リンク: 電気自動車普及の決め手は「陸上フェリー」? (2ページ目):日経ビジネスオンライン.(2015/12/28)

電気自動車の「短所」と言われる一充電における航続距離を延ばす方法として、取り上げられることの多いバッテリーの交換について触れた記事です。

筆者は1999年頃、この方法を考えついたそうですが、その頃の鉛蓄電池は、電圧が12Vおよび24Vに統一されていて、サイズも似通っていたからこそ可能性もありました。しかし、今のリチウムイオン電池は、電圧もサイズもバラバラですから難しいでしょう。

また、 電気自動車ニュース: ごみ焼却電力と電気自動車.(2015/02/11)に書いたように、バッテリー性能の進化と自動運転やデザインなど電気自動車の進化が同期できるかに課題があるでしょう。また、『ゴミ収集車』や『バス』等のように電気自動車化する車種が1つで車体構造に大きな変化がなければ、そのハードルは低いかもしれません。

リンク: 【ホンダ・ヤマハ 二輪トップ対談 後編】EVバイク、日本での普及へ「バッテリーに乾電池のような規格を」 | レスポンス.(2015/12/29)

これは、自動車での話ではないですが、テスラが採用している汎用性のある円筒形電池の例のように、規格を統一した着脱可能なバッテリーを作って電池の製造コストを下げ、電気バイクを普及させようという話です。

しかし、以下のブログにあるようにバッテリー規格の統一は、様々な問題を抱えています。

リンク: 電気自動車のバッテリー | EVsmartブログ.(2015/12/29)

  1. バッテリーの重さ(交換手順が複雑に)
  2. 保管時の充電容量(100パーセントで渡すようにするとバッテリー寿命低下)
  3. バッテリーの統一=同じ性能(メーカーによる性能差がなくなる)

その他にも以前に以下のようなニュースがありました。

ベタープレイス バッテリー交換式EVの研究開発プロジェクトを結成(2011/03/10)

バッテリー交換方式のEV破綻を考察(2013/06/05)

テスラのバッテリー交換システム(2013/06/22)