーなどが電気自動車の普及を目指して「急速充電器」の設置を加速させていると伝えています。

気になるのは、ニュースの中で2014年度の電気自動車販売台数は新車販売全体の0.9%とデータを示しながら、2015年3月末に整備予定の6000基では「ガソリンスタンドの数」に及ばないとしている点です。

2013年の「ガソリンスタンドの数」は約3万5000店だそうです。ガソリン車の走行距離は電気自動車よりも長いので単純な比較はできませんが、99パーセントの自動車がこの数でまかなうことができるのですから、1パーセントの電気自動車は6000基で十分すぎるかもしれません。

急速充電器の数は、「ガソリンスタンドの数」と比べる必要はなく、高速道路のSAなどで利用頻度の高いところへの複数設置と、登り坂の手前など適切な場所への設置が「本格的な普及への課題」でしょう。

リンク: 米テスラ、EV工場を公開 生産能力向上、年5万台へ:朝日新聞デジタル.

アメリカのテスラ・モーターズが工場を公開し、2014年の約3万5000台から2015年は5万台以上の生産を計画していると伝えています。

原油安でガソリン価格が低下し、アメリカでは大型車が売れているとも伝わってきていますが、2018年のカリフォルニア州のZEV規制強化をにらんでの生産拡大なのでしょう。

リンク: 滋賀県次世代自動車充電インフラ整備ビジョンについて/滋賀県.(2015/01/06)

2015年1月6日付けで滋賀県内の充電ポイントが更新されていました。これでこれで2015年5月までに滋賀県内の急速充電器は96カ所(普通充電器102カ所 一カ所に異種充電器・複数設置有)となる予定です。滋賀県内の充電ポイント

滞在時間の長いホテルは普通充電で十分です。工事費は安いですし、日本充電サービス(NCS)のネットワークに入らなくても維持費はほとんどかかりません。宿泊サービスとしても今後は有効ではないでしょうか。

リンク: 燃料電池車と電気自動車、どちらが「真のエコカー」なのか? 「Well to Wheel」から見たCO2排出量の違い.

「Well to Wheel」から見たCO2排出量を比べれば、電気自動車の方がはるかにエコカーと筆者は述べています。

(FCVは)太陽光で水素を作ってもCO2排出量は14グラムだが、太陽光を充電したEVならCO2排出量はたったの1グラム

リンク: 日本充電サービス充電カード申込受付を開始pdf.

トヨタ、日産、ホンダ、三菱が共同で設立した日本充電サービス(NCS)が、NCSの充電インフラネットワーク(急速・普通充電器)を利用できる「NCSカード」の申し込み受付を開始したと告知しています。(充電できるのは象のマークの付いているNCS充電器のみで、日産や三菱のディラーでの充電は現時点では不可(EVオーナーズクラブからの情報)。発行手数料1400円《税抜き》)

急速充電器のみのカードは3800円/月で都度利用料金15円/分《共に税抜き》で、他に「普通充電器のみ」、「急速・普通併用」の3種類のカードがあります。

急速充電器といっても高速や中速などその性能には差があります。コンビニなど現在設置されている充電器は中速のものが多いですから、一律の都度利用料金を考えれば、より高速のものを選択する必要が出てくるでしょう。

自宅での充電が基本の電気自動車にとって、この料金設定では今後は街乗りのみ利用が妥当です。この価格では、電気自動車でたまにしか高速道路を利用しない者にとって、急速充電が必要になったら、その時だけ都度料金を支払う方法をとらざるをえないでしょう。高速道路のSAやPAにある急速充電を使いながら長距離の移動は、このままではコスト的に合いません。街乗りでは、電欠で緊急を要するときにしかNCS充電器を使えません。

ちなみに日産の「スタンダードプラン」は、3000円/月《税抜き》でNCSが設置した急速充電スポットと日産販売店舗急速充電器を利用することができ、都度利用料金はかかりません。さらに以下のような独自サービスも受けることができます。

その価格差と独自サービスを考えれば、日産リーフオーナーが少なくともこの「NCSカード」を申し込むことはないでしょう。

充電器を長時間占有されては充電渋滞が発生しますから、日産が無料としている「都度利用料金」は再考が必要だと考えますが、今回のNCSの月額料金はあまりにも高いと言わざるを得ないでしょう。この料金では、電気自動車での遠出は経済的に割に合わないと言えます。

また、三菱のプランはまだ発表されていませんが、三菱は日産と共同で軽電気自動車を開発していますから、日産と大きく差がひらく充電器使用プランは出さないと考えるのが妥当でしょう。「軽EV、2017年発売」(2014/12/25)(私は三菱のプランに期待しています)

日本充電サービス(NCS)がいう「お客さまの利便性の飛躍的な向上」の実現のために、複数あった充電カードを統一し、ガソリンスタンドでは、クレジットカードによる決済が可能になっている今、充電も同じような方式が導入されると考えていましたが、期待したものとは大きく違った方向へ向かっているようです。今後は、消費者の「利便性の向上」どころか「日産のカード」「三菱のカード」「NCSカード」と3種類が併存するに違いありません。

電気自動車を市販する日産と三菱、プラグインハイブリッドのみで燃料電池車の普及をめざすホンダ・トヨタと合同の会社なのですから、この辺りが限界なのかもしれません。

リンク: テスラから再充電なし640km超走行の「Roadster 3.0」EVが誕生へ : ギズモード・ジャパン.

アメリカのテスラモーターズがロードスター」をアップグレードし、1充電航続距離400マイル(約640km)の「Roadster 3.0」を2015年に発売する予定と伝えています。

テスラモーターズは距離を延ばすために、バッテリセルの改良やタイヤ、車体デザインの向上などを行ったとしていますが、同じ事は他の電気自動車でも可能であると考えられるために、今後のリーフやアイミーブの改良にも期待が持てます。

Tesla Mortors

日産、2016年にEV2車種発売!(2015/01/03)

滋賀県長浜市役所の急速充電器、2015年1月1日より稼働(2014/12/29)に書いたようにすでに動いていましたが、実際に1月3日に充電へ行ってきました。

1日からの寒波で雪が積もっていたので、EVの駐車場所を示す地面の掲示が見にくく、1月5日からの新庁舎での業務に関わる業者の車が近くに止めてあったので、私の電気自動車は止めにくかったですが、なんとか以下のような形で置きました。

雪の上にタイヤの跡はなかったですから、1月3日の利用者は私が初めてのようです。(※充電器の前には側溝があるのですが、雪に覆われていて見えませんでした。足を踏み外しましたので気をつけてください)

Img_1459 急速充電のプラグにはカギがかかっています。充電器本体には担当課や電話番号などなんの案内表示もありませんから、事前に市の窓口に電話していない人は途方に暮れるかもしれません。

車を止めた後は、写真に向かって右側にある庁舎へ向かい、折れ曲がりながら庁舎の北側にある「休日受付」まで、80mほどを歩きます。そこで、受付の方に充電器を使いたい旨を話し、申請書に住所、氏名、電話番号、車種、ナンバー、開始時刻を書き入れ、プラグをとめているカギをもらいます。

土日・祝日は、8時30分から17時15分(受付は16時30分)まで利用可能です。(土日・祝日の問合せ:0749-62-4111)

うっかりしていて、平日の利用方法を聞き忘れました。予定される方は、担当する環境保全課(電話0749-65-6513)まで問い合わせてください。

その後は、いつものような急速充電器を使用する要領と同じです。制限時間は60分、使用料は当分の間無料です。

今後有料になった際には、ぜひとも諏訪市のように24時間開放してほしいものです。

この急速充電器は、以下の写真のように電流が125A前後流れるまさしく本物の?「急速充電器」です。(携帯のレンズが曇ってしまっています)

Img_1449 スタート時は、電池容量66.5パーセントで、どれくらいの容量の段階か確認していませんが電流値が下がってきたので、90.5パーセントでストップしています。その間は7分38秒、2.4kWh充電できました。

ストップのボタンを押した後は、充電プラグを元に戻しカギをかけ、また80mほど歩いて時間外受付でカギを返します。その時、終了時刻を申請書に記入して終わりです。

Img_1464 私の三菱アイミーブ Mグレードは、36500キロほど走っていますが、電池は調子よく働いているようです。

今日は同乗者もいたので暖房を入れましたが、この季節は厚着をして普段は暖房をほとんど入れません。その状態で、以下のように最近約358キロを走った時点で、平均電費は9.21km/kWhです。(「燃費マネージャーで電費アップ」(2014/10/07)のときには、距離補正がしっかりとできていませんでした。訂正してお詫びします)

Img_1465

リンク: 日産、電気自動車2種投入 16年度にも  :日本経済新聞.

あけましておめでとうございます。

カウンターはこの三が日に93万を超えました。これからも電気自動車のニュースを追いかけて、その良さを伝えていくことができたらと考えていますので、本年もEVニュースをご覧いただけると幸いです。

「日産、電気自動車2種投入 16年度にも」との記事を見つけて、日産はEVの車種を増やすのか、EVの選択肢が増えて良いことだと正月からうれしくなってリンク先を読んだら、確かに2車種ですが既報(噂も含む)のものばかりでした。

その一つはリーフの後継車と、もう一つは三菱自動車と共同開発(NMKV)している軽EVです。

フルモデルチェンジ?するリーフは、1充電走行距離を現行の228キロメートルから延ばし、車両価格も今より安くするというものです。それは、電池性能があがり、車両価格の一番大きな部分を占める電池が安くなってきているのですから、当然の流れでしょう。ただし、国の補助金も年々少なくなりますから、それと同じ額なら実際に支払う金額は同じになってしまいます。減額された補助金以上に車両価格を下げることができるかが課題となるでしょう。

また、軽EVは上記の電池関連に加え、共同開発(NMKV)で量産効果も出てくるでしょうから、現行の三菱i-MiEVよりも安くできるということでしょう。

軽EV、2017年発売(2014/12/25)

新しい情報とすれば、軽EVの価格が「100万円台半ば」ということと「16年度後半にも・・・車種を発売する」と書いている点です。

軽EVの車両価格が「100万円台半ば」になれば、ガソリン車とも十分に競争できますし、日産の販売店は三菱の3倍ほどあるようですから、その良さが伝われば販売数も大きく伸びると思います。

ただし、先の「軽EV、2017年発売」にも書いたように、三菱の益子会長は「2016年中には出ない」2017年にも発売するとしていますから、その辺りの考え方が両社で違っているのかもしれません。

また、リーフは2010年12月に発売されてから4年以上たっていますから、2016年後半発売となると約6年フルモデルチェンジがないことになります。最近アメリカなどでも売れ始めているとはいえ、フルモデルチェンジまでの期間として6年は比較的長い方でしょう。

いずれにせよ、カリフォルニア州のZEV規制強化は2018年からですから、それをみすえてのリーフの発売でしょう。2017年に生産・発売では、車の総台数が2018年の規制数に達しないかもしれません。(軽EVはアメリカではないでしょう)

最後に、相変わらず続く「ガソリン車 が満タンで700キロメートル走れるのに対してEVはフル充電でも200キロメートル超しか走れず」(下線は筆者)というフレーズには、うんざりします。いい加減にその固定観念から抜けることができないのかと思ってしまいます。

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