「買うべきではない車」新型10モデル、今年も複数調査から決定(2017/03/11)
記事では、アメリカで発売された2017年モデルの試験運転・様々なデータから、今年「買わない方が良い最新モデル」を発表しているそうですが、その中に、三菱のアイミーブ(i-MiEV)が入っていました。

電気自動車『i-MiEV(アイ・ミーブ)』を一部改良して発売(2016/12/21)にあるように、マイナーチェンジは12月21日(水)から販売されましたから、「最新モデル」はこの車が対象かもしれません。しかし、日本の三菱の営業所にすら試乗車がない状態で、アメリカへ輸出された車で試運転されていたとしたら、「買わない方が良い」と書かれるよりも、そこがまず驚きです。 また、日本で毎月10台ほどしか販売されていない車もテストしているとしたら、その努力に頭が下がります。このことを良いように取るとすれば、良い意味で注目されている車というふうに考えることもできなくはないでしょう。

最新型アイ・ミーブはどこに置いてるの?(追記あり) 170222(2017/02/22)

原文の経済誌「Forbes」には書いているのでしょうが、上のページには「買わない方が良い」理由は書かれていません。
推測するに、次期リーフTesla(テスラ)『モデル 3』が、一充電の航続距離200マイル以上(JC08モードで400km以上)をうたい、それが標準になろうという中で、JC08モードで172 kmでは、車社会のアメリカで将来性がないということでしょう。また、内装・パドル式回生ブレーキ・充電中エアコンなどを改良・装備したとはいえ、一番重要なバッテリーはそのままですから、「今」は買わない方が良いということかもしれません。
しかし、次期リーフモデル 3の航続距離はi-MiEVの約2倍ですが、予想される車両価格も約2倍です。航続距離は2倍でも価格が1.5倍なら、次期リーフモデル 3を買ったほうが良いでしょうが、距離と価格が比例しているなら、負け惜しみですがi-MiEVも狭い日本ではそれなりの価値があると言えるかもしれません。

最初に書いたように、小さな車にもかかわらず良い意味で注目されているとすれば、少なくとも価格据え置きでバッテリー容量を増やし距離を延ばしたグレードや、バッテリー容量はそのままで価格を下げたグレードを出せば、「買った方が良い車」になる可能性はあると思います。