リンク: 「EV、自動車燃料税並みの課税を」-石連、税制改正で要望(3面)-電気新聞-.(2016/06/24)

石油連盟の会長が、2017年度税制改正に対する要望の中で、ガソリン車には燃料課税されているため、電気自動車や天然ガス自動車の燃料にも自動車並みの課税を求めたと載っていました。

想定としては、街中の充電器で充電する場合、その料金に「電気自動車電気税」を上乗せするということでしょう。

しかし、現在は1分間5円で10分間なら50円というふうに充電時間によって課金されており、そこに例えば1分1円の税金分を上乗せするということは難しいことです。なぜなら、充電器によってその出力が違うからで、50kWの急速充電器と比較的多くある20kW・30kWの急速充電器とでは、倍ほども充電時間が違ってきます。同じ量の電気を充電するのに、機器によって税額が変わっては公平性に欠けるでしょう。

また、電気自動車に搭載されている電池の性能や充電時の気温によっても充電時間は変化しますし、宿泊先などでの「普通充電」なら何時間もかかる場合がありますから、課税するとなると今の時間課金から、1kWh30円というような充電量課金に移行せざるを得ないでしょう。ですから課税するとなれば、充電量に応じて、例えば1kWh1円の税金分を上乗せするということになるのではないでしょうか。

ところで、ガソリンは自宅で給油することができませんから課税しやすいでしょうが、電気自動車の場合は、自宅でも充電することができますから、その場合の課税はどうするのでしょう。

すでに電気代には「電源開発促進税」と「消費税」が課税されていますが、車検証から把握した電気自動車所有者には、そこに「電気自動車電気税」を加えるのでしょうか。

しかし、自宅で充電する場合、個別に電気自動車へ充電した電力量分を把握するためには、充電コンセントに一つひとつ電力計を付けなければならず実現は難しいでしょう。ですから、自宅での充電では「電気自動車電気税」はかからず、外での充電時にのみ「電気自動車電気税」がかかるという二種類の料金になるかもしれません。

いずれにせよ、「電気自動車電気税」がかかるまでには紆余曲折がありそうです。

ちなみに、「燃料電池車」は記事の中に書いていなかったですが、電気自動車の電気にも課税されるようになったら、いずれ水素にも課税されるでしょう。