2010/07

毎日新聞

先行開発EVは年間約2000台生産し、価格は500万円前後を想定。スポーツカーはアウディやフェラーリなどのデザインをイメージしているという。高級車は1500万円クラスと900万円クラスを想定

少量生産ではやはりその価格帯を狙うのか,と思うと残念です。

ナノオプトニクス・エナジー

米子で生産の電気自動車、来年に投入 VB、1台500万円台(日本経済新聞)

将来は利益を見込める価格1500万円程度の高級車や1~2人乗りのコミュニティカー、多目的車など車種を増やしていく計画

1~2人乗りのコミュニティカーに期待しています。

NHKニュース

町は、電気自動車を無料で充電できる設備を町役場やホテルなど4か所に整備しており、今後、設備を増やしていく計画

首都圏からEVに乗っていくにはちょうど良い距離かもしれません。

レスポンス

世界各地でも、実証実験を順次スタート。さまざまな条件下で、運転データ、バッテリーの耐久性、市場のニーズ、現地サプライヤーとの部品供給体制などの確認が

日本では?

NHK

ボルトはGMが2007年から開発を進めてきた電気自動車で、走行距離が短い欠点を補うために充電専用の小型エンジンを搭載しています。走行距離は電池だけでは64キロですが、小型エンジンによる充電を続けることで500キロ以上の距離を走行する

電気自動車ではないだろうに。

日経トレンディネット

フランスは政策などにおいて電気自動車へのこだわりが見える。そこで電気自動車に話を振ると、案の定、シトロエンの役員はのってきた・・・渋滞や排ガスが激しいモスクワ市の現実を知れば、ロシアでも都市ではコンパクトカーや電気自動車のほうが適しているといえる

ウォール・ストリート・ジャーナル日本版

自動車が「量産効果」を得るためには、「1車種、年間10万台以上」を生産することが必要

著者はエンジン車とEVとをごっちゃにして論じているようです。裏付けのある数字を持っているわけではありませんが,EVは部品点数がエンジン車に比べて少ない製品ですから,エンジン車を想定しているであろう「10万台」よりもハードルは低いように思われます。ましてや車種を越えて部品の共通化が進んでいる現在,「量産効果」のあらわれる台数は以前よりも少なくなってきていることでしょう。「10万台」という数字があやしい証拠に,自身が書いておられるように「プリウスの場合、全世界の生産台数が10万台を超えるのに、初年度から7年を要した」とすれば,プリウスでさえ「効果」を得るのに7年もかかるのであって,車作りでは利益は望めそうもありません。

EVは充電という、ユーザーが今まで経験したことがない作業が発生する。携帯電話の充電のように気軽ではなく、家庭用コンセントで充電すると、10時間近くかかり大変不便

携帯電話にとどまらず,デジカメやノートパソコン・充電池などに充電することは,ごく普通の風景になってきています。ガソリンスタンドに行って給油することに比べて,自宅に帰ってきてEVのプラグをコンセントに朝まで差しておくことが「大変不便」なことか疑問に思います。
このほかにもつっこみどころ満載の記事です。

くまさんの電気自動車i-MiEV

海老名から東京インターまでは、BATT残量の心配がまったく無いため、最高速にチャレンジすることにした

100km/h以上出してみたくなる車なのでしょうね。すでに3週間ほど乗っていらっしゃるそうですが,うらやましい限りです。

エアコン(冷房)も思ったほど電力を消費しないと感じた。渋滞の間、35度にもなろうかという猛暑の中、冷房を入れっぱなしでもこの好成績だった。至って快適に過ごせるのだ!

実体験にもとづく記事は大いに参考になります。冷房よりも暖房の方が電力を消費するので,冬がどうなるかぜひレポートをお願いします。

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