2013/06

リンク: リーフの乗り方.

満充電で平坦なら予備を20%くらい残して170km程度の航続距離となる。私の使い方であっても、よほどの遠出を考えていない限り何とか間に合う。その気になればリーフ1台でやっていけるんじゃなかろうか

うちでおこなっているi-MiEVとガソリン車の2台併用方法が一般的な使用法かといえば,田舎では軽自動車を含めた家族一人1台が常識でも,都会では駐車スペースのこともあり一般的にはなりえないでしょう。

170kmも走れば十分リーフ1台でやっていけそうです。

2013年6月28日に新エネルギー 産業技術総合開発機構から「次世代自動車の国際標準化に関する検討(電気自動車の電気エネルギー貯蔵としての機能等に関する検討)」に係る公募についてなるものが告知されました。その中に「電力網と連系した電気エネルギー貯蔵としての機能や、自然災害などの非常時の電源としての機能など、新たなマーケットニーズへの対応が急務」との内容が示されていましたので,「EVのデメリット」を改めて修正していします。(2012/09/17に初公開したものを2013年1月19日加筆,今回改訂し再修正)

2013年1月17日に発表された日産リーフの値下げをきっかけに,EVの実態を誤解した書き込みが多く見られます。そこで,あらためて問題点を整理してみました。(1月17日・18日の2日間で2000件を越えるアクセスがこのブログにありました)

EVのデメリットとして以下のようなものが取り上げられることが多いようです。
1) 価格が高い
2) 走る距離が短い
3) 充電時間が長い
4) 充電のためのインフラ不足
5) 寒冷地でのバッテリ性能低下
6) 坂道に弱い
7) 車の種類が少ない
8) 「節電」中に「電気」を自動車に使っている(電気代がかかる)
9) 電気も石油資源で作っている
10)EVの普及がすすめば原発が必要になる

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1) 価格が高い

軽自動車規格のi-MiEV(アイミーブ) の廉価版 Mグレードでも国の補助金受給後の支払い価格が198万円ですから,軽自動車としては確かに高いものとなっています。しかし,「1万キロ走ったところ1kmで○円」に書いているデータを元にすると毎年約9万4000円分のガソリン代が浮きますから,国の補助金の縛りがあってEVを売ることができない4年間でそれは約37万円にもなります。ですから車両価格が198万円と言っても37万円分のガソリン無料券込みの値段,約160万円の軽自動車だと思えば,100万円を下まわる軽自動車が多い中でもそれほど高い買い物ではないでしょう。(160万円はやはり高いか^_^;)

グレード/補助金差し引き価格(2012年度→2013年度)

三菱 i-MiEV
G / 284万円→295万円
M / 188万円→198万円

MINICAB-MiEV(商用車)
CD 10.5kWh / 173万円→184万円
CD 16.0kWh / 207万3500円→210万円

MINICAB-MiEV TRUCK(軽トラ)
VX-SE 10.5kWh / 139万8000円 →157万8000円

アウトランダーPHEV
G Premium Package / 391万500円→399万7000円
E / 289万4000円→302万4000円

日産 リーフ
S / 220万9350円


EV車とガソリン車とのコスト比較(2011/09/04)

価格が高い一番の原因は,電池が高いことにつきます。販売価格に対する電池の値段の割合は公表されていませんが,リーフやi-MiEV発売初期には車両価格の半分ほどにもなると言われていました。しかし,量産効果などにより車両価格の4分の1以下になっているとの情報もありますから,これからは,リーフが2013年4月から約28万円価格を引き下げるようにマイナーチェンジされるたびに徐々に価格は下がっていくのではないでしょうか。(2013年6月段階で電池の種類にもよるが,1kWhあたり4万円くらい

2) 走る距離が短い

500キロ走るガソリン車と比べれば,i-MiEV Mグレードの実質的な航続距離100キロ(暖房を使う冬場を除く)が短いのは明らかでしょう。リチウムイオン電池24kWhを積む日産リーフでも航続距離は,JC08モードで約228キロですし,2012年8月31日よりリース販売が始まった電池20kWhのホンダ「フィットEV」は225キロです。

冬以外であれば,時速60キロまでの一定速度で回生を上手く働かせながら走らせることができるとi-MiEV Mグレードでも100キロ以上走らせることができます。(2012年8月25日,i-MiEV Mグレードで充電後に航続可能距離表示が134キロを表示)

0825imiev

2013年4月14日,充電後に航続可能距離表示が136キロを表示

日産リーフであと100キロ走れば買うのにと言う人がいますが,i-MiEV Mグレードでの一充電距離100キロでも短いと考えるかどうかは使い方・考え方によるでしょう。私は家族の中でセカンドカーとしてのガソリン車を持っていますから,長距離はガソリン車とすみ分けていますが,往復約30キロの毎日の通勤と休日の街乗りで今のEV(i-MiEV Mグレード)に不便を感じたことはありません。

また,「EVは長距離移動に使えない」というのは思い込みに過ぎません。充電時間が余分にかかったり,電池の消耗を考えると速く走ることができなかったりと制限はありますが,15分から30分ほどで電池の約80%を充電する急速充電器を使えば,距離を伸ばして移動することができます。(i-MiEV Mグレードでは,「航続可能距離表示」が残り10kmの状態から,約17分間95%充電で「航続可能距離」114km表示

この急速充電器は全国に設置され始めており,2013年6月5日現在(CHAdeMO協議会)1677箇所あります。これらの設備を利用して,東京大阪間を往復したり,静岡から北海道稚内までを往復したりする人も出てきています。

2013年中に量産開始する予定のSIM-DriveSIM-WILは351キロを記録していますから,将来的にはEVの航続距離は一充電で長距離移動ができるまでに伸びていくことでしょう。

ただ,冬場に暖房を使うと極端に走行距離が短くなることは,EVの一番のデメリットです。

エンジン車は暖房にそのエンジンの余熱を利用していますが,EVのモーターは利用できるほど熱くはならないために貴重なバッテリー内の電気を熱に換えて暖房に利用しています。(ヒートポンプ式エアコン)ですから,熱源となる分バッテリーの電気は減り,走行距離は短くなります。(エアコンでも冷房は暖房と比較して電気の減りは少ない)

このために電気の使用量を減らすには,暖房を使わないことが一番であり,厚着をしマフラーに手袋と膝掛けをすれば,EVで唯一最強のデメリットは見事に解消されます^_^;

3) 充電時間が長い

「充電時間」は,「普通充電」と「急速充電」の2つに分けて考えなければなりません。

100Vや200Vの「普通充電」では,充電時間がかります。たとえば,10.5kWhの電池を積むi-MiEV Mグレードでは200Vで約4時間半 ,24kWhの電池を積むリーフでは約8時間 です。しかし,これも走行距離と同様に考え方次第でしょう。

車を駐車している時間は,自宅などの場合であれば8時間を越えるでしょうから,その間に携帯電話のようにコンセントに差しておくだけで充電は完了します。ただ,「毎日充電では手間がかかって仕方がない」という書き込みもネット上にみられます。携帯電話を充電する作業が手間だと言われれば,EVの充電も面倒でしょうが,帰ってきてコンセントを充電口に差すことは,少なくともセルフスタンドで給油することに比べたら手間ではありません。

もう一つの「急速充電」では,日産リーフで警告ランプがついてから80パーセント充電に約30分かかります。(急速充電は負荷が大きいために日産ではこのパーセンテージ以上の充電をすすめていない)また,三菱i-MiEVのGグレードでも約30分,電池容量がリーフの半分以下のMグレードでは約15分と公表されています。

ただし,一般的にガソリン車でも警告ランプがついてからガソリンスタンドに行くようなことはまれで,普通は残りが少なくなってくればスタンドへ 行くでしょう。同じようにEVも残り数目盛というところで充電すれば,上記の時間よりも充電時間はもっと短くなります。

私のi-MiEV Mグレードでは,バッテリー残量計0目盛から85%で約14分,95%充電(約114km走行可能と表示)で約17分となっています。0目盛でなければ,充電時間は10分でも可能です。

4) 充電インフラ不足

充電の基本は自宅と考えた場合,インフラ整備といわれるものは急速充電器の設置ということになるでしょう。2)に書いたようにその急速充電器は全国に設置され始めており,2013年6月5日現在1677箇所あります。この数が多いのか少ないのか。実際には,自治体やメーカーの取り組みには温度差があり,CHAdeMO協議会 都道府県別 設置数一覧によると神奈川県は2012年9月7日の143カ所から2013年4月5日には172カ所にも増えているのに比べ,奈良県には5カ所から7カ所と2カ所しか増えていません。つまりインフラ不足が解消されつつある県もあるが,まだまだ不足しているところもあるというのが実態です。

そこで,次世代自動車戦略研究会では,2020年までに急速充電器5000基設置を目指すとしていますが,それ以前に2012年度補正予算で急速充電器3万5700基分を設置するとの計画も示されています。

携帯電話が繋がりにくいといっても流行のスマートフォンを買い求める人はたくさんいます。そのつながりにくさの解消のために電話会社は基地局の設備増強や新設に励んでいます。EVでもEVの走りの面白さや魅力が人々に伝われば,買い求める人が増え,インフラの整備も進むことでしょう。鶏が先か卵が先かのように充電インフラが整備されていないからEVが普及しないと考えるのではなく,まずはEVの楽しさを理解してもらうことが重要で,その結果としてEVの増加,急速充電器の整備へと結びつくのではないかと考えています。

5) 寒冷地でのバッテリ性能低下

2012年の1月から3月にかけて雪の多い中でひと冬を走りましたが,私のi-MiEV Mグレードでは,バッテリ性能の低下は実感しませんでしたし,2013年の1月でも同じです。北海道などの極寒冷地では性能の低下はあるかもしれませんが,それは急速充電時のみのようです。以下,日産リーフのQ&Aにあった項目です。

○低温時は充電時間が余計にかかりますか?

200V充電の場合は、温度による影響はほとんどありません。ただし急速充電の場合は、低温時、必要な充電時間が変わってきます。

逆に,夏場,電池の冷却装置のついていない日産リーフは熱に弱く,性能が低下することがあるようです。(日産リーフ 三菱アイミーブの所有者ブログ)

6) 坂道に弱い

この場合の「弱い」には2つあって,登坂能力の面でEVは坂道に弱いと考える人は,あきらかにEVに乗ったことがない人でしょう。モーターはアクセルを踏んだときから力強く走り始めますから,ガソリン車よりも坂道に強いといえるでしょう。

この坂道の件に代表されるように,頭でわかっていたとしてもEVは乗ってみてはじめてその良さのわかる車ですから,まずは乗ってもらうことが誤解を解く近道です。日々,車にかかわっている人でも結構EVには乗ったことがない,というのが実態でしょう。

EVは,登坂能力という面では坂道に強いですが,以下のページに書いたように電力消費という面では坂道にはとても弱い車です。登り坂は電気の消費がはげしく,平地よりも走る距離は極端に短くなります。ここのところは坂道を力強く登るEVといっても,走らせるときに注意する必要があります。

山のぼり(2011/10/01)

山のぼり」にも書いていますがEVは,頂点まで上ってしまえば下り坂ではモーターで発電(回生)をしながら走ることから,減っていた電気量が増えていくというガソリン車では考えられない面白い状況になります。

7) 車の種類が少ない

2012年8月27日現在,EVへの改造車を除けば,市販で買うことができるのは普通車の日産リーフ(3グレード)と軽自動車の三菱i-MiEV (2グレード)・ミニバンタイプの三菱MINICAB-MiEV(2グレード),三菱MINICAB-MiEV TRUCKタケオカ自動車工芸のREVAiなどです。(ただし,REVAi はリチウムイオン電池対応になっていないために2012年度の補助対象車両となっていません)

ミニEVは,タケオカ自動車工芸のT-10やトヨタ車体コムスらなどが発売されています。

その他には,ホンダのフィットEVやマツダのデミオEVもありますが,現在は地方自治体や法人向けだけですから一般的ではありません。トヨタは,iQ をベースにしたFT-EVIIIやRAV4 EVを計画していますが,日本での販売はまだありません。SIM-Driveは,2013年中に量産開始する予定のSIM-WILがあります。今は種類が少ないですが,今後,車種は増えてくると思います。

8) 「節電」中に「電気」を自動車に使っている(電気代がかかる)

節電と電気自動車(2011年12月29日)にも書きましたが,今の「節電」は,「電力ピークを押し下げる」ためのもので,電気の「節約」「省エネ」とは少しニアンスが違います。EVが「節電」に反するという人は,ここを混同していると思われます。

また,実際にかかったコストでガソリンと電気とを比べてみると「無駄」をはぶいて「節約」していることがわかります。

たとえば,うちのi-MiEV Mグレードが2011年8月18日から12月28日まで133日間で乗った距離は4428kmで,その間EVが使用した電力量は516.7kWh,電気料金は6286.376円でした。(オール電化住宅の夜間割引プランである関西電力の「はぴeタイム」を利用。この時期と2013年1月との電気料金に差はない。2013年春から値上げ予定)この電気料金を走った距離で割ると以下のようになります。

約6286円 ÷ 4428km = 1.42円/km

ガソリン1L=147円(2012年1月18日全国平均価格)としてこの147円分でどれだけ走るか計算すると約104km/Lとなります。これだけみても30km/L 走ることができると胸を張るハイブリッド車や第3のエコカーと呼ばれる車と比較してもいかにEVが効率がよいかがわかります。

節電社会にこそ電気自動車を(PHP 研究所 2011年09月12日)清水 浩(リンク切れ)

9) 電気も石油資源で作っている

8)の実際にかかったコストで示したように,うちのi-MiEV Mグレードの燃費(電費)はガソリン換算で1リッター約104kmです。i-MiEV と同じサイズの三菱アイが約15km/L走ると仮定すると,その燃料消費量は7分の1(104km/L ÷ 15km/L = 6.9)ほどに「節約」できることになります。

結果,節約できた分の石油を他に回したり発電に回したりすることができるでしょう。EVの利用は,石油資源の無駄を省くことにつながるともいえます。

10)EVの普及がすすめば原発が必要になる

2012年10月時点で約3万台のEVが国内に走っていると考えられます。これが100万台となり,夜間(23時〜翌朝)に一斉に普通充電を始めると仮定すると電力量はどれくらい上がるでしょうか。

家庭では200V15〜20Aが一般的な数値ですから,EV1台が1時間で必要とする電気量は 200V×15A×1h=3000Wh=3kWhとなります。それが100万台分ですから1時間で300万kWh,これは多いように思えますが,全国に分散しての数値ですからそう多くはないでしょう。(充電時間は電気をほとんど使い切ったところから充電したとして4〜8時間だから,満充電時に最大限300万kWh×8h=2400万kWhを必要とする)

もし,東京電力管内だけにEVが100万台があったとしても,東電の火力発電所だけで約3277万kW(1 時間発電して3277万kWh,8時間で26216万kWh)の発電能力があるそうですから,その10%ほど電力消費量が増えることになります。しかし,この電力消費量なら、比較的発電能力に余裕のある時間帯(23時〜翌朝)での充電ですから負荷はかからないでしょうし,発電能力内ですから発電所を増やす必要もありません。ですから「原発」は全く必要としないといえます。

ただ,電力会社は新たにEVへの充電のために発電しなければならず,その分コストが上がってしまうでしょうが,日本の国として考えた場合には(9)に書いたように7分の1ですむことになります。

EVの普及がすすむということは,デメリットどころか多大なメリットになるかもしれません。なぜなら,昼間にそのEVが動いていなければ天候に左右される太陽光発電や風力発電の安定化(スマートグリッド)に貢献できますし,何よりも100万台分の満充電で最大2400万kWhの電気を市中に蓄えておくことができるからです。自然破壊が懸念される揚水発電ダムのようなものを莫大な資金でつくることなく,多くは市民の資金で購入されたEVに電気を貯めておくことができるからです。

東海・東南海・南海地震など大災害時には,沿岸部にある多くの発電所が停止することが予想され,その場合の電力不足が心配されています。このような時にもリーフが積む24kWhの電池容量があれば,一般家庭の2日分の電気をまかなうことができると言われていますから,リーフが100万台あれば100万軒の2日分が備蓄できていることになります。(三菱アウトランダーPHEVは,電池12kWhの満充電とガソリン満タン状態で最大約10日間の発電が可能)

主要な火力発電所、地震高確率地域に6割(2013年2月2日)朝日新聞

いつ来るかわからない災害に備えるため固定された発電機を用意しておくよりも,メンテナンスや利便性に優れたEVを普段から走らせておいた方がコストを抑えることができるでしょう。いろいろなリスクを分散させるためにも,EVの普及はこれからますます重要になってくるかもしれません。

リンク: NEDO:「次世代自動車の国際標準化に関する検討(電気自動車の電気エネルギー貯蔵としての機能等に関する検討)」に係る公募について.(2013年6月28日)

電気自動車については交通手段としての機能だけではなく、電力網と連系した電気エネルギー貯蔵としての機能や、自然災害などの非常時の電源としての機能など、新たなマーケットニーズへの対応が急務

リンク: リーフオフ会改めEV車がどれだけ集まるか試しちゃおうの会(仮称)|みんカラ - 車・自動車SNS(ブログ・パーツ・燃費・整備).

開催日時:2013年08月24日

開催場所:愛知県(ジャズドリーム長島 駐車場(予定))

「リーフだけじゃなくてEV車全部集まったら面白いかも!ってことでEV集めるだけ集めてオフ会しちゃおうと計画」されたそうです。
私も参加したいところですが,当日はすでに予定が入っているので,この告知で協力させていただきます。盛会を祈っています!

リンク: プレスリリース | 企業情報・投資家情報 | MITSUBISHI MOTORS.

アウトランダーPHEVなどの電池問題が大きく影響し,5月の販売台数は壊滅状態です。当然ながらアウトランダーPHEVはゼロです。

しかし,細々とi-MiEVMINICAB-MiEVが売れているのは電池問題に関わりのなかった東芝製の電池を積んだものでしょうか。または,在庫調整との話がある現品限りの特売車でしょうか。価格.com の三菱 i-MiEV のクチコミ掲示板には,春から100万円引きとの話が出ていました。噂によると車種や色は選べない在庫処分車が,現在でもわずかながら残っているとのことです。格安でほしい方は,捜されてはいかがでしょうか。

全国軽自動車協会連合会のホームページによると,生産が終了したガソリン車版の三菱アイも処分車か,5月にも87台が売れたと記録されています。

これらの在庫調整が終わり,アウトランダーPHEV生産再開する予定の8月下旬以降の秋には,フルモデルチェンジしたi-MiEVが発売されることを期待しています。しかし,i-MiEV の車体はアイの流用ですから,アイが生産終了したということは,軽サイズのEVも終了するでしょうか。軽でこそ生きるEVもあると思うので,三菱は日産と共同開発したekシリーズの車体を流用したek-MiEVとなるでしょうか。もしくは,Concept CA-MiEV 似へと移るのでしょうか。いずれにせよEVの市販量産車を初めて世に送った三菱自動車にはがんばってほしいものです。

1

2013年5月までの

i-MiEV (表中の青色)の国内販売総数: 8209台
(2009年11月以降で2009年7月〜10月の記録なし。メーカー発表による)

MINICAB-MiEV (表中の赤色)の国内販売総数: 4071台

アウトランダーPHEV(表中の緑色)の国内販売総数: 4307台

MINICAB-MiEV TRUCK(表中の紫色)の国内販売総数: 468台

2013年度(i-MiEV 162台,MINICAB-MiEV 118台,アウトランダーPHEV 3台,MINICAB-MiEV TRUCK 32台)

05月:i-MiEV 62,MINICAB-MiEV 71,アウトランダーPHEV 0,MINICAB-MiEV TRUCK 7
04月:i-MiEV 100,MINICAB-MiEV 71,アウトランダーPHEV 3,MINICAB-MiEV TRUCK 25

2012年度(i-MiEV 2205台,MINICAB-MiEV 2026台,アウトランダーPHEV 4304台,MINICAB-MiEV TRUCK 436台)

03月:i-MiEV 358,MINICAB-M 344,アウトランダーPHEV 1719,MINICAB-MiEV TRUCK 269
02月:i-MiEV 377,MINICAB-M 317,アウトランダーPHEV 2079,MINICAB-MiEV TRUCK 167
01月:i-MiEV 79,MINICAB-M 58,アウトランダーPHEV 506,MINICAB-MiEV TRUCK 48
12月:i-MiEV 137,MINICAB-M 121
11月:i-MiEV 189,MINICAB-M 133
10月:i-MiEV 141,MINICAB-M 128
09月:i-MiEV 212,MINICAB-M 197
08月:i-MiEV  86,MINICAB-M 107
07月:i-MiEV 157,MINICAB-M 200
06月:i-MiEV 288,MINICAB-M 256
05月:i-MiEV 142,MINICAB-M 134
04月:i-MiEV  39,MINICAB-M 31

2011年度(i-MiEV 2552台,MINICAB-MiEV 1927台)
(三菱自動車発表,2012年3月末国内「外」の累計:26000台)

03月:i-MiEV 117,MINICAB-MiEV 123
02月:i-MiEV 446,MINICAB-MiEV 590
01月:i-MiEV 341,MINICAB-MiEV 467
12月:i-MiEV 359,MINICAB-MiEV 747
(「MINICAB-MiEV」は2011年12月8日発売)
11月:326
10月:244
09月:340
08月:207
07月:61
06月:40
05月:34
04月:37

2010年度合計(「i-MiEV」2542台)

03月:102
02月:321
01月:219
12月:164
11月:172
10月:179
09月:277
08月:221
07月:383
06月:390
05月:53
04月:61

2009年度合計(「i-MiEV」748台)

03月:101
02月:151
01月:188
12月:145
11月:163
(これより以前のデータはなし。「i-MiEV」は2009年7月23日発売)

リンク: 軽井沢町役場/軽井沢へのお越しはエコなEVで.

EVで軽井沢へ行くと以下の文化施設の入館料が無料になるそうです。

  • 重要文化財・旧三笠ホテル
  • 歴史民俗資料館
  • 資料館分室市村記念館
  • 追分宿郷土館
  • 堀辰雄文学記念館
  • (旧)軽井沢駅舎記念館

EV(電気自動車)で軽井沢へお越しになると、町の文化施設の入館料が無料に!(2013.6.27)「軽井沢観光協会

リンク: 電気自動車急速充電設備のサービス開始について|NEXCO 西日本.

NEXCO西日本が、急速充電設備12基のサービス開始場所及び日時を告知しています。

利用可能時間は24時で,利用料は無料となっています。NEXCO中日本の「チャデモチャージカード」等は必要ないようです。

7月31日には名神高速道路 草津PAの開通の週間に立ち会おうと思いますが,当日11時30分までは仕事が入っているために13時には間に合わないかもしれません。彦根方面から行くと下り線なら回り込まなくて良いので,なんとかなるかもしれませんが,この方面から利用しやすいのは上り線かもしれません。

○7月10日(水曜) 13時00分~ 
山陽自動車道 三木SA(上り線)

○7月22日(月曜) 13時00分~ 
山陽自動車道 福石PA(下り線)
山陽自動車道 吉備SA(上り線)
山陽自動車道 吉備SA(下り線)
岡山自動車道 高梁SA(上り線)
米子自動車道 蒜山高原SA(上り線)
米子自動車道 蒜山高原SA(下り線)
高知自動車道 馬立PA
高知自動車道 立川PA

○7月31日(水曜) 13時00分~
名神高速道路 草津PA(上り線)
名神高速道路 草津PA(下り線)
名神高速道路 桂川PA(下り線)

6月25日の「急速充電器の保守点検作業に伴うサービス停止」に変更があると日本ユニシスより下記の案内がきましたので転載します。

ーーー(以下引用)ーーー

以下のサービスエリアでの急速充電器の保守点検作業日程が一部変更になりましたので、ご連絡差し上げます。

保守点検作業中は急速充電サービスを停止致します。
急速充電サービスをご利用いただくことができません。
※コンセントボックスもご利用いただけません。
※開始・終了時間は多少前後する可能性がございます。

【日時/場所】
■浜名湖サービスエリア(下り線)
 サービス停止日時:6/27(木)9:00~12:00

■上郷サービスエリア(下り線)
 サービス停止日時:6/27(木)14:00~17:00

■御在所サービスエリア(下り線)
 サービス停止日時:6/27(木)18:00~21:00

■多賀サービスエリア(下り線)
 当初予定の6/27(木)には保守点検作業は実施致しません。
 ご利用いただけます。

■富士川サービスエリア(下り線)
 サービス停止日時:6/27(木)9:00~12:00
 予定通りに保守点検作業を実施致します。

■牧之原サービスエリア(下り線)
 サービス停止日時:6/27(木)14:00~17:00
 予定通りに保守点検作業を実施致します。

■富士川サービスエリア(上り線)
 サービス停止日時:6/28(金)9:00~12:00

日本ユニシスより下記の案内がきましたので転載します。

ーーー(以下引用)ーーー
■上郷サービスエリア(上り線)
 サービス停止日時:6/25(火)9:00~12:00

■浜名湖サービスエリア(上り線)
 サービス停止日時:6/25(火)14:00~17:00

■浜名湖サービスエリア(下り線)
 サービス停止日時:6/26(水)9:00~12:00

■上郷サービスエリア(下り線)
 サービス停止日時:6/26(水)14:00~17:00

■御在所サービスエリア(下り線)
 サービス停止日時:6/27(木)9:00~12:00

■富士川サービスエリア(下り線)
 サービス停止日時:6/27(木)9:00~12:00

■多賀サービスエリア(下り線)
 サービス停止日時:6/27(木)14:00~17:00

■牧之原サービスエリア(下り線)
 サービス停止日時:6/27(木)14:00~17:00

■牧之原サービスエリア(上り線)
 サービス停止日時:6/28(金)9:00~12:00

■富士川サービスエリア(上り線)
 サービス停止日時:6/28(金)14:00~17:00

日本ユニシスより下記の案内がきましたので転載します。

ーーー(以下引用)ーーー

現在、多賀SA(下り)にて充電器の故障のため、急速充電をご利用頂けない状況です。

また予備電源ボックス(200V)もご利用頂けません。

多賀SA(下り)の充電器をご利用されるお客様は
一度下記お問い合わせ先までご連絡下さい。

復旧致しましたら改めてご連絡致します。
ご迷惑をおかけ致しまして誠に申し訳ございませんが、復旧までお待ち頂きます様お願い申し上げます。
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事業主体:中日本高速道路株式会社、日本ユニシス株式会社、高速道路関連社会貢献協議会
運営代行会社:日本ユニシス株式会社
お問い合わせ先:0570-064-551 c-nexco@smartoasis.jp
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リンク: 米EVのテスラ、“謎の発表”の中身が判明…バッテリー交換システム | レスポンス.(2013年6月19日)

バッテリー交換方式のEVを提唱していたベタープレイスが破綻したところですが,米国のテスラモーターズ(Tesla Motors)の内容が判明したと伝えています。

500kmも走るとするテスラのEVは電池容量が大きい(モデルにより85kWh)ので,より充電時間が長く,バッテリーを交換してしまおうとことでしょう。(24kWhを積む日産リーフで8時間ですから,同じ200Vで充電すれば28時間!)

このようなアイデアはベタープレイスが同じように構想していましたが,リンク先にあるようにバッテリーの進化とEVの進化が同期できるのかというような様々な課題がありそうです。

Tesla Motors


YouTube: Closeup of Tesla Battery Swap (SD)

電池交換ステーションは約5000万円で建設できるとのことですが,1回の交換に約6000円から8000円を予定しているそうですから,建設コストをまかなうには約7000回以上充電してもらわないと合いません。

1回の交換にかかる時間は約90秒ですから1時間の3600秒に絶え間なく交換したとして40回,1日で960回,7日とちょっとで7000回交換できそうです。理論的な数字ですから現実的には無理ですが,ステラ製のバッテリー交換式の車が増えれば事業的には不可能ではないでしょう。

ただ,satty さんのコメントに書いたように電池性能は日々進化しているでしょうから,課題は多いのではないかと思います。

以下の記事には「電池容量の少ない60kWhの場合、電池パックの中で電池セルを片側に寄せるのではなく、バランスが崩れないように全体的に均一に配置できるようにレイアウトした」とあるように車作りには微妙な部分もあるようです。

リンク: 和田憲一郎の電動化新時代!(4):テスラは「モデルS」をどのように開発したのか、EV開発の核心に迫る (1/3) - MONOist(モノイスト).(2013年06月21日

バッテリー交換方式のEV破綻を考察(2013.06.05)

6月21日にめでたく20000キロを越えました。初めて乗ったのが,2011年8月20日ですから2年を待たずに到達です。
Img_0623
私の普段の乗り方,家と仕事場との毎日の往復約30キロであれば,年間10000キロほどの走行だと見込んでいたのですが,EVは走行コストが格安ですから,できる限りガソリン車(普通車)に乗らずにEVを利用したことから,予想より2ヶ月早く20000キロになりました。

以前,以下に書いたようにこの程度の距離ではバッテリーは快調です。

航続可能距離表示 136キロ(2013/04/14)

リンク: 電気自動車はどのくらい普及している? : Q&A : くるま小町 : 大手小町 : YOMIURI ONLINE(読売新聞).

EVを知らずにEVに否定的な論調がまだまだ多い中,マスコミ大手でまっとうな記事を見つけました。

「比較的家に近い場所や、充電器の多い街中、あるいは近郊での利用が大半であれば、電気自動車も選択肢のひとつとして検討に値すると思います」

著者の御堀直嗣氏は、「知らなきゃヤバイ!電気自動車は市場をつくれるか」「電気自動車は日本を救う」というような著書があるそうですから当然かもしれません。

リンク: 和田憲一郎の電動化新時代!(3):クアルコムとIHIが見据えるEV向けワイヤレス充電の未来 (1/3) - MONOist(モノイスト).

筆者は,ワイヤレス充電をすすめる企業,クアルコムとIHI,経済産業省への取材をもとに,ワイヤレス充電を普及させるために取り組むべき課題をまとめています。

国際的には2014年が標準化の目標となっているようですが,ワイヤレス充電のための法制度整備の議論が始まり,普及を目指す「協議会」のような団体が設立されるという段取りを考えると,ワイヤレス充電の実現にはもう少し時間がかかるかもしれません。

日本ユニシスより下記の案内がきましたので転載します。

ーーー(以下引用)ーーー

現在、御在所SA(上り)にて充電器の故障のため、急速充電をご利用頂けない状況です。

なお復旧までの間、予備電源ボックス(200V)はご利用頂けます。

リンク: 関東運輸局プレスリリース(PDF形式)

関東運輸局は,7月から日産の「ニューモビリティコンセプト」を横浜市内と横須賀市内のUR都市機構賃貸住宅での巡回管理業務用車両として公道走行運行することを認定したと伝えています。

超小型モビリティの運輸局長認定について(国土交通省)2013.6.14

超小型モビリティ導入に向けたガイドライン(国土交通省)2012.6.4

充電器が普及している神奈川県では,EVは珍しくはなくなってきているでしょうが,このようなニューモビリティコンセプト」が普通に街中で見ることができれば,その姿形から良い広告塔となってEVの普及に一役買うことでしょう。

リンク: ニュース|株式会社オートバックスセブン.

オートバックスセブンは、2013年度内に200V充電器を全国のオートバックスグループ100店舗を目標に順次設置を進めると告知しています。100店舗のリストは不明です。

今後は,EV・PHVの台数が多い店舗で急速充電スタンドの設置も検討しているそうです。

先行して充電器を設置している全国16店舗

日本ユニシスより下記の案内がきましたので転載します。

ーーー(以下引用)ーーー

浜松サービスエリア(下り線 ならびに 上り線)定期点検のため、
以下の日時において急速充電サービスを停止いたします。

点検中は、急速充電サービスをご利用いただくことができません。
あらかじめご了承ください。
※コンセントボックスもご利用いただけません。
※開始・終了時間は多少前後する可能性がございます。

1.浜松サービスエリア(下り線)
   サービス停止日時:6/17(月)21:00~翌4:00まで

2.浜松サービスエリア(上り線)
   サービス停止日時:6/19(水)21:00~翌4:00まで

リンク: 報道資料: テスラモーターズ、大阪に関西拠点を開設 | Tesla Motors Japan : 電気でGo!.

テスラモーターズ(Tesla Motors)は12日、大阪市北区パナソニックセンター大阪(グランフロント大阪南館1階)大阪にサテライトオ フィスを新設したと伝えています。(2013 年6月 12 日から7月 15 日

試乗は事前予約が必要だそうです。(080-2050-7043)

e-mail:nishinihon@teslamotors.com

リンク: 東関東道:湾岸幕張PA下り線<EV-QUICK>利用開始式一番乗り!|くまさ~んのページ|ブログ|くまさ~ん|みんカラ - 車・自動車SNS(ブログ・パーツ・整備・燃費).

EVOC代表のくまさんは,NEXCO東日本営業担当の方々と以下のような話をされたようです。EVを広げるためやEVの誤解を解くためには,地道な広報活動が大切ですね。

1)充電器の高速道路や道の駅への積極設置
2)料金体系の適正化や一本化
3)充電器設置スペースや位置関係の不合理性
4)充電マナーの周知徹底
5)東北道や常磐道への設置要請
6)EVOCのこれまでの実績

EVオーナーズクラブ(EVOC)

リンク: 東北初かな?日産リーフ・EVオフ会♪in岩手|みんカラ - 車・自動車SNS(ブログ・パーツ・燃費・整備).

6月30日14時より岩手県小岩井農場無料駐車場(どんぐりころころ館前)で,日産リーフに限定したオフ会をおこなうそうです。
なお,会場に急速充電器などはないそうです。

現在は,ほぼ2車種しかないのだからリーフに限らなくても良さそうですが^_^;

(修正)

リーフに限らないそうです。失礼しました。三菱i-MiEV乗りの方もEVに興味のある方もふるってご参加ください。

関西では,名神の草津PAの急速充電器が稼働すれば,ミニオフ会をしたいと思っています。

名神高速道路:草津PAの急速充電器(2013/06/07)

NEXCO西日本は,2013年7月までに名神高速道路 草津パーキングエリアなど7路線22箇所に急速充電器の整備を行うと発表しています。(2012年11月28日) 

すでに6月に入り,工事完了の時期が確定したかとNEXCO西日本へメールで問い合わせをしましたが,「現在、現地調査等の作業を実施しているところ」とのことで,「工事完了時期」は確定していないそうです。確定したらホームページ等で告知するとのことでしたので,今しばらく待ちたいと思います。

NEXCO 西日本への問い合わせ先

リンク: ニュースリリース|NEXCO 西日本.

リンク: 日産|100%電気自動車「日産リーフ」のバッテリー容量保証を開始.

日産は,5月31日よりこれまでに販売されたすべての車両を対象に,リーフのバッテリー容量保証を開始したと発表しています。

保証内容は,5年または10万kmの範囲内でバッテリー容量計が初期の12セグメントから9セグメントを割り込んだ場合(8セグメントになるということ)、無償でバッテリーを修理または交換するというものです。

ただし,以下のような場合には9セグメントを割り込む場合もあると日産では認めています。

・急速充電を頻繁に使用している、急速充電だけでご使用いただいている
・LEAF to Homeで充給電を行っている。

リンク: 空き駐車場を活用!電気自動車をカーシェアリング/和泉市ホームページ.

大阪府和泉市は市営住宅の空き駐車場で,タイムズ24とEVのカーシェアリングを6月6日から開始したと伝えています。

EVは三菱MiEVだそうです。

このカーシェアリングの良い点は,駐車料金(夜間や土日祝関係なく60分100円)はかかりますが,24時間いつでも急速充電ができることです。

リンク: 和田憲一郎の電動化新時代!(2):ベタープレイス破綻で電気自動車の発展は遠のくのか (1/2) - MONOist(モノイスト).

バッテリー交換方式のEVを提唱していたベタープレイスが破綻しましたが、その原因や課題,これからのEVの行く末を考察されています。

リンク: 『アウトランダーPHEV』等のリコール届出と生産再開の見通しについて | MITSUBISHI MOTORS JAPAN.

アウトランダーPHEV、i-MiEV、MINICAB-MiEVの駆動用電池について(三菱自動車)

上記のように3車種(4,428台)が上がっていますが,リコールされる大部分(4,313台)は『アウトランダーPHEV』です。リコール作業は,電池生産の関係で6月中旬から開始されるようです。

また,このリコール作業は駆動用電池の交換という大規模なものとなるために,販売店経由で陸送し,『アウトランダーPHEV』は名古屋製作所で,『i-MiEV』『MINICAB-MiEV』は水島製作所で作業されるそうです。

『アウトランダーPHEV』の生産再開は、8月下旬を予定しているようです。

三菱自動車のリコール等対象車両検索

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