リンク: 中日新聞:給油不要、EV軽トラ 農家向けに豊田の会社が改造:愛知(CHUNICHI Web).

愛知県豊田市の「新明工業」が、ガソリンスタンドが減少している山間部での需要を見越して軽トラックをEVに改造する試みを進めていると伝えています。

山間部といわず軽トラは田舎の必需品です。複数台の自動車を所有している兼業農家には必ず1台は軽トラがあります。ですから、維持コストが安いEV軽トラへの需要は確実にありますが、需要を掘り起こせるとすれば、改造費がどれだけでおさまるかにかかっているでしょう。

田舎は高齢化も同時に進んでいますから、いくら維持コストが安いといっても、初期の導入費用が高ければ、その回収に時間をかける余裕は高齢者にはありません。三菱自動車が発売した軽トラEVが売れていない(2013年度1年間で181台)のもガソリントラックは約80万円から売られているのに対して、国の補助金を差し引いても約160万円(191万円-31万円)というその価格の高さにあるでしょう。MINICAB-MiEV TRUCK

新明工業は改造費を五十万円に抑えることを目標に掲げているそうですが、新車が80万円で手に入る中、ぎりぎりまで削減しないと、売り上げを伸ばすことは難しいのではないかと思います。