2011/11

HONDA

カーボン素材の採用により軽量化を実現し、高い走行性能と約160kmという航続走行距離に貢献

注目すべきは,i-MiEV Mグレード(10.5kWhでJC08モード120km)のリチウムイオン電池とほぼ同じ容量の10kWhでありながら160キロ走るとしている点です。大きさはi-MiEV とあまり変わりませんから(全長×全幅×全高:3395×1475×1610 mm,EV-STER:3570×1500×1100mm)軽量化が効果を上げているのでしょう。また,i-MiEV Mグレードでは,満充電に4.5時間となっていますが,EV-STERは3時間以下となっています。

日産自動車

598,500円(消費税込み)からの設定という低価格を実現しました。加えて、国の充電設備等に対する補助制度*3を利用することで最大で本体価格(税抜き)の半額程度の補助を受けることができ、実質の価格は318,500円から

電気自動車用 急速充電器(日産自動車)

設置予定場所および既存の設備状況により工事費用が異なりますが、概算で74~295万円程※を予定

電気自動車の充電器ネットワーク続々拡大中(日産自動車)
滋賀県で空白地域となっていた琵琶湖西部にも設置されるようです。これで心配なく琵琶湖一周をすることができます。(地元では「びわいち」という)

レスポンス

実験モデルより3km延長して26.4km

【トヨタ プリウスPHV 発表】内山田副社長、電池コスト「期待のレベルじゃない」(レスポンス)2011年11月29日

【トヨタ プリウスPHV 発表】トヨタホームとミサワホーム、充電設備工事を実施(レスポンス) 2011年11月29日

最も廉価な専用コンセントタイプ(車載充電ケーブルを利用)を設置する場合、9万9750円

日産が紹介するという10万円よりはほんの少し安いものの普通にEV用コンセントをつければ3分の1から3分の2の価格でできますから,オプションでの対応は高くつきます。
i-MiEV 充電コンセント工事完了(2011/08/17)

家庭用200V工事「ECOカーアジア」(2011/02/17)

NHK

12月3日から始まる東京モーターショーで注目を浴びる電気自動車の未来を、3人のNHK解説委員と“車大好き芸人”加藤浩次が熱く論じる。日本が圧倒的 優位に立つ電池や制御装置などの最新情報のほか、スマートフォンやロボットとの融合を目指す驚きの技術開発に紹介。日本のメーカー各社が考案したユニーク な“走行音”もスタジオで公開! 電気自動車のイロハから、普及によって劇的に変わる社会の姿まで、とことん学ぶ。

再放送:11/30 (水) 2:00 ~ 2:30 (30分)総合

トヨタ

「PHV Drive Support(PHVドライブサポート)」 を 全車に標準設定している。スマートフォンを通じて電池残量や充電ステーション設置場所などの情報を提供するサービスや、トヨタの販売店などに設置された充 電ステーション(G-Station)を無料で利用できるサービスなど、プリウスPHVオーナー向けの5つのサービスをパッケージにして、3年間無料で提供

他のメーカーのEVでは充電サービスの価格がいくらになるか興味あるところです。ちなみに日産では「ゼロ・エミッションサポートプログラム」(5年間月額1500円)に入っていれば無料ですが,登録していない場合には30分525円かかります。

「トヨタ自動車に環境対応車用リチウムイオン電池を供給」(パナソニック株式会社・三洋電機株式会社)2011年11月29日

三菱自動車

1

国内販売総数: 4253台(2009年11月以降のもの。2009年7月23日発売。2009年7月〜10月の記録はなし)

2011年(1605台)

10月:244
09月:340
08月:207
07月:61
06月:40
05月:34
04月:37
03月:102
02月:321
01月:219

2010年(2340台)

12月:164
11月:172
10月:179
09月:277
08月:221
07月:383
06月:390
05月:53
04月:61
03月:101
02月:151
01月:188

2009年(308台)
12月:145
11月:163
(これより以前はなし。2009年7月23日発売)

日産自動車

南アフリカのダーバンで開催される、国連の第17回気候変動枠組条約締約国会議(COP17 - 11月28日~12月9日)において、ルノー・日産アライアンスは、各国からの代表団にゼロ・エミッション車である電気自動車12台による送迎サービスを 提供

なお、日産は、南アフリカ政府と自動車業界間で充電インフラの整備や電器自動車購入インセンティブの導入について良い結論が得られ次第、2013年をめどに同国市場に日産リーフを投入する計画を発表

日本の充電方式CHAdeMO方式がひろがるきっかけになるでしょうか。

レスポンス

バッテリーパックを180度回転させると、数時間後に煙が発生し、火花が散ったのを確認。また2度目の実験では、放置されたバッテリーが1週間後に発火したことを確認

ガソリン車なら180度回転しガソリンが漏れたら引火するだろうに^_^;

レスポンス

バッテリーを初めとする車両状態をリアルタイムにトレースし、運用状況を管理している

「○km走ったから,そろそろタイヤを替えては」とメールを送ってきたり,「いつもとは違う道ですが」と音声で知らせたりといらぬお節介をやいてくる日も近いのでしょうね^_^;

東名や名神高速道路を利用して、大阪から東京まで移動しているユーザーもいる

i-MiEV でもそんな人たちがいるのですからリーフでは当然です。

5年間で20%のバッテリー性能の劣化を保証しているが、これまでのデータを見る限り実際はその半分以下、5年で10%も劣化しない位のペースで来ている

i-MiEV の初期型に乗っている方も同じようなことをおっしゃっています。

「【テレマティクスジャパン 開幕直前】震災を経て変わった「リーフの存在意義」…日産 二見徹氏」(レスポンス)2011年11月28日

『リーフ』ではテレマティクスを装備した全車で、工場出荷されてからどう使われてきたか、というバッテリーの運用情報をすべて把握しているという

記事をまとめてみると,リーフに備えられた携帯電話でバッテリーのデータを随時収集→バッテリーの状態を把握→査定時の評価基準作成→中古車価格を決定→車両として使えない場合→定置型蓄電池としてリユース→蓄電池としても使えない場合→リチウムなどを回収して再利用,という計画のようです。
ユーザーが運用情報を記録する必要がないのは楽なことですが,東日本大震災の津波で流されたリーフは「通電しテレマティクスが開通している状態だったこともあり、全車すぐに発見できた」という部分を見ると,個人の行動をすべて自動車メーカーに把握されているようであまり気持ちのよいものではありません^_^;
(携帯電話を持っていれば私生活でも同じ事がいえるのですが)

トヨタ

車内全体もディスプレイとなっており、雰囲気に合わせてインテリア表示を自在に変更できるほか、AR (Augmented Reality・拡張現実)を活用したナビ情報等の表示が可能。また、走行などに必要な情報表示や操作は、「ナビゲーションコンシェルジュ」との対話形式 インタフェースで実現。車両の一部操作には、スマートフォン等のモバイル端末も使用

駆動エネルギーは電力を想定し,非接触充電システムを搭載しているそうです。

日時:2011年12月4日(日曜)12:00~15:00
場所:道の駅「どうし」
〒402-0219 山梨県南都留郡道志村9745  TEL.0554-52-1811  FAX.0554-52-1810

i-MiVEオーナーの方、そうでない方も興味があれば是非お越し下さい。 なお、参加表明は私くまさんまでブログコメントでもメールでもOKですので是非ご一報を!! 当日飛び入り参加でもかまいません!

くまさんの電気自動車i-MiEV(アイミーブ)

日経トレンディネット

販売台数は、2011年度中に2万1000台、2012年度中には5万台と、EVとしては国内初の本格的量産体制での販売となるとした。販売ターゲットは、大手法人や官公庁、自治体や、個人事業主に加え、プライベートユースも対象

大手法人などの発注が多いようですが,2012年度中に5万台とは結構な台数です。それ以前に今度中に2万1000台(元記事は誤記)ということですが,12月発売で残り4ヶ月の間での数ですから単純計算で1ヶ月あたり5250台ということになります。元となったi-MiEVは2009年から2011年9月までの国内販売総数でさえ4009台ですから,その台数の多さが際立っています。EVが売れることは好ましいことですが,この数では,電気自動車の購入に対する国の補助金は予定より早いスピードで使われ、早くに底を突いてしまいかねません。申請を予定されている方はお早めに^_^;

平成23年度 クリーンエネルギー自動車等導入費補助事業のご案内次世代自動車振興センター

(追記:「軽商用電気自動車『MINICAB-MiEV』を新発売三菱自動車(2011年11月24日)によれば,今年度の販売目標台数は 4,000台とありますから日経トレンディネットの誤記です。いずれにせよ多い台数ですから申請日には気をつけるべきでしょう)

三菱自動車

整備推進機構は、急速充電器設置者から急速充電器を登録して頂き、これをネットワーク化し、会員組織化したEVユーザーに利用いただきます。会員からは会費をいただき、この一部を急速充電器設置者に還元することで設置者の費用負担の軽減を図り、急速充電インフラの整備拡大を推進いたします。整備推進機構では、こうした会員制急速充電サービスを平成24年度から開始する予定

今,無料の急速充電器の多くは来年度から有料になりそうです。(日本ユニシスが行っている「smart oasis」も兼松が絡んでいるために有料?になりそうです)

ただ,年会費ではなく,使用するときだけその都度支払うかたちがEVユーザーにとっては望ましいです。

タイトルに「急速充電器」とうたっていますが,「200V充電器」がそこに含まれるのかどうかは不明です。

この会員制急速充電サービスについては、CHAdeMO協議会(注3)が、全会員に参加を呼びかけて設置(平成22年7月)したワーキンググループにて検討を進めてきたもの

といいながら,「電気自動車(EV)向け充電サービス事業、会社設立に向けいよいよ始動日産自動車(2011/11/09)という記事が示すように日産が抜けているのは各企業の思惑があるようです^_^;

また,「ホンダ「フィットEV」の保守性、「テスラ」「フィスカー」の不在、そしてシボレー「ボルト」火災報道の真相――米LAオートショー発、誰も書かない最新EV裏事情」 ダイヤモンド・オンライン(2011/11/22)にあった「急速充電方式を持たない「フィットEV」」はこの組織にHONDAも参加していることから,日本では急速充電をオプションででもつけてくることでしょう。

株式会社アルバック(pdf)
兼松株式会社(pdf)
株式会社関電工(pdf)
鈴与商事株式会社(pdf)
中部電力株式会社
トヨタ自動車株式会社
株式会社日本政策投資銀行
本田技研工業株式会社

三菱自動車(プレスリリースより転載)
12月8日(木)より2,400,000円~2,971,000円で発売されますが,経済産業省の補助金制度が適用された場合、実質的な車両本体価格は「CD 10.5kWh」で173万円から、「CD 16.0kWh」で202万円からとなっています。現行の『i-MiEV』Mグレードは260万円で補助金が72万円ですから実質188万円ですが,「CD 10.5kWh」などは標準で2シーターになっているなどして15万円安くなっています。
ただし,搭載しているモーターは『i-MiEV』と同じY4F1型であるなど,部品は多くの部分が共通化されており,「CD 10.5kWh」や「CD 16.0kWh」の充電時間は『i-MiEV』と同じになっています。

「【三菱 ミニキャブMiEV 発表】益子社長、EV普及にはOEMパートナー必要」レスポンス(2011年11月24日)

益子社長は環境対応車では「今後、プラグインハイブリッド車(PHV)で各社が競争する時代が来る」

「プラグインハイブリッド車」を越えて「EV」で各社が競争する時代が来てほしいものです。

クリッカー

筆者が依頼を受けた担当者の方々はほぼ全て軽バンの電気自動車を待ち望んでいたようです。ルートが決まっているので航続距離もさほど問題にならない

日産やスズキから併売されることからも台数は大幅な増加が見込まれるでしょう。

「エレベーターに乗れる!オフィスの廊下も走れる!ミニキャブMiEVの使い方を提案します。」(クリッカー

パイオニア

電力消費量を推定する独自の技術を搭載しており、探索した案内候補ルートの中でもっとも電力消費量の少ないルートを選択することができます。また、自車周 辺の急速充電スポット・普通充電スポットを簡単に検索できるほか、電力消費率表示や運転評価を行う「エコステータス」などのさまざまな機能で、EVのドラ イブをサポート

電力消費量はEVによって違いますから初期設定でリーフかi-MiEVかなどを選ぶのかもしれません。と書きながら詳しい説明ページを見たら「対象車種:i-MiEV,ミニキャブMiEV」となっていました。リーフは標準でナビ付きですから当然でした^_^;

電力消費量の少ないルートというのは,ルート上の高低差を考えて道順を選択しているのでしょう。いずれにせよ純正のものと選択肢が増えることはうれしいことです。
希望小売価格
AVIC-EVZ9:14万7千円
AVIC-EVZ5:10万5千円

カーナビ(2011/11/13)

EVの「i3」は満充電で航続距離が約150キロだそうです。2013年末まで約2年間発売を待つことを考えると,その時に少なくとも三菱や日産の現状の180キロから200キロは越えてこないと「世界でもEVの普及が進ん でいる日本を重要視している」ことには結びつかないでしょう^_^;

NHKニュース

別の中国の自動車メーカーや日本のホンダは、中国政府が今後の5か年計画で環境対策と産業政策の中核として普及に力を入れようとしている電気自動車の新たな製品や計画を発表

「フィットEV」です。

「日系自動車メーカー、中国の電気自動車市場をリード」(人民日報)2011/11/20

ダイヤモンド・オンライン

筆者の個人的見解としては、トヨタとテスラの事業の継続性については若干の疑問が残る

とりあえず様々な事情があって表面だけかたち(RAV4 EVなど)にしてみたという感じのようです。

「フィットEV」がコンサバな理由ふたつめは、急速充電方式を持たないこと

これは意外でした。急速充電方式を持たないままでは日本での発売はないかもしれません。まあ,もともとカリフォルニアのZEV規制(ゼロ・エミッション・ヴィークル)対策のための「フィットEV」ですから,本気度は低いでしょう。

電気自動車に代表される「自動車の電動化」は、ここ2~3年で見られた各メーカーによる「夢のある華やかな打ち上げ花火」の時期を終えようとしている

ここのところが問題です^_^;

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