リンク: 船橋市:電気自動車導入 下水処理排水で発電し充電 /千葉 - 毎日新聞.

船橋市は、下水処理場の排水を利用した小型発電でおこされた電気で走る電気自動車を導入したと掲載しています。1時間あたり約3キロワットの発電量がある発電機の電気で充電するそうです。

気になったのは購入されたという電気自動車の車種で、記事には以下のようにありました。

 市は約300万円で軽バン型の電気自動車1台を購入。主に職員が他の下水処理場や市役所などへ移動する際に使う。1 回14時間の充電で約150キロ走行

「軽バン型の電気自動車」といえば、三菱のMINICAB-MiEVしかありませんが、それは「300万円」もしません。一番高いグレードのCD16.0kWhでも2,450,520円です。さらに地方公共団体でも「クリーンエネルギー自動車導入促進対策費補助金」は申請できるはずですから、「上限530,000円」の分を差し引くことができます。

コンセントなど付帯工事費を入れての購入価格設定でしょうか。

しかも1回の充電が14時間であれば、100Vの普通充電で総電力量10.5kWhのCD10.5kWh取扱説明書 充電(5-2)》になりますが、CD10.5kWh満充電JC08モードで100キロしか走行しません。記事にあるように150キロだとすれば、総電力量16kWhのCD16.0kWhで、100Vの普通充電では約21時間かかってしまいます。

船橋市から記者に渡された資料が間違っていたか、記者が記事にするときに2つのグレードをごっちゃにして書いてしまったかのどちらかでしょう。

(コメントをいただきました。総電力量16kWhのCD16.0kWhを購入されたようです)