リンク: 三菱自、岡崎で燃料電池車を試作 25年までの市販目指す:一面:中日新聞(CHUNICHI Web).
三菱自動車は、PHEVの技術を発展させたような燃料電池車(FCV)を試作し2025年の市販を目指していると伝えています。
燃料電池車の本格普及期は2025年とされていますが、この年はヨーロッパでの二酸化炭素排出量規制が一段と厳しくなり、エンジン車はもちろんハイブリッド車も脱落すると言われているそうですから、その辺りをにらんでの計画かもしれません。
三菱の規制に向けた戦略は、車体の大きいスポーツタイプ多目的車(SUV)はPHEVか燃料電池車で、小型車は軽EVから派生させたEVというものかもしれません。燃料電池車は、将来に向けて選択肢を広げておくという側面があるのではないでしょうか。
三菱と日産が共同開発している軽EVは、2017年発売の予定だそうですが、カリフォルニア州のZEV規制(ゼロ・エミッション・ビークル)強化は2018年からです。発売日からも規制への対応車であることが考えられます。
舘内 端著「トヨタの危機」(宝島社)に、カリフォルニア州やヨーロッパの「排出量規制」について詳しく書いてあります。
コメント
コメント一覧 (4)
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ここには「全国での受注台数は既に1000台規模」とありました。
それにしてもさすがトヨタです。
「生産体制が限られることから国内の年間販売目標を400台に絞っている」とありました。
インフラがないのにみんなどうやって使う気なのでしょうか不思議でなりません。EVが300キロ走って充電時間が15分位ならFCVに勝てると思います。SCiB25kwh位を積んだ電気自動車の発売を望みます。
(Webマスター:そんなに注文があるのですか。さすがトヨタですね。営業力が違う。
現在の水素スタンドは20箇所ほどでしょうか。2015年には100箇所作る計画のようですが、急速充電器の建設コストとは一桁違いますから、思うようには行かないでしょうね。
EVでは、インフラが整っていないから売れないのだと言われながら、FCVではインフラがなくても需要があるということは、FCVにそれだけ魅力があるということでしょうか。試乗もしていないけれど。
SCiB 10.5kWhを積んだアイミーブ Mグレードで15分ぐらいですから、25kWhで15分は難しいかもしれませんね。私も発売を待ち望んでいますが。)
三菱や日産は水素インフラがある程度整った頃にFCVに参入すれば良いのですから・・・
まぁしかし・・・特に国内を考えれば、FCVが今のEV並の普及レベル(例えば10万台)に達するだけでも相当年が掛かるのは間違い無く、その間にも今建てた水素スタンドがあまり使われないうちに償却していくので、その費用負担が大変だろうなぁと思います。
1kg=1,000~1,100円という水素価格も現状では無理がありそうなので、どこかで破綻しないことを見守りたいと思います。
(Webマスター:コメントありがとうございます。
舘内 端さんは、本の中でトヨタがインフラ整備に乗り出すしかないかとも書いておられますが、とりあえず2018年には間に合わないでしょうね。
EV研究の積み重ねはあるのでしょうが、EVはあくまでも出さないトヨタは、FCV を国内にはまわさずにカリフォルニア州へ優先して輸出するでしょうから、ますます国内の普及は難しいでしょう。
私は、再生可能エネルギーを蓄積するための「水素」は有望だと思うので、水素の将来性はあると思うのですが、今はナイトタイム1kWh 11円で充電をしながら見守りたいと思います)
電気で300キロ、電気がなくなったら水素で500キロあわせて800キロなんて感じ?
ところで水素は何処で充填するのでしょうか。
(Webマスター:電池開発のニュースを見ていると近い将来、EVは300キロが普通になるでしょうね。そこで、やがては普段使いはEVで、長距離はPHEVでという流れになるのではと思います。
日本では、水素スタンドを作る話が出てきていますが、2025年頃にヨーロッパに現在何億円もする水素スタンドができているかはそうとう怪しいです。環境のために、地球温暖化阻止のためになら作ってしまうのがヨーロッパ文化かもしれませんが。
カリフォルニア州の規制が強化される2018年までにいくつもの水素スタンドは難しいでしょう。ハイブリッド車と燃料電池車しか持たないトヨタの生き残り戦略がどのようなものになっていくか、注視していきたいと思います)
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