リンク: グリーンシフトリフォーム第2弾、セキスイファミエス20周年記念商品! 『V to Heim(ヴイ・トゥ・ハイム)リフォーム』を新発売.(2016/06/23)

積水化学工業は、太陽光発電システムと電気自動車及びプラグインハイブリッド車の電池とを結びつけ、コンサルティング型 HEMS「スマートハイム・ナビ」が電力連携する『V to Heim リフォーム』を発売するとしています。

太陽光発電システムと定置型リチウムイオン蓄電池を結びつけるシステムはありますが、電池容量は小さく価格も高くなっています。自動車メーカーのテスラは、家庭用蓄電池「パワーウォール(Powerwall)」で、日産はリーフの使用済みバッテリーを再活用した「xStorage」で「安さ」を武器に売り込みを図ろうとしていますが、電気自動車をそのまま使う「V2H」(Vehicle to Home)システムは、電気自動車を所有していれば、自給自足のシステムをそのままで安く手に入れることができ、電気自動車の付加価値を向上させることができます。 

再生可能エネルギー固定買取制度(FIT)適用期間の終了も視野に入れた戦略のようですが、売電よりも電気自動車に蓄えたほうが有効活用できるとなれば、その時期には電気自動車が見直されるきっかけになるかもしれません。 


今年の夏は、例年になく暑い夏になりそうだと言われていますが、原子力発電はそのほとんどが停止しているにもかかわらず、なぜか「節電」の話が聞こえてきません。不思議に思っていたところ、その答えは以下の記事にありました。

リンク: 「節電なし」初の夏が来る 窮地を救う省・再・新  :日本経済新聞.(2016/06/28)

「節電」の話が聞こえてこない理由のキーワードは「省」「再」「新」の3つだそうで、「省」は省エネルギー、「再」は再生可能エネルギー、「新」は電力の全面自由化で増えた新電力だそうです。詳しくは記事を読んでいただくとして、電気自動車は走りそのものが省エネルギーですし、上記のように再生可能エネルギーを蓄えることに役立ちますし、その蓄えた電気を逆流させる「V2H」は記事でいう新電力のようなものですから、電気自動車はまさに「節電」に役立ち、大げさかもしれませんが、日本のエネルギー問題を解決する道具と言えるかもしれません。

8) 「節電」中に「電気」を自動車に使っている(電気代がかかる)

10)EVの普及がすすめば原発が必要になる