リンク: 和田憲一郎の電動化新時代!(15):充実する国内充電インフラ、「電動車両第2世代」投入の舞台は整った (1/5) - MONOist(モノイスト).

和田憲一郎氏は、充電インフラに関わる3つの企業・団体(日本充電サービス、チャデモ協議会、電動車両用電力供給システム協議会)で行った取材により、2016頃から投入される予定の「電動車両第2世代」の舞台が整いつつあるとしています。

その中で、日本充電サービス(NCS)は充電ネットワークサービス利用者数をあきらかにしており、三菱や日産などの自動車メーカーの会員カードが数万枚、海外メーカーなどのユーザーが数百枚とあります。

日本充電サービス(NCS)と連携する急速充電スタンドは、取材時で約3000基だそうです。チャデモ協議会発表による急速充電器の設置数5400基(2015年5月末)との差は、行政関連などで無料公開しているところや、最近一部の日産店舗で始まったNCS接続がまだできていない店などが含まれていないからでしょう。

日本充電サービス(NCS)充電スポット一覧表(2015/05/22)(急速は2722基)

NCS 日本充電サービス 一部日産系でも利用可能に(2015/06/15)

大いに関心を寄せたところは、チャデモ協議会が最大出力規格を現在の50kWから100kWにまで引き上げることを検討しているというところです。

実施時期は1年以内にとのことですから、次期日産リーフが以下のように航続距離を延ばしてくるとの報道は、延ばすための電池を多く積んでも出力規格が引き上げられれば、充電時間が長くなることはないとの計算があるからかもしれません。

航続距離300キロ(2015/07/02)

1充電走行距離がガソリン車なみの次期リーフ(2015/06/23)

SAでの充電渋滞対策としては、「1基の急速充電器から3台の電動車両に同時に充電できるなど、トリプル式の充電方法なども検討」というところに注目しました。3台となると急速充電器周りの駐車スペース配置が問題になるでしょうが、同時に2台ならすぐにでもできそうです。

また、家庭に設置される普通充電器コンセントが「約43万4000台」出荷されているという数字にも興味を引かれました。出荷と設置は同じではないでしょうが、それに遠くない数が設置されている可能性はあります。以前、推測で以下のように約4万基という数字をあげましたが、実際にはもっと多いのが実態かもしれません。

2013年度、電気自動車(PHVも含む)の保有台数は約8万4928台のその5割が普通充電器を自宅や会社に設置しているとしたら、「家庭用充電器」だけで約4万基の普通充電器が日本中にあることに

「電気自動車って実際のところどうなの?」(2015/06/20)

リンク: 航続距離およそ300kmと噂されるフォルクスワーゲンの次世代EVバッテリーに勝ち目はあるか? - Autoblog 日本版.(2015/07/08)